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57 マルゴンの目的
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「二階でヴァンとカリウスが戦闘中ですと?」
「は、はい!なぜかカリウスさんがヴァンさんを連れていまして、我々平の隊員では、強く言われると、あの方々には手が出せません。その時、ヤファイ副隊長が丁度居合わせて、現在戦闘中です!」
隊員の言葉にマルコスは天井を見上げた。
継続的に振動音が続き、砂埃が落ちてくる。激しく争っているのだろう。
ヤファイは時間を守る男だが、なぜか今日は現れず気になってはいた。そういう事だったかと、マルコスは納得した。
「分かりました。あなたも戻って制圧してきなさい。それと、アローヨとフェンテスはどこにいるか知ってますか?」
「申し訳ありません。お二人の事は今日は見ておりませんので・・・では、私は二階に戻り、ご指示の通りにいたします」
隊員は一礼すると、足早に通路に戻って行った。
マルコスの眉間に深いシワが寄った。
今朝、朝食を終えるといつも通り、7時30分にはフェンテスが隊長室に入って来た。
その日のスケジュール以外、自分から話す事は無いフェンテスだが、今日に限って、なぜかサカキアラタの取り調べに同席したいと進言してきた。
ここ最近はフェンテスを外していたので、たまには様子を見たいのか?くらいにしか思わなかったが、違和感もあった。なぜ今日?
理由を問いただすと、今日から部屋も変わり、新しい魔道具も使用されるので、どういった取り調べを行うのか後学のために見ておきたい。という事だったが、私の中の違和感は拭えなかった。
なにか引っかかるのだ。理由も特におかしいわけではない。新しい魔道具を見たいと思うのは自然な事だ。
直感と経験が私に教えていた。おかしいと。
私はフェンテスの申し出を却下した。
フェンテスはすぐには返事をしなかったが、分かりました。と頭を下げると、いつものように腕を後ろに組み、直立の姿勢で、私の支度が終わるまで待機をしていた。
その後、私はいつものように朝の礼拝を行い、アンカハスを連れてサカキアラタの独房に向かった。
ヤファイには9時にはここに来るよう直接伝え、フェンテスには街の巡回の任を与えた。
アローヨに関しては、用事が無ければ放任していた事がまずかった。あの男は与えられた仕事はこなすが、それ以外は無関心になってしまった。いつも協会内のどこかで呆けている。
害はないので放任していたが、今回のような事態になると、どこにいるかハッキリしないのは怠慢だった。
考えを巡らせているマルコスの頭上からは、パラパラと砂が落ちて来て、今だ激しい争いが続いている事をうかがわせた。
鋼鉄の分厚い扉を背に、マルコスは室内で戦うアラタとアンカハスに目を向ける。
アンカハスのナイフ術は、自分やフェンテスには及ばないが、それに次ぐ腕前ではある。
だが、アラタにはかすりもしない。全てかわされている。
サカキアラタ。やはり私の勘は間違っていなかった。この戦い方は非常によく似ている・・・そして、あなたから感じる不思議な力も。マルコスはアラタの動きを観察し始めた。
アンカハスのナイフが当たらないのは、サカキアラタの避ける動作が大きいという事もある。
紙一重ではなく、足を使って大きく後ろに飛ぶか、状態を大きく仰け反らせるかで避けている。
だが、体の芯は常にぶれておらず、足腰がとてもしっかりしているし、ナイフから目を離さず、常に追撃に備えている。
攻撃は左右の拳のみ。アンカハスのナイフをかわしつつ、タイミングを見て、確実に拳を当てている。
左拳を中心に攻めのリズムを組み立てている。
「拳のみで戦う事に特化した戦術、よく似ています。ムラトシュウイチ・・・やはり、サカキアラタはあの男と関係がありますね」
マルコスは何かを思い出すように頬を撫でると、腰に下げていたナイフに手をかけた。
決定打こそ入らないが、俺のジャブは確実にアンカハスにダメージを与えていた。
体は治安部隊の、肩から胴体を覆う厚みのあるボディアーマーを着込んでいるので、必然的にほとんど顔を狙っているが、ナイフを振り抜いた後の僅かな隙に、装甲の薄い脇腹に、左のボディブローを数発入れている。それが効いて、アンカハスも顔だけでなく、腹も警戒している。
肘から手首にかけても同素材のプロテクターを装備しているので、俺は自分の拳を傷めないよう、ガードされる事にも注意しなければならなかった。
制限が多いが、それでもこのままいけば勝てるだろう。
だが、アンカハスの後ろで控えるマルゴンが、俺の動きをじっと観察している事にも気づいていた。
手の内はできるだけ見せたくない。だが、俺が優勢に進めているが、このアンカハスも強い。
ナイフはフェンテスに一歩及ばないが、左一本で倒せる程楽な相手ではない。
アンカハスの体で死角を作り、そのタイミングで打つ。
アンカハスのナイフを避けつつ、うまくマルゴンの正面にアンカハスの体を誘導する。
顔面に数発ジャブを浴びせ、あえて体を引きわざと足がもつれたように体制を崩す、好機と見たアンカハスが距離を詰め大振りでナイフを振るってきた。
おそらく普段のアンカハスなら、こんな見え見えの罠にはかからなかっただろう。
だが、自分のナイフがかすりもせず、ジワジワとジャブで削られる事で、焦りが生まれていたのだろう。
体制を崩したのはわざとだが、体の右半分を後ろに流した事で、右の溜めが作れた。
もつれたように見せた足を踏ん張り、腰を捻り右のアッパーをアンカハスの顎目掛けて繰り出す。
大振りでナイフを振るったアンカハスは目を剥き、己の失策に気付いたようだが、もうナイフを止める事はできなかった。
捉えたと思った瞬間だった。
アンカハスの体が突如後ろに引かれ投げ飛ばされ、俺のアッパーは空を切った。
「た、隊長!?」
アンカハスが立ち上がると、マルゴンはアンカハスには一瞥もくれず、前を向いたまま話した。
「アンカハス、あなたの負けです。どうやってもサカキアラタには勝てないでしょう。そこで大人しくしていなさい」
「隊長!」
アンカハスが悔しそうに歯を食いしばり、俺を睨みつける。だが、やはりマルゴンの命令は絶対らしく、その場から動く事はしなかった。
そして今、手の伸ばせば届きそうな距離で、マルゴンが笑みを浮かべ立っていた。
マルゴンには常に注意を払っていたが、いつの間にこんなに距離を詰められたのか分からなかった。
カリウスが敗れた時、一瞬で距離を詰められたと聞いているが、踏み込みの速さは想像以上なのかもしれない。
俺はマルゴンから一歩大きく距離を取り構え直した。
マルゴンはアンカハスと同じボディアーマーを着ており、両手にナイフを持っていた。レイチェルのダガーナイフは15-20cm程だったが、マルゴンの持つナイフは30cmはあり、見るからに肉厚の大振りの物だった。
分かっていたつもりだったが、戦いに望む気持ちであらためて対峙すると、マルゴンは圧倒的だった。
身長は160cmも無いだろう。俺より15cmは小さい事になる。だが、アーマー越しでも分かる盛り上がった筋肉、ナイフを握る指の1本1本の太さ、そしてこれまで幾戦の戦いを勝ち抜いてきたであろう自信が、絶対的強者の佇まいとなって表れていた。
冷たい汗が顎を伝い落ちる。俺はこれからこの男と戦う。治安部隊20,000人の頂点、この国最強の男マルコス・ゴンサレスと。
「サカキアラタ・・・私はね、本当はこの時を待っていたんですよ。本気で私を倒しに来るあなたと戦いたかった」
静かに、ゆっくりと口を開く。今までのマルゴンからは想像もつかない、穏やかな声色だった。
俺と戦いたかった?言葉の真意が分からず唖然としてしまうが、マルゴンは俺の様子は気にも留めず、一方的に言葉を紡いでいった。
「あなたが、何かを隠しているのは間違いないでしょう。ですが素性が分からないというだけで、隊長である私が毎日ここまで付き合う事はありませんよ。時間がもったいない。とっくに処刑しています」
マルゴンが一歩距離を詰めてくる。俺は一歩下がった。目算でおそらく3メートル程だろう。この距離が俺とマルゴンのギリギリの間合いだった。
「最初会った時には何かひっかかる程度でしたが、二度目は確信しましたよ。やはりあなたはただの体力型ではない、何か不思議な力を秘めていると。そしてその戦い方もです。あなたはムラトシュウイチと同じです」
ムラトシュウイチ・・・村戸修一・・・
その名前は俺を驚かせるに十分過ぎた。
目を見開き絶句する俺の表情を見て、マルゴンは楽しそうに口の端を上げる。
「さぁ、始めましょうか・・・サカキアラタ。見せてください。ムラトシュウイチと同じ力を」
「は、はい!なぜかカリウスさんがヴァンさんを連れていまして、我々平の隊員では、強く言われると、あの方々には手が出せません。その時、ヤファイ副隊長が丁度居合わせて、現在戦闘中です!」
隊員の言葉にマルコスは天井を見上げた。
継続的に振動音が続き、砂埃が落ちてくる。激しく争っているのだろう。
ヤファイは時間を守る男だが、なぜか今日は現れず気になってはいた。そういう事だったかと、マルコスは納得した。
「分かりました。あなたも戻って制圧してきなさい。それと、アローヨとフェンテスはどこにいるか知ってますか?」
「申し訳ありません。お二人の事は今日は見ておりませんので・・・では、私は二階に戻り、ご指示の通りにいたします」
隊員は一礼すると、足早に通路に戻って行った。
マルコスの眉間に深いシワが寄った。
今朝、朝食を終えるといつも通り、7時30分にはフェンテスが隊長室に入って来た。
その日のスケジュール以外、自分から話す事は無いフェンテスだが、今日に限って、なぜかサカキアラタの取り調べに同席したいと進言してきた。
ここ最近はフェンテスを外していたので、たまには様子を見たいのか?くらいにしか思わなかったが、違和感もあった。なぜ今日?
理由を問いただすと、今日から部屋も変わり、新しい魔道具も使用されるので、どういった取り調べを行うのか後学のために見ておきたい。という事だったが、私の中の違和感は拭えなかった。
なにか引っかかるのだ。理由も特におかしいわけではない。新しい魔道具を見たいと思うのは自然な事だ。
直感と経験が私に教えていた。おかしいと。
私はフェンテスの申し出を却下した。
フェンテスはすぐには返事をしなかったが、分かりました。と頭を下げると、いつものように腕を後ろに組み、直立の姿勢で、私の支度が終わるまで待機をしていた。
その後、私はいつものように朝の礼拝を行い、アンカハスを連れてサカキアラタの独房に向かった。
ヤファイには9時にはここに来るよう直接伝え、フェンテスには街の巡回の任を与えた。
アローヨに関しては、用事が無ければ放任していた事がまずかった。あの男は与えられた仕事はこなすが、それ以外は無関心になってしまった。いつも協会内のどこかで呆けている。
害はないので放任していたが、今回のような事態になると、どこにいるかハッキリしないのは怠慢だった。
考えを巡らせているマルコスの頭上からは、パラパラと砂が落ちて来て、今だ激しい争いが続いている事をうかがわせた。
鋼鉄の分厚い扉を背に、マルコスは室内で戦うアラタとアンカハスに目を向ける。
アンカハスのナイフ術は、自分やフェンテスには及ばないが、それに次ぐ腕前ではある。
だが、アラタにはかすりもしない。全てかわされている。
サカキアラタ。やはり私の勘は間違っていなかった。この戦い方は非常によく似ている・・・そして、あなたから感じる不思議な力も。マルコスはアラタの動きを観察し始めた。
アンカハスのナイフが当たらないのは、サカキアラタの避ける動作が大きいという事もある。
紙一重ではなく、足を使って大きく後ろに飛ぶか、状態を大きく仰け反らせるかで避けている。
だが、体の芯は常にぶれておらず、足腰がとてもしっかりしているし、ナイフから目を離さず、常に追撃に備えている。
攻撃は左右の拳のみ。アンカハスのナイフをかわしつつ、タイミングを見て、確実に拳を当てている。
左拳を中心に攻めのリズムを組み立てている。
「拳のみで戦う事に特化した戦術、よく似ています。ムラトシュウイチ・・・やはり、サカキアラタはあの男と関係がありますね」
マルコスは何かを思い出すように頬を撫でると、腰に下げていたナイフに手をかけた。
決定打こそ入らないが、俺のジャブは確実にアンカハスにダメージを与えていた。
体は治安部隊の、肩から胴体を覆う厚みのあるボディアーマーを着込んでいるので、必然的にほとんど顔を狙っているが、ナイフを振り抜いた後の僅かな隙に、装甲の薄い脇腹に、左のボディブローを数発入れている。それが効いて、アンカハスも顔だけでなく、腹も警戒している。
肘から手首にかけても同素材のプロテクターを装備しているので、俺は自分の拳を傷めないよう、ガードされる事にも注意しなければならなかった。
制限が多いが、それでもこのままいけば勝てるだろう。
だが、アンカハスの後ろで控えるマルゴンが、俺の動きをじっと観察している事にも気づいていた。
手の内はできるだけ見せたくない。だが、俺が優勢に進めているが、このアンカハスも強い。
ナイフはフェンテスに一歩及ばないが、左一本で倒せる程楽な相手ではない。
アンカハスの体で死角を作り、そのタイミングで打つ。
アンカハスのナイフを避けつつ、うまくマルゴンの正面にアンカハスの体を誘導する。
顔面に数発ジャブを浴びせ、あえて体を引きわざと足がもつれたように体制を崩す、好機と見たアンカハスが距離を詰め大振りでナイフを振るってきた。
おそらく普段のアンカハスなら、こんな見え見えの罠にはかからなかっただろう。
だが、自分のナイフがかすりもせず、ジワジワとジャブで削られる事で、焦りが生まれていたのだろう。
体制を崩したのはわざとだが、体の右半分を後ろに流した事で、右の溜めが作れた。
もつれたように見せた足を踏ん張り、腰を捻り右のアッパーをアンカハスの顎目掛けて繰り出す。
大振りでナイフを振るったアンカハスは目を剥き、己の失策に気付いたようだが、もうナイフを止める事はできなかった。
捉えたと思った瞬間だった。
アンカハスの体が突如後ろに引かれ投げ飛ばされ、俺のアッパーは空を切った。
「た、隊長!?」
アンカハスが立ち上がると、マルゴンはアンカハスには一瞥もくれず、前を向いたまま話した。
「アンカハス、あなたの負けです。どうやってもサカキアラタには勝てないでしょう。そこで大人しくしていなさい」
「隊長!」
アンカハスが悔しそうに歯を食いしばり、俺を睨みつける。だが、やはりマルゴンの命令は絶対らしく、その場から動く事はしなかった。
そして今、手の伸ばせば届きそうな距離で、マルゴンが笑みを浮かべ立っていた。
マルゴンには常に注意を払っていたが、いつの間にこんなに距離を詰められたのか分からなかった。
カリウスが敗れた時、一瞬で距離を詰められたと聞いているが、踏み込みの速さは想像以上なのかもしれない。
俺はマルゴンから一歩大きく距離を取り構え直した。
マルゴンはアンカハスと同じボディアーマーを着ており、両手にナイフを持っていた。レイチェルのダガーナイフは15-20cm程だったが、マルゴンの持つナイフは30cmはあり、見るからに肉厚の大振りの物だった。
分かっていたつもりだったが、戦いに望む気持ちであらためて対峙すると、マルゴンは圧倒的だった。
身長は160cmも無いだろう。俺より15cmは小さい事になる。だが、アーマー越しでも分かる盛り上がった筋肉、ナイフを握る指の1本1本の太さ、そしてこれまで幾戦の戦いを勝ち抜いてきたであろう自信が、絶対的強者の佇まいとなって表れていた。
冷たい汗が顎を伝い落ちる。俺はこれからこの男と戦う。治安部隊20,000人の頂点、この国最強の男マルコス・ゴンサレスと。
「サカキアラタ・・・私はね、本当はこの時を待っていたんですよ。本気で私を倒しに来るあなたと戦いたかった」
静かに、ゆっくりと口を開く。今までのマルゴンからは想像もつかない、穏やかな声色だった。
俺と戦いたかった?言葉の真意が分からず唖然としてしまうが、マルゴンは俺の様子は気にも留めず、一方的に言葉を紡いでいった。
「あなたが、何かを隠しているのは間違いないでしょう。ですが素性が分からないというだけで、隊長である私が毎日ここまで付き合う事はありませんよ。時間がもったいない。とっくに処刑しています」
マルゴンが一歩距離を詰めてくる。俺は一歩下がった。目算でおそらく3メートル程だろう。この距離が俺とマルゴンのギリギリの間合いだった。
「最初会った時には何かひっかかる程度でしたが、二度目は確信しましたよ。やはりあなたはただの体力型ではない、何か不思議な力を秘めていると。そしてその戦い方もです。あなたはムラトシュウイチと同じです」
ムラトシュウイチ・・・村戸修一・・・
その名前は俺を驚かせるに十分過ぎた。
目を見開き絶句する俺の表情を見て、マルゴンは楽しそうに口の端を上げる。
「さぁ、始めましょうか・・・サカキアラタ。見せてください。ムラトシュウイチと同じ力を」
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