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第10話:「神宴祭への招待」
しおりを挟む隠れ谷での晴れた朝、天ヶ瀬司とエリシア、マルコ、グスタフの四人は、アクアポリスへの旅の準備をしていた。「青の深海珠」を手に入れるための旅立ちは明日に迫っている。
「食料は十分だ。調理道具も…」
グスタフが荷物のリストを確認していた時、突如として異変が起きた。
隠れ谷の空が金色に染まり、七色の光の筋が天から降り注いだ。人々が驚いて空を見上げる中、その光は谷の中央広場へと収束していった。
「いったい何が…」
司が呟いた時、マルコの顔が青ざめた。
「これは…『神の啓示』だ!」
彼の声には恐怖が混じっていた。四人は急いで中央広場へと駆けつけた。そこには多くの住人たちが集まり、空から降り注ぐ光を恐れと畏怖の念で見上げていた。
光は広場の中央に集まり、やがて具現化した。それは金色に輝く巻物だった。巻物はゆっくりと下降し、宙に浮いたまま開かれる。そこから神官長サプライズの声が響き渡った。
「天ヶ瀬司、自称『神殺しの料理人』よ。料理神七柱の総神、天帝シェフ・ゼウル様よりのお言葉である」
マルコが小声で説明した。
「『神の啓示』は神々が直接メッセージを送る手段だ。逃れることはできない…」
声は続いた。
「汝、天ヶ瀬司に告ぐ。来たる『神宴祭』に参加せよ。そこで汝の料理の力を証明せよ。もし応じなければ、汝の仲間たちは永遠の飢餓に苦しむであろう」
その言葉に、広場の人々からざわめきが起こった。
「神宴祭…?」
司が問うと、マルコが説明した。
「料理の神ゼウルが主催する年に一度の祭典だ。世界中の選ばれた料理人たちが腕を競い、勝者には『神の御前料理人』の称号が与えられる」
彼の表情は険しかった。
「しかし、これは明らかな罠だ。神々は司さんを捕らえようとしている」
巻物からの声は続いた。
「汝には三日の猶予を与える。神々の首都ファルミラへ参じよ。そこで『神宴祭』の全てを知るであろう」
言葉を終えると、巻物は光に戻り、空へと吸い込まれていった。広場に集まった人々は困惑と恐怖の表情を浮かべていた。
「これは…一体どういうことだ?」
ヨハン長老が司たちの元にやってきた。彼の顔には深い憂いが刻まれていた。
「罠であることは明らかです」
マルコが断言した。
「神宴祭はゼウルの力が最も強く発揮される場。そこに『神殺しの料理人』が現れれば、必ず捕らえようとするでしょう」
「しかし、応じなければ『永遠の飢餓に苦しむ』と…」
エリシアが心配そうに言った。
「それは神々の呪いの一種だ」
グスタフが説明した。
「応じなければ、隠れ谷の人々は喉が渇いても水を飲めず、腹が減っても食べ物の味を感じられなくなる。やがて全員が飢え死にする…」
場の空気が重くなった。司は拳を握りしめた。
「私が行くしかないのか…」
「待て」
グスタフが司の肩に手を置いた。
「これは危険だが、チャンスでもある」
皆が彼を見つめた。
「神宴祭には料理神七柱も姿を現すという。それは『神殺しのレシピ』の手がかりを得る機会にもなるのだ」
「神殺しのレシピ…?」
司が問うと、グスタフは頷いた。
「『神殺しのフルコース』を作るための最も重要な要素だ。材料だけでなく、特別な調理法が必要なのだ」
ヨハン長老が考え込んだ様子で言った。
「だが、あまりにも危険すぎる。司一人を敵地に送り込むわけにはいかん」
「私も行きます」
エリシアが前に出た。
「司さんの助手として」
「私も同行するべきでしょう」
マルコも言った。
「内部の情報を知っているのは私ですから」
グスタフも頷いた。
「私も行く。『神殺しのレシピ』については、私が最も詳しい」
ヨハン長老は心配そうに四人を見つめた。
「それでは作戦会議だ。中央の会議室に集まってくれ」
---
会議室では、長老たちも交えて真剣な議論が行われていた。
「神宴祭について、詳しく教えてくれないか?」
司がマルコに尋ねた。マルコは頷き、説明を始めた。
「神宴祭は料理の神ゼウルが自らの力を誇示するために始めた祭典です。世界中から選ばれた料理人が集まり、トーナメント形式で勝者を決める」
彼は机の上に図を描いた。
「まず予選があり、その後32人が本選に進む。本選は一対一のトーナメント戦で、勝ち残った者が『神の御前料理人』の称号を授かる」
「審査は誰が?」
グスタフが尋ねると、マルコは答えた。
「神官長サプライズと、『神の舌』と呼ばれる特別な審査員だ。彼らの判断は絶対とされる」
ヨハン長老が眉をひそめた。
「本当に公平な審査が行われているのか?」
マルコは首を横に振った。
「もちろん、神々に従順な料理人が有利です。しかし、あまりにも明らかな不正は行わない。神々の威厳に関わるからです」
司は考え込んだ。
「どうやって潜入するんだ?敵地に堂々と入るわけにはいかないだろう?」
グスタフが答えた。
「隠れ谷には変装の魔法がある。司とエリシアの外見を変えることはできる」
「しかし、私とグスタフは難しい」
マルコが言った。
「私は魔宴騎士団の裏切り者として顔が知れています。グスタフも『放浪の饗宴』の主として、神々に知られています」
「では、私たちはどうすれば?」
エリシアが尋ねた。グスタフは微笑んだ。
「私は宮廷料理人の変装で入る。マルコは…一度捕まった『禁忌の料理人』として連行される形をとる」
「捕まる?」
司が驚いた声を上げた。マルコは頷いた。
「見せかけの捕虜だ。実際は『放浪の饗宴』の仲間が護送する。そうすれば自然に神々の首都に入れる」
ヨハン長老が懸念を示した。
「だが、司の料理の力は?『神馳せの饗宴』の力を使えば、神々に正体がばれるのではないか?」
「その心配はありません」
マルコが答えた。
「神宴祭では、参加者全員が自分の『料理の才』を全力で披露します。司さんが特別な力を持っていても、それは彼の才能として受け入れられるでしょう」
グスタフが付け加えた。
「むしろ注目されるほど好都合だ。司の料理が人々の心を動かせば、神々の支配への疑問が広がるかもしれない」
司は決意を固めた。
「行きます。これは神々の真実を暴くチャンスだ」
ヨハン長老は心配そうに頷いた。
「では、準備を始めよう。明日から、ファルミラへの旅が始まる」
---
翌朝、司とエリシアは変装の儀式を受けていた。隠れ谷の長老の一人、アンジェラが特殊な粉を二人の体に振りかけていく。
「この変装術は三日間しか持たない。それまでに神宴祭に登録し、正式な参加者となる必要がある」
彼女は説明した。
「司は『暁の料理人・ソル』として、エリシアは『風使いのアリア』として登録するのだ」
粉が二人の体に染み込み、姿が変わっていく。司の黒髪は金色に変わり、目の色も緑色になった。顔立ちも少し角ばり、まるで別人のようだ。エリシアも同様に、茶色の髪が青紫色になり、顔立ちも変わった。
「すごい…」
鏡を見て、司は自分の変貌に驚いた。エリシアも自分の新しい姿に見入っていた。
「これで潜入の第一歩は成功だな」
グスタフもまた、変装を施していた。彼の白髪は黒く染められ、髭はなくなり、衣装も豪華な宮廷料理人のものに変わっていた。
「私は『王国の料理師・ガストン』として参加する」
唯一、元の姿を留めているのはマルコだった。彼は捕虜を装うため、手首に特殊な枷をはめていた。
「これは本物に見えるが、いつでも外せるように細工してある」
彼は説明した。
「私を連行する『魔宴騎士団』も、実は『放浪の饗宴』の仲間だ」
準備が整い、四人は隠れ谷の人々に見送られて出発した。「放浪の饗宴」の屋台ではなく、普通の馬車に乗って、彼らは神々の首都ファルミラへの長い旅を始めた。
---
一週間後、彼らは遂にファルミラの城壁を目の前にした。
「すごい…」
司とエリシアは息を呑んだ。ファルミラは彼らが想像していたよりもはるかに巨大で豪華な都市だった。純白の高い城壁、黄金に輝く塔、そして中央にそびえ立つ巨大な神殿。
「あれが料理神殿だ」
グスタフが指さした。
「七つの塔を持つ巨大な建物。七柱の神々にそれぞれ捧げられている」
馬車は巨大な城門へと近づいた。門前には多くの警備兵が立ち、入城者を厳しくチェックしている。
「ここからは計画通りに動こう」
グスタフが言った。
彼らの馬車が門に到着すると、警備兵が近づいてきた。
「何の用だ?」
「神宴祭の参加者だ」
グスタフは堂々と答えた。
「私は王国の料理師ガストン。そしてこちらは私の弟子、暁の料理人ソルと風使いのアリアだ」
警備兵は三人を見て、頷いた。
「招待状は?」
グスタフは金色に輝く巻物——神の啓示で届いた招待状を差し出した。警備兵はそれを確認し、頷いた。
「そして、こちらは?」
彼はマルコを指さした。マルコは頭を垂れたまま、捕虜を演じていた。
「禁忌の料理人だ。捕らえて連行してきた」
グスタフの隣に座る「魔宴騎士団」を装った男が答えた。
「神官長サプライズ様の命令で、神宴祭の期間中、特別監視下に置かれる」
警備兵は書類を確認し、頷いた。
「良し、通れ」
門が開き、馬車は城内へと入っていった。司は窓から外の景色を見ながら、心臓の鼓動が速くなるのを感じていた。
(これが神々の首都…)
街は活気に満ちていた。様々な地域から集まったと思われる人々が行き交い、屋台や店舗が軒を連ねている。しかし、どこか違和感もあった。人々の笑顔は見た目上は明るいが、どこか空虚さを感じさせる。それはまるで、彼らが本当の喜びを知らないかのようだった。
「皆、烙印に支配されているんだな…」
司は小声で呟いた。マルコが静かに頷いた。
「ファルミラの住人は特に強い烙印を押されている。神々に近い場所だからだ」
馬車は中央広場に到着した。そこには多くの料理人たちが集まり、神宴祭の登録を行っていた。
「ここで登録を済ませよう」
グスタフが言った。
「マルコは『騎士団』の仲間と共に、囚人用の宿舎へ行く。そこで私たちと合流する計画だ」
マルコは小声で言った。
「気をつけてください。ここには世界中から集まった料理人たちがいます。中には『料理の才』を極めた者も…」
司とエリシアは周囲を見回した。確かに、様々な地域から来たと思われる料理人たちが集まっていた。豪華な衣装を着た者、異国の衣装を身にまとった者、中には奇妙な調理器具を体に装着している者もいる。彼らの中には明らかに強い「料理の才」のオーラを放っている者もいた。
「世界最強の料理人たちの集まりか…」
司は身震いした。これまでの戦いとは次元が違う戦いになるだろう。
彼らは登録所に向かった。そこでは神官たちが参加者の登録を行っていた。
「名前を」
神官が冷たく尋ねた。
「暁の料理人・ソルです」
司は変装した名前で答えた。神官は名簿を確認し、頷いた。
「あなたは特別招待者ですね。こちらの宿舎に案内します」
彼は司に特別な鍵を渡した。エリシアとグスタフも同様に登録を済ませ、三人は指定された宿舎へと向かった。
宿舎は神殿の近くにある豪華な建物だった。司たちの部屋は最上階にあり、窓からは神殿全体が見渡せた。
「俺たちは特別扱いみたいだな」
司が言うと、グスタフは厳しい表情で頷いた。
「当然だ。『神殺しの料理人』を捕らえるための罠なのだから」
彼らが荷物を解いていると、ノックの音がした。ドアを開けると、そこには豪華な衣装を着た男が立っていた。
「暁の料理人・ソル様、風使いのアリア様、ガストン様。神官長サプライズ様からのご案内です」
彼は金色の封筒を差し出した。
「明日の朝、神殿にて神宴祭の概要説明が行われます。そして夕方には開会式が行われます」
男は一礼すると、立ち去った。司は封筒を開け、中の手紙を読んだ。
「神宴祭のスケジュールだ。予選は明後日から始まるようだ」
「時間が限られている」
グスタフが言った。
「変装の効果は三日しか持たない。その間に『神殺しのレシピ』の手がかりを見つけなければならない」
エリシアが窓から外を見ながら言った。
「これから大変なことになりそうですね」
司は決意の表情を浮かべた。
「でも、これは神々の支配を終わらせるチャンスでもある。必ず成功させるよ」
窓の外では、神殿の塔に七色の旗が翻っていた。神宴祭の開幕を告げる旗だ。ファルミラの空には、神々の気配が満ちていた。
司は静かに心に誓った。
(神々の真実を暴き、すべての料理人を解放する。それが『神殺しの料理人』としての使命だ)
彼の決意は、これから始まる壮大な戦いへの第一歩だった。
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