記憶喪失の僕が最強の轉魂使いだった件

ソコニ

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第35話「魂術結集」

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朝日が地平線から顔を出す頃、蒼たちは山の斜面の隠れ家で最後の作戦会議を行っていた。魂の洞窟から脱出してからというもの、彼らは里の外周を迂回し、零番隊の視線を避けてきた。しかし、このまま逃げ続けるわけにもいかない。

「前線からの報告では、零番隊はまだ里の周囲を監視している」奏人が地図を広げながら説明した。「特に、主要な道はすべて見張られている」

「つまり、このまま行くことはできないということね」千冬が眉をひそめた。

「山岳ルートを迂回すれば可能だが」奏人は山の険しい部分を指さした。「時間がかかりすぎる」

蒼は地図を見つめながら考えていた。このまま逃げ続ければ、零番隊はいつまでも里を監視し続けるだろう。里の人々は身動きが取れない。かといって正面から突破を試みれば、零番隊との全面対決になる。

「思い切って、正面から行くしかないのでは」蒼はついに口を開いた。

「正面から?」綾音が驚いた声を上げた。「でも、零番隊が...」

「だからこそだ」蒼は決意を固めた様子で言った。「僕たちが目立つように動けば、零番隊の注意は僕たちに向く。その間に里の人々は...」

「なるほど」奏人が理解を示した。「囮作戦か」

「その作戦、危険すぎるわ」千冬が反対した。「正面から零番隊と対峙するなんて...」

「だが、他に方法はあるか?」蒼は静かに問いかけた。「このまま隠れ続ければ、里はいつまでも監視下に置かれる」

四人は沈黙の中で考え込んだ。確かに危険な作戦だが、他に選択肢はなさそうだった。

「もし実行するなら、綿密な計画が必要だ」奏人が言った。「どのルートで突破するか、どのように零番隊の注意を引くか...」

「それに、万が一捕まったときの対策も」千冬が付け加えた。

蒼は決意を固めた。「計画を立てよう。そして...里にも連絡を取る必要がある」

奏人は小さな魂石を取り出した。「これで里と通信できる。玄示議長から渡された」

彼が魂石に魂力を注ぐと、石が淡く光り始めた。やがて、石の中から玄示の声が聞こえてきた。

「葉月奏人か。無事だったようだな」

「はい、議長」奏人は答えた。「私たちは山の隠れ家におります。しかし...」

奏人は状況を説明し、蒼が考えた作戦を伝えた。玄示はしばらく黙った後、重い声で応答した。

「危険な作戦だ。だが...理はある」

「議長、もし実行するなら、里側からも協力が必要です」奏人が言った。

「無論だ」玄示の声には決意が込められていた。「お前たちが零番隊の注意を引きつける間、我々は残りの力を結集して反撃する」

計画の詳細が話し合われ、実行は当日の正午に決まった。蒼たちは里の東門から正面に現れ、零番隊の注意を引く。同時に、里の術者たちは他の門から反撃に出る。混乱に乗じて、蒼たちは東の森を抜け、山岳地帯へと逃れる計画だった。

「ただし」玄示は付け加えた。「最も危険なのは霧島烈だ。彼の『魂切り』には特に注意せよ」

「はい」蒼は覚悟を決めた。

通信が終わった後、四人は最後の準備に取りかかった。魂器の確認、応急処置の用意、そして緊急時の脱出経路の確認。

「明日はどうなるか分からない」蒼は真剣な表情で三人に語りかけた。「もし危険になったら、僕一人で...」

「そんなこと言わないで」千冬が蒼の言葉を遮った。「私たちは一緒に行く。最後まで」

「そうよ」綾音も同意した。「あなた一人で戦わせない」

「俺もだ」奏人も頷いた。「幼なじみとしての約束を果たす」

蒼は感謝の気持ちでいっぱいになった。孤独だった彼が、今は信頼できる仲間たちに囲まれている。

「ありがとう」蒼は心からの言葉を口にした。「明日...一緒に戦おう」

***

作戦決行の日、蒼たちは早朝から準備を整えていた。奏人が魂石で里と最後の確認を行い、作戦開始の時間が正確に決められた。

「正午だ」奏人が言った。「その時間に里の術者たちも動く」

「皆、準備はいい?」蒼が確認した。

三人が頷き、彼らは隠れ家を出て、里の東門へと向かった。道中、彼らは何度か零番隊の見張りを察知したが、奏人の「隠れの術」のおかげで発見されずに済んだ。

東門の近くまで来た時、彼らは密やかに最後の打ち合わせを行った。

「作戦開始と同時に、すぐに零番隊が現れるだろう」奏人が警告した。「時間稼ぎをしながら、徐々に森の方へ後退していくんだ」

「分かった」蒼は右手の轉魂の刻印を見つめた。今日はこの力を最大限に発揮しなければならない。

正午を告げる里の鐘が鳴り響くと、蒼たちは一斉に東門の前に姿を現した。奏人が強力な魂術を放ち、空に金色の光の柱を立ち上らせる。それは「我々はここにいる」という挑戦状だった。

「来るぞ...」千冬が周囲を警戒した。

彼女の言葉通り、数分もしないうちに、黒い霧が彼らの周囲に立ち込め始めた。零番隊の反応は素早かった。

霧の中から一人の男が現れた。赤い髪を持ち、全身を炎のような紋様で飾られた装束を着ている。彼は「炎舞」のリウではなく、別の男だった。

「ほう...深宮零王の息子か」男は冷笑を浮かべた。「俺様に会いに来るとはな」

「あなたは...?」蒼が警戒の姿勢を取った。

「『焔牙のレオ』と呼ばれている」男は自己紹介した。「零番隊の新メンバーだ」

「新メンバー...?」千冬が驚いた。「零番隊は五人だったはず...」

「ふん、情報が古いな」レオは嘲笑した。「俺様は新たに選ばれた六人目のメンバーだ。特に、お前らのような逃亡者狩りを担当している」

彼の手から炎が立ち上り、周囲の気温が一気に上昇した。

「さあ、お前らの力を見せてもらおうか」

レオの手から巨大な炎の渦が放たれ、蒼たちに襲いかかった。四人は咄嗟に散り散りになって避ける。

「魂の鎖!」奏人が素早く反撃し、青白い鎖がレオに向かって飛んでいった。

しかし、レオは身をひるがえすと、炎で鎖を焼き切った。「こんなもので俺様が倒せるとでも?」

「蒼!」千冬が声をかけた。「私との契約を!」

蒼は瞬時に判断し、千冬と目を合わせた。「轉魂契約!」

金色の光が二人を繋ぎ、蒼は千冬の「感情凍結」の能力を借り受けた。契約成立と同時に、蒼の体から冷気が放たれ始める。

「感情凍結...」蒼はレオに向かって手を伸ばした。

冷気がレオの炎と衝突し、激しいシューッという音と共に蒸気が立ち上った。炎と氷のせめぎ合いが始まる。

「なるほど、感情を凍らせる能力か」レオは興味深そうに言った。「だが、俺様の炎は感情そのものから生まれる。凍らせることはできんぞ!」

彼の言葉通り、レオの炎は徐々に優勢になり、蒼の冷気を押し戻し始めた。

「くっ...」蒼は歯を食いしばった。

「私も!」綾音が蒼の隣に立ち、「魂の炎」を放った。彼女の青白い炎がレオの赤い炎と激しくぶつかり合う。

「なんと...魂霊か」レオは少し驚いた様子を見せた。「面白い仲間を持っているな」

戦いが激しさを増す中、里の別の門からは激しい戦闘音が聞こえてきた。作戦は順調に進んでいる。里の術者たちが反撃に出たのだ。

「私が時間を稼ぐ」奏人が前に出た。「蒼、お前は力を蓄えろ」

奏人の「魂の鎖」が次々とレオに向かって飛んでいく。レオはそれらを炎で焼き切るが、絶え間なく放たれる鎖に対応するのに精一杯だった。

蒼はその時間を利用して、轉魂の力を極限まで高めようとした。彼は父のノートに記された「轉魂共鳴」の技術を思い出す。複数の契約者の力を同時に引き出す技...

「でも、千冬としか契約していない...」

その時、蒼は突然、ある考えが思い浮かんだ。これまでの旅で、彼は多くの人と契約してきた。老人、瑠璃、風間...彼らとの契約は既に切れているが、その「記憶」は蒼の中に残っていた。

「もし...その記憶の欠片を呼び出せたら」

蒼は集中し、過去の契約者たちの記憶に意識を向けた。彼の右手の轉魂の刻印が強く輝き始める。

「何をしている?」レオは蒼の様子に気づき、より強力な炎を放った。

奏人と綾音はその攻撃を必死に防ぎ、蒼を守る。

「もう少し...」蒼の意識は深く内側へと向かっていった。

すると突然、蒼の心の中で何かが繋がった。老人の格闘術の記憶、瑠璃の「記憶糸」の力、風間の「感情増幅」の能力...それらの記憶の欠片が蒼の中で目覚め始めた。

「見つけた...」蒼の目が開かれ、その瞳が金色に輝いた。「記憶の欠片召喚!」

蒼の体から爆発的に金色の光が放たれた。その光は様々な色に分かれ、蒼の周りを回転し始めた。

「なんだ?」レオが驚きの声を上げた。

「これが...轉魂の真の力」蒼は静かに言った。

一瞬の間があり、次の瞬間、蒼の姿が消えた。超高速で動いたのだ。老人から借りた格闘術の記憶を使って、蒼はレオの懐に飛び込んでいた。

「なに!?」レオが驚いた時には既に遅く、蒼の拳が彼の腹部に突き刺さった。

レオは数メートル吹き飛ばされたが、すぐに体勢を立て直した。「なかなかやるな...だが!」

彼が反撃しようとした瞬間、蒼の周りに青い糸が現れた。瑠璃の「記憶糸」だ。糸がレオに向かって飛び、彼の動きを一瞬だけ拘束した。

「これは...記憶操作の術か」レオは糸を炎で焼き切りながら言った。

「そして...」蒼の体から赤と青の光が同時に放たれた。風間の「感情増幅」の能力と、千冬の「感情凍結」が同時に発動したのだ。

レオの炎が一瞬大きく燃え上がった後、急速に凍りついた。

「なんだと!?」レオは自分の能力が制御を失ったことに驚愕した。

「短時間だけど...過去の契約から記憶の欠片を呼び出せる」蒼は理解した。それは完全な「轉魂共鳴」ではないが、一歩近づいた形だった。

「面白い...」レオは苦しみながらも笑った。「だが、この程度では!」

彼の体から巨大な炎の柱が立ち上り、凍結した炎を溶かし始めた。その熱波は周囲の木々まで焦がしていく。

「危ない!」千冬が叫んだ。

しかしその時、突然周囲から複数の魂術が放たれ、レオに集中砲火が浴びせられた。

「なに!?」

里の術者たちが援軍に現れたのだ。十数名の術者が様々な魂術を放ち、レオを攻撃する。水の渦、風の刃、土の牢獄...様々な属性の魂術がレオに向かって飛んでいった。

「深宮蒼!」一人の術者が叫んだ。「今のうちに逃げろ!我々が時間を稼ぐ!」

「でも...」蒼は迷った。

「行け!」術者は強く命じた。「玄示議長の命令だ!」

蒼は仲間たちと目を合わせ、頷いた。「助かった。ありがとう!」

四人は東の森へと走り出した。背後ではレオと里の術者たちの激しい戦いの音が響いている。

「大丈夫なのか?」蒼は振り返りながら言った。

「あの術者たちなら...」奏人が答えた。「少なくとも、我々が逃げるための時間は稼いでくれるだろう」

四人は全力で森の中を走った。計画通り、零番隊の注意は彼らに向けられ、里は反撃の機会を得た。

しかし、彼らが森の奥に進むにつれ、不穏な気配が感じられるようになった。まるで、誰かに見られているような感覚...

「警戒して」奏人が小声で言った。「まだ安全ではない」

彼らは緊張しながら進んだが、突然、前方の木々が薙ぎ倒され、黒い衣装を着た男が立ちはだかった。

「深宮蒼...逃がさん」

それは霧島烈だった。

蒼たちは足を止め、戦闘態勢に入った。霧島烈との戦いは前回、完全な敗北に終わっている。だが今回は...

「皆、準備して」蒼は静かに言った。「一度に攻撃する」

四人は互いに目配せし、一斉に攻撃に転じた。奏人の「魂の鎖」、千冬の「感情凍結」、綾音の「魂の炎」、そして蒼は再び記憶の欠片を呼び出した。

四人の攻撃が霧島に迫る瞬間、彼は「魂切り」の剣を抜いた。

「無駄だ」

霧島の剣が一閃し、四人の魂術が全て断ち切られた。まるで存在そのものを否定されたかのように、魂術が消失する。

「前回も言っただろう」霧島は冷たく言った。「お前たちは私には敵わない」

四人は震えながらも、退かなかった。

「諦めるな!」蒼が叫んだ。「力を合わせれば...」

霧島は一歩踏み出した。その威圧感だけで、四人は息苦しくなった。

「俺には逆らえん」

その言葉と共に、霧島の体から黒い霧が広がり始めた。それは四人を包み込み、魂力を奪おうとする。

「くっ...」蒼は膝をつきそうになりながらも、抵抗した。

しかし霧島の力はあまりにも強大だった。徐々に四人の力が奪われていく。

「やはり、まだ早いか...」霧島はため息をついた。「お前の力は、完全には目覚めていない」

「何を...言って」蒼は息も絶え絶えに言った。

「深宮零王の息子...お前の中には特別な力がある」霧島は静かに言った。「だが、今はまだその時ではない」

彼は剣を収め、蒼に近づいた。「私はお前を連れ去る。魂器も、もらっていく」

蒼は最後の力を振り絞り、立ち上がろうとした。「渡さない...魂器も...仲間も...」

「抵抗は無駄だ」

霧島が蒼に手を伸ばした瞬間、突然、空間に亀裂が走った。まるで空気そのものが裂けたかのような異変が起こり、その亀裂から強烈な光が放たれた。

「なに!?」霧島が初めて動揺した声を上げた。

亀裂が広がり、そこから一人の老人が姿を現した。彼は白い髭を蓄え、古風な装束を着ていた。

「魂術・空間移転...」老人は静かに言った。「間に合ったようだな」

「お前は...!」霧島が声を上げた。

老人は蒼たちの前に立ちはだかった。「零番隊の隊長、霧島烈よ。今日はここまでだ」

蒼は弱々しく老人を見た。「あなたは...」

「私は守人。ここではそう名乗っておこう」老人は振り返らずに言った。「話は後だ。今は逃げるぞ」

守人は素早く術印を結び、空間に新たな亀裂を作り出した。「こちらへ!皆、急げ!」

四人は最後の力を振り絞って立ち上がり、亀裂に向かって走った。霧島は「待て!」と叫びながら追いかけてきたが、守人の放った強力な魂術の光の壁が彼を阻んだ。

「空間転移術...」霧島は歯噛みした。「まさか、この術を使える者がまだいたとは...」

蒼たちは亀裂の中に飛び込み、守人も最後に続いた。亀裂は閉じ、森に静寂が戻った。

霧島は暫くそこに立ち尽くした後、ゆっくりと剣を収めた。

「深宮零王...お前の息子は、予想以上に多くの助けを得ているようだな」

彼は空を見上げ、「だが、次は...私自ら対処する」と冷たく呟いた。

空間転移術によって移動した蒼たち一行は、遠く離れた山の洞窟の中に現れていた。全員疲労困憊だったが、無事だった。

「ここなら...当分は安全だ」守人は言った。

蒼は立ち上がり、老人に向き直った。「あなたは...誰なんですか?なぜ私たちを助けた?」

守人は穏やかな微笑みを浮かべた。「私は...お前の父の古い友人だ。彼から、こうなったときのために助けるよう頼まれていた」

「父から...?」蒼の目が大きく開いた。「父は生きているのですか?」

守人は複雑な表情を見せた。「その問いへの答えは...まだその時ではない。だが、これだけは伝えておこう」

彼は蒼の肩に手を置いた。「お前の父は生きている。必ず再会できる」

蒼の胸に希望の光が灯った。父は生きていた。そして、いつか再会できる...

「守人さん、父は今どこに?」

「それは言えない」守人は首を振った。「だが、魂器を集め続ければ、必ず真実にたどり着く」

守人は蒼に古い羊皮紙を渡した。「これは次なる魂器『空間の羅針盤』への道標だ。お前の旅の助けになるだろう」

蒼は恭しく羊皮紙を受け取った。「ありがとうございます...」

守人は蒼を見つめ、「お前は強くなった」と言った。「特に、轉魂の力の使い方...記憶の欠片を呼び出せるようになったのは大きな進歩だ」

「あなたは...見ていたんですか?」

「ずっとな」守人は微笑んだ。「お前の旅を」

彼は立ち上がり、「私はこれで去る」と言った。「再び会う時まで...自分の力を信じろ」

「待ってください!」蒼が声をかけた。「最後に一つだけ...父からの言葉はありませんか?」

守人は立ち止まり、振り返った。「ああ...」

彼は深刻な表情で言った。「次なる魂器は生命の要。そこに娘の救済と真実がある」

その言葉を残し、守人は再び空間転移術を使って姿を消した。

蒼たちはしばらく黙ったまま、守人の言葉を咀嚼していた。

「生命の要...」千冬が小さく呟いた。

「娘の救済...」綾音はその言葉に何か感じるものがあるようだった。

「とにかく」奏人が立ち上がった。「今日の目的は達成された。我々は零番隊の包囲から脱出し、次の目標も示された」

蒼は頷いた。「そうだな...」

彼は守人が残した羊皮紙を広げ、そこに描かれた地図を見た。複雑な線と記号が描かれているが、それが示す場所は明確だった。

「『霧島島』...」蒼は静かに言った。「僕の記憶が失われた場所...そして父の実験が行われた場所」

「行くのね...」千冬が蒼の隣に座った。

「ああ」蒼は決意を固めた。「次の魂器を求めて...そして父の真実を知るために」

四人は洞窟の中で休息を取りながら、次の旅路への準備を始めた。里を守るための作戦は成功し、彼らは次の目的地を得た。父の謎めいた言葉と共に...
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