30 / 31
第29話:神の使徒の帰還
しおりを挟む黒煙が立ち上る戦場に、紫の光が満ちていた。アーケン砦の周囲は、一日の激戦で荒廃しきっていた。「王女軍」は最後の防衛線を守りながら、必死に持ちこたえていた。
「エドガー隊、左翼に展開!」
クロヴィスの指示が飛ぶ。彼は青い杖を手に、額から流れる汗を拭った。「逆行」の力を何度も使用したことで、彼の体力は限界に近づいていた。
「敵の中央部隊が動きます。3分後に攻撃を仕掛けてくる」
彼の未来視は、わずかな時間しか先を捉えられなくなっていた。それは「始まり」の力の影響だった。ディアナの存在が時間の流れそのものを歪め、未来視を曇らせていたのだ。
「クロヴィス、あなたもう限界よ」
レティシアの声が聞こえた。彼女は金の鎧に身を包み、宝剣を手に持って前線に立っていた。「王女軍」の兵士たちは、彼女の姿に勇気づけられ、なんとか戦線を維持していた。
「大丈夫です。まだやれます」
クロヴィスの言葉とは裏腹に、彼の体は極度の疲労を示していた。ヴァレリアンの杖を使いこなすことは、想像以上に精神力を消耗するものだった。
彼の視界が突然、紫色の靄に覆われた。不吉な予感を感じたクロヴィスは、急いで空を見上げた。
「あれは...!」
空中に、ディアナの姿が浮かび上がっていた。もはや人間とは呼べない、神々しさと異質さを併せ持つ姿。彼女の全身から紫の光が放たれ、周囲の空間が歪んでいた。
「我が名はディアナ・オム・ハロネウス」
彼女の声は戦場全体に響き渡った。
「時の神ハロネウス様の使徒として、お前たちに裁きを下す」
彼女の手が天に向かって広がる。その瞬間、空から無数の紫色の光線が降り注いだ。光線は地面に触れるものを全て変質させていった。武器は錆び、建物は崩れ、植物は枯れ、そして——最も恐ろしいことに——兵士たちは急速に老化し始めた。
「全軍、避難せよ!」
クロヴィスの叫びが響くが、既に遅い。「王女軍」の多くの兵士が、光線に触れ、数秒で老人へと変わり果て、さらには灰となって消えていった。
「これが『始まり』の紋章の力...」
クロヴィスは恐怖と共に呟いた。物事の起源を操作する力——それは武器を元の鉱石に戻し、建物を原料に戻し、そして人間をも誕生前の無に返してしまう。
「レティシア様、早く撤退を!」
彼は彼女を探した。しかし、レティシアの姿は最前線に。彼女は一人、紫の光線の中に立っていた。
「レティシア様!」
クロヴィスの絶叫が響く。彼は杖の力を使って、彼女の元へ急ごうとした。しかし、その時——
奇妙なことが起きた。レティシアの周囲だけ、紫の光線が届いていなかった。まるで彼女の体から発する見えない障壁が、ディアナの力を遮っているかのようだった。
「これは...」
クロヴィスは立ち止まった。レティシアの姿に変化が現れ始めていた。彼女の全身から、徐々に金色の光が放たれ始めたのだ。
「『神の血』が...目覚めている!」
バルドルが彼の横で呟いた。
「あれは『停止』ではない。より強大な力、『永遠』の紋章が!」
レティシアの周囲の金色の光はますます強くなり、彼女の体が宙に浮かび始めた。彼女の瞳は完全に金色に変わり、長い金髪が風もないのに揺れていた。
「わかるわ...」
彼女の声が不思議な響きを持って聞こえた。
「この力の意味が...」
ディアナは空中から彼女を見下ろし、その赤い瞳に怒りの色を浮かべた。
「『永遠』の力に目覚めたか。だが、『始まり』の前には無意味だ」
彼女は両手を合わせ、さらに強力な紫色の光線を放った。それはレティシアに向かって一直線に飛んでいく。
しかし、光線が彼女に触れた瞬間、驚くべきことが起きた。光線が完全に無効化されたのだ。
「不可能...!」
ディアナの声に動揺が混じる。
「『永遠』の力は、あらゆる変化を無効化する」
レティシアの声は静かだったが、確かな力を持っていた。
「あなたの『始まり』が物事を変えようとしても、『永遠』はそれを認めない」
彼女の周囲の金色の光は、さらに広がっていった。それは徐々に戦場全体に及び、ディアナの紫色の光と拮抗し始めた。
「二つの時間の力が衝突している...」
クロヴィスは驚嘆の声を上げた。彼は青い杖を高く掲げ、自らも「逆行」の力を解放した。紫色の靄が彼の周りに現れ、それがレティシアの金色の光と混ざり合う。
「三つの時間の力...」
バルドルが呟いた。彼もまた銀色の光を放ち始めていた。「停止」の力が目覚めていたのだ。
「この機会に...!」
クロヴィスは残りの「王女軍」の兵士たちに向かって叫んだ。
「全軍、砦に撤退せよ!」
彼の指示に、兵士たちは急いで後退を始めた。レティシア、クロヴィス、バルドルの三人の紋章の力が生み出した領域によって、ディアナの攻撃から一時的に守られていたのだ。
しかし、クロヴィスの心配は別のところにあった。レティシアの力は確かに強大だが、それは完全に目覚めたものではなく、制御もできていない。このまま力を使い続ければ、彼女の体が持たないかもしれない。
「レティシア様、お下がりください!」
彼は彼女に向かって叫んだ。しかし、レティシアは彼の声を聞いていないようだった。彼女の意識は、今や時間の力と完全に同調していた。
「変えさせない...私は全てを守る...」
彼女の言葉は、まるで誰かに語りかけるようだった。彼女の金色の光はさらに強くなり、ついにディアナの紫色の光を押し返し始めた。
ディアナの表情に焦りが見えた。彼女はより強大な力を解放しようとしたが、レティシアの「永遠」の力の前では、思うように効果が現れない。
「時の神ハロネウス様...!」
ディアナの叫びと共に、彼女の背後の空間が大きく歪み始めた。そこから、人の形をした巨大な影が現れる。それは実体のない、まるでホログラムのような存在だったが、その威圧感は圧倒的だった。
「時の神...」
バルドルが震える声で言った。
「彼女は最後の手段に出た...神の力を直接呼び出すとは」
巨大な影——時の神ハロネウス——はゆっくりと手を伸ばし、ディアナに触れた。その瞬間、彼女の体から放たれる紫色の光は何倍にも強まった。
「これが神の力...!」
クロヴィスは青い杖を強く握りしめた。このままでは、レティシアが危険だ。
「バルドル、我々も力を合わせるぞ!」
彼は「逆行」の力を最大限に解放した。バルドルも「停止」の力を全開にする。二人の力がレティシアの「永遠」と混ざり合い、三色の光が渦を巻いて広がった。
戦場は、もはや現実の世界とは思えない光景と化していた。紫と金と青と銀の光が激しくぶつかり合い、空間そのものが歪んでいる。兵士たちは恐怖に震え、急いで退却していった。
「レティシア様!」
クロヴィスは彼女に近づこうとするが、強烈な力の干渉でそれすら難しかった。
「もう、下がってください!危険です!」
しかし、レティシアの表情は穏やかだった。まるで全てを理解し、受け入れているかのように。
「クロヴィス...大丈夫よ」
彼女の声が、不思議な澄んだ響きを持って届いた。
「この力は...私のもの。私はこれを使って、皆を守る」
彼女の金色の光はさらに強まり、空間を覆い尽くす。それはディアナの紫色の光と、その背後の巨大な影までをも押し返していった。
「不可能だ...!」
ディアナの叫びが響く。彼女の力が、レティシアの前に屈していくのを感じたのだ。
しかし、勝利の瞬間も束の間。レティシアの体から突然、金色の光が弱まり始めた。彼女の顔に疲労の色が浮かび、体が揺らめいた。
「限界に達した...!」
クロヴィスはそれを見て、咄嗟に行動した。彼は「逆行」の力を使い、時間を少しだけ巻き戻した。その隙に、彼はレティシアの元へと飛び込んだ。
「レティシア様!」
彼女の体が宙から落ちようとした瞬間、クロヴィスは彼女を腕に抱き止めた。彼女の体は燃え尽きたかのように熱く、そして極度の疲労を示していた。
「下がるぞ!」
クロヴィスは彼女を抱えたまま、バルドルと共に急いで後退した。ディアナは力を取り戻し、激しい紫の光を放っていたが、彼女自身も消耗している様子だった。
「追わせるな!」
エドガー率いる騎兵隊が、クロヴィスたちの撤退を掩護するために進み出た。彼らは敵の進路を塞ぎ、クロヴィスたちが安全に砦へと逃げ込む時間を稼いだ。
◆◆◆
「レティシア様の容態は?」
砦に戻ったクロヴィスは、医師に急いで尋ねた。
「命に別状はありません。ただ、極度の消耗状態です」
医師の言葉に、クロヴィスは安堵のため息をついた。
「彼女の体から放たれていた力は、尋常ではありませんでした。人間の体にはあまりにも負担が大きい」
「『永遠』の紋章の力...」
バルドルが静かに言った。
「神の力そのものを扱うには、人間の体は脆すぎる」
クロヴィスはレティシアの部屋に向かった。彼女は深い眠りについており、その顔は穏やかだったが、体からは未だに僅かな金色の光が漏れ出ていた。
「このままでは、次に力を使ったとき...」
クロヴィスは言葉を飲み込んだ。恐れていた事態が現実になりつつあった。レティシアの中の「神の血」の力は、彼女の体を破壊しかねないほど強大だったのだ。
「必ず方法を見つけます」
彼は静かに誓った。彼女の力をコントロールする方法、彼女の体を守りながら力を発揮できる方法を。
部屋を出ると、エドガーが彼を待っていた。
「クロヴィス殿、作戦会議を開きます。敵は一時的に撤退しましたが、再び攻勢に出るのは時間の問題です」
「わかりました。すぐに参ります」
クロヴィスは疲れた体を引きずりながら、会議室へと向かった。ヴァレリアンの杖を使うことで、彼もまた極限まで消耗していた。
会議室には、残された「王女軍」の幹部たちが集まっていた。今日の戦いで、彼らは多くの兵を失った。しかし、レティシアの力のおかげで、壊滅的な敗北は免れていた。
「現状を整理しましょう」
クロヴィスは冷静に言った。
「敵は『神の使徒』ディアナを中心に、再編成を進めています。我々の戦力は大幅に減少しました。しかし...」
彼は地図を広げた。
「レティシア様の『永遠』の力が、ディアナの『始まり』に対抗できることがわかりました。これは大きな希望です」
「しかし、レティシア様はあの力を制御できていない」
エドガーが指摘した。
「そして、使えば使うほど、体に負担がかかる」
「その通りです」
クロヴィスは認めた。
「だからこそ、我々は時間を稼がなければなりません。レティシア様が回復し、力を制御できるようになるまで」
彼は地図上の要所を指し示した。
「まず、この峡谷で敵の進軍を遅らせます。次に、この丘陵地帯で陽動作戦を展開。そして...」
作戦会議は夜遅くまで続いた。彼らは限られた戦力で、いかに時間を稼ぐかを議論した。
◆◆◆
深夜、クロヴィスは再びレティシアの部屋を訪れた。彼女はまだ眠っていたが、以前よりは落ち着いた様子だった。金色の光も、ほとんど見えなくなっていた。
「少しは回復されたようですね」
彼は静かに彼女の横に座った。
「あなたの力は素晴らしい。しかし、それを使いこなすには...」
その時、彼は不意に居眠りをしていたバルドルが目を覚ますのを感じた。
「クロヴィス殿...」
バルドルは目をこすりながら言った。
「ディアナの背後にいた存在、あれが時の神ハロネウスですか?」
「おそらく」
クロヴィスは窓の外の闇を見つめた。
「あの影は、神の投影のようなものでしょう。神自身ではなく、その力の一部が現実世界に漏れ出したもの」
「神々は、このまま黙ってはいないでしょうね」
バルドルの言葉に、クロヴィスは深刻な表情で頷いた。
「『時間収穫』のために、彼らは全力を尽くすでしょう」
バルドルは不安げにレティシアを見た。
「彼女の力は、神々に対抗できる可能性を秘めています。だからこそ、彼らは彼女を最も恐れている」
「守ります」
クロヴィスの声には強い決意が込められていた。
「私は彼女の執事として、最後まで彼女を守り抜く」
静寂の中、レティシアの寝息だけが静かに響いていた。窓の外では、夜空に不思議な光が瞬いていた。まるで神々が、地上の争いを見守っているかのように。
クロヴィスは立ち上がり、窓を見つめた。彼の視界に、3日後の未来が映り始める。それは希望と絶望が入り混じった未来だった。
「準備しなければ...」
彼は静かに呟いた。次なる戦いに、そして神々との決戦に。
(続く)
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜
リョウ
ファンタジー
僕は十年程闘病の末、あの世に。
そこで出会った神様に手違いで寿命が縮められたという説明をされ、地球で幸せな転生をする事になった…が何故か異世界転生してしまう。なんでだ?
幸い優しい両親と、兄と姉に囲まれ事なきを得たのだが、兄達が優秀で僕はいずれ家を出てかなきゃいけないみたい。そんな空気を読んだ僕は将来の為努力をしはじめるのだが……。
※画像はAI作成しました。
※現在毎日2話投稿。11時と19時にしております。
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる