転生投資家、異世界で億万長者になる ~魔導株と経済知識で成り上がる俺の戦略~

ソコニ

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第16話:「富裕令の脅威」

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プロローグ:「貴族の宣戦布告」

王都北区の高台に建つヴァンダーウッド家の邸宅は、三百年以上の歴史を誇る白亜の城郭のようだった。その最上階にある執務室では、ヴァンダーウッド家当主レオンハルト(62歳)が、黒檀の長テーブルを前に座り、目の前に広げられた書類に最後の署名を入れようとしていた。

「これで大丈夫ですね?王国富裕令の最終案は」

レオンハルトが冷たい灰色の目で側近たちを見回すと、全員が恭しく頷いた。彼の銀髪に差し込む朝日が、その鷹のような鋭い表情をより厳しく照らし出している。

「ええ、万全です」執事長セバスチャンが自信に満ちた声で答えた。「投資家保護という名目で、市場安定化のために『十分な資産』を持つ者のみが投資できるという内容です。最低資金制限を10万ゴールドに設定することで、小規模投資家の大半は自動的に排除されます」

「そして、フェニックス・インベストメントもな」レオンハルトは低く笑った。「あの異世界から来た男、田中誠と、彼の半獣人の女を市場から追放できる」

「はい。彼らの現在の資金力では、この要件を満たすことは不可能でしょう」

レオンハルトは満足げに頷くと、金の万年筆で最後の署名を終えた。署名の横には、ヴァンダーウッド家の家紋が輝いている。この署名一つで、彼は多くの投資家の運命を左右していた。

「昨年のエリオット・ライトシールドの魔導株では20万ゴールドもの損失を被った。二度とそのような恥辱は許さん」

彼は立ち上がり、大きな窓から王都の景色を見下ろした。遠くには市場区域が見え、朝の陽光を浴びて活気づき始めていた。

「三百年にわたってヴァンダーウッド家は王国の経済を支えてきた。野心家どもが市場を撹乱することは許さぬ」

側近たちは威厳に満ちた主人の言葉に静かに頷いた。このとき、誰もこの法案が王国全体を巻き込む大きな変革の引き金になるとは想像だにしていなかった。

---

一方、王都の市場区域にある小さな建物では、フェニックス・インベストメントの朝の準備が始まっていた。

「ミラ、今日のエリオットの株価はどうなっている?」

書類を整理しながら、田中誠(29歳)は相棒のミラに声をかけた。前世では日本の証券会社で働いていた彼は、この異世界でも鋭い眼光と整った顔立ちを持ち、落ち着いた物腰が印象的だった。

猫の耳と尻尾を持つ半獣人の少女ミラは、すらりとした指で素早く算盤を弾きながら答えた。

「昨日の終値は26ゴールド。発行時の10ゴールドから見れば2.6倍よ」彼女の琥珀色の瞳が喜びに輝いた。「私たちの特別株4株の価値は1040ゴールドになったわ。誠、私たちやったわね!」

「ああ、エリオットの防衛魔法の研究が王国に認められたからな」誠は微笑みながら窓の外を見た。「彼の才能は本物だった。私たちの判断は間違っていなかった」

若い見習い投資家のトビアスが階段を駆け上がってきた。彼の額には汗が浮かんでいた。

「誠さん!お客様がどんどん増えています。エリオットさんの成功を聞きつけて、次の投資先について相談したいという方々です!」

「そうか、対応を手伝ってくれ」

トビアスが階下へ戻った後、ミラは不安げに誠を見つめた。

「誠、私、怖いの…」

「何がだい?」

「こんなに順調なことが…ずっと続くのかしら」ミラは小さな声で言った。「私たち、ヴァンダーウッド家の利益を奪ったのよ。彼らは黙っていないわ」

誠が返事をする前に、事務所のドアが開き、青い制服を着た若い貴族が入ってきた。アルフレッド・ノーブルガードだ。彼の表情は普段の陽気さとは違い、暗く緊張していた。

「やはり来てくれたか」誠は彼に向かって頷いた。

「急を要する話がある」アルフレッドは声を潜めた。「王宮での昨夜の会議で、ヴァンダーウッド家が『王国富裕令』という法案を提出した。これが通れば、10万ゴールド未満の資金を持つ投資家は市場から締め出されることになる」

誠の顔から血の気が引いた。「10万ゴールド…」

「間違いない。これは君たちフェニックス・インベストメントと、君たちが支援する小口投資家たちを狙い撃ちにした法案だ」

ミラは震える手で口を覆った。「私たちの現在の資本金は…」

「5万ゴールド以下だ」誠は静かに言った。「エリオットの株は成功したが、まだ10万には届かない」

「正確には法案は『投資家保護』という名目で提出されている」アルフレッドは説明を続けた。「市場の安定のためには『十分な資本』を持つ者のみが参加すべきだという理屈だ」

「馬鹿な」誠は拳を握りしめた。「それは完全にヴァンダーウッド家のような大貴族が市場を独占するための口実だ」

「そうだ。しかも法案はすでに相当数の支持を集めている。保守派の貴族たちは皆、ヴァンダーウッドの側についている」

沈黙が部屋を満たした。朝日が窓から差し込み、三人の影を床に長く伸ばしていた。

「いつ議会で投票される?」誠が尋ねた。

「早くて2ヶ月後だ」アルフレッドは答えた。「それまでに何とかしなければ」

誠は窓の外を見つめ、市場区域の活気ある風景を眺めた。そこには多くの小規模投資家や商人たちの姿があった。彼らの夢や希望が、一人の大貴族の野望によって潰されようとしている。

「私は前世で一度、経済危機を前に正しい判断ができなかった」誠は静かに、しかし決意を込めて言った。「だが今度は違う。小さな投資家たちの可能性を潰すような不公正は、絶対に許さない」

彼の瞳に決意の光が宿った。市場予知能力を持つ誠には、この瞬間、王都全体を覆う混沌とした「気流」が見えた。嵐の前の静けさのように、大きな変革の前兆が漂っていた。

「ミラ、トビアス、準備するぞ」誠は振り向いた。「私たちは小さな投資事務所かもしれないが、これは単なる商売の問題ではない。私たちは未来のための戦いに立ち向かうんだ」

ミラは不安と恐れを抱えながらも、誠の傍らに立った。彼女の中にも、過去の屈辱を乗り越え、自分の価値を証明したいという強い思いがあった。

「私も行くわ」彼女は小さいながらも強い声で言った。「どこまでも、一緒に」

アルフレッドは二人を見て微笑んだ。「私も王宮内でできる限りの協力をしよう。しかし覚悟しておくといい—ヴァンダーウッド家は三百年の歴史と莫大な資産を持つ。これは容易な戦いではない」

「分かっている」誠は頷いた。「だが、歴史を変えるのは常に小さな一歩からだ」

王都の朝日が三人を照らし、これから始まる壮大な闘いの幕開けを告げていた。






第16話:「富裕令の脅威」

「王国富裕令って、本当なのかい?」

肩を落とした中年の商人が、フェニックス・インベストメントの事務所を訪れた。彼のような姿は、この数日で珍しくなくなっていた。

「噂では、10万ゴールド未満の投資家は排除されるって…」

朝から続く訪問者の応対に疲れた様子のトビアスが、誠に助けを求めるような目を向けた。

「お待ちください、マーティンさん」誠は椅子から立ち上がり、来客に近づいた。「その件については、私たちも調査中です。確かな情報が入り次第、すぐにお伝えします」

マーティンは半信半疑の表情を浮かべながらも、一旦は納得して事務所を後にした。扉が閉まると同時に、誠は深いため息をついた。

「ミラ、今日で何人目だ?」

算盤を弾きながら帳簿をつけていたミラが顔を上げた。

「今のマーティンさんで23人目よ。みんな同じ質問を…」

窓の外では、市場区域の雰囲気が普段と違っていた。店先で商人たちが小さな声で会話し、不安そうな表情で行き交う姿が見える。誠の市場予知能力が捉えた「気流」も、不安と恐怖の赤い渦を形成していた。

「噂が広がるのは早いな」誠は窓から視線を外し、机の上の書類に目を落とした。アルフレッドから届いた「王国富裕令」の草案コピーだ。

「この法案、正式名称は『投資市場健全化法』というんだ。投資家保護を名目にしているが、実質は…」

「小規模投資家の締め出しね」ミラが静かに言葉を継いだ。「10万ゴールド以上の資産がなければ投資できない、投資損失補償義務…これじゃ私たちのような小さな事務所は続けられないわ」

誠は草案を握りしめた。「ヴァンダーウッド家の報復だ。エリオットの魔導株で彼らに勝ったことへの仕返しに他ならない」

「でも、なぜ今なの?」ミラが不思議そうに尋ねた。「あれからもう数か月経っているわ」

「戦略的なタイミングだよ」誠は説明した。「今、市場は活況を呈している。多くの人々が投資に興味を示し、小規模投資家の数も増えている。まさにそんな時に、彼らを締め出せば、市場は完全に大貴族の支配下に置かれる」

トビアスが悲痛な表情で割り込んできた。

「私の友人たちも皆、不安がっています。やっと少額から投資を始めたばかりなのに…」彼は声を震わせた。「このままでは、貧しい家庭の子供たちが魔法学院に通う夢も潰えてしまいます」

三人は重苦しい沈黙に包まれた。その時、事務所のドアが勢いよく開いた。

「誠!大変だ!」

アルフレッド・ノーブルガードが息を切らして飛び込んできた。その表情は普段の余裕を失っていた。

「法案の審議が早まった。来月15日に予備投票が行われる」

「何だって?」誠は目を見開いた。「それは予定より一ヶ月も早い!」

「ヴァンダーウッド家が政治的圧力をかけたんだ。彼らは『市場の安定のため』と称して、投票の前倒しを議会に認めさせた」

「卑怯な…」ミラが歯を食いしばった。

「まだある」アルフレッドは声を低くした。「彼らは貴族や大商人たちに秘密裏に接触し、『投資市場の安全のため』という名目で支持を取り付けている。すでに過半数の賛成票を確保したと言われている」

誠は立ち上がり、窓際に歩み寄った。市場区域の向こう、丘の上に建つヴァンダーウッド家の白亜の邸宅が見える。

「やはり対抗策を講じるしかないな」誠が決意を固めた声で言った。「今すぐに行動を起こそう」

---

その日の夕方、フェニックス・インベストメントは前例のない光景を目の当たりにしていた。事務所の前の広場には、百人以上の小規模投資家や商人たちが集まっていた。誠の呼びかけに応じて駆けつけた人々だ。

誠は即席の演台に立ち、集まった人々に向かって語りかけた。

「皆さん、集まってくれてありがとう。すでにご存じの通り、『王国富裕令』と呼ばれる法案が議会に提出された。この法案が可決されれば、私たちのような小規模投資家は市場から締め出されることになる」

不安げなざわめきが群衆の中から上がった。

「これは単なる経済政策ではない」誠は声を張り上げた。「これは富める者と貧しき者の間に壁を作り、経済的機会を独占するための策略だ」

人々の表情が怒りと恐れに変わっていく。

「私も以前は、一介の投資家に何ができるのかと考えていた」誠は自らの胸に手を当てた。「しかし、エリオット・ライトシールドの魔導株で私たちが勝利したように、資金力だけが市場を動かす力ではない。知恵と団結こそが、真の力なのだ」

聴衆の中から、一筋の希望の光が見え始めた。誠の市場予知能力は、群衆の中に青い上昇気流が少しずつ形成されていくのを捉えていた。

「だからこそ提案したい」誠は決定的な言葉を告げた。「私たちの資金を結集し、『民衆投資連合』を結成しよう。個々では弱くとも、団結すれば私たちにも戦う力がある!」

最初は戸惑いの声も上がったが、誠が具体的な計画を説明するにつれ、人々の目に光が戻り始めた。

「フェニックス・インベストメントが専門知識を提供し、皆さんの資金を一つに結集する。それにより10万ゴールドの壁を超え、法的要件を満たすことができる」

「でも、私たちのお金は安全なのか?」人混みから疑問の声が上がった。

「当然の懸念です」誠は頷いた。「だからこそ、魔法契約による厳格な資金管理と、全ての取引の透明性を保証します。私たちは皆さんの資金を守りながら、共に成長する道を模索するのです」

会議は三時間以上に及んだ。当初は悲観的だった人々も、誠の論理的な説明と熱意に心を動かされていった。最終的に、民衆投資連合の結成と、初期資金の拠出について前向きな合意が得られた。

「明日から詳細な契約内容を詰めていきましょう」誠は締めくくった。「皆さんの力を合わせれば、必ず道は開けます!」

人々が解散し始めると、トビアスは子供のように目を輝かせた。

「すごいです、誠さん!みんなの気持ちが一つになりました!」

「まだ始まったばかりだよ」誠は彼の肩を叩いた。「これからが本当の戦いだ」

---

夜が更けた事務所で、ミラは窓辺に佇む誠に熱いお茶を差し出した。

「民衆投資連合か…大胆な発想ね」

「日本の投資信託みたいなものさ」誠は微笑んだ。「個々の力は小さくても、集めれば大きな力になる」

「でも…」ミラは不安げに問いかけた。「本当に勝てると思う?ヴァンダーウッド家は三百年の歴史と膨大な資産がある。私たちはまだ始まったばかりの小さな事務所よ」

誠は星空を見上げた。その瞳に決意の光が宿っていた。

「正直に言えば、厳しい戦いになるだろう」彼は静かに答えた。「ヴァンダーウッド家は王国の政治にも深く根を張っている。簡単には覆せない」

ミラの表情が暗くなり始めたが、誠は続けた。

「でも、私は前世で一度負けた。リーマンショックの時、顧客の資産を守れなかった。多くの人の人生を変えてしまった」彼の声には痛みと決意が混ざっていた。「もう二度と同じ轍は踏まない。この世界で私に与えられた力と知識を使って、今度こそ正しいことをするんだ」

ミラは誠の横顔を見つめた。彼の瞳に映る決意の光と、前世からの痛みを抱えながらも前に進もうとする強さに心を打たれた。

「わかったわ」彼女は静かに言った。「私も全力で戦うわ。誠との出会いが私に希望をくれたように、私たちは他の人たちにも希望を与えられるはず」

二人は黙って夜空を見上げた。市場区域の家々の灯りが、まるで星のように輝いて見えた。

「明日から本格的な準備だ」誠は言った。「民衆投資連合の契約書、資金の調達方法、そして投資戦略…やるべきことは山ほどある」

「私が計算と帳簿を担当するわ」ミラが頼もしく言った。「誠はいつも通り、市場の動きを読んで」

二人の間に静かな信頼と決意が流れた。この小さな事務所から、王国の経済を変える大きな波が生まれようとしていた。

「よし、始めよう」誠は星空に向かって誓うように言った。「私たちの反撃を」

窓から差し込む月明かりが、彼らの決意に満ちた表情を照らし出していた。王都の夜は静かだったが、その静けさの中で、大きな変革の種が芽吹き始めていた。








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