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次を目指して
人は竜に敵わぬ
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「俺に炎で張り合うってか……いい度胸だトカゲ野郎!」
火の聖剣『フレアディスペア』を地面に突き立て、術を発動する。
「『炎牙天昇』」
竜が放たれた火球はリンが放った技により、はるか上空へと晒された。
「怪物相手はこれで三度目なんだ……そう易々と食わせると思うなよ?」
竜は空へと舞い上がり旋回し、様子を伺う。
リンをただ力でねじ伏せることは不可能だと判断したのだろう、ただ本能のままに食らいに行く事はしなかった。
(ここじゃあまずい……一旦平地のある場所まで誘導しなくちゃな)
ここには牧場がある。ここでの戦闘は被害を及ぼしかねない。
「レイ! ムロウ! 場所を移すぞ!」
「どうやって!?」
「餌は俺なんだろ! 俺が移動すれば奴もついて来る筈だ!」
「って事は援護か……やれるだけやってやらぁ!」
そうは言うが出来る事は限られる。誘導したところで有効打が無ければ意味が無い。
「こっちだ! 俺を食いたきゃあついてきな!」
リンは走り出す。赤き竜の狙いが変わらない限り、リンが逃げればそちらへと移動してくれる。
(あの巨体だ……俺の足で巻けるとは到底思えないな)
その為リンは竜から逃れつつ、迎撃する必要がある。
(火の聖剣だけじゃあ足りない……だったら!)
再び竜が滑降して口を広げた。リンにはもう一つ力がある。
「『ガイアペイン』!」
土の聖剣『ガイアペイン』を使って、剣を竜へ向けて振りかざす。地面が割れ、そこから現れた土の剣が竜を刺す。
「……効き目無しか これは辛い」
お構い無しに土の剣を破壊しながら直進する。
「形態変化! 『鎖式 ガイアペイン』!」
聖剣は姿を変え鎖となる。瞬く間に鎖は竜の体を縛り付けた。
(だとしてもいつまで持つかな?)
これで完全に動きを封じ込められるなど、到底思えない。
リンは縛りつけるだけ縛り、すぐにその場を離れる。
「今がチャンス! 撃ち込むぜ!」
「尻尾ぐらいは切っときたいなぁ!」
レイはロケットランチャーを、ムロウが刀に風の力を宿してそれぞれ頭に撃ち込み、背後から尾の切断をはかる。
「えーっと……ダメみたい?」
「おじさんも無理っぽい」
が、全く歯が立たない。外皮を破壊する事も、切断すると事も敵わない。
「深追いするな! 駄目なら逃げることにだけ集中するぞ!」
「そりゃあ人間の挑むもんじゃあねえよな!」
「待ってくださ~い!」
すぐに逃げる。鎖が時間を稼いでいるうちに。
そして予想通り、竜が鎖を破るのに時間はそれほどかからなかった。
「ちくしょうが……」
けたたましい竜の咆哮が、その場に響く。
「まさかこうもあっさり……破られるとはな」
鎖はただの鎖では無い。伝説の賢者の石『ガイアペイン』が姿を変えた武器である。
そんな聖剣を、今まで破壊する者はいなかった。
(破壊されたら俺の中に戻ったな……それにまだ使えそうだ)
不幸中の幸いと言えるのは、破壊されても問題ないことがわかったことだった。
一度壊されたら最後、もう戻らないではこの先どうなる事かと、リンは内心かなり焦っていた。
「それじゃあ心置きなく!」
もう一度鎖を再展開し、次はカザネで覚えた『付与』を試す。
「属性付与……鎖式! 『炎鎖縛蓮』!」
土の聖剣の形を鎖に変え、そこから更に『火』の属性を付与する。
竜を鎖に繋げ、鎖は爆発させた。
「これでどうだ!?」
外傷無し。リンは心が折れそうだった。
「無傷は堪えるな……」
「でも……着きましたよ」
ようやく平地へと辿り着くが、全員が疲れていた。
「色々試してあれもダメでこれもダメ……勘弁してくれよ」
「手は尽くしたと思うぜ……足りなかったみたいだけどよ」
「腹括りますよ 逃す気ないみたいなんで!」
周りに戦いの弊害になるような民家はない。
平地で戦いやすくなったが、それは竜とて同じことである。
「まさかこんなことになるなんて本当についてないぜ!」
竜は再び口炎を蓄える。それが放たれる前にリンは鎖を竜の口を縛り上げた。
放たれる筈だった炎は口内で爆発する。
「いまだ! 叩き込め!」
「全弾撃ち込んでやりますよぉ!」
レイのガトリングが竜を狙撃する。
射線状に入らないよう、ムロウが外側から風の刃で攻撃した。
「効いて……ないぜこいつぁ」
「効いてない」
「打つて無しか……!」
理不尽な強さ。そう言い表すのが相応しい。
「あいつ空を……」
「上空から仕掛けるつもりか!」
予想通り、赤き竜は上空からの火炎でリン達を焼き払う。
リンは火の聖剣で炎の壁を作り、なんとか凌ぐ。
(どうする!? このままじゃあ全員まとめ燃やされる!)
「アニキ! 大丈夫です……」
「クソ! どうすれ……」
言いかけた言葉の先が発せられる事は無かった。
「……何だ?」
止まっていたのだ。
レイもムロウも、そして竜さえも。
「お前らどうしたんだ!?」
「まったく……これぐらいの窮地は一人で切り抜けて欲しいものよ」
時が止まった。
リンの視界に映る全てが止まっていた。
背後から聞こえる声。それだけが唯一、リン以外で時が進んでいた。
「アンタ……あの時の!?」
「困るのだがな……我に手を煩わせおって」
「これは……アンタがやってるのか?」
「時間がない あまり干渉出来ないのでな」
以前に『神』を名乗っていた鎧の女は話を進める。
「『黙示録の赤き邪竜』とは……抑止は魔王を遂に下界の弊害であると認識したか」
「あの竜の事か?」
「左様 人の身で勝つ事など不可能 神の兵器でもあれば話が別であるがな」
女はリンの腰にある『刀』を指差した。
「その刀……相当な業物であるな?」
「ムラマサの……?」
「人の身でそれ程の業物を作り上げるとは……見事である」
刀は『伝説の刀匠』と呼ばれるムラマサが鍛えたものだった。
「魔力で聖剣に敵わぬと悟ったのであろうな だが……フフッ! まさか『逆』の代物を用意するとは粋な計らいである」
「どういう意味だ?」
「物は試しだ 斬れ味を試したかったのだろう? 今がその時だ」
そう言い残して女は姿を消した。
「……か!? どうしましょう!」
「……ば良いんだよクソッ!」
そして何事も無かったかのように、時は動き出す。
(今のはいったい……?)
「アニキ!? 良い作戦でも浮かんだんですか!?」
「……試してみる価値はあるか」
打開策を見いだせない今、頼みの綱はそれしかない。
ゆっくりと刀を抜く。
伝説の刀匠が鍛えた刀の斬れ味の実力に、リンは賭ける事にした。
火の聖剣『フレアディスペア』を地面に突き立て、術を発動する。
「『炎牙天昇』」
竜が放たれた火球はリンが放った技により、はるか上空へと晒された。
「怪物相手はこれで三度目なんだ……そう易々と食わせると思うなよ?」
竜は空へと舞い上がり旋回し、様子を伺う。
リンをただ力でねじ伏せることは不可能だと判断したのだろう、ただ本能のままに食らいに行く事はしなかった。
(ここじゃあまずい……一旦平地のある場所まで誘導しなくちゃな)
ここには牧場がある。ここでの戦闘は被害を及ぼしかねない。
「レイ! ムロウ! 場所を移すぞ!」
「どうやって!?」
「餌は俺なんだろ! 俺が移動すれば奴もついて来る筈だ!」
「って事は援護か……やれるだけやってやらぁ!」
そうは言うが出来る事は限られる。誘導したところで有効打が無ければ意味が無い。
「こっちだ! 俺を食いたきゃあついてきな!」
リンは走り出す。赤き竜の狙いが変わらない限り、リンが逃げればそちらへと移動してくれる。
(あの巨体だ……俺の足で巻けるとは到底思えないな)
その為リンは竜から逃れつつ、迎撃する必要がある。
(火の聖剣だけじゃあ足りない……だったら!)
再び竜が滑降して口を広げた。リンにはもう一つ力がある。
「『ガイアペイン』!」
土の聖剣『ガイアペイン』を使って、剣を竜へ向けて振りかざす。地面が割れ、そこから現れた土の剣が竜を刺す。
「……効き目無しか これは辛い」
お構い無しに土の剣を破壊しながら直進する。
「形態変化! 『鎖式 ガイアペイン』!」
聖剣は姿を変え鎖となる。瞬く間に鎖は竜の体を縛り付けた。
(だとしてもいつまで持つかな?)
これで完全に動きを封じ込められるなど、到底思えない。
リンは縛りつけるだけ縛り、すぐにその場を離れる。
「今がチャンス! 撃ち込むぜ!」
「尻尾ぐらいは切っときたいなぁ!」
レイはロケットランチャーを、ムロウが刀に風の力を宿してそれぞれ頭に撃ち込み、背後から尾の切断をはかる。
「えーっと……ダメみたい?」
「おじさんも無理っぽい」
が、全く歯が立たない。外皮を破壊する事も、切断すると事も敵わない。
「深追いするな! 駄目なら逃げることにだけ集中するぞ!」
「そりゃあ人間の挑むもんじゃあねえよな!」
「待ってくださ~い!」
すぐに逃げる。鎖が時間を稼いでいるうちに。
そして予想通り、竜が鎖を破るのに時間はそれほどかからなかった。
「ちくしょうが……」
けたたましい竜の咆哮が、その場に響く。
「まさかこうもあっさり……破られるとはな」
鎖はただの鎖では無い。伝説の賢者の石『ガイアペイン』が姿を変えた武器である。
そんな聖剣を、今まで破壊する者はいなかった。
(破壊されたら俺の中に戻ったな……それにまだ使えそうだ)
不幸中の幸いと言えるのは、破壊されても問題ないことがわかったことだった。
一度壊されたら最後、もう戻らないではこの先どうなる事かと、リンは内心かなり焦っていた。
「それじゃあ心置きなく!」
もう一度鎖を再展開し、次はカザネで覚えた『付与』を試す。
「属性付与……鎖式! 『炎鎖縛蓮』!」
土の聖剣の形を鎖に変え、そこから更に『火』の属性を付与する。
竜を鎖に繋げ、鎖は爆発させた。
「これでどうだ!?」
外傷無し。リンは心が折れそうだった。
「無傷は堪えるな……」
「でも……着きましたよ」
ようやく平地へと辿り着くが、全員が疲れていた。
「色々試してあれもダメでこれもダメ……勘弁してくれよ」
「手は尽くしたと思うぜ……足りなかったみたいだけどよ」
「腹括りますよ 逃す気ないみたいなんで!」
周りに戦いの弊害になるような民家はない。
平地で戦いやすくなったが、それは竜とて同じことである。
「まさかこんなことになるなんて本当についてないぜ!」
竜は再び口炎を蓄える。それが放たれる前にリンは鎖を竜の口を縛り上げた。
放たれる筈だった炎は口内で爆発する。
「いまだ! 叩き込め!」
「全弾撃ち込んでやりますよぉ!」
レイのガトリングが竜を狙撃する。
射線状に入らないよう、ムロウが外側から風の刃で攻撃した。
「効いて……ないぜこいつぁ」
「効いてない」
「打つて無しか……!」
理不尽な強さ。そう言い表すのが相応しい。
「あいつ空を……」
「上空から仕掛けるつもりか!」
予想通り、赤き竜は上空からの火炎でリン達を焼き払う。
リンは火の聖剣で炎の壁を作り、なんとか凌ぐ。
(どうする!? このままじゃあ全員まとめ燃やされる!)
「アニキ! 大丈夫です……」
「クソ! どうすれ……」
言いかけた言葉の先が発せられる事は無かった。
「……何だ?」
止まっていたのだ。
レイもムロウも、そして竜さえも。
「お前らどうしたんだ!?」
「まったく……これぐらいの窮地は一人で切り抜けて欲しいものよ」
時が止まった。
リンの視界に映る全てが止まっていた。
背後から聞こえる声。それだけが唯一、リン以外で時が進んでいた。
「アンタ……あの時の!?」
「困るのだがな……我に手を煩わせおって」
「これは……アンタがやってるのか?」
「時間がない あまり干渉出来ないのでな」
以前に『神』を名乗っていた鎧の女は話を進める。
「『黙示録の赤き邪竜』とは……抑止は魔王を遂に下界の弊害であると認識したか」
「あの竜の事か?」
「左様 人の身で勝つ事など不可能 神の兵器でもあれば話が別であるがな」
女はリンの腰にある『刀』を指差した。
「その刀……相当な業物であるな?」
「ムラマサの……?」
「人の身でそれ程の業物を作り上げるとは……見事である」
刀は『伝説の刀匠』と呼ばれるムラマサが鍛えたものだった。
「魔力で聖剣に敵わぬと悟ったのであろうな だが……フフッ! まさか『逆』の代物を用意するとは粋な計らいである」
「どういう意味だ?」
「物は試しだ 斬れ味を試したかったのだろう? 今がその時だ」
そう言い残して女は姿を消した。
「……か!? どうしましょう!」
「……ば良いんだよクソッ!」
そして何事も無かったかのように、時は動き出す。
(今のはいったい……?)
「アニキ!? 良い作戦でも浮かんだんですか!?」
「……試してみる価値はあるか」
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