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第6話:「商人ギルドとの出会い」
しおりを挟む翌朝、直樹は早起きして「マザーの食堂」の仕入れを済ませた後、商人ギルドへと向かった。昨日の試験合格の興奮と緊張が入り混じる気持ちで、彼は石造りの立派な建物の前に立っていた。
「いよいよここからが本当のスタートだ」直樹は深呼吸し、ギルドの扉を開いた。
中に入ると、昨日よりもさらに多くの商人たちが行き交っていた。受付で名前を告げると、すぐにディーンが現れた。
「おはよう、橘!よく来たな」ディーンは明るく挨拶した。「今日から君は我々の仲間だ。まずは手続きを済ませよう」
彼は直樹を奥の事務室へと案内した。そこでは、昨日の試験官ヴェルンと、もう一人の老紳士が待っていた。
「こちらが昨日の試験に合格した橘直樹だ」ディーンが紹介した。
「おお、噂の若者か」老紳士は直樹を見上げた。「私はアルバート・ノリス、このギルドの長を務めている。ヴェルンから昨日の試験のことを聞いたよ。ガルド・バロンを説得するとは、なかなかやるじゃないか」
「ありがとうございます」直樹は丁寧に頭を下げた。「まだまだ未熟ですが、よろしくお願いします」
アルバートは満足げに頷き、書類を取り出した。「まずは見習い会員としての登録だ。誓約書にサインしてくれ」
直樹は書類に目を通した。商人ギルドの会員としての義務や権利が記されている。不正取引の禁止、ギルド規則の遵守、会費の納入などの義務。そして取引の保証、情報の共有、紛争時の調停などの権利。ビジネスマンだった前世の経験から、こうした組織の仕組みは理解できた。
「これが見習い会員のバッジだ」アルバートは小さな銅のバッジを渡した。「これを身につけていれば、ギルドの会員であることが証明される。大切にしなさい」
「ありがとうございます」直樹はバッジを受け取り、胸に付けた。
「見習い期間は3ヶ月だ」ヴェルンが説明した。「その間に商才を証明し、一定の実績を上げれば、正式会員に昇格できる。見習い会員は単独での大きな取引はできないが、先輩会員の下で働くことができる」
「それから、これを受け取りなさい」アルバートは小さな革の袋を直樹に渡した。中を開けると、銀貨が10枚入っていた。「見習い会員への支度金だ。最初の商売のための資金にしなさい」
直樹は驚いた。「こんなに…ありがとうございます」
「返す必要はない」ヴェルンが言った。「ただし、3ヶ月後に何らかの成果を示せなければ、見習い資格を失うことになる。その時は商会設立の資格も得られない」
直樹は真剣に頷いた。「必ず成果を上げてみせます」
「よし、これで手続きは完了だ」アルバートは満足げに言った。「ディーン、彼をギルド内に案内してやってくれ」
ディーンは直樹を連れて出た。「さあ、ギルドの施設を見学しよう」
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ディーンは直樹をギルド内の様々な施設に案内した。大広間、図書室、会議室、そして会員専用の食堂まで。特に図書室には、世界各地の商品情報、価格表、地図、交易路の記録など、貴重な資料が揃っていた。
「ここが一番重要な場所だ」ディーンは言った。「情報こそが商人の命。ここで学べることは多い」
直樹は興奮して本棚を見回した。「素晴らしい…こんな情報があれば、より良い取引ができますね」
「そうだ。だが最も重要なのは、このギルドの人脈だ」ディーンは説明した。「見習い期間中は先輩会員について学ぶことになる。幸運なことに、私が君の指導役を買って出た」
「本当ですか?」直樹は嬉しそうに尋ねた。「ありがとうございます!」
「まあ、マーサの紹介だからな」ディーンは笑った。「それに、君の才能には興味がある。ガルドを説得した手腕は本物だ」
ディーンは直樹を小さな事務所に案内した。「ここが私の事務所だ。君もここで働くことになる」
部屋には机が二つと本棚、小さな金庫があった。壁には地図や価格表が貼られている。
「ディーンさんは主にどんな商売をされているんですか?」直樹は尋ねた。
「私は主に織物と香辛料を扱っている」ディーンは答えた。「カレイド市と周辺の町を往復し、価格差を利用して利益を得ているんだ」
それは直樹にとって興味深い商売だった。前世でも似たような市場分析と価格差の利用は、ビジネスの基本だった。
「今日からどんな仕事をすればいいですか?」
「まずは市場調査だ」ディーンは言った。「今日は私と一緒に市場を回り、主要な商品の価格と品質をチェックしよう。明日からは君の値切りの腕を活かして、実際の仕入れを手伝ってもらう」
直樹は喜んで同意した。「喜んで!マーサさんの食堂の仕入れもあるので、朝は少し早く出かけますが、それ以外は全力で働きます」
「マーサのことか」ディーンは理解を示した。「彼女には世話になったようだな。朝の仕入れは続けるといい。むしろそれも経験になる」
二人は市場に向かい、ディーンの指導の下、様々な商品の価格調査を行った。ディーンは単に価格を記録するだけでなく、品質、原産地、流通量、季節変動なども細かくチェックした。
「商売で最も重要なのは情報だ」ディーンは教えた。「誰よりも早く、正確な情報を得られれば、それだけで利益が生まれる」
直樹は熱心にメモを取りながら、ディーンの言葉に頷いた。これは前世のビジネスでも同じだった。
---
昼食時、ディーンは直樹を市場近くの小さな食堂に連れて行った。
「ここのシチューは最高だ」ディーンは言った。「商談の合間によく利用している」
席に着くと、ディーンは直樹の経歴について尋ねた。「橘、君はどこから来たんだ?マーサによれば、突然現れたらしいな」
直樹は準備していた答えを口にした。「私は東の国から来ました。家業は小さな商店でしたが、もっと大きな商売をしたくて旅に出たんです」
「東の国?」ディーンは興味深そうに尋ねた。「あそこは独特の商習慣があると聞くが」
直樹はごまかすように笑った。「はい、少し違います。だから最初は苦労しました」
「なるほど」ディーンは納得したようだった。「それで昨日の試験だが、ガルドをどう説得したか詳しく聞かせてくれないか?私も長年の商人だが、彼から値引きを引き出したことはない」
直樹は昨日の交渉内容を詳しく説明した。単なる値引き交渉ではなく、情報と長期的な関係構築という価値を提示したこと。そして【最強の値切り】スキルについては、「相手の状況を読み取る能力」と表現した。
「なるほど…」ディーンは感心した様子で頷いた。「単なる値切りではなく、新たな価値の提案か。これは面白い視点だ」
「商売は一時的な損得ではなく、長期的な関係が重要だと思います」直樹は自分の考えを述べた。「信頼関係があれば、一時的な値引きよりも大きな利益が生まれます」
「その通りだ」ディーンは満足げに言った。「君は既に商人の心得を持っているようだな。見習い期間が楽しみだ」
食事を終えた後、二人はギルドに戻った。ディーンは直樹に明日の計画を説明した。
「明日は実際の仕入れを行う。近郊の村から布地を仕入れる予定だ。君の値切りの腕を見せてもらおう」
「はい、頑張ります」直樹は意気込みを見せた。
夕方、ギルドでの初日の仕事を終えた直樹は、マーサの食堂に立ち寄った。食堂はちょうど夕食時で賑わっていた。
「橘くん!」マーサは直樹を見つけると嬉しそうに駆け寄ってきた。「どうだった?ギルドでの初日は」
「とても充実していました」直樹は笑顔で答えた。「ディーンさんが指導役になってくれて、市場調査をしてきました」
「それは良かったわ!」マーサは喜んだ。「ディーンは優秀な商人よ。彼から学べることは多いはず」
「ええ。ありがとうございます、マーサさん。紹介してくれて本当に感謝しています」
マーサは直樹の肩を叩いた。「何言ってるの。あなたが私の食堂を助けてくれたんだから。これからもよかったら朝の仕入れを手伝ってほしいんだけど…」
「もちろんです」直樹は即座に答えた。「明日も必ず来ますよ」
「ありがとう!」マーサは嬉しそうに言った。「では、腹ごしらえしていきなさい。今日は特別よ!」
直樹はマーサの作った特製シチューをごちそうになり、宿に戻る途中、商人ギルドからの支度金である銀貨10枚のことを思い出した。
「これで宿を変えられるな…」
彼はこれまで泊まっていた共同宿ではなく、もう少し良い宿を探すことにした。中央広場近くには、銅貨15枚~銀貨1枚程度で個室が借りられる宿がある。少し高いが、これからの商売のことを考えれば、しっかり休める環境は重要だ。
新しい宿を見つけ、銀貨1枚で一週間分の個室を借りることができた。小さいながらも清潔な部屋で、机と椅子、ベッドがある。これなら商売の計画を立てるのにも適している。
部屋に落ち着いた直樹は、今日の出来事を振り返りながら、ノートに記録し始めた。前世のビジネスマン時代の習慣だ。
「まずは市場情報の整理…」
彼は今日ディーンと回った市場での情報を詳細に書き出した。各商品の価格、季節変動、需要と供給のバランス…。そして自分なりの分析も加えていく。
「カレイド市と周辺の町の価格差…この情報をうまく活用すれば…」
直樹は夜遅くまで計画を練っていた。明日からの実際の仕入れで、彼の【最強の値切り】スキルがどれだけ活かせるか。そして、3ヶ月の見習い期間で何を成し遂げるべきか。
「マーケリウス…商売の神に選ばれた者として、必ず成功してみせます」
直樹は窓から見える夜空に向かって誓いを立てた。彼の異世界での本格的な商人生活は、今日から始まったのだ。
---
翌朝、日の出前に直樹は「マザーの食堂」の仕入れのため、市場へと向かった。いつもの店を回り、【最強の値切り】スキルを使って、効率よく食材を仕入れる。今やこの仕事は彼の日課となっていた。
「おはよう、橘」野菜売り場のムラが声をかけた。「今日もいつも通りかい?」
「おはようございます」直樹は笑顔で返した。「はい、いつも通りで」
彼がスキルを使うと、ムラの周囲が輝き、重要な情報が浮かび上がった。「そういえば、南の畑で雨が多くて収穫が遅れているようですね。来週は野菜の価格が上がるかもしれません」
ムラは驚いた表情を見せた。「よく知ってるな!確かにそんな噂だ。来週は少し値上がりするかもな」
「だったら、今のうちに少し多めに買っておきましょうか?」直樹は提案した。
「そうだな。今日なら特別に、いつもの価格で多めに分けてやるよ」
こうした交渉を繰り返し、マーサの食堂の仕入れを済ませた直樹は、商人ギルドへと向かった。
「おはよう、橘」ディーンが事務所で待っていた。「準備はいいか?今日は南の村に行って、布地の仕入れだ」
「はい、準備できています」直樹は元気よく答えた。
二人は荷車を借り、カレイド市を出発した。道中、ディーンは南の村の特産品や商習慣について詳しく説明してくれた。
「南の村は良質な綿花が取れることで有名だ。彼らの織る布地は丈夫で長持ちする。しかし、彼らは商売には疎く、適正価格で売れていないことが多い」
「それは…私たちが買い叩くということですか?」直樹は少し心配そうに尋ねた。
ディーンは首を振った。「そうではない。適正な価格で買いつつも、互いにメリットのある取引を目指す。彼らが継続的に生産できる環境を作ることが、長期的な利益に繋がるのだ」
直樹はその考え方に安心した。前世でも、サプライヤーとの良好な関係維持は重要な経営戦略だった。
村に到着すると、そこは小さいながらも活気ある場所だった。中央広場には小さな市場があり、地元の人々が作物や手工芸品を売っていた。
「あそこが目的地だ」ディーンは広場の端にある木造の建物を指さした。「ミラの織物工房。この村で最高の布地を作る」
工房に入ると、中では数人の女性たちが機を織っていた。その中から、40代ほどの女性が近づいてきた。
「ディーン!久しぶりね」女性は笑顔で迎えた。「また布地を買いに来たの?」
「ああ、ミラ」ディーンは微笑んだ。「今日はこちらを紹介しよう。橘直樹、商人ギルドの新しい見習い会員だ」
「初めまして」直樹は丁寧に挨拶した。「素晴らしい工房ですね」
ミラは直樹を上から下まで見た。「若いけど、目が良さそうね。ディーンに見込まれるなんて、相当なものよ」
「彼は特殊な才能を持っている」ディーンは意味深に言った。「今日は彼に仕入れを任せてみようと思う」
「まあ、楽しみね」ミラは興味深そうに言った。「では、今回はどれくらい必要?」
「カレイド市の上流階級向けの衣装用に、高級綿布を50巻」ディーンは答えた。
ミラは奥から見本を持ってきた。光沢のある白い布地で、触るとなめらかだが丈夫そうだ。
「これが最高級品よ」ミラは誇らしげに言った。「1巻あたり銀貨3枚が通常価格」
ディーンは直樹に目配せした。「橘、交渉は任せる。私は見ているだけだ」
直樹は緊張しながらも、自信を持って前に出た。彼は【最強の値切り】スキルを発動させ、ミラの周囲の情報を読み取った。
「素晴らしい品質ですね」直樹は布地を手に取りながら言った。「この光沢と手触り…確かに最高級品です」
ミラは満足げに頷いた。「そうでしょう?最高の綿花と技術で織っているのよ」
直樹はスキルから得た情報を元に、会話を進めた。「ところで、最近は注文が減っているそうですね?」
ミラは驚いた表情を見せた。「どうして知ってるの?確かに、北からの商人が来なくなって、少し在庫が増えているわ」
「カレイド市では高級布地の需要が高まっています」直樹は説明した。「私たちが定期的に買い付けを行えば、安定した収入になるのではないでしょうか」
ミラは興味を示した。「定期的な買い付け?それは魅力的ね」
直樹はここでさらに踏み込んだ。「ただ、定期契約をするなら、価格を少し調整していただけないでしょうか?毎月50巻の買い付けを約束します」
ミラは考え込んだ。「毎月50巻?それは大きな注文ね…」
「そして」直樹は続けた。「カレイド市の上流階級に、『ミラの織物工房』の名前を広めます。品質の良さを伝えれば、他の商人からも注文が増えるでしょう」
「宣伝までしてくれるの?」ミラの目が輝いた。
「はい。私たちは単に布地を買うだけでなく、ミラさんの工房と長期的なパートナーシップを築きたいと考えています」
ミラは暫く考え込み、やがて決断した。「わかったわ。毎月の定期契約なら、1巻あたり銀貨2枚にするわ」
3分の2の価格。これは大きな値引きだった。ディーンは驚いた表情を隠せなかった。
「ありがとうございます」直樹は礼を言った。「では正式な契約書を作成しましょう」
ディーンが用意していた契約書に必要事項を記入し、両者がサインした。これで毎月の定期買い付け契約が成立した。
ミラは50巻の布地を荷車に積み込むのを手伝いながら、直樹に言った。「あなた、不思議な人ね。まるで私の工房の状況を全て知っているみたい」
直樹は微笑んだ。「良い取引は、相手を理解することから始まります」
村を出発し、カレイド市に戻る道中、ディーンは直樹の手腕を絶賛した。
「見事だ!私は長年ミラと取引しているが、ここまでの値引きは引き出せなかった。しかも定期契約まで結べるとは」
「彼女の工房の状況を理解することが重要でした」直樹は答えた。「在庫が増えていて困っていたのなら、安定した買い手は魅力的です。それに、カレイド市での宣伝も彼女にとっては価値があります」
「まさにその通りだ」ディーンは感心した様子で言った。「これが単なる値切りと、真の交渉術の違いだな。相手にとっての価値を創造する…」
直樹は嬉しさを感じながらも、謙虚に頷いた。「まだまだ学ぶことが多いです」
「今日の成果は立派だ」ディーンは断言した。「50巻で銀貨100枚の節約。この布地をカレイド市で売れば、通常でも銀貨5枚の利益だが、この仕入れ価格なら倍以上の利益が見込める」
「どこで売るんですか?」直樹は興味深く尋ねた。
「明日から実際の販売も経験してもらう」ディーンは言った。「カレイド市の上流階級が住む北区には、高級衣料店がある。そこに卸すんだ」
街に戻ると、二人は商人ギルドに布地を運び込んだ。ディーンは今日の成果を報告書にまとめ、直樹の働きを記録した。
「見習い会員としての最初の仕事だが、早くも成果を上げたな」ディーンは褒めた。「このまま実績を積めば、3ヶ月後の正式会員への昇格も間違いないだろう」
直樹はその言葉に勇気づけられた。商人ギルドでの第一歩は順調だった。【最強の値切り】スキルと前世のビジネス経験が、この世界でも活きている。これからの成長が楽しみだった。
「ディーンさん、ありがとうございます。明日も頑張ります」
その日、直樹は充実感と達成感を胸に、新しい宿へと帰った。彼の「値切りの王」への道は、確実に前進していた。
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