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第15話:「海神の遺産と津波の脅威」
しおりを挟むポセイドン神殿を後にした一行は、半魚人アルゴンの導きで海底から上昇していた。しかし、彼らが深淵の谷を登り始めた時、突然海底に異変が起きた。
「何だ…これは」ヴァルターが足を止めた。
海底が微かに震動し始め、遠くから低い轟音が響いてきた。アルゴンとその仲間たちは明らかに動揺した様子で、互いに不安げな視線を交わしていた。
「良くない兆候です」アルゴンが警戒の声を上げた。「海底火山が活動を始めたようだ」
「火山?」イグニスが眉をひそめた。「この海域に活火山があるとは聞いていませんでした」
「普段は休眠しています」アルゴンは答えた。「だが、神殿の封印が解かれたことで…」
その言葉が途切れた瞬間、より強い震動が彼らを襲った。深淵の谷の奥から赤い光が見え始め、海水の温度が急速に上昇しているのを感じた。
「急いで海面へ向かいましょう!」アルゴンが叫んだ。「噴火が始まれば、この海域全体が危険になります」
一行は急いで上昇を始めた。レナスは胸の内で、新たに得たポセイドンの詩の力が脈動するのを感じていた。「海を越えた楽園の岸辺に、永遠の波は歌う」—その言葉の意味はまだ完全には理解できなかったが、今の状況と何か関係があるのではないかという直感があった。
海面に近づくにつれ、海水の揺れはさらに激しくなり、半魚人たちは明らかに恐れの表情を浮かべていた。
「ネレウス長老と連絡を取る必要があります」アルゴンが特殊な貝殻のような装置を取り出し、それを使って音波を送った。しばらくして返信の音波が届き、彼の表情はさらに暗くなった。
「何があったの?」フィリアが心配そうに尋ねた。
「最悪の事態です」アルゴンの声は重かった。「海底火山の活動が急速に活発化しています。このままでは大規模な噴火が起こり…」
「大陸を津波が襲うかもしれない」イグニスが言葉を継いだ。
彼らが月の入江に戻ると、そこには既に多くの半魚人たちが集まっていた。中央にはネレウス長老の姿があり、彼は複雑な表情でレナスたちを見つめていた。
「予言通りですね」ネレウスは深い溜息と共に言った。「神殿の封印が解かれれば、海が荒れ狂うと」
「予言?」レナスが尋ねる。「それは…」
「ポセイドン様の最後の試練です」ネレウスは厳かに言った。「神の器の真の力を試すために」
彼は湾内に設置された古代の装置—水晶と金属で作られた複雑な機械—を指差した。
「かつてこれで波を鎮めていました」長老は言った。「だが今は力の大部分が失われています。津波を完全に止めることはできないでしょう」
彼らが話している間も、海底の震動は続き、海面が不気味に上下し始めていた。イグニスは高台に上り、双眼鏡のような器具で遠くを観察した。
「噴火が始まっています」彼は緊張した声で言った。「海上に噴煙と蒸気が見える」
震動が再び強まり、今度は海面が大きく波打ち始めた。海の彼方、水平線上に黒い雲が立ち上り、雷光が走っていた。
「時間がありません」ネレウスが急いで言った。「神の器よ、あなたはポセイドンの詩を得ました。その力を使うときです」
レナスは不安げに仲間たちを見た。ポセイドンの詩の力を使うことはできるだろうが、どうやって津波を止めるのか?
「何をすればいいんだ?」
「月の祭壇へ」ネレウスは入江の中央にある円形の石造りの台を指さした。「そこでポセイドンの詩を詠えば、海を鎮める力が生まれるでしょう」
レナスは決意を固め、祭壇へと向かった。彼が台の上に立つと、足元の石に刻まれた古代の文様が青く光り始めた。
「フィリアさんも一緒に」ネレウスが言った。「詩を紡ぐ者として、あなたの力も必要です」
フィリアはレナスの隣に立った。水平線はますます暗くなり、海は荒れ狂い始めていた。風が強まり、入江の水面も次第に荒れ始めていた。
「どうすれば…」レナスが迷っていると、フィリアが静かに彼の手を取った。
「私の歌と、レナスさんの詩の力を合わせれば」彼女は優しく微笑んだ。「きっとできるはずです」
レナスは頷き、深く息を吸った。彼は心の中でポセイドンの詩を思い出し、声に出して詠み始めた。
「海を越えた楽園の岸辺に、永遠の波は歌う」
彼の体の文様が青く輝き始め、その光は次第に強まっていった。同時に、フィリアも目を閉じ、透明感のある美しい声で歌い始めた。それは言葉を持たない純粋な旋律だったが、レナスの詩と不思議な調和を生み出していた。
祭壇全体が光に包まれ、その光は波紋のように広がって海面に伝わっていった。しかし、それは荒れ狂う海を鎮めるには十分ではなかった。水平線の彼方では、既に巨大な波が形成され始めているのが見えた。
「力が足りない」イグニスが焦りの表情で言った。
「詩の真の力を解放せよ」ネレウスが静かに言った。「あなたの中にある神性を」
レナスは困惑した。彼の中の神性?確かに彼は「神の器」として選ばれた存在だが、神性を解放するとはどういうことなのか。
そのとき、フィリアの歌声がさらに高まり、彼女の体からも淡い光が放たれ始めた。彼女の存在が、レナスの中に眠る何かを呼び起こしているようだった。
「神の器よ、恐れず受け入れよ」ネレウスの声が聞こえた。「あなたの真の姿を」
水平線上に巨大な波—津波—が姿を現し、ゆっくりと陸地へと向かって進んできていた。その高さは十メートルを超え、このままでは沿岸の町々は壊滅的な被害を受けるだろう。
レナスは決意した。何が起きようとも、この力を受け入れ、人々を守ろう。彼は再び詩を詠み始めたが、今度はポセイドンの詩だけでなく、これまでに得た全ての神々の詩の断片を組み合わせて詠唱した。
「創造の光よ、智慧の道よ、時の記憶よ、そして海の永遠の波よ」
彼の体から放たれる光が一気に強まり、全身を覆い尽くした。痛みと共に、彼の中に眠っていた力が目覚め始めた。彼の髪は青白く変色し、両目が完全に金色に輝き、背中からは光の翼のような形が現れ始めた。
「レナスさん…」フィリアの声には驚きと畏敬の念が混じっていた。
レナスは変貌を遂げながらも意識ははっきりしていた。彼は高く手を掲げ、古代語で力強く詠唱した。その言葉は彼自身の口から出ているにもかかわらず、まるで別の存在が語っているかのように感じられた。
彼の詠唱とフィリアの歌が完全に調和し、祭壇から巨大な光の柱が立ち上った。それは空に届くほどの高さで、その光は雲を貫き、さらには虚空の亀裂にまで達した。
光の柱が海面に触れると、荒れ狂う波が徐々に静まり始めた。遠くに見えた津波も、まるで時間が逆戻りするかのように小さくなっていった。海底の火山活動も静まり、海全体が穏やかになっていくのを感じた。
「やった…」ヴァルターが安堵の表情を浮かべた。
だがその瞬間、予期せぬことが起きた。レナスから放たれていた光が急に不安定になり、彼の体が激しく震え始めた。
「レナス!」ヴァルターが駆け寄ろうとしたが、光の壁に阻まれた。
「力の反動です」イグニスが警告した。「彼は神性を一度に使いすぎました」
レナスの意識が徐々に遠のいていくのを感じた。彼は自分の手が見える範囲に持ち上げ、それが神々のような輝きを放っているのを見た。だが同時に、激しい痛みが全身を走り、視界が暗くなっていくのを感じた。
最後に見たのは、彼に向かって手を伸ばすフィリアの姿と、空の亀裂がさらに広がり、そこから楽園の幻影がより鮮明に見えていたことだった。
そして、全てが闇に包まれた。
---
レナスが意識を取り戻したのは、それから三日後のことだった。彼が目を覚ますと、小さな木造りの部屋の中にいた。窓からは海が見え、波の音と潮の香りがした。
「目が覚めたか」
振り向くと、ヴァルターが椅子に座っていた。彼の顔には安堵の色が浮かんでいた。
「ここは…」レナスの声は弱々しかった。
「境界の海の小さな漁村だ」ヴァルターが答えた。「半魚人たちの助けで、ここまで運ばれてきた」
レナスは起き上がろうとしたが、全身に鈍い痛みを感じてよろめいた。
「無理するな」ヴァルターが彼を支えた。「君の体はかなりのダメージを受けている」
「津波は…」
「完全に鎮まった」ヴァルターは微笑んだ。「君とフィリアのおかげで、沿岸の町々は無事だ」
レナスは安堵のため息をついた。彼は自分の手を見た。以前の青い文様に加え、新たな水色の文様が追加されていた。それはポセイドンの詩の力の証だった。
「何が起きたんだ?あの時、私は…」
「神の姿に近づいていた」部屋に入ってきたイグニスが静かに言った。「神の器としての君の力が、一時的に目覚めたんだ」
「神の姿…」レナスは震える手で自分の顔に触れた。「私は人間ではなくなりかけていたのか?」
「そこまでではない」イグニスは彼を安心させるように言った。「君はまだ人間だ。ただ、神の力を一時的に解放しただけだ」
「フィリアは?」レナスは周囲を見回した。
「彼女は大丈夫だ」ヴァルターが言った。「君ほどの反動はなかったが、それでも力を使い果たして休んでいる。彼女は君の看病を一生懸命していたんだ」
イグニスが窓際に立ち、遠くを見つめながら言った。
「津波を鎮める力を見せるとは、さすが神の器だ」彼の声には感嘆の色があった。「だが、それにより虚空の亀裂はさらに広がった」
レナスも窓の外を見た。確かに、空の亀裂は以前よりも大きく、より鮮明になっていた。亀裂の向こうには「楽園」と思われる景色がはっきりと見え、時折光の粒子が現実世界に降り注いでいるようだった。
「私たちは正しいことをしているのだろうか?」レナスは静かに問いかけた。「神々の詩を集めることで、世界に何が起きているのか」
「それが私たちの使命だ」イグニスは振り返った。「神々は詩に力を込める際、この結果を予見していたはずだ」
その時、部屋のドアがそっと開き、フィリアが入ってきた。彼女は疲れた様子だったが、レナスを見ると笑顔を浮かべた。
「よかった…目が覚めたんですね」
「フィリア…」レナスは微笑み返した。「心配をかけてすまない」
彼女はベッドの傍らに座り、レナスの額に手を当てた。
「まだ熱があります」彼女は心配そうに言った。「無理はしないでください」
レナスは頷いた。確かに体は熱く、頭も少しぼんやりしていた。神の力を解放した反動は、彼の想像以上に大きかったようだ。
「お二人の力の組み合わせは驚異的でした」イグニスが言った。「レナスさんの詩とフィリアの歌が共鳴することで、通常では考えられないほどの力を発揮した」
「ネレウス長老も言っていました」フィリアが静かに言った。「私たちは互いを補完する存在なのだと」
レナスはフィリアの言葉を聞きながら、自分の中に残る奇妙な感覚を思い返していた。神の力を解放していた時、彼は一時的に別の視点から世界を見ていたような気がした。それは人間の視点ではなく、より高次の、より広大な視点だった。
そして、津波を鎮めた後、彼が意識を失う直前に見た景色—虚空の亀裂の向こうにある楽園の姿。それは単なる幻影ではなく、実在する場所のように感じられた。
「少し休んでください」フィリアは優しく言った。「また熱が上がってきています」
レナスは素直に目を閉じた。すると、思いがけず彼の意識は再び深い夢の中へと沈んでいった。
---
夢の中で、レナスは広大な円形の部屋にいた。中央には七つの玉座があり、それぞれに神々が座していた。彼はその場面を傍観者として見ていた。
「楽園の計画は予定通り進んでいる」ゼオスの声が響いた。「だが、問題はその先だ」
「人類は神々の力を受け入れる準備ができているのか?」アテナが尋ねた。
「まだだ」タナトスが暗い声で答えた。「だからこそ、我らは詩に力を込め、神の器を創ったのだ」
「だが、それで十分なのか?」黒い鎧を身につけた神—アポフィス—が立ち上がった。「私は反対の立場を維持する。楽園は祝福ではなく、罰となりかねない」
「アポフィス」ゼオスが厳しい口調で言った。「我らは既に決断を下した。詩を通じて力を譲渡し、神の器たちが導く新たな時代を待つ」
「その時代が来るまで、虚空の亀裂は広がり続ける」アポフィスの声には警告があった。「亀裂が臨界点を超えれば、世界そのものが危険にさらされる」
「それを防ぐのが神の器たちの使命だ」クロノスが静かに言った。「彼らは神と人間の間に立つ存在。両方の視点から真実を見極められる」
アポフィスはしばらく沈黙し、やがて重々しく言った。
「私は備えを続ける。もし計画が失敗したら…」
彼の言葉が途切れたところで、夢の場面が変わった。今度はレナスは巨大な機械の前に立っていた。それは光と影が交錯する球体で、中に何かが封じられているようだった。その周りには古代の文字が刻まれ、詩の形で呪文が書かれていた。
「これが最後の封印です」見知らぬ人物の声が聞こえた。「神々が自らの力と引き換えに守ろうとしたもの」
レナスが振り返ると、そこには白い衣装を着た老人がいた。
「あなたは…」
「私は過去の記憶に過ぎません」老人は微笑んだ。「だが、警告だけはしておきましょう」
彼は機械を指差した。
「神々は詩に力を込めることで、これを封印しました。しかし同時に、詩は封印を解く鍵でもあるのです」
「封印されているのは何なのか?」レナスは尋ねた。
「それを知るには、すべての詩を集めねばなりません」老人の姿が徐々に薄れ始めた。「だが覚えておきなさい。楽園は見た目通りのものではない。アポフィスの警告にも真実がある」
老人が完全に消える前に、彼は最後の言葉を残した。
「神の器よ、力を集めるほど、選択の時は近づく。その時、あなたは神となるか、人間であり続けるか、決断を迫られるでしょう」
---
レナスは汗だくで目を覚ました。外は夜で、月明かりが窓から差し込んでいた。部屋には看病のためか、フィリアが椅子で眠っている姿があった。
彼は夢の中で見た光景を思い返した。神々の会議、封印された機械、そして老人の警告。それらは単なる夢なのか、それとも「時の記憶」の力によって見た過去の真実なのか。
「神となるか、人間であり続けるか…」レナスは小声で呟いた。
津波を鎮めた時、彼は一時的に神の力を解放した。その感覚は恐ろしくもあり、同時に魅力的でもあった。全てを見通すような視点、世界を変える力。だが、それは本当に彼が望む道なのだろうか?
彼はフィリアの寝顔を見つめた。彼女の存在が、彼の人間性を繋ぎとめる錨のように感じられた。
「人間でありながら、神の力を持つ」レナスは静かに思考を巡らせた。「それが神の器の意味なのか…」
窓の外、虚空の亀裂は月明かりに照らされ、青白く輝いていた。亀裂の向こうに見える楽園の姿。それは祝福なのか、それとも警告にあったように罰なのか。
レナスはまだその答えを見つけられないままだった。だが、一つだけ確かなことがあった。彼とフィリアの旅は、これからも続いていく。そして彼らの選択が、やがて世界の運命を左右することになるだろう。
熱で再び意識が遠のく中、レナスは決意を固めた。どんな真実が待っていようと、彼は最後まで旅を続け、神々の詩の真意を知ろう。そして、その時にこそ、彼は自分の道を選ぶだろう。
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【作者より、感謝を込めて】
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そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
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