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龍王と狐の来訪者
39話目 たとえ天が堕ちようとも
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ーー清正sideーー
弟の正則は口を開けば、いつか必ず自分はあのかっこいい王族特務親衛隊の1人になるのだと豪語していた。子供は憧れだけで容易く戯れ言を口にする。なれるわけがない。それにあいつは人よりも体が弱いし、オマケにすぐに熱を出す。木刀を振るえば脈が狂って咳が出る。まともに鍛錬もできない。そんなザマでなれるものか。
『無理だよ お前には』
今にして思えば、なぜ俺はそんな酷い言葉をわざわざ口にだしてまで投げかけてしまったのだろう。
きっと当時の俺が下級兵士で燻っていた事と無関係ではないだろう。そのどうしようもない苛立ちの捌け口にしてしまった。要するに下らない只の八つ当たりであった。当然正則とかつてない大ケンカをした。それはコルマール連続昏睡事件と呼ばれる最初の一件目が起きる前の日の夜の事であった。
「ハア……ハア。凄い、な。これが双虎の力か。」
戦いが終わり、俺は静まり返った辺りをゆっくりと見回す。エントランスで生きているのは俺だけだ。それ以外は軒並み死体と成り果ててしまっていた。疑いようも無く、確実に。
「急ぐか……」
此処まで敵の侵入を許している時点で、外にいた全ての警護人は排除されたと考えるべきだろう。未だに敵が何人いるかは不明で戦力は未知数。仮に先ほど剣を交えた東屋よりも腕が立つ輩がいるのなら、守りも崩された今はかなり逼迫し差し迫った状況だ。
敵の魔の手が迫ってきている事を我らが王に知らせるために動こうとすると、突然地面がぐらりと傾く。いや傾いたのは俺自身の方だ。力なく前のめりに倒れ込んだのだ。
「あ‥‥れ?」
突然に今まで経験したことがないほどの疲労がどっと体全体にのしかかってきた。まるで身体全体が鉛のように重くなる。双虎の力の反動だろう。自分より格上の東屋をゴブリンの手をひねるかの如く圧倒したあれだけの力を行使したのだ。相応のリスクは伴うものだと納得するほか無い。俺は仕方なく奥の部屋へ体を引きずりながらゆっくりと向かうしかなかった。
「はやく……はやく」
気ばかりが焦ってしまう中で、ぞわりと何かが背中を寒くした。思わずバッと振り返ると外に蔓延していた煙がホールに侵入している。それにどうしてか違和感を感じた
「お前だな。あのバカを殺したのは」
煙の奥から辟易した様子で誰かがそんなことを呟いた。視線を声の主がいるであろう煙の一点へと寄越す。
「何者だ」
俺の問いかけに、コツコツと規則正しい靴音を鳴らしながら煙を掻き分けて火が出てきた。
いや火ではない。仄かな火影のように見える赤髪がそいつを篝火のように見せたのだ。
「空蝉 篝火 職業は殺し屋 つまりはお前が倒した奴と同じしがない殺し屋の1人さ」
煙管を口に咥えながら吐かれた言葉には血など通っていない酷く無機質な声に感じられた。
態とらしくコツコツと小気味よく音を立てながら、篝火はゆっくりと俺の方へと歩を進める。どうする。今の俺に何ができるか考えろ
「本当に死んだんだな、お前」
足音が止む。見ると空蝉篝火は仰向けに倒れている東屋の顔を覗き見ているようだった。
だがどうしてだろう。何故だかその表情は、敵に対する怒りや仲間を殺された悲しみではなく、独り置いていかれ不安を隠しきれない童のように見えたのは。
「死に顔も拝んだことだし、仕事すっかな」
篝火は再度止まっていた歩みを進めて俺の方に向かってくる。当然だ。俺はこいつの仲間を殺している。そして死にかけの敵である。それを見逃す理由などない。敵を生かす理由などどこにもある筈がないのだから。
「は?」
だというのに篝火は凡そ感情の篭っていない冷たい目で一瞥しながらも動けない俺の脇をすり抜け構わず奥の方へと足を進めたのだ。
「ま、て。お前、どういうつもりだ!」
俺の言葉の意味が分からなかったのだろう篝火は不思議そうに首を傾げた。
「どう、とは?」
「俺は敵だぞ!お前の仲間を殺した!なのにどうしてお前は俺を殺さない!」
それでも尚、こいつは本当に俺の言っている言葉の意味が理解出来ていないようだった。 暫く考えてから漸く口を開いたのは、俺の想定外の言葉であった。
「殺し屋に殺して欲しいのなら金を払え。タダで殺して貰おうなんて、厚かましいにも程があるぞ。」
「言っておく、私たちは殺し屋だ。依頼として金を貰って目標を殺すプロ。あくまでも殺しはビジネス。商売なんだ。故に目標以外は障害物だ。依頼の邪魔にならないのなら何もしない。」
「動くこともままならない無力な今のお前を殺すのは殺し屋の領分じゃないんだ。これで納得できたか?」
そう吐き捨てた篝火は悠然と未だ健在の俺を前にして横切ろうとしたのだ。その言葉に一瞬だけ気持ちが揺らいだ。ホッとした自分がいたことを心の底から恥じる。そんなものはあいつが憧れた王族特務親衛隊ではないからだ。命を賭して王より先に死ぬ事はあっても、これだけは、たとえ天が堕ちようとも看過できない。してはならない。譲れないただ一つの誇りにかけて。
俺は篝火の足首にしがみつくように掴まった。
「バカに、すんのも良い加減にしろよ、こらぁ!」
「痛いな。手を離せ」
本当にそうなのか分からないほど自然に篝火はそう言った。その直後に俺の身体に何かが覆い被さったかのように急激に圧が増した。
煙…。煙だ。煙によってミシミシと骨が軋む嫌な音が身体中から聞こえてくる。
「ぐ、あ、あ」
考えを巡らせても今の状況を打破できる力は自分にはない。先程のような奇跡が起きれば或いは……。
はは。声なく思わず笑ってしまう。二度も他人頼みの奇跡に頼るなど恥ずかしげも無く思ってしまうとは。やはり俺はかっこいいあの3人の親衛隊のようにはなれない。
「さっさと手を離せ。でないと潰れたキッシュの様になるぞ」
息が出来ず、言葉が吐き出せない。返事の代わりに、力いっぱい握力を込めるのが最大限の細やかな抵抗だった。
「……もしも。言い方が不味くて勘違いさせてしまったのなら謝るよ。お前が仕事の邪魔をするのなら容赦なく殺すぞ」
煩わしそうに篝火は掴まれた足とは別の足を大きく振り上げる。その足には目に見えるほどに分かりやすく魔力が凝縮されていく。この一撃は俺の頭蓋を粉々に粉砕してしまうだろう。
「これが最後だ。手を離さなければ間違いなくお前は死ぬ。手を離せ」
脅しではない。離さなければコイツは本当に俺の事を微塵の躊躇いなく殺すだろう。だが、俺は応じなかった。みっともなく最後まで足掻くと決めたのだから。篝火も無駄と悟ったのだろう。「そうか」と小さく呟いた。
ダンッ!迷わず足靴を振り下ろした。咄嗟に歯をくいしばる。これで終わりだった。頭蓋は砕かれて脳髄も押し潰された。
「……冗談だろう?」
筈だった。屋内だというのに、屋敷の内側より一陣の風が吹いてたった一度だけ瞬きをする。次の瞬間には踏み潰そうとした篝火の足が俺の頭のすぐ上で物理的に阻まれ止められていた。
飛び出た綺麗な線が俺を守るように受け止め支えていたからだ。それは雪のように白く氷のように透き通った足であった。
俺と篝火の間に割り込んだそいつは不愉快そうに嗤った。
「おやおや……?誰かと思えばダストスモーキーじゃないですか。こんな所で会うなんて奇遇ですね。」
ダストスモーキー。そう呼ばれた篝火は分かりやすく顔を顰めた。
「魔導師の貴女が、どうしてこんな所に。この国とは無関係だろう」
白い魔導師はその問答に対して意地悪く表情を歪ませる。
「さて どうしてだと思いますか?」
あとがき
《裏設定②襲撃時に雪姫・アーカーシャ不在で起こる事》
√A襲撃が成功した場合
・清正(通常)が宿木、夕霧、東屋の全員を相手にし殺害される。
・玉藻は■■■■■の正体を見破らない。
・空狐の玉藻によって空蝉桐壺を除いた全員が殺害される。
・結果王都フリューゲルが消滅し、事件の関係者及び王都の住人全員が死亡する。
√B襲撃が失敗した場合
・清正(覚醒)によって、宿木、夕霧、東屋が死亡する。
・空蝉篝火が清正を殺害する。
・玉藻が■■■■■の正体を見破る。
・玉藻が空蝉篝火、空蝉桐壺と相打ちになる。
・項遠が殺害され、■■■■■によって成り替わりが起きる。
弟の正則は口を開けば、いつか必ず自分はあのかっこいい王族特務親衛隊の1人になるのだと豪語していた。子供は憧れだけで容易く戯れ言を口にする。なれるわけがない。それにあいつは人よりも体が弱いし、オマケにすぐに熱を出す。木刀を振るえば脈が狂って咳が出る。まともに鍛錬もできない。そんなザマでなれるものか。
『無理だよ お前には』
今にして思えば、なぜ俺はそんな酷い言葉をわざわざ口にだしてまで投げかけてしまったのだろう。
きっと当時の俺が下級兵士で燻っていた事と無関係ではないだろう。そのどうしようもない苛立ちの捌け口にしてしまった。要するに下らない只の八つ当たりであった。当然正則とかつてない大ケンカをした。それはコルマール連続昏睡事件と呼ばれる最初の一件目が起きる前の日の夜の事であった。
「ハア……ハア。凄い、な。これが双虎の力か。」
戦いが終わり、俺は静まり返った辺りをゆっくりと見回す。エントランスで生きているのは俺だけだ。それ以外は軒並み死体と成り果ててしまっていた。疑いようも無く、確実に。
「急ぐか……」
此処まで敵の侵入を許している時点で、外にいた全ての警護人は排除されたと考えるべきだろう。未だに敵が何人いるかは不明で戦力は未知数。仮に先ほど剣を交えた東屋よりも腕が立つ輩がいるのなら、守りも崩された今はかなり逼迫し差し迫った状況だ。
敵の魔の手が迫ってきている事を我らが王に知らせるために動こうとすると、突然地面がぐらりと傾く。いや傾いたのは俺自身の方だ。力なく前のめりに倒れ込んだのだ。
「あ‥‥れ?」
突然に今まで経験したことがないほどの疲労がどっと体全体にのしかかってきた。まるで身体全体が鉛のように重くなる。双虎の力の反動だろう。自分より格上の東屋をゴブリンの手をひねるかの如く圧倒したあれだけの力を行使したのだ。相応のリスクは伴うものだと納得するほか無い。俺は仕方なく奥の部屋へ体を引きずりながらゆっくりと向かうしかなかった。
「はやく……はやく」
気ばかりが焦ってしまう中で、ぞわりと何かが背中を寒くした。思わずバッと振り返ると外に蔓延していた煙がホールに侵入している。それにどうしてか違和感を感じた
「お前だな。あのバカを殺したのは」
煙の奥から辟易した様子で誰かがそんなことを呟いた。視線を声の主がいるであろう煙の一点へと寄越す。
「何者だ」
俺の問いかけに、コツコツと規則正しい靴音を鳴らしながら煙を掻き分けて火が出てきた。
いや火ではない。仄かな火影のように見える赤髪がそいつを篝火のように見せたのだ。
「空蝉 篝火 職業は殺し屋 つまりはお前が倒した奴と同じしがない殺し屋の1人さ」
煙管を口に咥えながら吐かれた言葉には血など通っていない酷く無機質な声に感じられた。
態とらしくコツコツと小気味よく音を立てながら、篝火はゆっくりと俺の方へと歩を進める。どうする。今の俺に何ができるか考えろ
「本当に死んだんだな、お前」
足音が止む。見ると空蝉篝火は仰向けに倒れている東屋の顔を覗き見ているようだった。
だがどうしてだろう。何故だかその表情は、敵に対する怒りや仲間を殺された悲しみではなく、独り置いていかれ不安を隠しきれない童のように見えたのは。
「死に顔も拝んだことだし、仕事すっかな」
篝火は再度止まっていた歩みを進めて俺の方に向かってくる。当然だ。俺はこいつの仲間を殺している。そして死にかけの敵である。それを見逃す理由などない。敵を生かす理由などどこにもある筈がないのだから。
「は?」
だというのに篝火は凡そ感情の篭っていない冷たい目で一瞥しながらも動けない俺の脇をすり抜け構わず奥の方へと足を進めたのだ。
「ま、て。お前、どういうつもりだ!」
俺の言葉の意味が分からなかったのだろう篝火は不思議そうに首を傾げた。
「どう、とは?」
「俺は敵だぞ!お前の仲間を殺した!なのにどうしてお前は俺を殺さない!」
それでも尚、こいつは本当に俺の言っている言葉の意味が理解出来ていないようだった。 暫く考えてから漸く口を開いたのは、俺の想定外の言葉であった。
「殺し屋に殺して欲しいのなら金を払え。タダで殺して貰おうなんて、厚かましいにも程があるぞ。」
「言っておく、私たちは殺し屋だ。依頼として金を貰って目標を殺すプロ。あくまでも殺しはビジネス。商売なんだ。故に目標以外は障害物だ。依頼の邪魔にならないのなら何もしない。」
「動くこともままならない無力な今のお前を殺すのは殺し屋の領分じゃないんだ。これで納得できたか?」
そう吐き捨てた篝火は悠然と未だ健在の俺を前にして横切ろうとしたのだ。その言葉に一瞬だけ気持ちが揺らいだ。ホッとした自分がいたことを心の底から恥じる。そんなものはあいつが憧れた王族特務親衛隊ではないからだ。命を賭して王より先に死ぬ事はあっても、これだけは、たとえ天が堕ちようとも看過できない。してはならない。譲れないただ一つの誇りにかけて。
俺は篝火の足首にしがみつくように掴まった。
「バカに、すんのも良い加減にしろよ、こらぁ!」
「痛いな。手を離せ」
本当にそうなのか分からないほど自然に篝火はそう言った。その直後に俺の身体に何かが覆い被さったかのように急激に圧が増した。
煙…。煙だ。煙によってミシミシと骨が軋む嫌な音が身体中から聞こえてくる。
「ぐ、あ、あ」
考えを巡らせても今の状況を打破できる力は自分にはない。先程のような奇跡が起きれば或いは……。
はは。声なく思わず笑ってしまう。二度も他人頼みの奇跡に頼るなど恥ずかしげも無く思ってしまうとは。やはり俺はかっこいいあの3人の親衛隊のようにはなれない。
「さっさと手を離せ。でないと潰れたキッシュの様になるぞ」
息が出来ず、言葉が吐き出せない。返事の代わりに、力いっぱい握力を込めるのが最大限の細やかな抵抗だった。
「……もしも。言い方が不味くて勘違いさせてしまったのなら謝るよ。お前が仕事の邪魔をするのなら容赦なく殺すぞ」
煩わしそうに篝火は掴まれた足とは別の足を大きく振り上げる。その足には目に見えるほどに分かりやすく魔力が凝縮されていく。この一撃は俺の頭蓋を粉々に粉砕してしまうだろう。
「これが最後だ。手を離さなければ間違いなくお前は死ぬ。手を離せ」
脅しではない。離さなければコイツは本当に俺の事を微塵の躊躇いなく殺すだろう。だが、俺は応じなかった。みっともなく最後まで足掻くと決めたのだから。篝火も無駄と悟ったのだろう。「そうか」と小さく呟いた。
ダンッ!迷わず足靴を振り下ろした。咄嗟に歯をくいしばる。これで終わりだった。頭蓋は砕かれて脳髄も押し潰された。
「……冗談だろう?」
筈だった。屋内だというのに、屋敷の内側より一陣の風が吹いてたった一度だけ瞬きをする。次の瞬間には踏み潰そうとした篝火の足が俺の頭のすぐ上で物理的に阻まれ止められていた。
飛び出た綺麗な線が俺を守るように受け止め支えていたからだ。それは雪のように白く氷のように透き通った足であった。
俺と篝火の間に割り込んだそいつは不愉快そうに嗤った。
「おやおや……?誰かと思えばダストスモーキーじゃないですか。こんな所で会うなんて奇遇ですね。」
ダストスモーキー。そう呼ばれた篝火は分かりやすく顔を顰めた。
「魔導師の貴女が、どうしてこんな所に。この国とは無関係だろう」
白い魔導師はその問答に対して意地悪く表情を歪ませる。
「さて どうしてだと思いますか?」
あとがき
《裏設定②襲撃時に雪姫・アーカーシャ不在で起こる事》
√A襲撃が成功した場合
・清正(通常)が宿木、夕霧、東屋の全員を相手にし殺害される。
・玉藻は■■■■■の正体を見破らない。
・空狐の玉藻によって空蝉桐壺を除いた全員が殺害される。
・結果王都フリューゲルが消滅し、事件の関係者及び王都の住人全員が死亡する。
√B襲撃が失敗した場合
・清正(覚醒)によって、宿木、夕霧、東屋が死亡する。
・空蝉篝火が清正を殺害する。
・玉藻が■■■■■の正体を見破る。
・玉藻が空蝉篝火、空蝉桐壺と相打ちになる。
・項遠が殺害され、■■■■■によって成り替わりが起きる。
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