113 / 1,560
113 同じ味
しおりを挟む
「・・・あ、美味しい」
ブルスケッタというパンを一口食べると、カチュアが顔をほころばせた。
俺も食べてみたが、カリっとしていて、塩コショウも丁度良く、トマトの酸味も実に合っていた。
「本当だ・・・初めて食べたけど、これ美味いね」
ケイトとジーンも、美味しさに驚いているようだった。
「・・・驚いた。この店、けっこうやるじゃん。でも・・・カチュア、これ食べた事あるよね?」
ケイトが食べかけのブルスケッタを皿に置くと、カチュアも同じように皿に置いてケイトを見た。
「うん・・・これ、パウロさんの味だよ。私、前にこれ食べた事ある・・・」
「でもさ、あの人、関係無いって言ってたじゃん?どういう事?」
前菜が運ばれて来た時、俺は男性店員に声をかけた。以前あった店と、メニューが同じようだが、なにか関係はあるのか?と尋ねると、男性店員は、何も関係ありません、とだけ答え、それ以上は何も口にせず、ワゴンを押して厨房に戻って行ったのだ。
その後ろ姿は、それ以上の声がかけづらく、俺達しばし黙ってその姿を見送るしかなかった。
そしてもう一つ気になる事があった。
これは、俺個人の事だが、この店に入った時、あの店員はなぜか俺を見て驚いた表情を見せたのだ。
最初、俺は最近自分が有名になり、注目を浴びている事を思い出して、そういう事かと思ったのだが、どうも違う気がする。直感だが、驚き方が違うと感じるのだ。
あの驚き方は、ミーハー的なものではなく、もっと別の、そう、例えば探し物が予想外の所で見つかった時のような驚き方に感じた。
思い違いかもしれないし、特になにかされたわけでもないので、わざわざ誰かに話す程の事でもないので、みんなには何も言わなかったが、こう色々な疑問が出てくると、やはり気になってくる。
「ケイト、これ以上考えてもしかたないよ。あの人は注文に必要な事以外は話す気が無いようだ。いつまでも気にしてたら、せっかく美味しい料理が台無しだよ?気持ちを切り替えて楽しく食べようじゃないか」
「ジーンがそう言うならそうする。もう気にしないようにするよ」
そう言ってケイトはブルスケッタを手に取り、また一口かじる。
ジーンはそんなケイトを見て、目を細めている。
「食前酒も美味しかったね」
俺が話を振ると、カチュアが、うん!、と少しだけ大きな声で反応した。
ブルスケッタの前に、食前酒として、スパークリングワインも出されたが、炭酸が喉を潤して、食欲を引き出してくれる感じがあった。このブルスケッタにもとても合っていると感じた。
カチュアはワイン自体が気に入ったようで、1本欲しいなと呟いたくらいだ。
「あのお酒、私好きだな。アラタ君、買えたら一本買っていっていいかな?」
「本当に気に入ったんだ?もちろんいいよ。後で聞いてみよう」
カチュアは嬉しそうに、やった!、と言って両手を合わせると、残りのブルスケッタを食べた。
俺達が前菜のブルスケッタを食べ終わったタイミングで、次のスープが運ばれて来た。
「お待たせしました。スープでございます」
相変わらずの無表情で、淡々と料理の説明だけを行う。最初は少し不気味にも感じたが、お酒も入ったからか、今は少し慣れてきて、感情のこもらない説明にも、頷いて返すくらいの余裕はできた。
食前酒に出された、スパークリングワインが気に入ったから、1本売ってもらえないか尋ねると、少しの間を置いて、明日のお帰りの際にご用意します。という返事があった。
今日はここに泊まるので、会計は宿泊代も含め、明日の朝の清算になる。
男性店員がスープの提供を終え、またフロア奥の厨房に戻って行った事を見届け、俺達はそれぞれの前に出されたスープに手を付けた。
俺とカチュアが、オニオングラタンスープ。
ジーンが、ミネストローネ。
ケイトが、かぼちゃのポタージュ。
ブルスケッタが入ったところで、スープの匂いは更なる食欲を刺激した。
「どれどれ・・・あ、ヤバッ!これも美味い・・・あの店員、本当にできるヤツじゃない?」
かぼちゃのポタージュを一口飲むと、ケイトは美味しさに口を押え、驚きの声を上げた。
ケイトの中で、あの無表情な店員の株が上がっているようだ。
「・・・うん!僕のミネストローネも美味しいよ。トマトの酸味が丁度良くて、いくらでも飲めそうだ。本当に、あの店員さんの腕は確かなんじゃないかな」
ジーンも感心したように、スープを飲みながら頷いている。
「アラタ君、このオニオンも美味しいね。私も今度作ってみようかな。こんなに美味しくはできないと思うけど」
「大丈夫だよ。カチュアなら、もっと美味しいの作れると思うよ」
俺がそう返すと、カチュアは照れたように笑って、両手で頬を押さえた。
「・・・ジーン、アタシもそのミネストローネ作ってみるから、一口飲ませて」
俺とカチュアのやりとりを見ていたケイトが、ジーンのミネストローネを指した。
「ケイト、そんな対抗しなくても・・・」
「してない。アタシが作りたいだけ。ジーン、それ好きなんでしょ?」
「うん、まぁ・・・美味しいしね」
「じゃあ、飲ませて」
そこまで言われて、ジーンは黙ってミネストローネの皿をケイトに渡す。ケイトはスプーンを入れ口に含み、よく味を確認するようにゆっくりと喉を通した。
「・・・よし!ジーン、楽しみにしててね」
ケイトは皿をジーンに返すと、歯を見せて笑った。自信があるようだ。
「ケイトはすごいな・・・一口飲んで再現できるの?」
「ミネストローネ自体、そんなに難しい料理じゃないからね。元々アタシも作れるし。味付けの確認をしただけだよ。だから、特に難しくはないかな」
ケイトは得意気にジーンに料理の説明をする。
きっと、ジーンのために沢山の料理を勉強してきたのだろう。
「ケイトさんはすごいな、私、一口飲んだだけで、味付けの再現まではできないよ」
「そんな事ないよ。カチュアだって、レパートリーいっぱいあるし上手じゃん!あ、今度久しぶりに一緒になんか作らない?」
「あ、やりたい!ケイトさんと料理するの久しぶりだから楽しみ!」
「じゃあ、明日、出勤したら、またシフト見て予定決めようよ」
カチュアとケイトはそのまま、色々な料理の味付け、調理法など、話をどんどん広げ盛り上がっていった。
「ジーン、俺達には全く入り込めない世界だな」
「うん、僕も料理はあまりできないからね。ご飯炊いて、魚を焼くくらいだよ。アラタ、カチュアは良い奥さんになるから、大事にするんだよ」
ふいにジーンが俺の目を見て、そんな事を言うので、俺は言葉に詰まってしまった。
「えっと・・・うん、分かってる」
あいまいに、半端な返事をする俺を見て、ジーンはおかしそうに笑った。
「あはは、アラタは変わってるな。あんなに大勢の前でプロポーズできるんだから、このくらいの言葉は、言われてもなんでもないんじゃないの?」
「いや、だってよ、状況が全然違うって。面と向かってそんな事いわれると、なんて返していいか・・・ちょっと恥ずかしいんだよ。まぁ、言われなくても大事にするから、それでいいだろ」
つい、ジーンから目を逸らしてしまう。すると、逸らした先で、バッチリと、カチュアと目が合った。
話が全部聞こえていたらしい。カチュアは顔を赤くしている。
「・・・えっと・・・そういう事だから」
「・・・うん、ありがとう」
俺も顔が赤くなり、そのままカチュアと見つめ合っていると、ケイトが羨ましそうに声を出した。
「ジーン、アタシ達はいつ結婚すんの?アタシ、待ってるんだけど!」
「ケイト、その話はまだ待ってほしいな・・・僕も考えてない訳じゃないんだ」
「え!本当!?考えているの!?」
ジーンの返答にケイトは身を乗り出した。思わず、俺とカチュアも目の前の二人に目を向けてしまう。
「うん・・・ちゃんと考えてるから。すぐに決断できないのは悪いと思ってるけど、もう少しまってくれないかな?」
「嬉しい!ジーン初めてだよね?結婚考えてるって言ってくれたの。いっつもはぐらかしてたから、ちゃんと考えてくれてるなら、アタシ待つよ!」
本当に嬉しかったようだ。ケイトはジーンの右手を取ると、両手でしっかりと包み、自分のおでこを当てている。
「ケ、ケイト!アラタとカチュアも見てるんだから、ここでそんな事しないでよ」
ジーンが少し慌てたように、つっかえながら話す。するとケイトは、そのままの姿勢で言葉を返した。
「じゃあ、本当にちゃんと考えてね」
「本当だよ、ちゃんと考えるから」
「考えたら、申し込んでね?」
「ちゃんと言うから」
「言うんじゃなくて、申し込んでね?」
「・・・えっと、考えたら、結婚申し込めって事?」
「うん。そう。申し込んでね?」
「・・・・・・」
「なんで止まんの?」
ケイトに睨まれ、困り顔のジーンを見て、俺はつい助け船を出した。
「まぁまぁ、ケイト、ジーンも色々考えてんだって。今日は一歩前進したんだし、それで良しとしようよ?」
俺の言葉に、ケイトは渋々だが、分かった、と言ってジーンから手を離した。
ジーンも考えているんだ。
前にジーンが話してくれた、ケイトへの気持ちを知っている俺は、できるだけジーンの気持ちが固まるまで、待って欲しいと思う。
ケイトには、悪いが、このくらいのフォローは許してほしい。
そして、全員がスープを飲み終わったタイミングで、ワゴンを押した男性店員がテーブルの横に立った。
「お待たせしました。メインのパスタです」
ブルスケッタというパンを一口食べると、カチュアが顔をほころばせた。
俺も食べてみたが、カリっとしていて、塩コショウも丁度良く、トマトの酸味も実に合っていた。
「本当だ・・・初めて食べたけど、これ美味いね」
ケイトとジーンも、美味しさに驚いているようだった。
「・・・驚いた。この店、けっこうやるじゃん。でも・・・カチュア、これ食べた事あるよね?」
ケイトが食べかけのブルスケッタを皿に置くと、カチュアも同じように皿に置いてケイトを見た。
「うん・・・これ、パウロさんの味だよ。私、前にこれ食べた事ある・・・」
「でもさ、あの人、関係無いって言ってたじゃん?どういう事?」
前菜が運ばれて来た時、俺は男性店員に声をかけた。以前あった店と、メニューが同じようだが、なにか関係はあるのか?と尋ねると、男性店員は、何も関係ありません、とだけ答え、それ以上は何も口にせず、ワゴンを押して厨房に戻って行ったのだ。
その後ろ姿は、それ以上の声がかけづらく、俺達しばし黙ってその姿を見送るしかなかった。
そしてもう一つ気になる事があった。
これは、俺個人の事だが、この店に入った時、あの店員はなぜか俺を見て驚いた表情を見せたのだ。
最初、俺は最近自分が有名になり、注目を浴びている事を思い出して、そういう事かと思ったのだが、どうも違う気がする。直感だが、驚き方が違うと感じるのだ。
あの驚き方は、ミーハー的なものではなく、もっと別の、そう、例えば探し物が予想外の所で見つかった時のような驚き方に感じた。
思い違いかもしれないし、特になにかされたわけでもないので、わざわざ誰かに話す程の事でもないので、みんなには何も言わなかったが、こう色々な疑問が出てくると、やはり気になってくる。
「ケイト、これ以上考えてもしかたないよ。あの人は注文に必要な事以外は話す気が無いようだ。いつまでも気にしてたら、せっかく美味しい料理が台無しだよ?気持ちを切り替えて楽しく食べようじゃないか」
「ジーンがそう言うならそうする。もう気にしないようにするよ」
そう言ってケイトはブルスケッタを手に取り、また一口かじる。
ジーンはそんなケイトを見て、目を細めている。
「食前酒も美味しかったね」
俺が話を振ると、カチュアが、うん!、と少しだけ大きな声で反応した。
ブルスケッタの前に、食前酒として、スパークリングワインも出されたが、炭酸が喉を潤して、食欲を引き出してくれる感じがあった。このブルスケッタにもとても合っていると感じた。
カチュアはワイン自体が気に入ったようで、1本欲しいなと呟いたくらいだ。
「あのお酒、私好きだな。アラタ君、買えたら一本買っていっていいかな?」
「本当に気に入ったんだ?もちろんいいよ。後で聞いてみよう」
カチュアは嬉しそうに、やった!、と言って両手を合わせると、残りのブルスケッタを食べた。
俺達が前菜のブルスケッタを食べ終わったタイミングで、次のスープが運ばれて来た。
「お待たせしました。スープでございます」
相変わらずの無表情で、淡々と料理の説明だけを行う。最初は少し不気味にも感じたが、お酒も入ったからか、今は少し慣れてきて、感情のこもらない説明にも、頷いて返すくらいの余裕はできた。
食前酒に出された、スパークリングワインが気に入ったから、1本売ってもらえないか尋ねると、少しの間を置いて、明日のお帰りの際にご用意します。という返事があった。
今日はここに泊まるので、会計は宿泊代も含め、明日の朝の清算になる。
男性店員がスープの提供を終え、またフロア奥の厨房に戻って行った事を見届け、俺達はそれぞれの前に出されたスープに手を付けた。
俺とカチュアが、オニオングラタンスープ。
ジーンが、ミネストローネ。
ケイトが、かぼちゃのポタージュ。
ブルスケッタが入ったところで、スープの匂いは更なる食欲を刺激した。
「どれどれ・・・あ、ヤバッ!これも美味い・・・あの店員、本当にできるヤツじゃない?」
かぼちゃのポタージュを一口飲むと、ケイトは美味しさに口を押え、驚きの声を上げた。
ケイトの中で、あの無表情な店員の株が上がっているようだ。
「・・・うん!僕のミネストローネも美味しいよ。トマトの酸味が丁度良くて、いくらでも飲めそうだ。本当に、あの店員さんの腕は確かなんじゃないかな」
ジーンも感心したように、スープを飲みながら頷いている。
「アラタ君、このオニオンも美味しいね。私も今度作ってみようかな。こんなに美味しくはできないと思うけど」
「大丈夫だよ。カチュアなら、もっと美味しいの作れると思うよ」
俺がそう返すと、カチュアは照れたように笑って、両手で頬を押さえた。
「・・・ジーン、アタシもそのミネストローネ作ってみるから、一口飲ませて」
俺とカチュアのやりとりを見ていたケイトが、ジーンのミネストローネを指した。
「ケイト、そんな対抗しなくても・・・」
「してない。アタシが作りたいだけ。ジーン、それ好きなんでしょ?」
「うん、まぁ・・・美味しいしね」
「じゃあ、飲ませて」
そこまで言われて、ジーンは黙ってミネストローネの皿をケイトに渡す。ケイトはスプーンを入れ口に含み、よく味を確認するようにゆっくりと喉を通した。
「・・・よし!ジーン、楽しみにしててね」
ケイトは皿をジーンに返すと、歯を見せて笑った。自信があるようだ。
「ケイトはすごいな・・・一口飲んで再現できるの?」
「ミネストローネ自体、そんなに難しい料理じゃないからね。元々アタシも作れるし。味付けの確認をしただけだよ。だから、特に難しくはないかな」
ケイトは得意気にジーンに料理の説明をする。
きっと、ジーンのために沢山の料理を勉強してきたのだろう。
「ケイトさんはすごいな、私、一口飲んだだけで、味付けの再現まではできないよ」
「そんな事ないよ。カチュアだって、レパートリーいっぱいあるし上手じゃん!あ、今度久しぶりに一緒になんか作らない?」
「あ、やりたい!ケイトさんと料理するの久しぶりだから楽しみ!」
「じゃあ、明日、出勤したら、またシフト見て予定決めようよ」
カチュアとケイトはそのまま、色々な料理の味付け、調理法など、話をどんどん広げ盛り上がっていった。
「ジーン、俺達には全く入り込めない世界だな」
「うん、僕も料理はあまりできないからね。ご飯炊いて、魚を焼くくらいだよ。アラタ、カチュアは良い奥さんになるから、大事にするんだよ」
ふいにジーンが俺の目を見て、そんな事を言うので、俺は言葉に詰まってしまった。
「えっと・・・うん、分かってる」
あいまいに、半端な返事をする俺を見て、ジーンはおかしそうに笑った。
「あはは、アラタは変わってるな。あんなに大勢の前でプロポーズできるんだから、このくらいの言葉は、言われてもなんでもないんじゃないの?」
「いや、だってよ、状況が全然違うって。面と向かってそんな事いわれると、なんて返していいか・・・ちょっと恥ずかしいんだよ。まぁ、言われなくても大事にするから、それでいいだろ」
つい、ジーンから目を逸らしてしまう。すると、逸らした先で、バッチリと、カチュアと目が合った。
話が全部聞こえていたらしい。カチュアは顔を赤くしている。
「・・・えっと・・・そういう事だから」
「・・・うん、ありがとう」
俺も顔が赤くなり、そのままカチュアと見つめ合っていると、ケイトが羨ましそうに声を出した。
「ジーン、アタシ達はいつ結婚すんの?アタシ、待ってるんだけど!」
「ケイト、その話はまだ待ってほしいな・・・僕も考えてない訳じゃないんだ」
「え!本当!?考えているの!?」
ジーンの返答にケイトは身を乗り出した。思わず、俺とカチュアも目の前の二人に目を向けてしまう。
「うん・・・ちゃんと考えてるから。すぐに決断できないのは悪いと思ってるけど、もう少しまってくれないかな?」
「嬉しい!ジーン初めてだよね?結婚考えてるって言ってくれたの。いっつもはぐらかしてたから、ちゃんと考えてくれてるなら、アタシ待つよ!」
本当に嬉しかったようだ。ケイトはジーンの右手を取ると、両手でしっかりと包み、自分のおでこを当てている。
「ケ、ケイト!アラタとカチュアも見てるんだから、ここでそんな事しないでよ」
ジーンが少し慌てたように、つっかえながら話す。するとケイトは、そのままの姿勢で言葉を返した。
「じゃあ、本当にちゃんと考えてね」
「本当だよ、ちゃんと考えるから」
「考えたら、申し込んでね?」
「ちゃんと言うから」
「言うんじゃなくて、申し込んでね?」
「・・・えっと、考えたら、結婚申し込めって事?」
「うん。そう。申し込んでね?」
「・・・・・・」
「なんで止まんの?」
ケイトに睨まれ、困り顔のジーンを見て、俺はつい助け船を出した。
「まぁまぁ、ケイト、ジーンも色々考えてんだって。今日は一歩前進したんだし、それで良しとしようよ?」
俺の言葉に、ケイトは渋々だが、分かった、と言ってジーンから手を離した。
ジーンも考えているんだ。
前にジーンが話してくれた、ケイトへの気持ちを知っている俺は、できるだけジーンの気持ちが固まるまで、待って欲しいと思う。
ケイトには、悪いが、このくらいのフォローは許してほしい。
そして、全員がスープを飲み終わったタイミングで、ワゴンを押した男性店員がテーブルの横に立った。
「お待たせしました。メインのパスタです」
5
あなたにおすすめの小説
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
【完結】奪われたものを取り戻せ!〜転生王子の奪還〜
伽羅
ファンタジー
事故で死んだはずの僕は、気がついたら異世界に転生していた。
しかも王子だって!?
けれど5歳になる頃、宰相の謀反にあい、両親は殺され、僕自身も傷を負い、命からがら逃げ出した。
助けてくれた騎士団長達と共に生き延びて奪還の機会をうかがうが…。
以前、投稿していた作品を加筆修正しています。
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
俺! 神獣達のママ(♂)なんです!
青山喜太
ファンタジー
時は、勇者歴2102年。
世界を巻き込む世界大戦から生き延びた、国々の一つアトランタでとある事件が起きた。
王都アトスがたったの一夜、いや正確に言えば10分で崩壊したのである。
その犯人は5体の神獣。
そして破壊の限りを尽くした神獣達はついにはアトス屈指の魔法使いレメンスラーの転移魔法によって散り散りに飛ばされたのである。
一件落着かと思えたこの事件。
だが、そんな中、叫ぶ男が1人。
「ふざけんなぁぁぁあ!!」
王都を見渡せる丘の上でそう叫んでいた彼は、そう何を隠そう──。
神獣達のママ(男)であった……。
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる