悪役令嬢の執事、未来視で無双する

ソコニ

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第29話:神の使徒の帰還

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黒煙が立ち上る戦場に、紫の光が満ちていた。アーケン砦の周囲は、一日の激戦で荒廃しきっていた。「王女軍」は最後の防衛線を守りながら、必死に持ちこたえていた。

「エドガー隊、左翼に展開!」

クロヴィスの指示が飛ぶ。彼は青い杖を手に、額から流れる汗を拭った。「逆行」の力を何度も使用したことで、彼の体力は限界に近づいていた。

「敵の中央部隊が動きます。3分後に攻撃を仕掛けてくる」

彼の未来視は、わずかな時間しか先を捉えられなくなっていた。それは「始まり」の力の影響だった。ディアナの存在が時間の流れそのものを歪め、未来視を曇らせていたのだ。

「クロヴィス、あなたもう限界よ」

レティシアの声が聞こえた。彼女は金の鎧に身を包み、宝剣を手に持って前線に立っていた。「王女軍」の兵士たちは、彼女の姿に勇気づけられ、なんとか戦線を維持していた。

「大丈夫です。まだやれます」

クロヴィスの言葉とは裏腹に、彼の体は極度の疲労を示していた。ヴァレリアンの杖を使いこなすことは、想像以上に精神力を消耗するものだった。

彼の視界が突然、紫色の靄に覆われた。不吉な予感を感じたクロヴィスは、急いで空を見上げた。

「あれは...!」

空中に、ディアナの姿が浮かび上がっていた。もはや人間とは呼べない、神々しさと異質さを併せ持つ姿。彼女の全身から紫の光が放たれ、周囲の空間が歪んでいた。

「我が名はディアナ・オム・ハロネウス」

彼女の声は戦場全体に響き渡った。

「時の神ハロネウス様の使徒として、お前たちに裁きを下す」

彼女の手が天に向かって広がる。その瞬間、空から無数の紫色の光線が降り注いだ。光線は地面に触れるものを全て変質させていった。武器は錆び、建物は崩れ、植物は枯れ、そして——最も恐ろしいことに——兵士たちは急速に老化し始めた。

「全軍、避難せよ!」

クロヴィスの叫びが響くが、既に遅い。「王女軍」の多くの兵士が、光線に触れ、数秒で老人へと変わり果て、さらには灰となって消えていった。

「これが『始まり』の紋章の力...」

クロヴィスは恐怖と共に呟いた。物事の起源を操作する力——それは武器を元の鉱石に戻し、建物を原料に戻し、そして人間をも誕生前の無に返してしまう。

「レティシア様、早く撤退を!」

彼は彼女を探した。しかし、レティシアの姿は最前線に。彼女は一人、紫の光線の中に立っていた。

「レティシア様!」

クロヴィスの絶叫が響く。彼は杖の力を使って、彼女の元へ急ごうとした。しかし、その時——

奇妙なことが起きた。レティシアの周囲だけ、紫の光線が届いていなかった。まるで彼女の体から発する見えない障壁が、ディアナの力を遮っているかのようだった。

「これは...」

クロヴィスは立ち止まった。レティシアの姿に変化が現れ始めていた。彼女の全身から、徐々に金色の光が放たれ始めたのだ。

「『神の血』が...目覚めている!」

バルドルが彼の横で呟いた。

「あれは『停止』ではない。より強大な力、『永遠』の紋章が!」

レティシアの周囲の金色の光はますます強くなり、彼女の体が宙に浮かび始めた。彼女の瞳は完全に金色に変わり、長い金髪が風もないのに揺れていた。

「わかるわ...」

彼女の声が不思議な響きを持って聞こえた。

「この力の意味が...」

ディアナは空中から彼女を見下ろし、その赤い瞳に怒りの色を浮かべた。

「『永遠』の力に目覚めたか。だが、『始まり』の前には無意味だ」

彼女は両手を合わせ、さらに強力な紫色の光線を放った。それはレティシアに向かって一直線に飛んでいく。

しかし、光線が彼女に触れた瞬間、驚くべきことが起きた。光線が完全に無効化されたのだ。

「不可能...!」

ディアナの声に動揺が混じる。

「『永遠』の力は、あらゆる変化を無効化する」

レティシアの声は静かだったが、確かな力を持っていた。

「あなたの『始まり』が物事を変えようとしても、『永遠』はそれを認めない」

彼女の周囲の金色の光は、さらに広がっていった。それは徐々に戦場全体に及び、ディアナの紫色の光と拮抗し始めた。

「二つの時間の力が衝突している...」

クロヴィスは驚嘆の声を上げた。彼は青い杖を高く掲げ、自らも「逆行」の力を解放した。紫色の靄が彼の周りに現れ、それがレティシアの金色の光と混ざり合う。

「三つの時間の力...」

バルドルが呟いた。彼もまた銀色の光を放ち始めていた。「停止」の力が目覚めていたのだ。

「この機会に...!」

クロヴィスは残りの「王女軍」の兵士たちに向かって叫んだ。

「全軍、砦に撤退せよ!」

彼の指示に、兵士たちは急いで後退を始めた。レティシア、クロヴィス、バルドルの三人の紋章の力が生み出した領域によって、ディアナの攻撃から一時的に守られていたのだ。

しかし、クロヴィスの心配は別のところにあった。レティシアの力は確かに強大だが、それは完全に目覚めたものではなく、制御もできていない。このまま力を使い続ければ、彼女の体が持たないかもしれない。

「レティシア様、お下がりください!」

彼は彼女に向かって叫んだ。しかし、レティシアは彼の声を聞いていないようだった。彼女の意識は、今や時間の力と完全に同調していた。

「変えさせない...私は全てを守る...」

彼女の言葉は、まるで誰かに語りかけるようだった。彼女の金色の光はさらに強くなり、ついにディアナの紫色の光を押し返し始めた。

ディアナの表情に焦りが見えた。彼女はより強大な力を解放しようとしたが、レティシアの「永遠」の力の前では、思うように効果が現れない。

「時の神ハロネウス様...!」

ディアナの叫びと共に、彼女の背後の空間が大きく歪み始めた。そこから、人の形をした巨大な影が現れる。それは実体のない、まるでホログラムのような存在だったが、その威圧感は圧倒的だった。

「時の神...」

バルドルが震える声で言った。

「彼女は最後の手段に出た...神の力を直接呼び出すとは」

巨大な影——時の神ハロネウス——はゆっくりと手を伸ばし、ディアナに触れた。その瞬間、彼女の体から放たれる紫色の光は何倍にも強まった。

「これが神の力...!」

クロヴィスは青い杖を強く握りしめた。このままでは、レティシアが危険だ。

「バルドル、我々も力を合わせるぞ!」

彼は「逆行」の力を最大限に解放した。バルドルも「停止」の力を全開にする。二人の力がレティシアの「永遠」と混ざり合い、三色の光が渦を巻いて広がった。

戦場は、もはや現実の世界とは思えない光景と化していた。紫と金と青と銀の光が激しくぶつかり合い、空間そのものが歪んでいる。兵士たちは恐怖に震え、急いで退却していった。

「レティシア様!」

クロヴィスは彼女に近づこうとするが、強烈な力の干渉でそれすら難しかった。

「もう、下がってください!危険です!」

しかし、レティシアの表情は穏やかだった。まるで全てを理解し、受け入れているかのように。

「クロヴィス...大丈夫よ」

彼女の声が、不思議な澄んだ響きを持って届いた。

「この力は...私のもの。私はこれを使って、皆を守る」

彼女の金色の光はさらに強まり、空間を覆い尽くす。それはディアナの紫色の光と、その背後の巨大な影までをも押し返していった。

「不可能だ...!」

ディアナの叫びが響く。彼女の力が、レティシアの前に屈していくのを感じたのだ。

しかし、勝利の瞬間も束の間。レティシアの体から突然、金色の光が弱まり始めた。彼女の顔に疲労の色が浮かび、体が揺らめいた。

「限界に達した...!」

クロヴィスはそれを見て、咄嗟に行動した。彼は「逆行」の力を使い、時間を少しだけ巻き戻した。その隙に、彼はレティシアの元へと飛び込んだ。

「レティシア様!」

彼女の体が宙から落ちようとした瞬間、クロヴィスは彼女を腕に抱き止めた。彼女の体は燃え尽きたかのように熱く、そして極度の疲労を示していた。

「下がるぞ!」

クロヴィスは彼女を抱えたまま、バルドルと共に急いで後退した。ディアナは力を取り戻し、激しい紫の光を放っていたが、彼女自身も消耗している様子だった。

「追わせるな!」

エドガー率いる騎兵隊が、クロヴィスたちの撤退を掩護するために進み出た。彼らは敵の進路を塞ぎ、クロヴィスたちが安全に砦へと逃げ込む時間を稼いだ。

◆◆◆

「レティシア様の容態は?」

砦に戻ったクロヴィスは、医師に急いで尋ねた。

「命に別状はありません。ただ、極度の消耗状態です」

医師の言葉に、クロヴィスは安堵のため息をついた。

「彼女の体から放たれていた力は、尋常ではありませんでした。人間の体にはあまりにも負担が大きい」

「『永遠』の紋章の力...」

バルドルが静かに言った。

「神の力そのものを扱うには、人間の体は脆すぎる」

クロヴィスはレティシアの部屋に向かった。彼女は深い眠りについており、その顔は穏やかだったが、体からは未だに僅かな金色の光が漏れ出ていた。

「このままでは、次に力を使ったとき...」

クロヴィスは言葉を飲み込んだ。恐れていた事態が現実になりつつあった。レティシアの中の「神の血」の力は、彼女の体を破壊しかねないほど強大だったのだ。

「必ず方法を見つけます」

彼は静かに誓った。彼女の力をコントロールする方法、彼女の体を守りながら力を発揮できる方法を。

部屋を出ると、エドガーが彼を待っていた。

「クロヴィス殿、作戦会議を開きます。敵は一時的に撤退しましたが、再び攻勢に出るのは時間の問題です」

「わかりました。すぐに参ります」

クロヴィスは疲れた体を引きずりながら、会議室へと向かった。ヴァレリアンの杖を使うことで、彼もまた極限まで消耗していた。

会議室には、残された「王女軍」の幹部たちが集まっていた。今日の戦いで、彼らは多くの兵を失った。しかし、レティシアの力のおかげで、壊滅的な敗北は免れていた。

「現状を整理しましょう」

クロヴィスは冷静に言った。

「敵は『神の使徒』ディアナを中心に、再編成を進めています。我々の戦力は大幅に減少しました。しかし...」

彼は地図を広げた。

「レティシア様の『永遠』の力が、ディアナの『始まり』に対抗できることがわかりました。これは大きな希望です」

「しかし、レティシア様はあの力を制御できていない」

エドガーが指摘した。

「そして、使えば使うほど、体に負担がかかる」

「その通りです」

クロヴィスは認めた。

「だからこそ、我々は時間を稼がなければなりません。レティシア様が回復し、力を制御できるようになるまで」

彼は地図上の要所を指し示した。

「まず、この峡谷で敵の進軍を遅らせます。次に、この丘陵地帯で陽動作戦を展開。そして...」

作戦会議は夜遅くまで続いた。彼らは限られた戦力で、いかに時間を稼ぐかを議論した。

◆◆◆

深夜、クロヴィスは再びレティシアの部屋を訪れた。彼女はまだ眠っていたが、以前よりは落ち着いた様子だった。金色の光も、ほとんど見えなくなっていた。

「少しは回復されたようですね」

彼は静かに彼女の横に座った。

「あなたの力は素晴らしい。しかし、それを使いこなすには...」

その時、彼は不意に居眠りをしていたバルドルが目を覚ますのを感じた。

「クロヴィス殿...」

バルドルは目をこすりながら言った。

「ディアナの背後にいた存在、あれが時の神ハロネウスですか?」

「おそらく」

クロヴィスは窓の外の闇を見つめた。

「あの影は、神の投影のようなものでしょう。神自身ではなく、その力の一部が現実世界に漏れ出したもの」

「神々は、このまま黙ってはいないでしょうね」

バルドルの言葉に、クロヴィスは深刻な表情で頷いた。

「『時間収穫』のために、彼らは全力を尽くすでしょう」

バルドルは不安げにレティシアを見た。

「彼女の力は、神々に対抗できる可能性を秘めています。だからこそ、彼らは彼女を最も恐れている」

「守ります」

クロヴィスの声には強い決意が込められていた。

「私は彼女の執事として、最後まで彼女を守り抜く」

静寂の中、レティシアの寝息だけが静かに響いていた。窓の外では、夜空に不思議な光が瞬いていた。まるで神々が、地上の争いを見守っているかのように。

クロヴィスは立ち上がり、窓を見つめた。彼の視界に、3日後の未来が映り始める。それは希望と絶望が入り混じった未来だった。

「準備しなければ...」

彼は静かに呟いた。次なる戦いに、そして神々との決戦に。

(続く)
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