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第19話「貴族会議、数字で説き伏せる」
しおりを挟む貴族会議の朝、王宮の空気は緊張に満ちていた。日の光が大理石の床に反射し、黄金の装飾が輝く大会議場には、サーディス王国の最高権力者たちが続々と集まりつつあった。
ライアンは会議場に隣接する小部屋で最終確認をしていた。彼の前には数冊の革装丁の資料が並び、隣にはエドモンドとエレナが控えていた。
「32人の貴族のうち、12人が確実に賛成、8人が反対、残り12人が未定と見ていいだろう」
エドモンドが静かに言った。
「特に重要なのは、グレイ伯爵とハーウッド男爵だ。彼らは多くの中立派に影響力を持っている」
ライアンは資料のページをめくりながら頷いた。
「グレイ伯爵は北部の毛織物産業に利害関係があり、ハーウッド男爵は海運業と関わりが深い。それぞれに合わせた説明を準備してある」
エレナが補足した。
「ドラクロワ公爵は今日、特別に側近を五人も連れてきています。何か策を練っているようです」
「予想通りだ」
ライアンの顔には、不思議な落ち着きがあった。
「彼らの反対論も、すべて想定している」
「準備はいいか?」
入口でセバスチャン財務大臣が声をかけた。彼の表情は険しく、ライアンの戦時国債案に対する懸念を隠していないようだった。
「はい、万全です」
「王ご自身もこの議案に関心を持たれている。だが、最終的な判断は貴族会議にある。彼らを説得できなければ、すべては無駄だ」
財務大臣はそう言うと、ライアンたちを会議場へと案内した。
***
大会議場に入ると、32人の貴族が馬蹄形のテーブルに着席し、国王テラモン3世が上座に座っていた。部屋の端には財務省や王室顧問官らも控えている。
ライアンとエドモンドは下座に用意された小さなテーブルに案内された。エレナは傍聴席に移動した。
「第103回貴族会議を始める」
議長役のハモンド卿が厳かな声で宣言した。
「本日の主要議題は、財務大臣セバスチャン卿から提案された『戦時国債』の発行について審議することである」
国王が穏やかな声で切り出した。
「北部での紛争は予想以上に長期化している。戦費の調達は喫緊の課題だ。財務大臣、説明を」
セバスチャン卿が立ち上がり、財政状況の概要を説明した後、ライアンを紹介した。
「この提案の詳細について、考案者であるライアン・ミラー殿に説明させたい」
会場に微かなざわめきが広がった。若い商人が貴族会議で説明するというのは、極めて異例のことだった。
ライアンはゆっくりと立ち上がり、一礼した後、落ち着いた声で話し始めた。
「陛下、そして尊敬する貴族の皆様。今日ご提案する『戦時国債』は、北部紛争という危機を乗り越え、むしろそれを王国発展の契機とするための施策です」
彼は明確かつ論理的に、国債の仕組み、発行方法、利払いの計画、そして何より魔鉱石開発との関連について説明していった。図表を示しながら、複雑な経済概念をわかりやすく伝える彼の能力は、多くの貴族たちの注目を集めた。
説明が終わりかけたとき、突然、ドラクロワ公爵が立ち上がった。
「議長、発言を」
彼は許可を待たずに声を上げた。
「こんな前代未聞の提案を真剣に議論するつもりなのか?王国が民に借金をするなど、王室の威厳を損なう愚策だ!」
公爵の大きな声が会場に響き渡った。
「それに、この提案者は何者だ?つい最近まで奴隷だったという噂もある。そんな者の言葉を信じろというのか?」
会場が騒然となり、何人かの貴族が同意するように頷いた。
議長が秩序を求める声を上げたが、ドラクロワ公爵はさらに続けた。
「商人風情が国家財政に口を出すなど、前代未聞の越権行為だ!」
静寂が戻ったとき、ライアンはまったく動じていない様子で、静かに応じた。
「ドラクロワ公爵の懸念は理解できます。伝統と秩序を重んじることは重要です」
彼はわざと一呼吸置いてから、冷静に続けた。
「しかし、今我々が直面しているのは前例のない危機です。北部の紛争が長引けば、現在の税収では戦費を賄えなくなります」
ライアンは新たな資料を取り出した。それは各貴族の領地ごとの経済状況を詳細に分析したものだった。
「仮に通常の方法で戦費を調達するなら、増税が必要になります。具体的には、現在の領地税を約35%引き上げる必要があるでしょう」
会場が静まり返る。
「例えば、ドラクロワ公爵の領地であれば、年間約12万ゴールドの追加税負担になります」
公爵の顔が明らかに強張った。
「グレイ伯爵の領地では、毛織物産業への課税が強化され、約7万ゴールドの負担増。ハーウッド男爵の海運業には約5万ゴールドの影響が…」
ライアンは次々と具体的な数字を挙げていった。それは各貴族に直接影響する数字であり、誰もが無視できないものだった。
「一方、戦時国債を発行すれば、これらの増税は回避できます。むしろ、国債への投資機会を得ることで、各領地の経済は活性化するでしょう」
彼は再び資料を変え、今度は国債発行による経済効果の予測を示した。
「例えば、グレイ伯爵の領地では、毛織物が北部防衛軍の制服供給に採用されれば、年間9万ゴールドの新たな収入が見込めます」
グレイ伯爵の表情が明らかに変わった。
「ハーウッド男爵の海運業では、物資輸送の増加により約11万ゴールドの追加収益の可能性があります」
ライアンは各貴族に合わせた経済効果を、具体的な数字とともに次々と提示していった。彼の説明は冷静で論理的だが、その内容は各貴族の利害に直接訴えかけるものだった。
「もちろん、この『戦時国債』は前例のない試みです。だからこそ、十分な監視と透明性が必要です」
彼は最後に重要な提案を加えた。
「そこで、『戦時国債監督委員会』を設立し、貴族の代表者にも参加いただくことを提案します。これにより、資金の適切な管理と使途の透明性を確保します」
ドラクロワ公爵が再び立ち上がり、反論しようとしたが、バルト伯爵が先に声を上げた。
「議長、発言を求めます」
バルト伯爵は中年の堂々とした体格の男性で、北部の有力貴族だった。
「私はライアン殿の提案を支持します。北部の危機は私の領地に最も近い場所で起きています。私は日々、アグラリア王国の脅威を感じているのです」
彼は力強い声で続けた。
「国を守るのは武力だけではありません。経済力こそが長期的な防衛の要です。この戦時国債は、単なる財政手段ではなく、国家の存亡をかけた戦略なのです」
バルト伯爵の発言は会場の雰囲気を変えた。実際に北部の危機に直面している貴族の言葉には、重みがあった。
議論は白熱し、賛否両論が飛び交った。ドラクロワ派は「伝統」と「王室の威厳」を盾に反対を続け、革新派は「現実的な解決策」と「経済的利益」を主張した。中立派の貴族たちは両方の意見を聞きながら、徐々に自分の立場を固めていった。
議論の合間に、ライアンは時折短い補足説明を加え、具体的な質問に答えていった。彼の回答は常に数字に基づき、感情に流されることなく、冷静に論理を展開するものだった。
特に効果的だったのは、ハーウッド男爵の「国債の信頼性をどう確保するのか」という質問に対する回答だった。
「魔鉱石の採掘権を国債の担保とします。さらに、初期段階では高位貴族と王室が率先して購入することで、市場の信頼を構築します。具体的には、バルト伯爵はすでに5万ゴールド相当の購入を表明されています」
バルト伯爵が確認するように頷き、会場にどよめきが広がった。
3時間に及ぶ激しい議論の末、議長が投票を宣言した。
「『戦時国債発行の承認』について、賛成の方は挙手を」
緊張の瞬間、次々と手が上がっていく。ライアンは冷静に数を数えた。
「17…18…19…」
最終的に、32人中21人が賛成の意を示した。過半数を超え、議案は可決された。
国王テラモン3世が静かに頷いた。
「決まったようだ。戦時国債の発行を承認する。ただし、ライアン殿の提案通り、監督委員会を設立し、厳格な管理を行うこと」
セバスチャン財務大臣が細かい条件を読み上げ、最終的に「条件付き承認」という形で決議された。
会議が終わると、多くの貴族たちがライアンに近づき、質問や意見を述べ始めた。彼の提案が現実になることで、それぞれが自分の立場をどう確保するか、考え始めたのだ。
***
会議場を出る頃には、すでに夕暮れが近づいていた。ライアンは疲れを見せず、エドモンドとエレナと共に成功を静かに噛みしめていた。
「見事だった」
エドモンドが感心した様子で言った。
「各貴族の経済状況をあそこまで詳細に分析し、それぞれの利害に合わせた説明をするとは」
「私が驚いたのは、ドラクロワ公爵の反論をすべて想定していたことです」
エレナが加えた。
「彼が『王室の威厳』を持ち出した時も、『奴隷の過去』を非難した時も、全く動じなかった」
ライアンは静かに笑った。
「相手の論理を理解すれば、反論は容易い。重要なのは感情ではなく、数字だ。数字は嘘をつかない」
彼らが王宮の回廊を歩いていると、突然、側面の通路から声がかけられた。
「ライアン殿、少し話があるが」
振り返ると、ドラクロワ公爵が二人の側近を従えて立っていた。75歳を超える老公爵の目には、冷たい怒りが宿っていた。
「エドモンド、エレナ、先に行っていてくれ」
ライアンは二人に目配せし、一人でドラクロワ公爵に向き合った。
公爵は部下に下がるよう合図し、ライアンを窓際に誘導した。王宮の庭園が見渡せる場所だった。
「見事な演説だった。君の才能は認めよう」
公爵の声は低く、氷のように冷たかった。
「あなたの懸念も理解しています。しかし、この国債は王国のためです」
「王国のため?」
公爵は冷笑した。
「君はこの国の伝統も秩序も理解していない。商人が政に口を出せば、秩序は乱れる」
彼はライアンの顔を鋭く見つめた。
「特に、奴隷上がりの者がな」
ライアンは表情を変えなかった。彼の目は、公爵と同じく冷たく澄んでいた。
「時代は変わります、公爵。経済力こそが真の力になる時代が来ています」
「傲慢な小僧だ」
公爵は声を低め、脅すように言った。
「忠告しておこう。越権行為には代償が伴う。今日の勝利を喜ぶのも束の間だろう」
「脅しですか?」
「忠告だ。古い貴族には、君の想像を超える力がある。特に、血統を汚す者に対しては容赦がない」
公爵はそれだけ言うと、背を向けて立ち去り始めた。振り返りざまに、最後の言葉を残した。
「楽しみにしているぞ、奴隷商人。君の転落を」
***
ライアンは商会に戻ると、待機していた部下たちに勝利の報告をした。ソフィアとガルドは歓声を上げ、エレナも安堵の表情を浮かべた。
「条件付きとはいえ、承認されました。これから戦時国債の具体的な発行準備に入ります」
彼は冷静に説明を続けた。
「監督委員会には、バルト伯爵、グレイ伯爵、そしてドラクロワ公爵が選ばれました」
「ドラクロワ公爵が?」
ガルドが驚いて声を上げた。
「彼は最後まで反対していたのに」
「監視役としてだろう」
エドモンドが説明した。
「反対派の代表として、我々の動きを監視する役割だ」
ライアンは窓の外を見つめながら、公爵との会話については敢えて触れなかった。
「いずれにせよ、初戦は勝った。これから本格的な準備を始めよう」
彼は指示を出し始めた。
「ソフィア、国債の券面デザインと額面構成の案を作ってくれ。1ゴールドから1000ゴールドまで、様々な層が購入できるようにしたい」
「はい!」
「ガルド、国債販売のための広報戦略を考えてほしい。特に、一般市民にどう訴えかけるかが重要だ」
「わかりました」
「エレナ、貴族や富裕層向けの特別説明会の準備を。彼らの参加が初期段階の成功のカギになる」
「承知しました」
彼らがそれぞれの任務に取りかかる中、エドモンドがライアンに近づいた。
「ドラクロワ公爵が何か言ったな?」
「ああ。警告というか、脅しだ」
ライアンは公爵との会話を簡潔に説明した。
「危険な敵を作ったな」
エドモンドは心配そうに言った。
「ドラクロワ家は最古の貴族の一つで、その影響力は計り知れない。彼らは敵対者を破滅させた例も多い」
「わかっている」
ライアンは静かに答えた。
「だが、時代は変わりつつある。古い貴族の力も、金の前には限界がある」
彼の目には冷徹な計算の光が宿っていた。
「むしろ、公爵の反応は予想通りだ。彼を利用することも可能かもしれない」
「利用する?どうやって?」
「彼の弱点を知っているからこそだ」
ライアンは小さく微笑んだ。
「公爵の領地再開発計画は資金不足で停滞している。彼はあの高慢な態度の裏で、必死に融資先を探しているんだ」
「まさか…」
「そう、彼に資金を提供する可能性も検討している。敵を味方に変える最も確実な方法は、彼を経済的に支配することだからな」
エドモンドは驚きの表情を隠せなかった。
「君は本当に恐ろしい男だ…」
ライアンは窓の外の王宮を見つめながら、静かに言った。
「ビジネスに感情は不要だ。利益と力をもたらすなら、敵であろうと取引する。それが商人の道だ」
彼の心の中では、すでに次の戦略が練られていた。貴族会議での勝利は、彼の計画のほんの序章に過ぎなかったのだ。
「さあ、『戦時国債』の発行準備を本格化させよう。国王の印璽を得たら、すぐに市場に出す」
ライアンの顔には、困難を乗り越えた満足感と、新たな挑戦への期待が入り混じっていた。かつて奴隷だった男は、今や王国の経済政策に直接影響を与える存在となっていたのだ。
(第19話 完)
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