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次を目指して
悪夢
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(得体の知れないこの女……一体何者だ?)
突如現れた黒い鎧の少女。この少女をリンは知らなかった。
新たな敵かと身構えるが、ドライの態度から違う事がわかる。
「有り得ない! 一体どこからここに忍び込んだのです!」
「良いではないか 観客のいない舞台など可哀想なものだろう? だから態々この我が出向いたのだ」
「だから! 一体アナタは誰なんです!?」
「口を慎め」
空気が変わる。
それはたった一言でありながら、その場の空気を冷たくさせ、リンは息ができなくなりそうだった。
(この私が怯えている……? 馬鹿な! そんな事があろう筈が……)
「先ずは一匹」
鎧の女が悪鬼を指差す。
「失せろ」
二又に裂けて剣を振りかざす。
たったそれだけで、悪鬼は肉塊へと変貌した。
「なっ!?」
離れた位置からの風圧だけで、薙ぎ払ったのだ。
「そこの海魔と木も目障りだな」
そう告げると剣は二つに分裂し、光を纏う二振りの槍となる。
それと同時に、鎧の女の姿が変わった。
瞳は紅く、髪とマントは灰色となる。
二本の槍は巨体を貫き、一撃で灰塵と化した。
「くっ……! 行きなさい雷迅!」
「強え奴は大歓迎……」
「我は弱い者に興味はない」
いつの間にか雷迅の目の前に移動していた鎧の女は、雷迅の顔を鷲掴みにすると、雷迅の身体は跡形もなく消しとばした。
「呆気ないものだ……」
「有り得ない! この世界で彼らに勝つ事など出来るわけがない! そう私が造っているのだから!」
「それは『優月 輪』に対しての制約であろう」
「!?」
完全なるイレギュラーだった。
ドライの『物語の語り手』を破る者などいなかった。こんな事が起こるなど、想定していなかったのだ。
「ならば……これならどうです!?」
先ほど倒された敵達を復活させる。
「何度倒しても同じですよ! ここは私の世界! 幾らでも復活も複製もできる!」
次々に召喚するドライ。そんな事お構いなしに鎧の女はリンに近寄る。
「アンタは……一体?」
「誰であろうな? 当ててみろ」
リンに心当たりなどない、どれだけ思い出してみても会ったことは無かった。
「当然だ 人の前に姿を見せたのは何年ぶりか……」
「え……?」
「何をよそ見しているのですか!? まだ私の方が優勢だというのに!」
一瞬で無限に湧く軍勢が、この場を埋め尽くす。その数は二千を優に超えていた。
ただでさえ何度倒しても再び現れるのであれば、勝ち目などある筈がない。
「……フフフフッ」
(なっなんだ!?)
「フッハッハッハッハッハ! 面白い! 戦とはこうでなくてはなぁ!?」
瞳は狂気に満ちていた。
戦いに飢えた瞳。愉悦に満ちた表情は、誰もが恐怖する。
「では……品定めとしよう」
漆黒の鎧はマントと共に真紅に染まる。灰色となっていた髪は紅蓮の炎の様に紅く、瞳が紫へと変わった。
右手を掲げる。
右手にはまるで、太陽の様な巨大な火球をつくりあげていた。
「この魔力量……尋常ではない! 本当の神でもなければ扱えない!」
「当然であろう? 我を誰だと思っている」
鎧の女は宣言した。
「我は『神』 『戦の神』であるぞ この世の理なんぞに当てはまるものか」
「なっなんだと……!?」
「はたしてどれだけ耐えるか?」
二千を超える軍勢は、一瞬にして姿を消した。
全てを焼き払ったのだ。
「なんだ? この程度とはつまらぬな」
「アッ……ウゥ!」
リンにもドライにも理解できなかった。
ここで倒す筈だった。ここで倒されてしまう筈だった。
なのに、全てが壊された。
「もう良い下がれ お前への興味は失せた」
「なっ……何だと?」
「見逃してやろうというのだ 我の慈悲深さに頭を垂れて感謝するがいい」
「ふざけるなぁ! そのような辱めを受けてこの先どう魔王様へ顔向けしろと言う!? 私はここで殺され……!」
「這いつくばれ」
「!?」
ただそう発言しただけで、ドライの身体はいう事をきかなくなっていた。
その言葉通りにドライの身体は膝をついて頭を下げる、
「どうだ? 思い通りに動けないというのは中々どうして辛いものであろう?」
「だとしても……私は死を選ぶ! 魔王様の顔に泥を塗った罪は万死に値する!」
「……大した忠義だ」
たとえ身体がいう事をきかずとも、ドライの忠義までを支配する事は敵わなかった。
「ならばその忠義 努努忘れるでないぞ」
そして言い渡す。
「魔王に伝えておけ 『次はお前だと』」
「!?」
その言葉を聞いて、生きて帰る事を決意する。
この女を魔王様に合わせてはいけない、ドライはその一心だった。
ドライに自由が戻ると、すぐにその場から消えていった。
魔王の下へ帰還したのだろう。ドライが造り上げた世界が崩壊を始める。
「……また会おう 『優月 輪』 其方の旅には期待している」
朦朧とするリンの意識の中、偽りの世界の崩壊と共に、鎧の女は姿を消した。
「おーい そろそろ起きなさーい」
意識ぐ途切れたかと思うと、誰かがリンを起こす声がする。
「ん……うぅ」
リンが目を覚ますと、そこは宿だった。
身体に痛みは無く、代わりにとてつもない気怠さが全身に押し寄せていた。
「どうしたの? 具合悪い?」
心配そうに見つめてくるシオン。リンはあまり状況を把握できていなかったが、とにかく誤魔化した。
「大丈夫だ ちょっと疲れてただけさ」
「まあそうよね 昨日の列車での疲れがきたのよ」
「もう全員起きてるのか?」
「もうお昼よ とっくにみんな起きてるわ」
「じゃあもう早く起きる必要はないな 二度寝する」
「どういう理屈よそれ」
そんなリンに微笑むシオン。また後で来るからと言い残して今度はムロウが現れた。
「よう寝坊助」
「……アンタか? 俺をここまで運んだのは」
「大変だったぜ? 戻ってこないお前を探してたらさぁ お前が広場で倒れてるんだもんよ」
わざとらしく「疲れた疲れた」と自身の肩を揉むムロウ。
リンはあの出来事が『夢』でなかった事を確信した。
「それで? 何があった?」
「予想通り刺客が来た……まさか魔王三銃士のドライとは思わなかったがな」
「って事は勝ったのか?」
「完膚なきまでに叩きのめされたよ 生きて帰れるなんて思ってもみなかったさ」
正直未だに信じられないような出来事であった。
「自業自得さ 軽率だったんだよお前は 大体一人は危ないって話合ったの忘れたのか?」
「だから一人になったんだ 一人の奴がいれば敵は必ず襲ってくると思ってたからな」
「……あ~成る程 レイちゃんか」
部屋割りを決めた時、部屋を男女に分けた。
だが、二人部屋までしか取れなかった都合上、誰か一人が一人部屋にならなくてはならなかった。
そこで一人部屋になったのはレイだった。
流石に一緒の部屋でとは言えなかったリンは自身も一人になる事で、自分へと矛先を変えさせたのだ。
「この事アイツらに話してないのか?」
シオンの先程の反応を見るに、リンが勝手に抜け出した事を話した様子はない。
「一応無事だったわけだし 本当はお前の口から話させようって思ってたが今の聞いたら話したく無くなった」
「……ありがとう」
「おっ? 何だって? もっと大きな声で言ってくれ」
「耳鼻科いけ」
「んだとコラ!?」
そうは言うが本当は感謝しているリン。
もしあの場で放置されていたら、再び魔王軍の誰が襲ってきていたかもしれない。
「でも何だってボコボコにされたってのに帰ってこれたんだ?」
「謎の女が現れてな そいつが俺を……助けたって事で良いんだよな?」
「いやこっちが聞きてえよ」
「だよな……ん?」
ベッドから起き上がろうとすると、布団から何かが落ちた。
「ああそれか? 倒れてるお前が持ってたんだよ ここを出て行く時は持ってなかったよな?」
「まさか……コイツが?」
それは、カザネで嫌々ながらも譲り受けた『呪われた魔導書』だった。
突如現れた黒い鎧の少女。この少女をリンは知らなかった。
新たな敵かと身構えるが、ドライの態度から違う事がわかる。
「有り得ない! 一体どこからここに忍び込んだのです!」
「良いではないか 観客のいない舞台など可哀想なものだろう? だから態々この我が出向いたのだ」
「だから! 一体アナタは誰なんです!?」
「口を慎め」
空気が変わる。
それはたった一言でありながら、その場の空気を冷たくさせ、リンは息ができなくなりそうだった。
(この私が怯えている……? 馬鹿な! そんな事があろう筈が……)
「先ずは一匹」
鎧の女が悪鬼を指差す。
「失せろ」
二又に裂けて剣を振りかざす。
たったそれだけで、悪鬼は肉塊へと変貌した。
「なっ!?」
離れた位置からの風圧だけで、薙ぎ払ったのだ。
「そこの海魔と木も目障りだな」
そう告げると剣は二つに分裂し、光を纏う二振りの槍となる。
それと同時に、鎧の女の姿が変わった。
瞳は紅く、髪とマントは灰色となる。
二本の槍は巨体を貫き、一撃で灰塵と化した。
「くっ……! 行きなさい雷迅!」
「強え奴は大歓迎……」
「我は弱い者に興味はない」
いつの間にか雷迅の目の前に移動していた鎧の女は、雷迅の顔を鷲掴みにすると、雷迅の身体は跡形もなく消しとばした。
「呆気ないものだ……」
「有り得ない! この世界で彼らに勝つ事など出来るわけがない! そう私が造っているのだから!」
「それは『優月 輪』に対しての制約であろう」
「!?」
完全なるイレギュラーだった。
ドライの『物語の語り手』を破る者などいなかった。こんな事が起こるなど、想定していなかったのだ。
「ならば……これならどうです!?」
先ほど倒された敵達を復活させる。
「何度倒しても同じですよ! ここは私の世界! 幾らでも復活も複製もできる!」
次々に召喚するドライ。そんな事お構いなしに鎧の女はリンに近寄る。
「アンタは……一体?」
「誰であろうな? 当ててみろ」
リンに心当たりなどない、どれだけ思い出してみても会ったことは無かった。
「当然だ 人の前に姿を見せたのは何年ぶりか……」
「え……?」
「何をよそ見しているのですか!? まだ私の方が優勢だというのに!」
一瞬で無限に湧く軍勢が、この場を埋め尽くす。その数は二千を優に超えていた。
ただでさえ何度倒しても再び現れるのであれば、勝ち目などある筈がない。
「……フフフフッ」
(なっなんだ!?)
「フッハッハッハッハッハ! 面白い! 戦とはこうでなくてはなぁ!?」
瞳は狂気に満ちていた。
戦いに飢えた瞳。愉悦に満ちた表情は、誰もが恐怖する。
「では……品定めとしよう」
漆黒の鎧はマントと共に真紅に染まる。灰色となっていた髪は紅蓮の炎の様に紅く、瞳が紫へと変わった。
右手を掲げる。
右手にはまるで、太陽の様な巨大な火球をつくりあげていた。
「この魔力量……尋常ではない! 本当の神でもなければ扱えない!」
「当然であろう? 我を誰だと思っている」
鎧の女は宣言した。
「我は『神』 『戦の神』であるぞ この世の理なんぞに当てはまるものか」
「なっなんだと……!?」
「はたしてどれだけ耐えるか?」
二千を超える軍勢は、一瞬にして姿を消した。
全てを焼き払ったのだ。
「なんだ? この程度とはつまらぬな」
「アッ……ウゥ!」
リンにもドライにも理解できなかった。
ここで倒す筈だった。ここで倒されてしまう筈だった。
なのに、全てが壊された。
「もう良い下がれ お前への興味は失せた」
「なっ……何だと?」
「見逃してやろうというのだ 我の慈悲深さに頭を垂れて感謝するがいい」
「ふざけるなぁ! そのような辱めを受けてこの先どう魔王様へ顔向けしろと言う!? 私はここで殺され……!」
「這いつくばれ」
「!?」
ただそう発言しただけで、ドライの身体はいう事をきかなくなっていた。
その言葉通りにドライの身体は膝をついて頭を下げる、
「どうだ? 思い通りに動けないというのは中々どうして辛いものであろう?」
「だとしても……私は死を選ぶ! 魔王様の顔に泥を塗った罪は万死に値する!」
「……大した忠義だ」
たとえ身体がいう事をきかずとも、ドライの忠義までを支配する事は敵わなかった。
「ならばその忠義 努努忘れるでないぞ」
そして言い渡す。
「魔王に伝えておけ 『次はお前だと』」
「!?」
その言葉を聞いて、生きて帰る事を決意する。
この女を魔王様に合わせてはいけない、ドライはその一心だった。
ドライに自由が戻ると、すぐにその場から消えていった。
魔王の下へ帰還したのだろう。ドライが造り上げた世界が崩壊を始める。
「……また会おう 『優月 輪』 其方の旅には期待している」
朦朧とするリンの意識の中、偽りの世界の崩壊と共に、鎧の女は姿を消した。
「おーい そろそろ起きなさーい」
意識ぐ途切れたかと思うと、誰かがリンを起こす声がする。
「ん……うぅ」
リンが目を覚ますと、そこは宿だった。
身体に痛みは無く、代わりにとてつもない気怠さが全身に押し寄せていた。
「どうしたの? 具合悪い?」
心配そうに見つめてくるシオン。リンはあまり状況を把握できていなかったが、とにかく誤魔化した。
「大丈夫だ ちょっと疲れてただけさ」
「まあそうよね 昨日の列車での疲れがきたのよ」
「もう全員起きてるのか?」
「もうお昼よ とっくにみんな起きてるわ」
「じゃあもう早く起きる必要はないな 二度寝する」
「どういう理屈よそれ」
そんなリンに微笑むシオン。また後で来るからと言い残して今度はムロウが現れた。
「よう寝坊助」
「……アンタか? 俺をここまで運んだのは」
「大変だったぜ? 戻ってこないお前を探してたらさぁ お前が広場で倒れてるんだもんよ」
わざとらしく「疲れた疲れた」と自身の肩を揉むムロウ。
リンはあの出来事が『夢』でなかった事を確信した。
「それで? 何があった?」
「予想通り刺客が来た……まさか魔王三銃士のドライとは思わなかったがな」
「って事は勝ったのか?」
「完膚なきまでに叩きのめされたよ 生きて帰れるなんて思ってもみなかったさ」
正直未だに信じられないような出来事であった。
「自業自得さ 軽率だったんだよお前は 大体一人は危ないって話合ったの忘れたのか?」
「だから一人になったんだ 一人の奴がいれば敵は必ず襲ってくると思ってたからな」
「……あ~成る程 レイちゃんか」
部屋割りを決めた時、部屋を男女に分けた。
だが、二人部屋までしか取れなかった都合上、誰か一人が一人部屋にならなくてはならなかった。
そこで一人部屋になったのはレイだった。
流石に一緒の部屋でとは言えなかったリンは自身も一人になる事で、自分へと矛先を変えさせたのだ。
「この事アイツらに話してないのか?」
シオンの先程の反応を見るに、リンが勝手に抜け出した事を話した様子はない。
「一応無事だったわけだし 本当はお前の口から話させようって思ってたが今の聞いたら話したく無くなった」
「……ありがとう」
「おっ? 何だって? もっと大きな声で言ってくれ」
「耳鼻科いけ」
「んだとコラ!?」
そうは言うが本当は感謝しているリン。
もしあの場で放置されていたら、再び魔王軍の誰が襲ってきていたかもしれない。
「でも何だってボコボコにされたってのに帰ってこれたんだ?」
「謎の女が現れてな そいつが俺を……助けたって事で良いんだよな?」
「いやこっちが聞きてえよ」
「だよな……ん?」
ベッドから起き上がろうとすると、布団から何かが落ちた。
「ああそれか? 倒れてるお前が持ってたんだよ ここを出て行く時は持ってなかったよな?」
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