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第三章
馬車での短い旅路
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御者席に座り、オルミナス王国の王都オルス目指して馬車を走らせ始めたレオナルドだったが、現在困惑の極致にいた。
御者役を買って出たのは自分だ。意識のない教会騎士とフレイだけを置いていくことなんてできなかったのだから、そのことに後悔はない。
ただ出発前、馬車の運転だけしていればいいと思っていた自分を考えが甘いと叱ってやりたい気分だった。
それはなぜか――――。
レオナルドはチラリと横を見る。
そう、レオナルドとしてはてっきりキャビンの中、女性騎士の隣にでも座ると思っていたフレイが御者席、つまり自分の横に座ると言ってきたのだ。
確かに二人並んで座れなくはないが、フレイがそんなことを言いだすなんて想像できる人はいるだろうか。
慌てたレオナルドは危ないからとか色々と理由をつけて断ろうとしたのだが、レオナルドの隣が一番安全だと返され押し切られてしまった。
そうして、それほど広くはないスペースで、かなり近い距離にいるフレイに対し、何とも落ち着かないレオナルドは出発して間もないが、もう一度キャビンの中へ入ることを提案しようとした。
「あのフレイさ―――」
「私こちらに座ったのは初めてですけれど、風を直接感じられてすごく気持ちいいですわ」
だが、レオナルドの言葉と重なるタイミングで、出発してからずっとニコニコしているフレイが髪を手で押さえながらレオナルドを見つめて言った。
「……それはよかったです。オルスまでそれほど長くないですけど、存分に楽しんでください」
フレイが嬉しそうに言うものだから、楽しんでもらえているのならもういいやとレオナルドは今度こそ完全に諦めた。それに言った通り、馬車の進みはゆっくりだが、それほど距離がある訳ではないので短い時間のことだ。
「ありがとうございますわ。レオナルド様は馬の扱いがとてもお上手ですけれど、よく乗られているのですか?」
「そんなことないですよ。祖父から教わったんです。帰省したときに遠乗りするくらいですけど、俺はそのときの風を切る感じが好きで」
「それはとても気持ちがよさそうですわね。私も乗ってみたいですわ」
「すごい爽快感ですよ。一人で乗れるようになるまでには少し練習が必要だと思いますけど……、誰かの後ろに乗せてもらうって方法もありますし、機会があったらぜひ」
「ふふっ、本当にお好きなのですね。それでは私はその機会を楽しみにしておりますわ」
「ええ」
フレイと話しながらレオナルドは不思議な気持ちになっていた。それが何かはわからないが、この頃になるとどうしてかそわそわした気持ちは落ち着いていた。
それから少しだけ間が空いたが、
「レオナルド様はオルスにはよく行かれるのですか?」
フレイがレオナルドに尋ねた。
「いえ、初めてですよ。オルミナス王国が建国されて今どれくらい国が安定しているのかなって思いまして。王都の様子を見てみたかったんです」
「国の安定をお気になさっているのですか?」
「ええ、まあ。恥ずかしながら自分の目標というか、夢のために、この国には安定していてほしいなと」
「夢、ですか?」
フレイは小首を傾げながらレオナルドを見つめた。その視線に気づいたレオナルドは苦笑を浮かべる。
「笑わないでくださいね?実は俺、将来は何の憂いもなく、のんびりした田舎生活が送りたいんですよ。しょぼい夢だってことはわかってるんですけど、本気で」
自分でしょぼいと言っているが、レオナルドの目は真剣だった。
『絶対に死んでしまう運命を覆すというとんでもない条件が抜けると確かにぱっとしない夢ですね。レオの夢が、実現するのにどれだけ大変なものか教えてやったらいいんじゃないですか?』
(そんなこと言える訳ないだろ?頭がおかしいと思われるのがオチだ。それに何度も言っているけど、それを知っているのは俺とステラだけでいい。俺達で乗り越えよう)
『……レオがそれでいいなら私は構いませんが』
レオナルドの夢を聞いたフレイは一瞬驚いたような表情をした後、優しく微笑んだ。
「……笑ったりなんてしませんわ。とても素敵な夢だと思います」
「ありがとうございます……」
素敵なんて言われたレオナルドは少しだけ照れてしまう。
「私も子供達と大好きな歌を歌って過ごしていた穏やかな日々が本当に好きでしたから」
フレイは、教会が運営している孤児院の子供達と楽しく過ごしていた日々を思い出していた。
「フレイさんは歌がお好きなんですね。子供達と皆で歌うっていうのは何だか賑やかで楽しそうです。けど、今は歌えていないんですか?」
レオナルドはそういえばゲームのキャラクタープロフィールに歌が好きと書いてあったなと思い出していた。
「いえ、私は今教会の活動で様々な土地に伺わせていただいておりまして、そこで時々歌うことがありますわ。護衛としていつも一緒にいてくださるシェリルの発案なんです」
「なるほど」
「今回も私達はオルミナス王国への慰問ということで、様々な都市を巡ってきまして、後はオルスに戻り自国に帰る予定でした。それが最後にこんなことになってしまいましたが……」
フレイの表情が愁いを帯びたものになる。
「そうだったんですね……。必ずフレイさん達をオルスに無事お送りしますのでそこは安心してください」
「ありがとうございますわ、黒の剣士様」
フレイはレオナルドに気を遣わせてしまったと思ったのか、抱いた悲しみを振り払うようにくすりと小さく笑いながらレオナルドをそう呼んだ。
「く、黒の剣士?」
レオナルドは思わず変な声が出てしまった。何だろうかその背中がむず痒くなるような呼び名は。フレイはいきなり何を言い出すのか。
「はい。剣も外套も黒ですから。レオナルド様は黒色がお好きなのですか?」
フレイが理由を言ったことでなぜ急に黒の剣士なんて言葉が出てきたのかがわかった。
「特にそういう訳ではないですね。色はたまたまなんです。……これらはどちらも俺にとってとても大切なもので」
レオナルドは感慨深げに柔らかな表情になった。
もう数年前になるが、ステラと出会った日のこと、ブラックワイバーンと戦った日のことはレオナルドの中で未だ色褪せることはない。ちなみに、ブラックワイバーンの皮で作られた外套は先日、ようやくレオナルドの霊力が完全に馴染み、今日が初めて着た日だったりする。
「そうなのですね」
レオナルドの表情から何かを感じたのか、フレイも優しい笑みを浮かべた。
その後も二人は互いのことをずっと話しており、短い時間とは思えないほど親しくなっていた。そして遠くに小さく王都オルスの外壁が見えてきて、この短い馬車の旅ももうすぐ終わるという頃。
「もうすぐオルスに着きますわね」
「そうですね」
「今さらですが、ぜひ私のことはフレイと呼んでくださいな。口調も砕けたものですと嬉しいですわ」
「わかったよ、フレイ。それなら俺のことも様付けはやめてくれないかな?レオナルドでも、親しい人からはレオって呼ばれるからレオでも」
「わかりましたわ、レオ。ふふっ、私、レオとはいずれまた出会える気がするんです」
フレイの言葉にレオナルドは目を見開いた。ゲーム通りなら会うことは間違いないからだ。だがすぐに笑みに戻る。
「…俺もそんな気がするよ」
それからさらに馬車を走らせていると、二人は前方から土煙を上げながら猛然と走ってくる一頭の馬に気づいた。
御者役を買って出たのは自分だ。意識のない教会騎士とフレイだけを置いていくことなんてできなかったのだから、そのことに後悔はない。
ただ出発前、馬車の運転だけしていればいいと思っていた自分を考えが甘いと叱ってやりたい気分だった。
それはなぜか――――。
レオナルドはチラリと横を見る。
そう、レオナルドとしてはてっきりキャビンの中、女性騎士の隣にでも座ると思っていたフレイが御者席、つまり自分の横に座ると言ってきたのだ。
確かに二人並んで座れなくはないが、フレイがそんなことを言いだすなんて想像できる人はいるだろうか。
慌てたレオナルドは危ないからとか色々と理由をつけて断ろうとしたのだが、レオナルドの隣が一番安全だと返され押し切られてしまった。
そうして、それほど広くはないスペースで、かなり近い距離にいるフレイに対し、何とも落ち着かないレオナルドは出発して間もないが、もう一度キャビンの中へ入ることを提案しようとした。
「あのフレイさ―――」
「私こちらに座ったのは初めてですけれど、風を直接感じられてすごく気持ちいいですわ」
だが、レオナルドの言葉と重なるタイミングで、出発してからずっとニコニコしているフレイが髪を手で押さえながらレオナルドを見つめて言った。
「……それはよかったです。オルスまでそれほど長くないですけど、存分に楽しんでください」
フレイが嬉しそうに言うものだから、楽しんでもらえているのならもういいやとレオナルドは今度こそ完全に諦めた。それに言った通り、馬車の進みはゆっくりだが、それほど距離がある訳ではないので短い時間のことだ。
「ありがとうございますわ。レオナルド様は馬の扱いがとてもお上手ですけれど、よく乗られているのですか?」
「そんなことないですよ。祖父から教わったんです。帰省したときに遠乗りするくらいですけど、俺はそのときの風を切る感じが好きで」
「それはとても気持ちがよさそうですわね。私も乗ってみたいですわ」
「すごい爽快感ですよ。一人で乗れるようになるまでには少し練習が必要だと思いますけど……、誰かの後ろに乗せてもらうって方法もありますし、機会があったらぜひ」
「ふふっ、本当にお好きなのですね。それでは私はその機会を楽しみにしておりますわ」
「ええ」
フレイと話しながらレオナルドは不思議な気持ちになっていた。それが何かはわからないが、この頃になるとどうしてかそわそわした気持ちは落ち着いていた。
それから少しだけ間が空いたが、
「レオナルド様はオルスにはよく行かれるのですか?」
フレイがレオナルドに尋ねた。
「いえ、初めてですよ。オルミナス王国が建国されて今どれくらい国が安定しているのかなって思いまして。王都の様子を見てみたかったんです」
「国の安定をお気になさっているのですか?」
「ええ、まあ。恥ずかしながら自分の目標というか、夢のために、この国には安定していてほしいなと」
「夢、ですか?」
フレイは小首を傾げながらレオナルドを見つめた。その視線に気づいたレオナルドは苦笑を浮かべる。
「笑わないでくださいね?実は俺、将来は何の憂いもなく、のんびりした田舎生活が送りたいんですよ。しょぼい夢だってことはわかってるんですけど、本気で」
自分でしょぼいと言っているが、レオナルドの目は真剣だった。
『絶対に死んでしまう運命を覆すというとんでもない条件が抜けると確かにぱっとしない夢ですね。レオの夢が、実現するのにどれだけ大変なものか教えてやったらいいんじゃないですか?』
(そんなこと言える訳ないだろ?頭がおかしいと思われるのがオチだ。それに何度も言っているけど、それを知っているのは俺とステラだけでいい。俺達で乗り越えよう)
『……レオがそれでいいなら私は構いませんが』
レオナルドの夢を聞いたフレイは一瞬驚いたような表情をした後、優しく微笑んだ。
「……笑ったりなんてしませんわ。とても素敵な夢だと思います」
「ありがとうございます……」
素敵なんて言われたレオナルドは少しだけ照れてしまう。
「私も子供達と大好きな歌を歌って過ごしていた穏やかな日々が本当に好きでしたから」
フレイは、教会が運営している孤児院の子供達と楽しく過ごしていた日々を思い出していた。
「フレイさんは歌がお好きなんですね。子供達と皆で歌うっていうのは何だか賑やかで楽しそうです。けど、今は歌えていないんですか?」
レオナルドはそういえばゲームのキャラクタープロフィールに歌が好きと書いてあったなと思い出していた。
「いえ、私は今教会の活動で様々な土地に伺わせていただいておりまして、そこで時々歌うことがありますわ。護衛としていつも一緒にいてくださるシェリルの発案なんです」
「なるほど」
「今回も私達はオルミナス王国への慰問ということで、様々な都市を巡ってきまして、後はオルスに戻り自国に帰る予定でした。それが最後にこんなことになってしまいましたが……」
フレイの表情が愁いを帯びたものになる。
「そうだったんですね……。必ずフレイさん達をオルスに無事お送りしますのでそこは安心してください」
「ありがとうございますわ、黒の剣士様」
フレイはレオナルドに気を遣わせてしまったと思ったのか、抱いた悲しみを振り払うようにくすりと小さく笑いながらレオナルドをそう呼んだ。
「く、黒の剣士?」
レオナルドは思わず変な声が出てしまった。何だろうかその背中がむず痒くなるような呼び名は。フレイはいきなり何を言い出すのか。
「はい。剣も外套も黒ですから。レオナルド様は黒色がお好きなのですか?」
フレイが理由を言ったことでなぜ急に黒の剣士なんて言葉が出てきたのかがわかった。
「特にそういう訳ではないですね。色はたまたまなんです。……これらはどちらも俺にとってとても大切なもので」
レオナルドは感慨深げに柔らかな表情になった。
もう数年前になるが、ステラと出会った日のこと、ブラックワイバーンと戦った日のことはレオナルドの中で未だ色褪せることはない。ちなみに、ブラックワイバーンの皮で作られた外套は先日、ようやくレオナルドの霊力が完全に馴染み、今日が初めて着た日だったりする。
「そうなのですね」
レオナルドの表情から何かを感じたのか、フレイも優しい笑みを浮かべた。
その後も二人は互いのことをずっと話しており、短い時間とは思えないほど親しくなっていた。そして遠くに小さく王都オルスの外壁が見えてきて、この短い馬車の旅ももうすぐ終わるという頃。
「もうすぐオルスに着きますわね」
「そうですね」
「今さらですが、ぜひ私のことはフレイと呼んでくださいな。口調も砕けたものですと嬉しいですわ」
「わかったよ、フレイ。それなら俺のことも様付けはやめてくれないかな?レオナルドでも、親しい人からはレオって呼ばれるからレオでも」
「わかりましたわ、レオ。ふふっ、私、レオとはいずれまた出会える気がするんです」
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