109 / 201
次を目指して
魔王の思惑/邪竜出現
しおりを挟む
「呼ばれた理由は理解しているな」
「……はい」
魔王城。玉座には魔王が座っている。
魔王三銃士『ドライ』。他の三銃士の二人、『ツヴァイ』と『アイン』もそこにいた。
「申し訳ございません…… 魔王様のお考えを無視した挙句 おめおめと敗走した私に 相応の罰を」
膝をつき頭を下げるドライ。何も言わない魔王に代わり、アインが口を開く。
「ホ~ント口だけだったよねドライちゃん? 恥ずかしくないノ?」
「まあまあ 聖剣使いに負けたわけじゃあないんだし」
「想定外の事に対処出来ない『軍士』……何かの冗談カイ?」
「……返す言葉もない」
普段はアインに口を挟ませないドライが、弱々しい声色で答える。
それだけドライにとって、今回の失敗は許されない事だった。
「魔王様の命令を無視した……これだけで裏切り者として裁かれる覚悟はしております ご命令とあればこの命をもって償いましょう」
「言ったネ? それじゃあこのアインが処刑人として首を落とそうカ」
「それは良い お前に殺されるのはこの上ない屈辱的な死であろう」
影がドライの首元へ忍び寄る。アインいつでも首を捻じ切る準備を済ませていた。
「やめてってアイン! ホラドライもさ! そんな自暴自棄にならないでちゃんと謝ろうよ! ねっ!?」
緊張で息ができなくなってしまいそうなこの状況を、ツヴァイには耐えられなかった。
なるべく穏便にと、ドライの処罰を提案するツヴァイだった。
「……お前達は何か勘違いをしているのではないか?」
「……え?」
最初の一口以降、口を閉ざしていた魔王が遂に口を開く。
「お前の処罰など知らん 反省するなら勝手にしていろ 我はお前に前々から言っていた『トールプリズン』付近にある聖剣の調査についての話をするだけだ」
「まっ待ってください魔王様! それでは納得がいきません!」
罰が無いなど有り得ないと、命令を背いた反逆者として扱われなくてはならない自分に、新たな命を下すなど、信じられないとドライは抗議する。
「ほう……? この私に意見すると? 命令を聞き入れるつもりはないと?」
「それは……」
「それ程までに罰を欲すると言うのであれば……『生きろ』 今回の屈辱を一生背負うが良い」
信じられずにいた。過ちを犯したドライに『生きる事が罰』と魔王は言ったのだ。
「……お受けします その罰を そして誓いましょう 我が身は全て魔王様に捧げると」
「今だ見つけられずにいる『聖剣』……お前一人で確認してくるが良い あの洞窟に『変化』が起きているやも知れん」
「はっ!」
「やったねドライくん! アインは信じてたからネ!」
「どの口が……」
「いや~よかったよかった! ところで魔王? 『変化』って何さ?」
今回集められた理由が『トールプリズン』付近にある『洞窟内の聖剣』だった。
それは以前に手を尽くして捜索していたのだが、未だに手掛かりが得られずにいた。
だが、魔王は洞窟に『変化』が起きたかも知れないと言った。何の根拠も無しに言った発言とは思えなかった。
「赤き竜……『黙示録の邪竜』が姿を見せたのだ」
「『黙示録の邪竜』……ですか?」
その言葉に聞き覚えがなかった。だが魔王は「そうだ」と答える。
「着実に駒が揃ってきている……もうすぐだ」
魔王は視ていた。魔王の思い描く『結末』を。
「言っていたのだな? 戦の神を名乗る女が『次はお前だと』?」
「はっ!」
「フッフッフ……そうか 遂に神が我を『見過ごせない』と」
魔王の目的は『世界征服』だ。それに変わりはない。
だが、それだけでは無い。魔王は『征服するものは人だけでは無い』のだ。
「『神話を塗り替える』……何と心躍る響きであろうな」
魔王の思惑を知る者は、この場に一人しかいなかった。
そして魔王の言った『黙示録の邪竜』は、害獣駆除の為に出向いた牧場にて姿を現す。
「息抜きしに来たはずが息の根止められそうなんですが」
熊を倒して終わりだと思っていた矢先に、突如として月を覆うほどの巨体を持つ『竜』が、状況を一変させた。
「アニキ! しかも熊が生き返りやがりました!」
「予想通りコイツ魔物だったのかよぉ!」
「前門の虎後門の狼ってやつか……」
「アニキ! 竜と熊ですよ!」
「そういう諺なんだよ!」
「伏せろ!」
竜が空から獲物を狩る為に空襲を仕掛ける。
リン達は地に伏せる。息を吹き返したばかりの熊が、代わりに餌食となった。
「おいおい……一口だぜ」
「一難は去りましたね……」
「一難さっても大惨事なのは変わらないんだよ……」
七十メートルはあるであろう竜の胃袋を満たすのに、熊一頭で足りる筈が無かった。
「第二波が来るぞ!」
上空から滑降して来る竜から走って逃げるが、到底逃げかきれる筈など無い。
「これでも……喰らってろ!」
背後から迫る竜に対してリンは振り返り火の聖剣『フレアディスペア』を、大口を開いた竜の口目掛けて、特大の炎を浴びせる。
竜が反撃を浴びて怯んだ隙に、リン達は何と躱せた。
「どうだ!?」
「リン 悪い知らせだ 聞きたいか?」
「聞きたく無いが聞かせろ」
「竜が姿を見せる事なんてまず有りえねぇ……だから何が弱点だとか何だとかは全然知らねぇ」
「右に同じくッス」
「期待してたら最初から聞いてたわ」
「クッソ失礼だなお前!?」
ここに物知りのチビルがいてくれたら、もしかしたら知っていたかも知れないという自らの運のなさを心の中で嘆くリン。
「班決めでじゃんけんなんて提案するんじゃ無かった」
「でだ……知ってることもなくは無いだよ」
「それが……悪い知らせか」
言い方からもうリンは察してしまっていた。
「竜の身体は人間と魔物を除きゃ唯一『魔力』を蓄えられる生き物だ それで魔力の補充法ってのが『食事』になる訳よ」
「で? 竜の好物ってのはもしかして……」
そこまで言われれば、もう全部聞かなくても理解してしまっていた。
「ずばり『魔力を持った生き物』だ さっき熊食べてたろ? ああやって直接魔力を取り込むのさ」
「……この中で魔力が一番あるのは」
「二台目聖剣使いである『お前』だろな それどころかレア中のレアな逸品だろうぜ? 竜からしたら」
当然、狙いはリンである。
「勘弁してくれ……」
そんな思いも虚しく、竜は再びリンに狙いを定めた。
「さっきのも効いてないみたいッス……!」
レイは銃を乱射し牽制するが、竜の鱗の前では無力である。
「ッチ! わかってたけどさぁ!」
「散らばれ! 一箇所だと全員食われる!!」
三人はバラバラに別れるが、やはり狙いはリンのままだ。
(口元に炎が……まさか!?)
赤き竜はリンに向けて、特大の火炎を放った。
「……はい」
魔王城。玉座には魔王が座っている。
魔王三銃士『ドライ』。他の三銃士の二人、『ツヴァイ』と『アイン』もそこにいた。
「申し訳ございません…… 魔王様のお考えを無視した挙句 おめおめと敗走した私に 相応の罰を」
膝をつき頭を下げるドライ。何も言わない魔王に代わり、アインが口を開く。
「ホ~ント口だけだったよねドライちゃん? 恥ずかしくないノ?」
「まあまあ 聖剣使いに負けたわけじゃあないんだし」
「想定外の事に対処出来ない『軍士』……何かの冗談カイ?」
「……返す言葉もない」
普段はアインに口を挟ませないドライが、弱々しい声色で答える。
それだけドライにとって、今回の失敗は許されない事だった。
「魔王様の命令を無視した……これだけで裏切り者として裁かれる覚悟はしております ご命令とあればこの命をもって償いましょう」
「言ったネ? それじゃあこのアインが処刑人として首を落とそうカ」
「それは良い お前に殺されるのはこの上ない屈辱的な死であろう」
影がドライの首元へ忍び寄る。アインいつでも首を捻じ切る準備を済ませていた。
「やめてってアイン! ホラドライもさ! そんな自暴自棄にならないでちゃんと謝ろうよ! ねっ!?」
緊張で息ができなくなってしまいそうなこの状況を、ツヴァイには耐えられなかった。
なるべく穏便にと、ドライの処罰を提案するツヴァイだった。
「……お前達は何か勘違いをしているのではないか?」
「……え?」
最初の一口以降、口を閉ざしていた魔王が遂に口を開く。
「お前の処罰など知らん 反省するなら勝手にしていろ 我はお前に前々から言っていた『トールプリズン』付近にある聖剣の調査についての話をするだけだ」
「まっ待ってください魔王様! それでは納得がいきません!」
罰が無いなど有り得ないと、命令を背いた反逆者として扱われなくてはならない自分に、新たな命を下すなど、信じられないとドライは抗議する。
「ほう……? この私に意見すると? 命令を聞き入れるつもりはないと?」
「それは……」
「それ程までに罰を欲すると言うのであれば……『生きろ』 今回の屈辱を一生背負うが良い」
信じられずにいた。過ちを犯したドライに『生きる事が罰』と魔王は言ったのだ。
「……お受けします その罰を そして誓いましょう 我が身は全て魔王様に捧げると」
「今だ見つけられずにいる『聖剣』……お前一人で確認してくるが良い あの洞窟に『変化』が起きているやも知れん」
「はっ!」
「やったねドライくん! アインは信じてたからネ!」
「どの口が……」
「いや~よかったよかった! ところで魔王? 『変化』って何さ?」
今回集められた理由が『トールプリズン』付近にある『洞窟内の聖剣』だった。
それは以前に手を尽くして捜索していたのだが、未だに手掛かりが得られずにいた。
だが、魔王は洞窟に『変化』が起きたかも知れないと言った。何の根拠も無しに言った発言とは思えなかった。
「赤き竜……『黙示録の邪竜』が姿を見せたのだ」
「『黙示録の邪竜』……ですか?」
その言葉に聞き覚えがなかった。だが魔王は「そうだ」と答える。
「着実に駒が揃ってきている……もうすぐだ」
魔王は視ていた。魔王の思い描く『結末』を。
「言っていたのだな? 戦の神を名乗る女が『次はお前だと』?」
「はっ!」
「フッフッフ……そうか 遂に神が我を『見過ごせない』と」
魔王の目的は『世界征服』だ。それに変わりはない。
だが、それだけでは無い。魔王は『征服するものは人だけでは無い』のだ。
「『神話を塗り替える』……何と心躍る響きであろうな」
魔王の思惑を知る者は、この場に一人しかいなかった。
そして魔王の言った『黙示録の邪竜』は、害獣駆除の為に出向いた牧場にて姿を現す。
「息抜きしに来たはずが息の根止められそうなんですが」
熊を倒して終わりだと思っていた矢先に、突如として月を覆うほどの巨体を持つ『竜』が、状況を一変させた。
「アニキ! しかも熊が生き返りやがりました!」
「予想通りコイツ魔物だったのかよぉ!」
「前門の虎後門の狼ってやつか……」
「アニキ! 竜と熊ですよ!」
「そういう諺なんだよ!」
「伏せろ!」
竜が空から獲物を狩る為に空襲を仕掛ける。
リン達は地に伏せる。息を吹き返したばかりの熊が、代わりに餌食となった。
「おいおい……一口だぜ」
「一難は去りましたね……」
「一難さっても大惨事なのは変わらないんだよ……」
七十メートルはあるであろう竜の胃袋を満たすのに、熊一頭で足りる筈が無かった。
「第二波が来るぞ!」
上空から滑降して来る竜から走って逃げるが、到底逃げかきれる筈など無い。
「これでも……喰らってろ!」
背後から迫る竜に対してリンは振り返り火の聖剣『フレアディスペア』を、大口を開いた竜の口目掛けて、特大の炎を浴びせる。
竜が反撃を浴びて怯んだ隙に、リン達は何と躱せた。
「どうだ!?」
「リン 悪い知らせだ 聞きたいか?」
「聞きたく無いが聞かせろ」
「竜が姿を見せる事なんてまず有りえねぇ……だから何が弱点だとか何だとかは全然知らねぇ」
「右に同じくッス」
「期待してたら最初から聞いてたわ」
「クッソ失礼だなお前!?」
ここに物知りのチビルがいてくれたら、もしかしたら知っていたかも知れないという自らの運のなさを心の中で嘆くリン。
「班決めでじゃんけんなんて提案するんじゃ無かった」
「でだ……知ってることもなくは無いだよ」
「それが……悪い知らせか」
言い方からもうリンは察してしまっていた。
「竜の身体は人間と魔物を除きゃ唯一『魔力』を蓄えられる生き物だ それで魔力の補充法ってのが『食事』になる訳よ」
「で? 竜の好物ってのはもしかして……」
そこまで言われれば、もう全部聞かなくても理解してしまっていた。
「ずばり『魔力を持った生き物』だ さっき熊食べてたろ? ああやって直接魔力を取り込むのさ」
「……この中で魔力が一番あるのは」
「二台目聖剣使いである『お前』だろな それどころかレア中のレアな逸品だろうぜ? 竜からしたら」
当然、狙いはリンである。
「勘弁してくれ……」
そんな思いも虚しく、竜は再びリンに狙いを定めた。
「さっきのも効いてないみたいッス……!」
レイは銃を乱射し牽制するが、竜の鱗の前では無力である。
「ッチ! わかってたけどさぁ!」
「散らばれ! 一箇所だと全員食われる!!」
三人はバラバラに別れるが、やはり狙いはリンのままだ。
(口元に炎が……まさか!?)
赤き竜はリンに向けて、特大の火炎を放った。
0
あなたにおすすめの小説
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる