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より強くなるために
漲る力
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今までは聖剣を展開している時にだけ、魔法を使うことができていた。
聖剣を出せなくなったという事を、リンは『魔法が使えない』のだと、そう思い込んでいた。
「できた……」
「やりましたねアニキ!」
レイを助ける為に斬り込んだ一撃。
そのリンが斬りつけた部位は『爆発』した。それが初めてリン自身が会得した魔法であり、今のこの現状でもっとも適した方法でもある。
(再生を遅らせつつ燃やさない……これならいける)
そう確信し、リンは刀を握る手に力を込める。
無数の木の槍が木鬼から放たれる。が、リンが斬り伏せると木の槍は木っ端微塵に爆発した。
「援護を頼む 俺はこのまま奴に近づいてぶっ叩く」
「ハイ! 気をつけてください!」
笑顔を見せるレイを見て安心し、その場を離れる。
地面から湧いてきた魔物も、リンが斬り伏せると同じように破裂した。
「『付与魔法』…… 刀に火の魔力を注いで爆破させる力を与えたってワケね」
シオンがリンの魔法について解説をしてくれた。
「難易度は?」
「初歩かしらね?」
「……着実に覚え始めたってことにしとこう」
ただ今は前向きに、覚えたての魔法で目の前の敵を倒す事に集中する。
やる事は変わらない、眼前の巨木に特大の一撃を叩き込むために、近づく事だった。
「俺が近づいて奴の外殻を剥いだところにレイが除草弾を撃ち込む 作戦は変わらん」
「私はどうする?」
「そのまま水やりを続けてくれ そのまま腐らせてもいい」
「魔法も使えるようになったし後は聖剣だけよ がんばって!」
そう言ってシオンはリンの背中を軽く叩いて、再び木鬼と湧いてきた魔物との戦闘に入る。
「……頑張るか」
攻撃を掻い潜りながら、リンは前へ進む。
前へ進む事に猛攻は当然激しくなるが、少し離れたところからレイによる正確な援護が欠かさず入る。おかげで本体はすぐそこまでとなった。
(コイツで……ぶっ飛ばす!)
より一層力を込めた刀の一撃は先程よりもさらに強い爆破の一撃となった。
「これでどうだ!?」
叩き込まれたリンの斬撃は確かに命中し、外殻を砕く。
すると思惑通り、中から『モノ』が見えた。
(アレは……!? ここを潰せば!)
無数のツタが血管のようになり、その先には木鬼の頭部に繋がっていた。
その光景はまるで心臓のように。
(ここらだとレイからは見えない……もう一撃喰らわせて……ッ!?」
再び力を込めようとしその時だった。
ガクンッと膝から崩れ落ちる。脚に力が入らなかったのだ。
(まさか魔力切れか!? 早すぎんだろ!)
慣れない魔力を使った事による負担、更に近距離での爆発に耐える物理的な負担が、突如リンを襲う。
それを見逃す筈もなく、木鬼の枝がリンを遠くに勢い良く吹き飛ばす。
「ぐっ!」
折角すぐそこまで行けたというのに、振り出しに戻されてしまう。吹き飛ばされながらリンはそんな事を考えていた。
「アニキ!」
するとレイはリンが吹き飛ばされるや否や、すぐさま受け止めに入る。
だが、当然受け止めきれず、一緒に吹き飛んだ。
「無茶するな」
「アニキ程でもないかなって」
「……言うじゃねえか」
リンが先に立ち上がってレイに手を差し伸ばす。それに答えてレイも力強く手を握り返した。
「ヘマをした 間違いなく核はあったがここに来て脚にきた」
「それだけわかれば上等ッス! 今は何ともないんですか?」
話していると、木鬼の攻撃がリン達目掛けて放たれるがリンが斬り伏せ、そして爆発する。
「この通りだ」
「へへへッ! バッチリです」
「だがこれ以上の火力は出せない おそらく俺自身に蓄積されてる魔力がもうあまりないんだろう」
「それじゃあ……」
「やっぱり賢者の石か……」
そして再び頭を悩ませるのは賢者の石だった。
「あと一歩なんだ……あともう少しで出せるような気がするってのに!」
「じゃあさっき魔法を使えるようになったのはどうしたんですか?」
木鬼への攻撃を忘れずに、二人は会話をしながら戦い始める。
「シオンの魔力を繋いで魔法を使う時の感覚を覚えたんだ 後はどういう魔法がいいかってのを考えてな」
「他には?」
「……それだけだ」
ムロウのように刀に魔法を宿らせるというイメージをした、それはいい。
ただ、『お前を守るのに必死だった』とは、あまりにも恥ずかしくてリンは言い出せなかった。
「だったらもう思いっきり魔法を使っちゃいましょう! そしたら聖剣で使ってた時の感覚がわかるかもしれないですし!」
提示された案は余りにも雑なものだった。
「……乗った」
そんな案でもやれるだけやってみようと思った。
たとえ自分が駄目で倒れてしまっても、今ここにいる仲間が何とかしてくれる、そう思えたから、リンは安心して賭けられたのだ。
「ぶっ倒れてたら担いでくれよ」
「ラジャー!」
魔力切れなどお構いなしに刀に魔力を注ぎ込む。
木鬼の生み出した魔物が押し寄せてくると、刀を振る。
これまで以上の爆発が起こった。
「……言ってみたもののキツいもんはキツいな」
「ちょっと大丈夫リン!?」
心配する声が少し離れたところで戦うシオンから聞こえた。
「今実験中だ 魔力が無くなるまでな」
「だったら私の魔力使っていいわ じゃなきゃ本当に倒れるわよ!」
「それだと倒れる奴が変わるだけだ 俺は倒れるのには慣れてる」
力任せに振るう一撃は絶大な威力と引き換えに、リンの魔力を奪っていく。
(このまま押し込みたいが……数の暴力だな)
再生できない事で、ツタの触手や木の槍の数は減った。
だが、今度は魔物の数が増してきた。
「ちゃんと理解してるって事かい その図体で」
ただ暴れるてるだけならもう少し楽に勝てるのだろうが、そうはいかないものである。
それをリンは理解してるからこそ、今全力で戦うしかない。
「もう一度……ッ!?」
木鬼を倒すのが先か、自分が倒れるのが先かと考えていたが、先に限界を迎えたのは『刀』だった。
「おっ折れ……!?」
「危ないリン!」
刀が折れた隙を突き、木鬼が特大の木槌が振り下ろされた。
それでもまだリンは諦めなかった。
「オラァ!」
刀は折れてしまったが、心までは折れていなかった。
その木槌を『拳』で殴りつけ押し返すどころか、木槌はひび割れ、そして砕いたのだ。
「リン……!?」
「アニキィ!」
「そうか……お前が先か!」
出し尽くした筈の魔力が、全身を覆うようにして迸る。
溢れるその力は土の『賢者の石』の力。
賢者の石が変化し、聖剣へと姿を変える。
「『ガイアペイン』!」
土の賢者の石は痛みを力に変え、漲る力はリンの復活を確信させた。
聖剣を出せなくなったという事を、リンは『魔法が使えない』のだと、そう思い込んでいた。
「できた……」
「やりましたねアニキ!」
レイを助ける為に斬り込んだ一撃。
そのリンが斬りつけた部位は『爆発』した。それが初めてリン自身が会得した魔法であり、今のこの現状でもっとも適した方法でもある。
(再生を遅らせつつ燃やさない……これならいける)
そう確信し、リンは刀を握る手に力を込める。
無数の木の槍が木鬼から放たれる。が、リンが斬り伏せると木の槍は木っ端微塵に爆発した。
「援護を頼む 俺はこのまま奴に近づいてぶっ叩く」
「ハイ! 気をつけてください!」
笑顔を見せるレイを見て安心し、その場を離れる。
地面から湧いてきた魔物も、リンが斬り伏せると同じように破裂した。
「『付与魔法』…… 刀に火の魔力を注いで爆破させる力を与えたってワケね」
シオンがリンの魔法について解説をしてくれた。
「難易度は?」
「初歩かしらね?」
「……着実に覚え始めたってことにしとこう」
ただ今は前向きに、覚えたての魔法で目の前の敵を倒す事に集中する。
やる事は変わらない、眼前の巨木に特大の一撃を叩き込むために、近づく事だった。
「俺が近づいて奴の外殻を剥いだところにレイが除草弾を撃ち込む 作戦は変わらん」
「私はどうする?」
「そのまま水やりを続けてくれ そのまま腐らせてもいい」
「魔法も使えるようになったし後は聖剣だけよ がんばって!」
そう言ってシオンはリンの背中を軽く叩いて、再び木鬼と湧いてきた魔物との戦闘に入る。
「……頑張るか」
攻撃を掻い潜りながら、リンは前へ進む。
前へ進む事に猛攻は当然激しくなるが、少し離れたところからレイによる正確な援護が欠かさず入る。おかげで本体はすぐそこまでとなった。
(コイツで……ぶっ飛ばす!)
より一層力を込めた刀の一撃は先程よりもさらに強い爆破の一撃となった。
「これでどうだ!?」
叩き込まれたリンの斬撃は確かに命中し、外殻を砕く。
すると思惑通り、中から『モノ』が見えた。
(アレは……!? ここを潰せば!)
無数のツタが血管のようになり、その先には木鬼の頭部に繋がっていた。
その光景はまるで心臓のように。
(ここらだとレイからは見えない……もう一撃喰らわせて……ッ!?」
再び力を込めようとしその時だった。
ガクンッと膝から崩れ落ちる。脚に力が入らなかったのだ。
(まさか魔力切れか!? 早すぎんだろ!)
慣れない魔力を使った事による負担、更に近距離での爆発に耐える物理的な負担が、突如リンを襲う。
それを見逃す筈もなく、木鬼の枝がリンを遠くに勢い良く吹き飛ばす。
「ぐっ!」
折角すぐそこまで行けたというのに、振り出しに戻されてしまう。吹き飛ばされながらリンはそんな事を考えていた。
「アニキ!」
するとレイはリンが吹き飛ばされるや否や、すぐさま受け止めに入る。
だが、当然受け止めきれず、一緒に吹き飛んだ。
「無茶するな」
「アニキ程でもないかなって」
「……言うじゃねえか」
リンが先に立ち上がってレイに手を差し伸ばす。それに答えてレイも力強く手を握り返した。
「ヘマをした 間違いなく核はあったがここに来て脚にきた」
「それだけわかれば上等ッス! 今は何ともないんですか?」
話していると、木鬼の攻撃がリン達目掛けて放たれるがリンが斬り伏せ、そして爆発する。
「この通りだ」
「へへへッ! バッチリです」
「だがこれ以上の火力は出せない おそらく俺自身に蓄積されてる魔力がもうあまりないんだろう」
「それじゃあ……」
「やっぱり賢者の石か……」
そして再び頭を悩ませるのは賢者の石だった。
「あと一歩なんだ……あともう少しで出せるような気がするってのに!」
「じゃあさっき魔法を使えるようになったのはどうしたんですか?」
木鬼への攻撃を忘れずに、二人は会話をしながら戦い始める。
「シオンの魔力を繋いで魔法を使う時の感覚を覚えたんだ 後はどういう魔法がいいかってのを考えてな」
「他には?」
「……それだけだ」
ムロウのように刀に魔法を宿らせるというイメージをした、それはいい。
ただ、『お前を守るのに必死だった』とは、あまりにも恥ずかしくてリンは言い出せなかった。
「だったらもう思いっきり魔法を使っちゃいましょう! そしたら聖剣で使ってた時の感覚がわかるかもしれないですし!」
提示された案は余りにも雑なものだった。
「……乗った」
そんな案でもやれるだけやってみようと思った。
たとえ自分が駄目で倒れてしまっても、今ここにいる仲間が何とかしてくれる、そう思えたから、リンは安心して賭けられたのだ。
「ぶっ倒れてたら担いでくれよ」
「ラジャー!」
魔力切れなどお構いなしに刀に魔力を注ぎ込む。
木鬼の生み出した魔物が押し寄せてくると、刀を振る。
これまで以上の爆発が起こった。
「……言ってみたもののキツいもんはキツいな」
「ちょっと大丈夫リン!?」
心配する声が少し離れたところで戦うシオンから聞こえた。
「今実験中だ 魔力が無くなるまでな」
「だったら私の魔力使っていいわ じゃなきゃ本当に倒れるわよ!」
「それだと倒れる奴が変わるだけだ 俺は倒れるのには慣れてる」
力任せに振るう一撃は絶大な威力と引き換えに、リンの魔力を奪っていく。
(このまま押し込みたいが……数の暴力だな)
再生できない事で、ツタの触手や木の槍の数は減った。
だが、今度は魔物の数が増してきた。
「ちゃんと理解してるって事かい その図体で」
ただ暴れるてるだけならもう少し楽に勝てるのだろうが、そうはいかないものである。
それをリンは理解してるからこそ、今全力で戦うしかない。
「もう一度……ッ!?」
木鬼を倒すのが先か、自分が倒れるのが先かと考えていたが、先に限界を迎えたのは『刀』だった。
「おっ折れ……!?」
「危ないリン!」
刀が折れた隙を突き、木鬼が特大の木槌が振り下ろされた。
それでもまだリンは諦めなかった。
「オラァ!」
刀は折れてしまったが、心までは折れていなかった。
その木槌を『拳』で殴りつけ押し返すどころか、木槌はひび割れ、そして砕いたのだ。
「リン……!?」
「アニキィ!」
「そうか……お前が先か!」
出し尽くした筈の魔力が、全身を覆うようにして迸る。
溢れるその力は土の『賢者の石』の力。
賢者の石が変化し、聖剣へと姿を変える。
「『ガイアペイン』!」
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