83 / 119
第二章
(幕間)ミレーネの誕生日③
しおりを挟む
ミレーネの様子を窺っていたレオナルドは気に入らなかっただろうかと不安になり、若干慌てながら言葉を続けた。
「拍子抜けだったらごめん。何がいいかってすごく考えたんだけど、中々これって思えるものがなくて、そんな中でその手巾を見つけてさ。もしかしたら他の人――例えば父上とかからも手巾を貰うかもしれないけど…、そっちの方がミレーネの好みかもしれないけど……、手巾なら何枚あっても大丈夫かなと思って……」
「……拍子抜けだなんてとんでもございません。それに奥様とセレナリーゼ様からは確かにお祝いをいただきましたが、旦那様からは何もいただいておりません。なぜそのようなことを?」
仕えている家の者、つまりフェーリスとセレナリーゼからプレゼントをいただけたことの方が本来なら稀なことなのだ。加えてフォルステッドは男性。愛妻家の彼には無縁のことだが、異性の使用人にプレゼントなんて贈ったら変な勘ぐりをされかねない。これは常識的な考えだ。だからフォルステッドからのプレゼントがある前提で話したレオナルドがミレーネは不思議だった。
「え?あ、そ、そう?それなら、まあいいんだけど……?」
ミレーネがフォルステッドからのプレゼントを否定したことにレオナルドは内心驚愕していた。ゲームと違う、と。フォルステッドが助けなかったせいでミレーネの宝物までなくなってしまった。だが、ずっと黙ったままのステラは納得していた。自分の考えがまた一つ補強されたと。
「……レオナルド様はどうしてこの花の刺繡を選ばれたのかお聞きしてもよろしいですか?」
レオナルドの内心をよそに、そっと指先でブルースターをなぞりながらミレーネが尋ねる。レオナルドは全部知っていた、のだろうか。
「どうしてってほど理由はないんだ。ただ、一番惹かれたっていうか、可愛いなと思ったのと、ミレーネによく似合うと思って。もしかして嫌だったかな?」
「そんなことございません!あるはずがございません!!」
「そ、そう?」
まるで子供がいやいやをするように勢いよく首を横に振ったミレーネは、
「……レオナルド様はこの花をご存知ですか?」
暫し間をおいてさらに尋ねた。
「ん?ああ、ブルースターっていう花なんだってね。俺は花とか全然詳しくなくて知らなかったんだけど、それを手に取ったらさ、店員さんが色々教えてくれた」
「そう、ですか……」
ミレーネは呟くと再び刺繍に目を向ける。ショックだった訳ではない。ブルースターなんて知らないのが普通だろう。
「そのとき花言葉も教えてもらってさ。素敵だなって思ったのはもちろん、その花言葉もミレーネによく合ってると思ったんだ。ミレーネは知ってる?ブルースターの花言葉」
「っ、はい…、存じています」
「そっか。さすがミレーネだね。けどそれなら俺、ちょっと恥ずかしいこと言っちゃったかな」
レオナルドは自分の言葉に気恥ずかしさを覚えてしまったようだ。
だが、ミレーネはそれどころではない。
いくつもある手巾の中から、レオナルドは何も知らずにこれを選んだというのか。
これが私に似合うと思ってくれて?私の髪色に似た水色の花、そしてその花言葉も含めて。
ブルースター。星のように見える五枚の花弁をもつ可愛らしい花。
これは両親の形見である短剣の鞘にも細工が施されているミレーネの誕生花だ。それほど一般的ではない花。けれどミレーネにとっては特別な花。
花言葉は、幸福な愛・信じ合う心。
今はもう得られなくなってしまった両親からの愛……。
これまで鞘のブルースターを見る度に、その象徴のようなものだと思ってきた。
そこに青いバラまで刺繍されている。
花言葉は、夢が叶う。
母が大好きだった花だ。父との思い出の花だと嬉しそうに話してくれたのをミレーネは今でも憶えている。
(レオナルド様……、あなたという方は……)
……なんて心を揺さぶる組み合わせなのだろう。様々な感情が押し寄せ、心がどうしようもなく震える。
……もう一度、私は幸福な愛を得られるのだろうか。叶うのだろうか。
両親はもういないのに……?では、今の私が心を信じ合う、その、相手はいったい……?
そんなこと考える必要もなかった。年齢や身分の違いのような客観的な事実に意味はない。自分が誰を、何を望んでいるのかもう疑う余地がないほどわかってしまったから。
こんな素敵なものを贈ってくれたレオナルドをミレーネは見つめた。その目は今にもこぼれ落ちそうなほど潤んでいる。
「っ!?ミレーネ?どうした!?」
それに驚いたのはレオナルドだ。目を見開き立ち上がりかける。
「い、いえ何でもございません。あ、その私お礼も言わず大変な失礼を。申し訳ございませんでした。このような素敵な品をくださり誠にありがとうございますレオナルド様。……生涯、大切に致します」
手巾を大切そうに、本当に大切そうに優しく胸元に抱きしめながらミレーネは頭を下げた。
「そ、そう?ははっ、大げさだなぁミレーネは。ただの手巾だよ?気楽に使ってくれたらいいから。でも気に入ってくれたならよかった」
自分が真剣に選んだプレゼントだ。気に入ってもらえたならやはり嬉しい。レオナルドはようやく身体に入っていた無駄な力が抜けるのだった。
ちなみに、ミレーネを助け出した際、確かにレオナルドはミレーネの形見である短剣と鞘を目にしてはいるのだが、あのときはミレーネのことで頭がいっぱいだったためその細工にまで気が回っていなかった。
だから、自分がミレーネの誕生日プレゼントに選んだものの意味に未だ気づいていない。
その後も紅茶を飲みながら、お喋りだけでこの日の特訓時間は過ぎていった。その際に、特訓のことをセレナリーゼに話すことになり、一緒にしたいと言われていることがミレーネからレオナルドに伝えられた。内緒にするということだったのでミレーネはすごく申し訳なさそうだ。いや、レオナルドの見当違いでなければ残念そうにも見える。
とはいえ、セレナリーゼから頼まれてレオナルドに断るという選択肢はない。セレナリーゼも色々な魔法が使えるようになった方がいいのも事実だ。だから、レオナルドはセレナリーゼも特訓に参加してもらうことにした。ただし、明確な理由はないのだが、精霊術についてはまだ黙っていることにし、特訓中は使わないことをミレーネに話した。もしもミレーネが精霊術を見たいときには朝でも夜でもいつでもいいから言ってほしいとも。
それがよかったのかはわからないが、ミレーネが微笑みを浮かべてくれたのがレオナルドには印象的だった。
レオナルドの部屋を退出後、ミレーネはセレナリーゼの元へと向かった。
理由はセレナリーゼとの約束を果たすため。自覚した自分の気持ちを伝えるためだ。
それともう一つ。セレナリーゼに許してほしいことがあったから。
ただ実際にこんな話をすればいったいどんな反応をされてしまうだろう。セレナリーゼからすれば随分と失礼な話だ。いくら優しい彼女でもそんなことは許さないと怒るだろうか。
それでも―――。
(私の仕えるべきお方はセレナリーゼ様。それは変わらない。けれど、願わくば、私の心だけは生涯レオナルド様に捧げさせていただきたい……)
そうして不安を抱えながらも正直に気持ちを伝えた結果、セレナリーゼは怒るどころか嬉しそうに二つ返事で了承した。自分も同じだからよくわかると。それから二人は、同じ人に想いを寄せる者同士、年齢も立場も超えて今後について話すのだった。
「拍子抜けだったらごめん。何がいいかってすごく考えたんだけど、中々これって思えるものがなくて、そんな中でその手巾を見つけてさ。もしかしたら他の人――例えば父上とかからも手巾を貰うかもしれないけど…、そっちの方がミレーネの好みかもしれないけど……、手巾なら何枚あっても大丈夫かなと思って……」
「……拍子抜けだなんてとんでもございません。それに奥様とセレナリーゼ様からは確かにお祝いをいただきましたが、旦那様からは何もいただいておりません。なぜそのようなことを?」
仕えている家の者、つまりフェーリスとセレナリーゼからプレゼントをいただけたことの方が本来なら稀なことなのだ。加えてフォルステッドは男性。愛妻家の彼には無縁のことだが、異性の使用人にプレゼントなんて贈ったら変な勘ぐりをされかねない。これは常識的な考えだ。だからフォルステッドからのプレゼントがある前提で話したレオナルドがミレーネは不思議だった。
「え?あ、そ、そう?それなら、まあいいんだけど……?」
ミレーネがフォルステッドからのプレゼントを否定したことにレオナルドは内心驚愕していた。ゲームと違う、と。フォルステッドが助けなかったせいでミレーネの宝物までなくなってしまった。だが、ずっと黙ったままのステラは納得していた。自分の考えがまた一つ補強されたと。
「……レオナルド様はどうしてこの花の刺繡を選ばれたのかお聞きしてもよろしいですか?」
レオナルドの内心をよそに、そっと指先でブルースターをなぞりながらミレーネが尋ねる。レオナルドは全部知っていた、のだろうか。
「どうしてってほど理由はないんだ。ただ、一番惹かれたっていうか、可愛いなと思ったのと、ミレーネによく似合うと思って。もしかして嫌だったかな?」
「そんなことございません!あるはずがございません!!」
「そ、そう?」
まるで子供がいやいやをするように勢いよく首を横に振ったミレーネは、
「……レオナルド様はこの花をご存知ですか?」
暫し間をおいてさらに尋ねた。
「ん?ああ、ブルースターっていう花なんだってね。俺は花とか全然詳しくなくて知らなかったんだけど、それを手に取ったらさ、店員さんが色々教えてくれた」
「そう、ですか……」
ミレーネは呟くと再び刺繍に目を向ける。ショックだった訳ではない。ブルースターなんて知らないのが普通だろう。
「そのとき花言葉も教えてもらってさ。素敵だなって思ったのはもちろん、その花言葉もミレーネによく合ってると思ったんだ。ミレーネは知ってる?ブルースターの花言葉」
「っ、はい…、存じています」
「そっか。さすがミレーネだね。けどそれなら俺、ちょっと恥ずかしいこと言っちゃったかな」
レオナルドは自分の言葉に気恥ずかしさを覚えてしまったようだ。
だが、ミレーネはそれどころではない。
いくつもある手巾の中から、レオナルドは何も知らずにこれを選んだというのか。
これが私に似合うと思ってくれて?私の髪色に似た水色の花、そしてその花言葉も含めて。
ブルースター。星のように見える五枚の花弁をもつ可愛らしい花。
これは両親の形見である短剣の鞘にも細工が施されているミレーネの誕生花だ。それほど一般的ではない花。けれどミレーネにとっては特別な花。
花言葉は、幸福な愛・信じ合う心。
今はもう得られなくなってしまった両親からの愛……。
これまで鞘のブルースターを見る度に、その象徴のようなものだと思ってきた。
そこに青いバラまで刺繍されている。
花言葉は、夢が叶う。
母が大好きだった花だ。父との思い出の花だと嬉しそうに話してくれたのをミレーネは今でも憶えている。
(レオナルド様……、あなたという方は……)
……なんて心を揺さぶる組み合わせなのだろう。様々な感情が押し寄せ、心がどうしようもなく震える。
……もう一度、私は幸福な愛を得られるのだろうか。叶うのだろうか。
両親はもういないのに……?では、今の私が心を信じ合う、その、相手はいったい……?
そんなこと考える必要もなかった。年齢や身分の違いのような客観的な事実に意味はない。自分が誰を、何を望んでいるのかもう疑う余地がないほどわかってしまったから。
こんな素敵なものを贈ってくれたレオナルドをミレーネは見つめた。その目は今にもこぼれ落ちそうなほど潤んでいる。
「っ!?ミレーネ?どうした!?」
それに驚いたのはレオナルドだ。目を見開き立ち上がりかける。
「い、いえ何でもございません。あ、その私お礼も言わず大変な失礼を。申し訳ございませんでした。このような素敵な品をくださり誠にありがとうございますレオナルド様。……生涯、大切に致します」
手巾を大切そうに、本当に大切そうに優しく胸元に抱きしめながらミレーネは頭を下げた。
「そ、そう?ははっ、大げさだなぁミレーネは。ただの手巾だよ?気楽に使ってくれたらいいから。でも気に入ってくれたならよかった」
自分が真剣に選んだプレゼントだ。気に入ってもらえたならやはり嬉しい。レオナルドはようやく身体に入っていた無駄な力が抜けるのだった。
ちなみに、ミレーネを助け出した際、確かにレオナルドはミレーネの形見である短剣と鞘を目にしてはいるのだが、あのときはミレーネのことで頭がいっぱいだったためその細工にまで気が回っていなかった。
だから、自分がミレーネの誕生日プレゼントに選んだものの意味に未だ気づいていない。
その後も紅茶を飲みながら、お喋りだけでこの日の特訓時間は過ぎていった。その際に、特訓のことをセレナリーゼに話すことになり、一緒にしたいと言われていることがミレーネからレオナルドに伝えられた。内緒にするということだったのでミレーネはすごく申し訳なさそうだ。いや、レオナルドの見当違いでなければ残念そうにも見える。
とはいえ、セレナリーゼから頼まれてレオナルドに断るという選択肢はない。セレナリーゼも色々な魔法が使えるようになった方がいいのも事実だ。だから、レオナルドはセレナリーゼも特訓に参加してもらうことにした。ただし、明確な理由はないのだが、精霊術についてはまだ黙っていることにし、特訓中は使わないことをミレーネに話した。もしもミレーネが精霊術を見たいときには朝でも夜でもいつでもいいから言ってほしいとも。
それがよかったのかはわからないが、ミレーネが微笑みを浮かべてくれたのがレオナルドには印象的だった。
レオナルドの部屋を退出後、ミレーネはセレナリーゼの元へと向かった。
理由はセレナリーゼとの約束を果たすため。自覚した自分の気持ちを伝えるためだ。
それともう一つ。セレナリーゼに許してほしいことがあったから。
ただ実際にこんな話をすればいったいどんな反応をされてしまうだろう。セレナリーゼからすれば随分と失礼な話だ。いくら優しい彼女でもそんなことは許さないと怒るだろうか。
それでも―――。
(私の仕えるべきお方はセレナリーゼ様。それは変わらない。けれど、願わくば、私の心だけは生涯レオナルド様に捧げさせていただきたい……)
そうして不安を抱えながらも正直に気持ちを伝えた結果、セレナリーゼは怒るどころか嬉しそうに二つ返事で了承した。自分も同じだからよくわかると。それから二人は、同じ人に想いを寄せる者同士、年齢も立場も超えて今後について話すのだった。
239
あなたにおすすめの小説
悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!
気づいたら美少女ゲーの悪役令息に転生していたのでサブヒロインを救うのに人生を賭けることにした
高坂ナツキ
ファンタジー
衝撃を受けた途端、俺は美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生していた!?
これは、自分が制作にかかわっていた美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生した主人公が、報われないサブヒロインを救うために人生を賭ける話。
日常あり、恋愛あり、ダンジョンあり、戦闘あり、料理ありの何でもありの話となっています。
伯爵令息は後味の悪いハッピーエンドを回避したい
えながゆうき
ファンタジー
停戦中の隣国の暗殺者に殺されそうになったフェルナンド・ガジェゴス伯爵令息は、目を覚ますと同時に、前世の記憶の一部を取り戻した。
どうやらこの世界は前世で妹がやっていた恋愛ゲームの世界であり、自分がその中の攻略対象であることを思い出したフェルナンド。
だがしかし、同時にフェルナンドがヒロインとハッピーエンドを迎えると、クーデターエンドを迎えることも思い出した。
もしクーデターが起これば、停戦中の隣国が再び侵攻してくることは間違いない。そうなれば、祖国は簡単に蹂躙されてしまうだろう。
後味の悪いハッピーエンドを回避するため、フェルナンドの戦いが今始まる!
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚
熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。
しかし職業は最強!?
自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!?
ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる