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より強くなるために
師匠でござる
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「おっ! 気がついたでござるな」
「……なんでアンタに膝枕されてるんだ」
リンが目を覚ますと、最初に目の前に映ったのはアヤカがこちらを上から覗き込む光景であった。
「リン殿 拙者との戦いで大体二時間ぐらい倒れてたのでござるよ」
「倒れ……っ!?」
起き上がり話そうとすると、立ちくらみと喉への激痛が走る。
「ゴホッ! ゴホッ!」
「ああ 無理はダメでござるよ 拙者手加減はしてなかったらでござるから」
「……俺はアンタに負けたんだよな」
「そうでござるよ まあどうやって負けたかというと……」
遡る事二時間前、ムラマサの刀を賭けたアヤカとの試合の時である。
「始めるでござるよ」
「……ああ」
互いに竹刀を構え、リンは間合いを取る。アヤカの強さがわからない以上、リンは無闇に攻め込めなかった。
(さあ……どう来る? )
一歩、たった一歩だった。
リンが前に少しだけ踏み込んだ瞬間、アヤカの鋭い一撃が目にも見えない速さで放たれた。
「グッ!?」
狙われたの首であった。
首を勢いよく突かれ、あまりの早さに対応できずに守りきる事ができなかった。
(息が……!)
当然身体はよろけ、こちらは無防備となる。
そして放たれた二撃目は頭部へと叩き込まれた。
「勝負ありでござるな」
それで終わりだった。リンの意識はそこで途切れている。
「アニキ!?」
「お~こりゃまた呆気なく」
「直ぐに手当てを……!」
「まあまあ ここは拙者に任せるでござるよ」
そう言ってリンを担ぐと、アヤカは何処かへと連れて行こうとする。
「ちょっと待て! アンタアニキを何処に連れて行こうとしてる!?」
「ん? 無論自分の家でござるよ?」
「家はコッチだろうが!」
明後日の方向に行こうとするアヤカに向かって、レイは声を荒げて止める。
「いやいや 『拙者の家』でござるよ」
「お前の……?」
「ここは爺様の家でござるからな 拙者の家はここの山を登ったところにあるのでござるよ」
「なんでワザワザお前の家に連れてくんだよ! ここで十分だろ!」
当たり前の疑問をぶつけるがアヤカは全く動じない。
そしてその疑問の答えは勝者への褒美だった。
「拙者が勝負に勝ったらリン殿は『何でも言うことを聞く』と約束したでござろう?」
「んじゃあアンタは……何が目的なんだよ?」
「そうね それを聞かなきゃこっちも納得しないわ」
レイに続きシオンも加わってアヤカを問い詰める。
答えによってはタダでは済まないといった雰囲気を醸し出すが、それにも動じず口を開いた。
「リン殿への要求 それは……」
「「それは……」」
「……『ヒミツ』でござるよ~」
そう言い残して、まるで忍者の如くリンを抱えたまま逃げた。
「まてコラァ!? 返しやがれ!」
「せめて理由を言いなさい!」
「大丈夫でござるよ! ちょっと借りるだがでござるから!」
「ちょっとって……どれぐらいのつもりなの!?」
「一日かもしれぬし一年かもしれぬでござるな~!」
「よし殺す 撃ち殺す すぐ殺す!」
遠く彼方へと既に逃げていたアヤカに向けて、レイは長銃を構える。
おそらく本気で殺しにかかるが、誰も止められた。
「ちょっ!? 流石にそれは危ないって!」
「はなせシオン! オレのアニキを取り戻す!」
「いやアナタのじゃないんだけど……」
「騒がしいぞ お主ら」
レイ達が揉めているとそれをムラマサが止めた。
「あの馬鹿の考えてる事だ 悪いようにはせん」
「でもアニキが……」
「場所がわかってるならいつでもいけるじゃろうが せめて理由を知ってからでも遅くはない そんなこともわからんほどの馬鹿ではなかろう」
「ううぅ……」
正論をぶつけられ言い返せないレイは、納得するしかなかった。
一歩引いた位置にいたムロウもアヤカの目的の方が気になっていた。
(さあて……アヤカの嬢ちゃんはどうするつもりなのかねぇ?)
ただの気まぐれで人を攫うような人物でない事を、ムロウは知っている。
一体どういうつもりなのか。ムロウは期待と不安に心躍らせていた。
「……っと! ここまでが前回までのあらすじよようなものでござる!」
「拉致じゃねえか」
呆気なくやられただけでなく、まさか誘拐されているとは流石のリンも思ってなかった。
「まあまあ別にとって食べたりするわけでなし 騒ぐほどのことではないでござろう」
「それは本人が決める事だろうが」
「さて 本題でござるよ」
リンの事を無視して話に強制的に戻される。
不満はあるが、一番気になっている事なので聞くしかなかった。
話している間になんとか立てるほどに回復し、アヤカの正面に向かい合うようにして、座ってアヤカの話しを聞いた。
「……で? アンタの要求はなんなんだ?」
「それは……」
「それは?」
とても難しそうな顔をするアヤカの話しを、リンは真剣に聞く。
そして、アヤカの口が開いた。
「……拙者に『弟子入り』するでござる!」
「……弟子?」
「そうでござる! そして拙者の事を『師匠』と呼んでもらうでござるよ!」
「……はあ」
なにを要求するのかと思ったら全く予想していなかった答えが返ってきた。
「お~と嫌とは言わせないでござるよ? 拙者に負けたのだから言うことは聞いてもらうでござる」
「まあ別にそれぐらいなら」
てっきり無理難題を出されるものとばかり予想していたのだが、それで済むのならとリンは安心した。
「それじゃあ俺はアンタに弟子入りしたってことで それじゃあこれで」
これで約束は果たし、後はレイ達と合流して次の行き先へ向かうだけだった。
「どこに行くでござる」
立ち上がり戸を開けようとした腕を、アヤカ掴まれ阻まれた。
「要件が済んだのなら俺は帰る 俺はアンタの弟子になった これでいいだろ」
「そんなカタチだけで済むと思ったでござるか? リン殿はここで『修行』をしてもらうでござる」
「……修行だと?」
「ハッキリ言ってこの先リン殿がまともに魔王軍と戦えるとは思えぬでござる だからここで暫く修行を積んで一人前に拙者が育てるでござるよ」
「断る そんな事をしてる時間は無い 賢者の石も無い 刀も貰えない ならここに長居する必要も無い」
アヤカの腕をふりほどこうとするが、全く解ける気配が無い。
(コイツ……なんて馬鹿力)
「解けぬでござろう? それが今の実力でござるよ」
リンはアヤカに腕を引っ張られ体勢を崩すと、肘を溝に肘を打ち込まれる。
そしてリンの身体は宙に浮き、そのまま地面に叩きつけられた。
「残念ながら拒否権はないのでござるよ 悔しければ強くなるのでござるな」
「……ぜってー師匠って呼んだやんねえー」
それがせめてもの反抗だった。
「……なんでアンタに膝枕されてるんだ」
リンが目を覚ますと、最初に目の前に映ったのはアヤカがこちらを上から覗き込む光景であった。
「リン殿 拙者との戦いで大体二時間ぐらい倒れてたのでござるよ」
「倒れ……っ!?」
起き上がり話そうとすると、立ちくらみと喉への激痛が走る。
「ゴホッ! ゴホッ!」
「ああ 無理はダメでござるよ 拙者手加減はしてなかったらでござるから」
「……俺はアンタに負けたんだよな」
「そうでござるよ まあどうやって負けたかというと……」
遡る事二時間前、ムラマサの刀を賭けたアヤカとの試合の時である。
「始めるでござるよ」
「……ああ」
互いに竹刀を構え、リンは間合いを取る。アヤカの強さがわからない以上、リンは無闇に攻め込めなかった。
(さあ……どう来る? )
一歩、たった一歩だった。
リンが前に少しだけ踏み込んだ瞬間、アヤカの鋭い一撃が目にも見えない速さで放たれた。
「グッ!?」
狙われたの首であった。
首を勢いよく突かれ、あまりの早さに対応できずに守りきる事ができなかった。
(息が……!)
当然身体はよろけ、こちらは無防備となる。
そして放たれた二撃目は頭部へと叩き込まれた。
「勝負ありでござるな」
それで終わりだった。リンの意識はそこで途切れている。
「アニキ!?」
「お~こりゃまた呆気なく」
「直ぐに手当てを……!」
「まあまあ ここは拙者に任せるでござるよ」
そう言ってリンを担ぐと、アヤカは何処かへと連れて行こうとする。
「ちょっと待て! アンタアニキを何処に連れて行こうとしてる!?」
「ん? 無論自分の家でござるよ?」
「家はコッチだろうが!」
明後日の方向に行こうとするアヤカに向かって、レイは声を荒げて止める。
「いやいや 『拙者の家』でござるよ」
「お前の……?」
「ここは爺様の家でござるからな 拙者の家はここの山を登ったところにあるのでござるよ」
「なんでワザワザお前の家に連れてくんだよ! ここで十分だろ!」
当たり前の疑問をぶつけるがアヤカは全く動じない。
そしてその疑問の答えは勝者への褒美だった。
「拙者が勝負に勝ったらリン殿は『何でも言うことを聞く』と約束したでござろう?」
「んじゃあアンタは……何が目的なんだよ?」
「そうね それを聞かなきゃこっちも納得しないわ」
レイに続きシオンも加わってアヤカを問い詰める。
答えによってはタダでは済まないといった雰囲気を醸し出すが、それにも動じず口を開いた。
「リン殿への要求 それは……」
「「それは……」」
「……『ヒミツ』でござるよ~」
そう言い残して、まるで忍者の如くリンを抱えたまま逃げた。
「まてコラァ!? 返しやがれ!」
「せめて理由を言いなさい!」
「大丈夫でござるよ! ちょっと借りるだがでござるから!」
「ちょっとって……どれぐらいのつもりなの!?」
「一日かもしれぬし一年かもしれぬでござるな~!」
「よし殺す 撃ち殺す すぐ殺す!」
遠く彼方へと既に逃げていたアヤカに向けて、レイは長銃を構える。
おそらく本気で殺しにかかるが、誰も止められた。
「ちょっ!? 流石にそれは危ないって!」
「はなせシオン! オレのアニキを取り戻す!」
「いやアナタのじゃないんだけど……」
「騒がしいぞ お主ら」
レイ達が揉めているとそれをムラマサが止めた。
「あの馬鹿の考えてる事だ 悪いようにはせん」
「でもアニキが……」
「場所がわかってるならいつでもいけるじゃろうが せめて理由を知ってからでも遅くはない そんなこともわからんほどの馬鹿ではなかろう」
「ううぅ……」
正論をぶつけられ言い返せないレイは、納得するしかなかった。
一歩引いた位置にいたムロウもアヤカの目的の方が気になっていた。
(さあて……アヤカの嬢ちゃんはどうするつもりなのかねぇ?)
ただの気まぐれで人を攫うような人物でない事を、ムロウは知っている。
一体どういうつもりなのか。ムロウは期待と不安に心躍らせていた。
「……っと! ここまでが前回までのあらすじよようなものでござる!」
「拉致じゃねえか」
呆気なくやられただけでなく、まさか誘拐されているとは流石のリンも思ってなかった。
「まあまあ別にとって食べたりするわけでなし 騒ぐほどのことではないでござろう」
「それは本人が決める事だろうが」
「さて 本題でござるよ」
リンの事を無視して話に強制的に戻される。
不満はあるが、一番気になっている事なので聞くしかなかった。
話している間になんとか立てるほどに回復し、アヤカの正面に向かい合うようにして、座ってアヤカの話しを聞いた。
「……で? アンタの要求はなんなんだ?」
「それは……」
「それは?」
とても難しそうな顔をするアヤカの話しを、リンは真剣に聞く。
そして、アヤカの口が開いた。
「……拙者に『弟子入り』するでござる!」
「……弟子?」
「そうでござる! そして拙者の事を『師匠』と呼んでもらうでござるよ!」
「……はあ」
なにを要求するのかと思ったら全く予想していなかった答えが返ってきた。
「お~と嫌とは言わせないでござるよ? 拙者に負けたのだから言うことは聞いてもらうでござる」
「まあ別にそれぐらいなら」
てっきり無理難題を出されるものとばかり予想していたのだが、それで済むのならとリンは安心した。
「それじゃあ俺はアンタに弟子入りしたってことで それじゃあこれで」
これで約束は果たし、後はレイ達と合流して次の行き先へ向かうだけだった。
「どこに行くでござる」
立ち上がり戸を開けようとした腕を、アヤカ掴まれ阻まれた。
「要件が済んだのなら俺は帰る 俺はアンタの弟子になった これでいいだろ」
「そんなカタチだけで済むと思ったでござるか? リン殿はここで『修行』をしてもらうでござる」
「……修行だと?」
「ハッキリ言ってこの先リン殿がまともに魔王軍と戦えるとは思えぬでござる だからここで暫く修行を積んで一人前に拙者が育てるでござるよ」
「断る そんな事をしてる時間は無い 賢者の石も無い 刀も貰えない ならここに長居する必要も無い」
アヤカの腕をふりほどこうとするが、全く解ける気配が無い。
(コイツ……なんて馬鹿力)
「解けぬでござろう? それが今の実力でござるよ」
リンはアヤカに腕を引っ張られ体勢を崩すと、肘を溝に肘を打ち込まれる。
そしてリンの身体は宙に浮き、そのまま地面に叩きつけられた。
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