文字サイズ
小
中
大
特大
806 / 1,605
805 残ったメンバーでの話し合い ①
「暴徒は全部取り押さえて、治安部隊と騎士団が城に連れて行ったようだぜ」
従業員用の出入口を開けて、ジャレットは事務所に足を入れた。
「そう、じゃあとりあえず外の心配はなくなったわね」
外を見回りして来たジャレットからの報告を聞いて、シルヴィアは冷たいお茶をカップに注いで手渡した。
今レイジェスの事務所には、シルヴィアとジャレットの二人だけである。
「ありがと・・・で、レイチーは?」
ジャレットの声のトーンが低くなる。表情も硬く、容態が悪いだろうという事は察しているのだ。
「・・・とりあえず座って、説明するわ」
シルヴィアはイスを引いて座るように促すと、自分はその正面の席に腰を下ろした。
「・・・あぁ、そうだな」
冷たいお茶で喉を潤すと、頭も少し冷えたようだ。
自分がどれだけ気を張っていたかが分かる。
「まず、命は助かったわ。ケイトの的確な指示と、エルウィンが急いでくれたおかげね。万一のために充血剤を確保しておいて良かったわ」
「そうか・・・レイチー助かったか・・・良かった、本当に」
シルヴィアの言葉を聞いて、ジャレットはホッと息を付いた。
「・・・でも、まだ意識はもどってないわ。店長が言うには、そうとう無理して戦ったみたいだから、数日は意識が戻らないかもって。それに、意識が戻った後も、しばらくは安静にしなきゃならないみたいよ。復帰には時間がかかるわ」
シルヴィアは額に手を当て、少しだけ俯いて話した。
危険な状態だったが、充血剤が間に合ってレイチェルは命を取り留めた。
しかし楽観視はできない。駆け付けたバリオスの見立てでは、命が助かった事もギリギリのタイミングだっただけに、いつ様態が変化してもおかしくないとも言っていたのだから。
「・・・それでね、レイチェルだけど、店長が連れて行ったわ。ある程度回復するまで、付きっ切りで看病するみたいよ」
「お、そうなのか?それなら安心だな。店長が看るんなら間違いねぇよ。んで、連れてったってのは城にか?」
「いいえ、レイチェルの家よ」
「レイチーの家?・・・おい、それって・・・実家だったよな?今の状態で・・・」
首を横に振って、シルヴィアは窓の外に目を向けた。
どこか悲しそうな目で遠くを見る。その表情にジャレットは、シルヴィアの気持ちを察して言葉を止めた。
「・・・店長って、なんでいつもああなのかしら。言ってくれれば私が代わりに行くのに。こういう時、いつも自分が前に立つのよね。店長を見てると・・・わざと自分を傷つけてるのかなって思う時があるわ」
レイチェルは両親と一緒に住んでいる。
最近は忙しくて城に泊り込みになっていた娘が、久しぶりに帰って来たかと思えば、死にかけて意識不明となれば、普通の親はどう思うだろうか・・・・・。
当然悲しむだろう。怒るだろう。なんでこうなった!?どうして護ってくれなかった!?
バリオスのせいではないと分かっていても、辛い気持ちをぶつける相手は他にいないのだ。
元気になるまで城で預かる事もできる。
回復してから、顔を見せに行けば心配をかける事もない。そうした方が、バリオスにとっても楽な道だった。
だがバリオスは、レイチェルの両親に怒られるために行ったのだ。
「・・・シーちゃんだけじゃねぇよ。俺だって、誰だって店長の代わりに謝りに行くって。本当に、なんで店長って自分にあんな厳しいんだよ」
「・・・店長ね、大切な一人娘が危険な状態なのに、隠しておくなんてできない。それに一日でも早く回復するためには、環境も大事だって言ってたの・・・・・確かに、ゆっくりするなら自分の家が一番よね。ご両親が一緒に声をかけて看てくれるなら、それがレイチェルにとって力になるわ・・・」
そこで会話が止まり、二人はカップに口を付けた。
レイチェルが命を取り留めた事は嬉しい事だが、現状を考えれば手放しで喜べるものでもない。
難しい問題も山積みで、今後の事を考えて二人は頭を整理していた。
「・・・お店だけど、店長は私とジャレット、ミゼルの三人で話しあって回してくれって言ってたの。だからこれまで通り、ジャレットが店長代理でお願いするわ。私とミゼルはあなたをフォローするから。それと、今回の暴徒の騒ぎで怪我をした町の人には、無償で傷薬を配ってくれって言ってたわ。ご近所さんは私が回ってみるから。みんなにもそう話しておくわね」
「そうか。うん、じゃあカっちゃんの負担がちょっと増えるな、傷薬ばかり作るわけにはいかねぇし、ユーリンは補助系の魔道具作りのが得意だからな。まぁエっちゃんもいるし、俺がヘタに口出すより、そのへんは白魔法の三人で話し合ってやってもらうか」
「そうね、あとは・・・」
ジャレットとシルヴィアが今後について話していると、事務所のドアがノックされて、アラタとカチュアが入って来た。
「あら、アラタ君、もう大丈夫なの?」
「あ、はい。ご心配おかけしました。だいぶ体も楽になったので、もう大丈夫です」
事務所に入ると、アラタはジャレットとシルヴィアに頭を下げた。
「そりゃ良かった。ミッチーに肩借りて、フラフラしながら戻って来た時には、どうしたのかと思ったぜ。まぁでも、その顔見ると本当にもう大丈夫みたいだな?」
アラタの顔色や表情を見て、その精神状態が落ち着いた事を見ると、ジャレットは表情を柔らかく、笑って見せた。
「はい。こんな大変な時に、俺の事で迷惑かけちゃって・・・本当にすみませんでした」
「おいおい、そんな謝んなって。俺らに謝るより、カっちゃんに感謝しとけ。カッちゃんがアラやんを戻してくれたんだろ?もう悲しませんじゃねぇぞ?」
ジャレットがアラタの体を支えるようにして、隣に立つカチュアに目を向けると、アラタはカチュアに顔を向けて、笑顔を見せた。
「・・・うん。カチュア、本当にありがとう。俺、もう大丈夫だよ。カチュアが傍にいてくれたら、もう自分を見失う事はないよ」
「アラタ君・・・うん、私はずっとアラタ君と一緒だからね。辛い時は私が支えるから」
「うへぇ~~~、なんだこの甘ったるい空間は?おいユーリ、ビターチョコもってねぇか?」
「持ってない。今日はミルクチョコだけ」
事務所の出入口でアラタとカチュアが見つめ合っていると、後ろからリカルドの、いかにも面倒くさそうに間延びした声が割って入ってきた。
「うわっ、リ、リカルド!」
「ユーリ!」
「はいはい、イチャイチャすんなら外でやれよな」
アラタとカチュアがびっくりして振り返ると、リカルドが二人の間を掻き分けるようにして事務所に入った。
「おう、リカルード、どうした?」
右手を挙げて、軽い調子で声をかけるジャレットに、リカルドがツカツカと速足で近づいた。
「ジャレット、てめぇ本当にぶっ飛ばすぞ?伸ばすな。なぁ、前にも言ったよな?リカルードじゃねぇ。リカルドだ。いいか?伸ばすんじゃねぇぞ」
自分の呼ばれ方が気に入らないリカルドは、ジャレットの鼻先に指を突きつけて睨みつけた。
何度も念を押すところを見ると、本当に心底気に入らないようだ。
「おいおい、そんな怒るなよ。もうリカルードで浸透してるんだし、今更じゃねぇか?」
「浸透してねぇし!そう呼んでんのお前だけだからな!」
「はぁー・・・ちょっと静かにしてちょうだい。リカルド、それでどうしたの?暴徒のせいで店がどこか破損してないか見回って来たんでしょ?なにかあったの?」
ジャレットとリカルドのやり取りが、グダグダになりそうなところを見て、シルヴィアが間に入って用件をたずねた。
「ん?ああ、いや、それは結局なんも無かったんだわ。ジーンとか他のみんなも見回ってたけど、店の中も外も、どこも壊れたりしてねぇみたいだったから、そろそろここに来んじゃねぇの?だからよ、これからどうすんの?そこ決めようぜって思ってよ」
リカルドはジャレットをもう一度睨みつけると、空いているイスに腰をかけた。
ユーリも黙ってリカルドの隣に座るので、アラタとカチュアも自然と空いているイスに座った。
自然と話し合いの空気になったところで、ミゼル、ジーン、アゲハ、ケイトの四人が揃って事務所に入って来る。
「あら、お疲れ様。タイミングがいいわね」
「あ、もうみんな揃ってんだ?」
シルヴィアが声をかけると、ミゼルは事務所内に自分達以外、全員が集まっている事を見て口を開いた。
「タイミング?何の事?」
ケイトがシルヴィアの隣のイスを引きながら聞くと、シルヴィアは全員が座るのを待って話し出した。
「今ね、リカルドからこの先どうするのかって聞かれたの。ちょうど全員揃ったし、みんなで話し合いましょう」
シルヴィアの仕切りで、話し合いが始まった。
従業員用の出入口を開けて、ジャレットは事務所に足を入れた。
「そう、じゃあとりあえず外の心配はなくなったわね」
外を見回りして来たジャレットからの報告を聞いて、シルヴィアは冷たいお茶をカップに注いで手渡した。
今レイジェスの事務所には、シルヴィアとジャレットの二人だけである。
「ありがと・・・で、レイチーは?」
ジャレットの声のトーンが低くなる。表情も硬く、容態が悪いだろうという事は察しているのだ。
「・・・とりあえず座って、説明するわ」
シルヴィアはイスを引いて座るように促すと、自分はその正面の席に腰を下ろした。
「・・・あぁ、そうだな」
冷たいお茶で喉を潤すと、頭も少し冷えたようだ。
自分がどれだけ気を張っていたかが分かる。
「まず、命は助かったわ。ケイトの的確な指示と、エルウィンが急いでくれたおかげね。万一のために充血剤を確保しておいて良かったわ」
「そうか・・・レイチー助かったか・・・良かった、本当に」
シルヴィアの言葉を聞いて、ジャレットはホッと息を付いた。
「・・・でも、まだ意識はもどってないわ。店長が言うには、そうとう無理して戦ったみたいだから、数日は意識が戻らないかもって。それに、意識が戻った後も、しばらくは安静にしなきゃならないみたいよ。復帰には時間がかかるわ」
シルヴィアは額に手を当て、少しだけ俯いて話した。
危険な状態だったが、充血剤が間に合ってレイチェルは命を取り留めた。
しかし楽観視はできない。駆け付けたバリオスの見立てでは、命が助かった事もギリギリのタイミングだっただけに、いつ様態が変化してもおかしくないとも言っていたのだから。
「・・・それでね、レイチェルだけど、店長が連れて行ったわ。ある程度回復するまで、付きっ切りで看病するみたいよ」
「お、そうなのか?それなら安心だな。店長が看るんなら間違いねぇよ。んで、連れてったってのは城にか?」
「いいえ、レイチェルの家よ」
「レイチーの家?・・・おい、それって・・・実家だったよな?今の状態で・・・」
首を横に振って、シルヴィアは窓の外に目を向けた。
どこか悲しそうな目で遠くを見る。その表情にジャレットは、シルヴィアの気持ちを察して言葉を止めた。
「・・・店長って、なんでいつもああなのかしら。言ってくれれば私が代わりに行くのに。こういう時、いつも自分が前に立つのよね。店長を見てると・・・わざと自分を傷つけてるのかなって思う時があるわ」
レイチェルは両親と一緒に住んでいる。
最近は忙しくて城に泊り込みになっていた娘が、久しぶりに帰って来たかと思えば、死にかけて意識不明となれば、普通の親はどう思うだろうか・・・・・。
当然悲しむだろう。怒るだろう。なんでこうなった!?どうして護ってくれなかった!?
バリオスのせいではないと分かっていても、辛い気持ちをぶつける相手は他にいないのだ。
元気になるまで城で預かる事もできる。
回復してから、顔を見せに行けば心配をかける事もない。そうした方が、バリオスにとっても楽な道だった。
だがバリオスは、レイチェルの両親に怒られるために行ったのだ。
「・・・シーちゃんだけじゃねぇよ。俺だって、誰だって店長の代わりに謝りに行くって。本当に、なんで店長って自分にあんな厳しいんだよ」
「・・・店長ね、大切な一人娘が危険な状態なのに、隠しておくなんてできない。それに一日でも早く回復するためには、環境も大事だって言ってたの・・・・・確かに、ゆっくりするなら自分の家が一番よね。ご両親が一緒に声をかけて看てくれるなら、それがレイチェルにとって力になるわ・・・」
そこで会話が止まり、二人はカップに口を付けた。
レイチェルが命を取り留めた事は嬉しい事だが、現状を考えれば手放しで喜べるものでもない。
難しい問題も山積みで、今後の事を考えて二人は頭を整理していた。
「・・・お店だけど、店長は私とジャレット、ミゼルの三人で話しあって回してくれって言ってたの。だからこれまで通り、ジャレットが店長代理でお願いするわ。私とミゼルはあなたをフォローするから。それと、今回の暴徒の騒ぎで怪我をした町の人には、無償で傷薬を配ってくれって言ってたわ。ご近所さんは私が回ってみるから。みんなにもそう話しておくわね」
「そうか。うん、じゃあカっちゃんの負担がちょっと増えるな、傷薬ばかり作るわけにはいかねぇし、ユーリンは補助系の魔道具作りのが得意だからな。まぁエっちゃんもいるし、俺がヘタに口出すより、そのへんは白魔法の三人で話し合ってやってもらうか」
「そうね、あとは・・・」
ジャレットとシルヴィアが今後について話していると、事務所のドアがノックされて、アラタとカチュアが入って来た。
「あら、アラタ君、もう大丈夫なの?」
「あ、はい。ご心配おかけしました。だいぶ体も楽になったので、もう大丈夫です」
事務所に入ると、アラタはジャレットとシルヴィアに頭を下げた。
「そりゃ良かった。ミッチーに肩借りて、フラフラしながら戻って来た時には、どうしたのかと思ったぜ。まぁでも、その顔見ると本当にもう大丈夫みたいだな?」
アラタの顔色や表情を見て、その精神状態が落ち着いた事を見ると、ジャレットは表情を柔らかく、笑って見せた。
「はい。こんな大変な時に、俺の事で迷惑かけちゃって・・・本当にすみませんでした」
「おいおい、そんな謝んなって。俺らに謝るより、カっちゃんに感謝しとけ。カッちゃんがアラやんを戻してくれたんだろ?もう悲しませんじゃねぇぞ?」
ジャレットがアラタの体を支えるようにして、隣に立つカチュアに目を向けると、アラタはカチュアに顔を向けて、笑顔を見せた。
「・・・うん。カチュア、本当にありがとう。俺、もう大丈夫だよ。カチュアが傍にいてくれたら、もう自分を見失う事はないよ」
「アラタ君・・・うん、私はずっとアラタ君と一緒だからね。辛い時は私が支えるから」
「うへぇ~~~、なんだこの甘ったるい空間は?おいユーリ、ビターチョコもってねぇか?」
「持ってない。今日はミルクチョコだけ」
事務所の出入口でアラタとカチュアが見つめ合っていると、後ろからリカルドの、いかにも面倒くさそうに間延びした声が割って入ってきた。
「うわっ、リ、リカルド!」
「ユーリ!」
「はいはい、イチャイチャすんなら外でやれよな」
アラタとカチュアがびっくりして振り返ると、リカルドが二人の間を掻き分けるようにして事務所に入った。
「おう、リカルード、どうした?」
右手を挙げて、軽い調子で声をかけるジャレットに、リカルドがツカツカと速足で近づいた。
「ジャレット、てめぇ本当にぶっ飛ばすぞ?伸ばすな。なぁ、前にも言ったよな?リカルードじゃねぇ。リカルドだ。いいか?伸ばすんじゃねぇぞ」
自分の呼ばれ方が気に入らないリカルドは、ジャレットの鼻先に指を突きつけて睨みつけた。
何度も念を押すところを見ると、本当に心底気に入らないようだ。
「おいおい、そんな怒るなよ。もうリカルードで浸透してるんだし、今更じゃねぇか?」
「浸透してねぇし!そう呼んでんのお前だけだからな!」
「はぁー・・・ちょっと静かにしてちょうだい。リカルド、それでどうしたの?暴徒のせいで店がどこか破損してないか見回って来たんでしょ?なにかあったの?」
ジャレットとリカルドのやり取りが、グダグダになりそうなところを見て、シルヴィアが間に入って用件をたずねた。
「ん?ああ、いや、それは結局なんも無かったんだわ。ジーンとか他のみんなも見回ってたけど、店の中も外も、どこも壊れたりしてねぇみたいだったから、そろそろここに来んじゃねぇの?だからよ、これからどうすんの?そこ決めようぜって思ってよ」
リカルドはジャレットをもう一度睨みつけると、空いているイスに腰をかけた。
ユーリも黙ってリカルドの隣に座るので、アラタとカチュアも自然と空いているイスに座った。
自然と話し合いの空気になったところで、ミゼル、ジーン、アゲハ、ケイトの四人が揃って事務所に入って来る。
「あら、お疲れ様。タイミングがいいわね」
「あ、もうみんな揃ってんだ?」
シルヴィアが声をかけると、ミゼルは事務所内に自分達以外、全員が集まっている事を見て口を開いた。
「タイミング?何の事?」
ケイトがシルヴィアの隣のイスを引きながら聞くと、シルヴィアは全員が座るのを待って話し出した。
「今ね、リカルドからこの先どうするのかって聞かれたの。ちょうど全員揃ったし、みんなで話し合いましょう」
シルヴィアの仕切りで、話し合いが始まった。
感想 0
あなたにおすすめの小説
1つだけ何でも望んで良いと言われたので、即答で答えました
誰にでもある憧れを抱いていた男は最後にただ見捨てられないというだけで人助けをした。
その結果、男は神らしき存在に何でも1つだけ望んでから異世界に転生することになったのだ。
男は即答で答え、異世界で竜騎兵となる。
自らの憧れを叶える為に。
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】
俺、何しに異世界に来たんだっけ?
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」
主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。
気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。
「あなたに、お願いがあります。どうか…」
そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。
「やべ…失敗した。」
女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!
ユーヤのお気楽異世界転移
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
S級冒険者の子どもが進む道
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?