629 / 1,560
628 勝負の際
しおりを挟む
直接来るか投げるか、いずれにしろ、背中を見せれば槍で止めを刺してくると思っていた。
背中を向けて咳き込んでいたのはブラフ。
水かさも増してきて、俺はもうフットワークを奪われていた。
更に腹の傷も開き、もう戦う力はほとんど残っていない。
小賢しいが、少ない勝機を手繰り寄せるためだ。
俺を待ってくれている人の元に帰るためなら、生き残るためならなんだってしてやるさ。
正面にはヒビ割れた鏡があった。ヘイモンに蹴り飛ばされ、目の前に鏡があったから思いついた策だ。
振り返らなくてもヘイモンの動作が分かる。
大きく振りかぶって槍を投げて来た。
ここだ!
腰を捻って上半身を左に回転させる。強く握った拳を槍の刃に叩きつけた。
「なにッツ!?」
ヘイモンからは鏡は死角なのだろう。
振り返りもせずに、正確に槍を狙い撃ちした事に、本気で驚いたようだ。
拳を刃に叩きつける。こんな事ができるのもこのグローブがあってこそだ。
「くッ!」
俺の拳は見事に槍の穂先を叩き折った。
折れた刃は使い手の元に帰されるように、回転しながらヘイモンの顔を目がけて飛んでいく。
「チィッ!」
顔を反らし槍を避けるが、わずかにかすめた頬から、穂先に引かれるように鮮血が宙に飛ぶ。
バランスを崩し一歩後ろに引いたヘイモンが、踏みとどまって体勢を戻した時には、アラタはすでに拳の射程内まで距離を詰めていた。
これが・・・最後だ!
槍を叩き折ると同時に、アラタはヘイモンに向かって駆けだした。
傷口の開いた脇腹も酷く痛むが、それよりも失血が深刻だった。
流れ出る血と共に、体力だけでなく気力まで抜け落ちていく感覚・・・・・
気持ちだけではどうしようもないところまで来ている。
ここでヘイモンを倒す事ができなければ、生きて帰る事はできない。
片道分の燃料だけを積んだ特攻。
「オォォォォォーーーッツ!」
光の力を拳に乗せて、アラタの右ストレートが放たれた。
くっ、ワシとした事が一手遅れをとってしまった!
こやつ!この気迫はッ!ここが勝負の際か!
この一撃だけなら躱す事はできる。だが、拳を主体で戦っているこの男が、この局面に全てをかけているこの男が、それで止まるはずがない。
右を躱せば左、そこからの連打に繋がっていく事は、最初に受けた攻撃で予測できる。
ならば初弾が勝負よ!
この右の拳を真正面から叩き潰せばワシの勝ちだ!
拳の撃ち合いでは勝てない。
それはヘイモンとて十分に分かっている。
ならばどうするか?
「ヌォォーーーっ!」
光を乗せたアラタの右ストレートに対して、ヘイモンが合わせたのは、悪霊の気を纏った右の蹴りだった。
上半身は左後方に捻り、腰は反対方向に勢いよく捻る。
ヘイモンの右の蹴りが、アラタの右ストートにぶつかりあう。
二つの力のぶつかり合いによって起こる衝撃は凄まじいものだった。
膝まで溜まっていた水は、両者を中心に円状に外側へ押し流され、ビリビリと体の中にまで響くような衝撃波によって、壁に亀裂までもが入る。
超重の靴よッ!最大だ!最大の重さで粉砕してみせろ!
アラタの光の拳に対して、ヘイモンが勝機を見出したのは、使用者の10倍まで重さを操る事ができる魔道具、超重の靴だった。
アラタの光の拳に対して、ただ悪霊の気を纏っただけの蹴りではおそらく勝てない。
いかに足の力が腕より強いと言っても、体格差は歴然である。
だが、超重の靴ではどうだろうか?
「グッ、オォァァァッツ!」
かつてない程に重い蹴りだった。
拳を通じて伝わって来たイメージは山だった。
どれだけ押し込もうとしても、まるでびくともしない。
山の如き重さだった。
・・・し、信じられねぇ・・・なんだこの重さは!?
マルゴンよりも小さいくせに、マルゴンと遜色のないパワー・・・いや、この蹴りだけならマルゴン以上の重さだ!
「どうした!それで全力か!?ならばワシの勝ちだなぁッツ!」
アラタの右ストレートは、ヘイモンの想定をはるかに超える威力だった。
悪霊の力を全て足に集め、更に超重の靴によって限界ギリギリまで蹴りの重さを高めた、まさに必殺に一撃。
そこまでしてなお、かろうじて押し勝てているだけなのだ。
自分の勝ちだと言葉にはしているが、ヘイモンに余裕は無かった。
「ま・・・だだ・・・まだこんなもんじゃねぇッツ!」
ジリジリと右腕を押し戻されるが、歯を食いしばり意地と気力で耐える
「無駄だ!確かにその光の力は膨大!だがワシの悪霊はそれ以上に強大よ!ワシとここまで戦えた事を誇りに海の藻屑と消えるがいい!」
ヘイモンの圧力が一段と強くなる。
小さな老人の強大な力にアラタは押し潰されそうになり、アラタはこらえきれず片膝が折れる。
水かさは増しいき、アラタの腰の高さにまで迫っていた。
負傷した脇腹から流れる血が水に溶け、アラタの体力をより一層深く奪っていく。
一瞬、意識が遠のきそうになった・・・・・
「負けられ・・・ねぇ・・・」
カチュア・・・・・俺は絶対に帰る・・・こんなところで・・・
限界ギリギリのアラタを支えるのは、自分の帰りを待っていてくれる大切な存在だった。
「我が悪霊よ!止めをさせぇぇぇッツ!」
ヘイモンの叫びに呼応するように、全身から発する黒い邪気が色濃く強くなる。
そしてそのままアラタの右拳を蹴り飛ばした。
「終わりだァァァッッツ!」
右腕を蹴り飛ばされたアラタは、身体が開き胴体ががら空きになる。
ヘイモンは蹴り抜いた右足の勢いをそのままに、胴を右回転させ、左のカカトをアラタの頭に向けて繰り出した。
身体が開いたという事は、両手を広げているという事。
そしてヘイモンは、足がアラタの頭に届く程近い距離にいる。
「う、おぉぉぉぉーーーっ!」
「な、貴様ッツ!?」
アラタはあえて前に飛び出した。
ヘイモンの回し蹴りが左側頭部にぶつかるが、前に出られた事で完全にポイントを外し、強く押された程度の衝撃だった。
クリンチ
ヘイモンの脇の下に、巻き付けるように両腕を入れて抱き着いた。
「ぐっ、は、離せ!」
「肺活量に自信はあるか?俺はある」
何を言っている?
ヘイモンの目がそうアラタに問いかけた次の瞬間、ヘイモンはアラタの言葉の意味を、その身を持って理解する事になる。
大きく水が跳ねる音と共に、ヘイモンはアラタに拘束されたまま、その体を頭から水の中に沈められたのだ。
背中を向けて咳き込んでいたのはブラフ。
水かさも増してきて、俺はもうフットワークを奪われていた。
更に腹の傷も開き、もう戦う力はほとんど残っていない。
小賢しいが、少ない勝機を手繰り寄せるためだ。
俺を待ってくれている人の元に帰るためなら、生き残るためならなんだってしてやるさ。
正面にはヒビ割れた鏡があった。ヘイモンに蹴り飛ばされ、目の前に鏡があったから思いついた策だ。
振り返らなくてもヘイモンの動作が分かる。
大きく振りかぶって槍を投げて来た。
ここだ!
腰を捻って上半身を左に回転させる。強く握った拳を槍の刃に叩きつけた。
「なにッツ!?」
ヘイモンからは鏡は死角なのだろう。
振り返りもせずに、正確に槍を狙い撃ちした事に、本気で驚いたようだ。
拳を刃に叩きつける。こんな事ができるのもこのグローブがあってこそだ。
「くッ!」
俺の拳は見事に槍の穂先を叩き折った。
折れた刃は使い手の元に帰されるように、回転しながらヘイモンの顔を目がけて飛んでいく。
「チィッ!」
顔を反らし槍を避けるが、わずかにかすめた頬から、穂先に引かれるように鮮血が宙に飛ぶ。
バランスを崩し一歩後ろに引いたヘイモンが、踏みとどまって体勢を戻した時には、アラタはすでに拳の射程内まで距離を詰めていた。
これが・・・最後だ!
槍を叩き折ると同時に、アラタはヘイモンに向かって駆けだした。
傷口の開いた脇腹も酷く痛むが、それよりも失血が深刻だった。
流れ出る血と共に、体力だけでなく気力まで抜け落ちていく感覚・・・・・
気持ちだけではどうしようもないところまで来ている。
ここでヘイモンを倒す事ができなければ、生きて帰る事はできない。
片道分の燃料だけを積んだ特攻。
「オォォォォォーーーッツ!」
光の力を拳に乗せて、アラタの右ストレートが放たれた。
くっ、ワシとした事が一手遅れをとってしまった!
こやつ!この気迫はッ!ここが勝負の際か!
この一撃だけなら躱す事はできる。だが、拳を主体で戦っているこの男が、この局面に全てをかけているこの男が、それで止まるはずがない。
右を躱せば左、そこからの連打に繋がっていく事は、最初に受けた攻撃で予測できる。
ならば初弾が勝負よ!
この右の拳を真正面から叩き潰せばワシの勝ちだ!
拳の撃ち合いでは勝てない。
それはヘイモンとて十分に分かっている。
ならばどうするか?
「ヌォォーーーっ!」
光を乗せたアラタの右ストレートに対して、ヘイモンが合わせたのは、悪霊の気を纏った右の蹴りだった。
上半身は左後方に捻り、腰は反対方向に勢いよく捻る。
ヘイモンの右の蹴りが、アラタの右ストートにぶつかりあう。
二つの力のぶつかり合いによって起こる衝撃は凄まじいものだった。
膝まで溜まっていた水は、両者を中心に円状に外側へ押し流され、ビリビリと体の中にまで響くような衝撃波によって、壁に亀裂までもが入る。
超重の靴よッ!最大だ!最大の重さで粉砕してみせろ!
アラタの光の拳に対して、ヘイモンが勝機を見出したのは、使用者の10倍まで重さを操る事ができる魔道具、超重の靴だった。
アラタの光の拳に対して、ただ悪霊の気を纏っただけの蹴りではおそらく勝てない。
いかに足の力が腕より強いと言っても、体格差は歴然である。
だが、超重の靴ではどうだろうか?
「グッ、オォァァァッツ!」
かつてない程に重い蹴りだった。
拳を通じて伝わって来たイメージは山だった。
どれだけ押し込もうとしても、まるでびくともしない。
山の如き重さだった。
・・・し、信じられねぇ・・・なんだこの重さは!?
マルゴンよりも小さいくせに、マルゴンと遜色のないパワー・・・いや、この蹴りだけならマルゴン以上の重さだ!
「どうした!それで全力か!?ならばワシの勝ちだなぁッツ!」
アラタの右ストレートは、ヘイモンの想定をはるかに超える威力だった。
悪霊の力を全て足に集め、更に超重の靴によって限界ギリギリまで蹴りの重さを高めた、まさに必殺に一撃。
そこまでしてなお、かろうじて押し勝てているだけなのだ。
自分の勝ちだと言葉にはしているが、ヘイモンに余裕は無かった。
「ま・・・だだ・・・まだこんなもんじゃねぇッツ!」
ジリジリと右腕を押し戻されるが、歯を食いしばり意地と気力で耐える
「無駄だ!確かにその光の力は膨大!だがワシの悪霊はそれ以上に強大よ!ワシとここまで戦えた事を誇りに海の藻屑と消えるがいい!」
ヘイモンの圧力が一段と強くなる。
小さな老人の強大な力にアラタは押し潰されそうになり、アラタはこらえきれず片膝が折れる。
水かさは増しいき、アラタの腰の高さにまで迫っていた。
負傷した脇腹から流れる血が水に溶け、アラタの体力をより一層深く奪っていく。
一瞬、意識が遠のきそうになった・・・・・
「負けられ・・・ねぇ・・・」
カチュア・・・・・俺は絶対に帰る・・・こんなところで・・・
限界ギリギリのアラタを支えるのは、自分の帰りを待っていてくれる大切な存在だった。
「我が悪霊よ!止めをさせぇぇぇッツ!」
ヘイモンの叫びに呼応するように、全身から発する黒い邪気が色濃く強くなる。
そしてそのままアラタの右拳を蹴り飛ばした。
「終わりだァァァッッツ!」
右腕を蹴り飛ばされたアラタは、身体が開き胴体ががら空きになる。
ヘイモンは蹴り抜いた右足の勢いをそのままに、胴を右回転させ、左のカカトをアラタの頭に向けて繰り出した。
身体が開いたという事は、両手を広げているという事。
そしてヘイモンは、足がアラタの頭に届く程近い距離にいる。
「う、おぉぉぉぉーーーっ!」
「な、貴様ッツ!?」
アラタはあえて前に飛び出した。
ヘイモンの回し蹴りが左側頭部にぶつかるが、前に出られた事で完全にポイントを外し、強く押された程度の衝撃だった。
クリンチ
ヘイモンの脇の下に、巻き付けるように両腕を入れて抱き着いた。
「ぐっ、は、離せ!」
「肺活量に自信はあるか?俺はある」
何を言っている?
ヘイモンの目がそうアラタに問いかけた次の瞬間、ヘイモンはアラタの言葉の意味を、その身を持って理解する事になる。
大きく水が跳ねる音と共に、ヘイモンはアラタに拘束されたまま、その体を頭から水の中に沈められたのだ。
0
あなたにおすすめの小説
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
俺! 神獣達のママ(♂)なんです!
青山喜太
ファンタジー
時は、勇者歴2102年。
世界を巻き込む世界大戦から生き延びた、国々の一つアトランタでとある事件が起きた。
王都アトスがたったの一夜、いや正確に言えば10分で崩壊したのである。
その犯人は5体の神獣。
そして破壊の限りを尽くした神獣達はついにはアトス屈指の魔法使いレメンスラーの転移魔法によって散り散りに飛ばされたのである。
一件落着かと思えたこの事件。
だが、そんな中、叫ぶ男が1人。
「ふざけんなぁぁぁあ!!」
王都を見渡せる丘の上でそう叫んでいた彼は、そう何を隠そう──。
神獣達のママ(男)であった……。
正しい聖女さまのつくりかた
みるくてぃー
ファンタジー
王家で育てられた(自称)平民少女が、学園で起こすハチャメチャ学園(ラブ?)コメディ。
同じ年の第二王女をはじめ、優しい兄姉(第一王女と王子)に見守られながら成長していく。
一般常識が一切通用しない少女に友人達は振り回されてばかり、「アリスちゃんメイドを目指すのになぜダンスや淑女教育が必要なの!?」
そこには人知れず王妃と王女達によるとある計画が進められていた!
果たしてアリスは無事に立派なメイドになれるのか!? たぶん無理かなぁ……。
聖女シリーズ第一弾「正しい聖女さまのつくりかた」
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
【完結】奪われたものを取り戻せ!〜転生王子の奪還〜
伽羅
ファンタジー
事故で死んだはずの僕は、気がついたら異世界に転生していた。
しかも王子だって!?
けれど5歳になる頃、宰相の謀反にあい、両親は殺され、僕自身も傷を負い、命からがら逃げ出した。
助けてくれた騎士団長達と共に生き延びて奪還の機会をうかがうが…。
以前、投稿していた作品を加筆修正しています。
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる