656 / 1,560
655 復讐者
しおりを挟む
手を休めるな!
右ボディ!左ボディ!体がくの字に折れて顎が下がってきたところへ、腰を左へ捻り体ごと叩きつけるような右フックをダリルの左頬に叩き込む!
手ごたえは十分!ダリルの首がねじ切れそうなくらい振られ、足がよろめいたところに、ダメ押しの左ボディアッパーを腹に突き刺す!!
手応えは十分だ!
見た目だけで言えばヘビー級だが、これだけ芯を捉えてクリーンヒットさせたんだ!
ダメージは・・・・・
「なっ・・・バカな・・・」
「・・・いい、攻撃だ・・・私より小さく、私より細い腕、そんな体でよくこれほどの力が出せるものだな」
俺より頭半分は高い位置から見下ろすその目に、ゾクリと背筋が震え、俺は大きく後方に飛び退いた。
「バ、バカな!いくら体格差があっても、これだけまともに入ってノーダメージだって!?」
口の端からは血が滲み出ているが、それだけだった。
あれだけ殴られたにも関わらず、ダリル・パープルズの顔は涼し気で、痛みも何も感じていないようにしか見えない。
「どうした?もうお終いか?」
親指で口の端の血を拭うと、ダリル・パープルズは余裕を見せるかのようにニヤリと笑った。
いや、実際余裕なのだろう。こっちに近づいて来る足取り、その顔を見る限り、虚勢ではない確かな自信に満ちている。
ダリルが近づいて来る分、後ろに下がると、足元から苦し気な声が聞こえた。
「アラ、タ・・・き、気を、つけろ・・・ヤツは、何らかの魔道を、使っているはずだ、俺達も・・・何もできなかった・・・」
まだ体を起こせずにいるガラハドさんが、肘を着き顔を上げていた。
乗船前の一週間、俺はガラハドと、素手での手合わせをした事もある。
ダリル・パープルズに負けず劣らずの巨体で、非常にタフだった。
だが、そのガラハドさんでさえ、立てない程の大きなダメージを受けている。
「・・・魔道具だって・・・こんなにタフで、ガラハドさんを倒す程の力が・・・!?」
いや、まて・・・そうか、難しく考える必要はない・・・そうか、そのままなんだ!
「ふっ・・・気が付いたようだな?」
ハッとした俺の表情を見て、ダリル・パープルズは軽く肘を曲げて俺を指差した。
その目はまるで、答えて見ろと言うようにどこか楽し気だった。
「ダリル・パープルズ・・・お前の魔道具は、肉体を強化するんだな?」
目の前に立つ大柄な男ダリル・パープルズは、返事の代わりに俺を見下ろしながら薄く笑った。
いつもは他者を見下すような、歪んだ眼光を見せているそ目には、今は焦りと動揺がハッキリと見えている。痛みと精神的なものからくる、じっとりとした嫌な汗を全身にかきながら、ラルス・ネイリーは口を開いた。
「・・・久しぶり、ですねぇ・・・坊ちゃん」
言葉が震えなかった事に、内心安堵してネイリーは目の前に立つ、復讐者に笑いかけた。
軽く柔らかそうだった白い髪は、血と汗でベッタリと肌にへばり付き、
女性と見紛うような整った綺麗な顔は、どれだけ殴られたのか、赤紫の痣で腫れている。
全身がズブ濡れなところを見ると、ここまで上がって来るまでに、水に飲まれるほど追い詰められたのかもしれない。
満身創痍なのは見れば分かる。
よく地力で立っているなと、褒めてやりたくなる程だった。
だが、自分を見るその金色の瞳を見て、ネイリーは喉元にナイフを当てられているかのような、凄まじい殺気に震えあがりそうになった。
怒り、恨み、憎しみ、そんな感情は今まで数えきれない程向けられてきた。
実験体に使われた者からの罵詈雑言など、飽きる程聞かされたものだ。
だが、・・・だが、この目はなんだ・・・?
その瞳は確かに自分を映している。だが、あまりにも・・・あまりにも静か過ぎる・・・
ディリアン・ベナビデス。
彼の事は覚えている。今から五年前、一年程仕えた公爵家の人間だ。
口下手で捻くれた性格をしていたから、使用人達からも腫れもの扱いされていた。
だからこそ、付け入りやすかった。
ちょっと親身になって話しを聞いてやれば、すぐに俺に気を許して熱心に魔法を習ってきた。
扱い辛いディリアンが俺には気を許している。これだけで公爵家から厚い信頼を得る事ができ、結果研究をするための多額の資金や、環境も難なく手にする事ができた。
あそこでの実験は本当に有意義だった。
おかげで、強化兵を作るための実験は想定以上に早く進み、大勢の実験体も手に入った。
屋敷のほとんどの人間は死んでしまったが、何人かからは魔力が強化され、成果も得る事ができた。
そして更なる研究を重ね、魔力だけでなく肉体を強化する薬、魔道具も作る事ができた。
最も、適正が無ければ逆に身を滅ぼしてしまいかねない危険な物で、今のところダリル様が使っているだけだが。
本来は日々の訓練で少しづつ鍛えるものを、薬や道具で引き上げるという事は、非常に危険なのだ。
「ラルス・・・・・ネイリー・・・・・」
「うっ・・・!」
名前を呼ばれただけなのに、なぜこうも心臓が跳ねる。
そしてこの声は・・・これほど冷たく響く声は、聞いた事がない・・・
今自分の目の前にいるのは、本当にあの坊ちゃんなのか?
「ぼ、坊ちゃん・・・わ、私は、坊ちゃんの事は、本当に、才能豊かな方だと思ってたんですよ」
弱々しい擦れた声で、坊ちゃんの目を見て訴えるが、私を見るその目には何の感情も浮かんでいない。しかしこれだけは分かる・・・坊ちゃんは、ディリアン・ベナビデスは、ここで私を殺す気だ。
いったい・・・いったい、どうやったら・・・ここまで静かな殺意を持てるんだ!?
「ぼ、坊ちゃん・・・私を、う、恨んでいるのです、か・・・?」
話すだけで右の肋骨が痛む・・・
回復薬は飲んだが、やはり肋骨を砕かれる程の怪我では気休めにしかならない。
か、体さえ・・・体さえ動けば・・・こんな、こんなガキに・・・!
「ネイリー・・・ジェシカはもう三年も寝たきりなんだ・・・」
「ジェ、シカ・・・?」
聞き覚えのない名前だが、必死に記憶をたどると一人のメイドが思い当たった。
そう言えば、一人・・・私意外で坊ちゃんが気を許していたメイドがいたな。
あの女がジェシカというのか?
つまり坊ちゃんは、お気に入りのメイドが薬で寝たきりになったから、私にその復讐を?
「お前に会った時・・・俺は自分がどうなるのか何度も想像した。きっと感情にまかせて掴みかかるんだろうなって・・・そう思っていた。だけど・・・」
ディリアンはネイリーに向けて右手を伸ばした。青く輝く魔力が手の平に集まる。
「ぼ、坊ちゃん・・・な、なにを・・・!?」
なんだ・・・?何をする気だ!?
ディリアンは青魔法使い、攻撃魔法は使えない、ではなぜ私に魔力を向けている?
・・・魔道具か!?
「本当に怒った時、人は静かになるんだな」
ディリアンの右手から放たれた魔力は、ロープのように長く伸びてネイリーの足を、腰を、胸を、腕を、そして首をキツく強く巻き付けた。
「グッ、ウグッ・・・グ、ご、ごれば・・・!?」
「俺の魔道具だ・・・お前はこのまま絞め殺す」
ディリアンは自分でも驚く程に頭が冷えていた。
冷静に、そして積年の恨みを込めて魔力を放出する。
「うぐッ、ガ、あぁがぁぁッッッ!」
どんどん締め付けられていく魔力のロープ。ネイリーは必死にもがくが、腕も絞められているので、なすすべがなかった。
ば・・・ばかな・・・バカな・・・この、わ、わたし・・・が・・・
こんなガキに・・・こんな・・・ここで・・・おわって・・・しまうのか・・・・・
ダ、ダリル、さま・・・た、たすけ・・・・・
薄れゆく意識の中、ネイリーが目を向けた先では、ダリル・パープルズが黒髪の男と戦っていた。
それは見間違いではなかった。
ネイリーの視線に気づいたのか、確かにダリルはネイリーに目を向け、二人の視線は合った。
ネイリーが、ダリルが助けに入ると期待した事は言うまでもないだろう。
だが、ダリルは助けなかった。
薄い笑いだけを見せ、再び目の前の黒髪の男に向き直ると、それきりネイリーに顔を向ける事はなかった。
「なッ!?ぜ・・・・・」
ダ・・・リ・・・ル・・・さま・・・・・な・・・ぜ・・・・・・
骨を砕く鈍い音が鳴ると、ネイリーの首が不自然な角度で曲がった。
ネイリーが反応すらしなくなっても、ディリアンはしばらくの間絞め続けた。
やがてゆっくりと魔力を戻すと、力無く倒れたネイリーを一瞥し、目を閉じて上を見上げた。
「・・・ジェシカ・・・終わったよ・・・」
復讐は遂げた。
けれど心に宿ったものは、スッキリとした爽快感ではなく、寂しさと虚しさだった
右ボディ!左ボディ!体がくの字に折れて顎が下がってきたところへ、腰を左へ捻り体ごと叩きつけるような右フックをダリルの左頬に叩き込む!
手ごたえは十分!ダリルの首がねじ切れそうなくらい振られ、足がよろめいたところに、ダメ押しの左ボディアッパーを腹に突き刺す!!
手応えは十分だ!
見た目だけで言えばヘビー級だが、これだけ芯を捉えてクリーンヒットさせたんだ!
ダメージは・・・・・
「なっ・・・バカな・・・」
「・・・いい、攻撃だ・・・私より小さく、私より細い腕、そんな体でよくこれほどの力が出せるものだな」
俺より頭半分は高い位置から見下ろすその目に、ゾクリと背筋が震え、俺は大きく後方に飛び退いた。
「バ、バカな!いくら体格差があっても、これだけまともに入ってノーダメージだって!?」
口の端からは血が滲み出ているが、それだけだった。
あれだけ殴られたにも関わらず、ダリル・パープルズの顔は涼し気で、痛みも何も感じていないようにしか見えない。
「どうした?もうお終いか?」
親指で口の端の血を拭うと、ダリル・パープルズは余裕を見せるかのようにニヤリと笑った。
いや、実際余裕なのだろう。こっちに近づいて来る足取り、その顔を見る限り、虚勢ではない確かな自信に満ちている。
ダリルが近づいて来る分、後ろに下がると、足元から苦し気な声が聞こえた。
「アラ、タ・・・き、気を、つけろ・・・ヤツは、何らかの魔道を、使っているはずだ、俺達も・・・何もできなかった・・・」
まだ体を起こせずにいるガラハドさんが、肘を着き顔を上げていた。
乗船前の一週間、俺はガラハドと、素手での手合わせをした事もある。
ダリル・パープルズに負けず劣らずの巨体で、非常にタフだった。
だが、そのガラハドさんでさえ、立てない程の大きなダメージを受けている。
「・・・魔道具だって・・・こんなにタフで、ガラハドさんを倒す程の力が・・・!?」
いや、まて・・・そうか、難しく考える必要はない・・・そうか、そのままなんだ!
「ふっ・・・気が付いたようだな?」
ハッとした俺の表情を見て、ダリル・パープルズは軽く肘を曲げて俺を指差した。
その目はまるで、答えて見ろと言うようにどこか楽し気だった。
「ダリル・パープルズ・・・お前の魔道具は、肉体を強化するんだな?」
目の前に立つ大柄な男ダリル・パープルズは、返事の代わりに俺を見下ろしながら薄く笑った。
いつもは他者を見下すような、歪んだ眼光を見せているそ目には、今は焦りと動揺がハッキリと見えている。痛みと精神的なものからくる、じっとりとした嫌な汗を全身にかきながら、ラルス・ネイリーは口を開いた。
「・・・久しぶり、ですねぇ・・・坊ちゃん」
言葉が震えなかった事に、内心安堵してネイリーは目の前に立つ、復讐者に笑いかけた。
軽く柔らかそうだった白い髪は、血と汗でベッタリと肌にへばり付き、
女性と見紛うような整った綺麗な顔は、どれだけ殴られたのか、赤紫の痣で腫れている。
全身がズブ濡れなところを見ると、ここまで上がって来るまでに、水に飲まれるほど追い詰められたのかもしれない。
満身創痍なのは見れば分かる。
よく地力で立っているなと、褒めてやりたくなる程だった。
だが、自分を見るその金色の瞳を見て、ネイリーは喉元にナイフを当てられているかのような、凄まじい殺気に震えあがりそうになった。
怒り、恨み、憎しみ、そんな感情は今まで数えきれない程向けられてきた。
実験体に使われた者からの罵詈雑言など、飽きる程聞かされたものだ。
だが、・・・だが、この目はなんだ・・・?
その瞳は確かに自分を映している。だが、あまりにも・・・あまりにも静か過ぎる・・・
ディリアン・ベナビデス。
彼の事は覚えている。今から五年前、一年程仕えた公爵家の人間だ。
口下手で捻くれた性格をしていたから、使用人達からも腫れもの扱いされていた。
だからこそ、付け入りやすかった。
ちょっと親身になって話しを聞いてやれば、すぐに俺に気を許して熱心に魔法を習ってきた。
扱い辛いディリアンが俺には気を許している。これだけで公爵家から厚い信頼を得る事ができ、結果研究をするための多額の資金や、環境も難なく手にする事ができた。
あそこでの実験は本当に有意義だった。
おかげで、強化兵を作るための実験は想定以上に早く進み、大勢の実験体も手に入った。
屋敷のほとんどの人間は死んでしまったが、何人かからは魔力が強化され、成果も得る事ができた。
そして更なる研究を重ね、魔力だけでなく肉体を強化する薬、魔道具も作る事ができた。
最も、適正が無ければ逆に身を滅ぼしてしまいかねない危険な物で、今のところダリル様が使っているだけだが。
本来は日々の訓練で少しづつ鍛えるものを、薬や道具で引き上げるという事は、非常に危険なのだ。
「ラルス・・・・・ネイリー・・・・・」
「うっ・・・!」
名前を呼ばれただけなのに、なぜこうも心臓が跳ねる。
そしてこの声は・・・これほど冷たく響く声は、聞いた事がない・・・
今自分の目の前にいるのは、本当にあの坊ちゃんなのか?
「ぼ、坊ちゃん・・・わ、私は、坊ちゃんの事は、本当に、才能豊かな方だと思ってたんですよ」
弱々しい擦れた声で、坊ちゃんの目を見て訴えるが、私を見るその目には何の感情も浮かんでいない。しかしこれだけは分かる・・・坊ちゃんは、ディリアン・ベナビデスは、ここで私を殺す気だ。
いったい・・・いったい、どうやったら・・・ここまで静かな殺意を持てるんだ!?
「ぼ、坊ちゃん・・・私を、う、恨んでいるのです、か・・・?」
話すだけで右の肋骨が痛む・・・
回復薬は飲んだが、やはり肋骨を砕かれる程の怪我では気休めにしかならない。
か、体さえ・・・体さえ動けば・・・こんな、こんなガキに・・・!
「ネイリー・・・ジェシカはもう三年も寝たきりなんだ・・・」
「ジェ、シカ・・・?」
聞き覚えのない名前だが、必死に記憶をたどると一人のメイドが思い当たった。
そう言えば、一人・・・私意外で坊ちゃんが気を許していたメイドがいたな。
あの女がジェシカというのか?
つまり坊ちゃんは、お気に入りのメイドが薬で寝たきりになったから、私にその復讐を?
「お前に会った時・・・俺は自分がどうなるのか何度も想像した。きっと感情にまかせて掴みかかるんだろうなって・・・そう思っていた。だけど・・・」
ディリアンはネイリーに向けて右手を伸ばした。青く輝く魔力が手の平に集まる。
「ぼ、坊ちゃん・・・な、なにを・・・!?」
なんだ・・・?何をする気だ!?
ディリアンは青魔法使い、攻撃魔法は使えない、ではなぜ私に魔力を向けている?
・・・魔道具か!?
「本当に怒った時、人は静かになるんだな」
ディリアンの右手から放たれた魔力は、ロープのように長く伸びてネイリーの足を、腰を、胸を、腕を、そして首をキツく強く巻き付けた。
「グッ、ウグッ・・・グ、ご、ごれば・・・!?」
「俺の魔道具だ・・・お前はこのまま絞め殺す」
ディリアンは自分でも驚く程に頭が冷えていた。
冷静に、そして積年の恨みを込めて魔力を放出する。
「うぐッ、ガ、あぁがぁぁッッッ!」
どんどん締め付けられていく魔力のロープ。ネイリーは必死にもがくが、腕も絞められているので、なすすべがなかった。
ば・・・ばかな・・・バカな・・・この、わ、わたし・・・が・・・
こんなガキに・・・こんな・・・ここで・・・おわって・・・しまうのか・・・・・
ダ、ダリル、さま・・・た、たすけ・・・・・
薄れゆく意識の中、ネイリーが目を向けた先では、ダリル・パープルズが黒髪の男と戦っていた。
それは見間違いではなかった。
ネイリーの視線に気づいたのか、確かにダリルはネイリーに目を向け、二人の視線は合った。
ネイリーが、ダリルが助けに入ると期待した事は言うまでもないだろう。
だが、ダリルは助けなかった。
薄い笑いだけを見せ、再び目の前の黒髪の男に向き直ると、それきりネイリーに顔を向ける事はなかった。
「なッ!?ぜ・・・・・」
ダ・・・リ・・・ル・・・さま・・・・・な・・・ぜ・・・・・・
骨を砕く鈍い音が鳴ると、ネイリーの首が不自然な角度で曲がった。
ネイリーが反応すらしなくなっても、ディリアンはしばらくの間絞め続けた。
やがてゆっくりと魔力を戻すと、力無く倒れたネイリーを一瞥し、目を閉じて上を見上げた。
「・・・ジェシカ・・・終わったよ・・・」
復讐は遂げた。
けれど心に宿ったものは、スッキリとした爽快感ではなく、寂しさと虚しさだった
0
あなたにおすすめの小説
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
俺! 神獣達のママ(♂)なんです!
青山喜太
ファンタジー
時は、勇者歴2102年。
世界を巻き込む世界大戦から生き延びた、国々の一つアトランタでとある事件が起きた。
王都アトスがたったの一夜、いや正確に言えば10分で崩壊したのである。
その犯人は5体の神獣。
そして破壊の限りを尽くした神獣達はついにはアトス屈指の魔法使いレメンスラーの転移魔法によって散り散りに飛ばされたのである。
一件落着かと思えたこの事件。
だが、そんな中、叫ぶ男が1人。
「ふざけんなぁぁぁあ!!」
王都を見渡せる丘の上でそう叫んでいた彼は、そう何を隠そう──。
神獣達のママ(男)であった……。
正しい聖女さまのつくりかた
みるくてぃー
ファンタジー
王家で育てられた(自称)平民少女が、学園で起こすハチャメチャ学園(ラブ?)コメディ。
同じ年の第二王女をはじめ、優しい兄姉(第一王女と王子)に見守られながら成長していく。
一般常識が一切通用しない少女に友人達は振り回されてばかり、「アリスちゃんメイドを目指すのになぜダンスや淑女教育が必要なの!?」
そこには人知れず王妃と王女達によるとある計画が進められていた!
果たしてアリスは無事に立派なメイドになれるのか!? たぶん無理かなぁ……。
聖女シリーズ第一弾「正しい聖女さまのつくりかた」
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
【完結】奪われたものを取り戻せ!〜転生王子の奪還〜
伽羅
ファンタジー
事故で死んだはずの僕は、気がついたら異世界に転生していた。
しかも王子だって!?
けれど5歳になる頃、宰相の謀反にあい、両親は殺され、僕自身も傷を負い、命からがら逃げ出した。
助けてくれた騎士団長達と共に生き延びて奪還の機会をうかがうが…。
以前、投稿していた作品を加筆修正しています。
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる