917 / 1,560
【916 砂時計】
しおりを挟む
「フハハハハハハハ!塵と化すがいい!」
「皇帝ー------ッツ!」
どうする!?
防げるか?どうやって?俺の光源爆裂弾で相殺できるか!?いや無理だ。溜める時間がない。
躱す?駄目だ・・・直撃を躱せても爆発には巻き込まれる。それに俺だけ躱せてもジャニスはどうする?
白魔法使いのジャニスに、これを防ぐ手段なんて・・・・・ッ!
ある!
「ジャニ・・・!」
「ヤァァァーー---ッツ!」
振り返って俺がジャニスに呼びかけるより早く、ジャニスは羽織っているローブの内ポケットからソレを取り出すと、上空から迫りくる皇帝の光源爆裂弾に向かって投げつけた!
ジャニスが投げた物は、手の平に治まる程度の茶色の革袋。
魔道具、魔封塵(まふうじん)である。
魔封塵はその塵に触れた魔法を、強制的に無効化する魔道具である。
それは大きさも強さも関係なく、いかなる魔法も等しく塵として消し去る、絶対防御といっていい魔道具である。
そしてそれは、皇帝の光源爆裂弾とて例外ではない。
「な・・・なんだとぉぉぉぉぉぉぉー-----ッツ!?」
皇帝は目の前で起きた事が理解できず、目を見開いて絶叫した。
たった今撃った光源爆裂弾が、まるで霧を散らしたかのように、一瞬にして消滅してしまったのである。
ウィッカーは黒魔法を使っていない。そもそも、黒魔法に自分の光源爆裂弾をかき消す魔法など存在しない。
では霊魔力か?皇帝にも未知の力である霊魔力ならば、なにか手段があるかもしれない。
そう考えたが、やはり違うと直感がうったえた。
ぶつかり合って押し負けたのであれば分かる。黒魔法使いの戦いならば、撃ちあいは当たり前だからだ。
だが、まるで風に溶けて消えたかのように、突然その力を消失するのはありえない。
「ウィッカー・・・貴様いったい・・・む?」
皇帝はウィッカーが何かをしたと思っていた。
空中から地上に立つウィッカーを睨みつけるが、ウィッカーの傍らに立つ白いローブを羽織ったジャニスに気付き、頭の中で絡まった糸が解けた。
「・・・そうか、ジャニス・・・貴様だな?」
意表を突かれていた。
回復専門の要員として見られているが、白魔法使いとて魔道具は持っている。
ジャニスが攻撃には参加してこなかったため、どうせ回復だけだと思い込んでいた。
「ぬかったわ・・・何をしたか分からんが、まさか余の光源爆裂弾を消す程の魔道具を持っていたとはな・・・」
噛み合わせた歯を軋ませる。屈辱にこめかみに青い筋が浮かび出る。
必殺の光源爆裂弾をあっさりと消された事は、皇帝の自尊心に泥を塗っていた。
怒りと共に全身から滲み出るドス黒い魔力は、まるで皇帝の裏の顔のように、凶悪な殺意を孕んでいた。
「ジャニス・・・助かったが、ここからは・・・」
上空の皇帝を見据えたまま、ウィッカーはジャニスを下がらせようと、右手を前に出した。
「ウィッカー、二人だよ。私が皇帝の魔法を防ぐから、ウィッカーは攻撃に専念して。私達二人で戦うよ」
だがジャニスは、自分を止めるように前に出されたウィッカーの右手を掴むと、有無を言わさぬ強い目をウィッカーに向けた。
光源爆裂弾を魔封塵で消した事は助けられた。
だが、この凶悪な能力を持つ皇帝を相手に、ジャニスを前に出す事は躊躇われた。
霊魔力があれば正面から戦える。
だが皇帝が時を止めれば、魔力も何もないのだ。防ぐ事も躱す事もできない。
ジャニスを護る方法が無いのだ。
ジャニスを前に出したくはなかった。
だが視線を交わしたウィッカーは、ジャニスの決意の強さを感じ、分かった、と一言だけ口にした。
「くるぞ!油断するなよ!」
空中に浮かぶ皇帝の殺気を感じ取り、ウィッカーは魔空の枝を握り締めて、ジャニスの前に出た。
その体からは青い光の魔力が滲み出ていた。そう、魔力と霊気を合わせた霊魔力である。
「うん!」
ジャニスはローブの内ポケットから茶色の革袋を取り出すと、皇帝を睨み付けた。
いつどんな魔法が来ても迎撃できるように、皇帝からは目を離さない。
ジャニスの覚悟は本物だった。皇帝の上級魔法からも逃げようとしないで、前に進み出る。
魔封塵の力は本物だが、光源爆裂弾の前に飛び出して投げつけるという事は、並の精神力ではない。
魔空の枝を突きつけ皇帝と睨み合うウィッカー。
いかなる魔法も全て自分が消し去ってみせる。その覚悟を持ってウィッカーの隣に立つジャニス。
「フッ・・・愚かな」
深紅のローブから取り出した砂時計を逆さにする。
上に溜まった砂が下に落ちた瞬間、ウィッカーとジャニスの目に映る景色が色を失い、二人は体の動かし方を忘れたかのように、一切の動きを止めた・・・いや、止めさせられた。
「クックック・・・これが余の魔道具、砂時計だ」
脚に纏う風を解いて、地上へと落下する。
着地の瞬間に強い風を発し、衝撃を弱めて降り立った。
皇帝が上空から姿を消しても、ウィッカーとジャニスの顔は上を向いたままだった。
それは皇帝の動きが見えていない、認識できていないからだ。
「ウィッカーよ、貴様は余の能力に気付いたのかもしれんな。だが、気付いたところでどうしようもないのが砂時計の力だ。なぜだか分かるか?」
皇帝は右手に冷気の魔力を集中させると、手の平に鋭い氷の槍を作りだした。
そしてウィッカーに狙いを付けると、大きく口を開けて叫んだ。
「止まった時の中で動けるのは、余一人だけだからだーーーーーッツ!」
撃ち放った氷の槍はウィッカーの胸を貫き、後ろの壁に突き刺さった。
停止した時の中ではウィッカーは倒れない。胸に風穴を空けられても眉一つ動かさない。
しかしそれは時間が止まっているからである。時が動き出せば・・・・・
「タイムリミットだ」
不敵に笑う皇帝。
「・・・うっ・・・がぁ・・・っ!?」
ウィッカーの瞳に色が戻ったその時、突然の激痛が胸を襲い、脳に突き刺さった。
胸から噴水のように吹き出す真っ赤な鮮血、喉の奥からせり上がってきた血を吐き出し、ウィッカーは自分の体の状態を理解した。
こ・・・これは・・・!?
む、胸を、やられた・・・のか?い、息が・・・・・・
「ウィッカーーーーーッツ!」
ジャニスの悲鳴が耳に届く。
「ジャ・・・ニ、ス・・・・・」
硬い動きで首を回す。二人の目が合った。
・・・ジャ、ニス・・・逃げ、ろ・・・・・・・
唇を動かしそれだけを伝えると、ウィッカーの膝から力が抜けて正面から倒れた。
「皇帝ー------ッツ!」
どうする!?
防げるか?どうやって?俺の光源爆裂弾で相殺できるか!?いや無理だ。溜める時間がない。
躱す?駄目だ・・・直撃を躱せても爆発には巻き込まれる。それに俺だけ躱せてもジャニスはどうする?
白魔法使いのジャニスに、これを防ぐ手段なんて・・・・・ッ!
ある!
「ジャニ・・・!」
「ヤァァァーー---ッツ!」
振り返って俺がジャニスに呼びかけるより早く、ジャニスは羽織っているローブの内ポケットからソレを取り出すと、上空から迫りくる皇帝の光源爆裂弾に向かって投げつけた!
ジャニスが投げた物は、手の平に治まる程度の茶色の革袋。
魔道具、魔封塵(まふうじん)である。
魔封塵はその塵に触れた魔法を、強制的に無効化する魔道具である。
それは大きさも強さも関係なく、いかなる魔法も等しく塵として消し去る、絶対防御といっていい魔道具である。
そしてそれは、皇帝の光源爆裂弾とて例外ではない。
「な・・・なんだとぉぉぉぉぉぉぉー-----ッツ!?」
皇帝は目の前で起きた事が理解できず、目を見開いて絶叫した。
たった今撃った光源爆裂弾が、まるで霧を散らしたかのように、一瞬にして消滅してしまったのである。
ウィッカーは黒魔法を使っていない。そもそも、黒魔法に自分の光源爆裂弾をかき消す魔法など存在しない。
では霊魔力か?皇帝にも未知の力である霊魔力ならば、なにか手段があるかもしれない。
そう考えたが、やはり違うと直感がうったえた。
ぶつかり合って押し負けたのであれば分かる。黒魔法使いの戦いならば、撃ちあいは当たり前だからだ。
だが、まるで風に溶けて消えたかのように、突然その力を消失するのはありえない。
「ウィッカー・・・貴様いったい・・・む?」
皇帝はウィッカーが何かをしたと思っていた。
空中から地上に立つウィッカーを睨みつけるが、ウィッカーの傍らに立つ白いローブを羽織ったジャニスに気付き、頭の中で絡まった糸が解けた。
「・・・そうか、ジャニス・・・貴様だな?」
意表を突かれていた。
回復専門の要員として見られているが、白魔法使いとて魔道具は持っている。
ジャニスが攻撃には参加してこなかったため、どうせ回復だけだと思い込んでいた。
「ぬかったわ・・・何をしたか分からんが、まさか余の光源爆裂弾を消す程の魔道具を持っていたとはな・・・」
噛み合わせた歯を軋ませる。屈辱にこめかみに青い筋が浮かび出る。
必殺の光源爆裂弾をあっさりと消された事は、皇帝の自尊心に泥を塗っていた。
怒りと共に全身から滲み出るドス黒い魔力は、まるで皇帝の裏の顔のように、凶悪な殺意を孕んでいた。
「ジャニス・・・助かったが、ここからは・・・」
上空の皇帝を見据えたまま、ウィッカーはジャニスを下がらせようと、右手を前に出した。
「ウィッカー、二人だよ。私が皇帝の魔法を防ぐから、ウィッカーは攻撃に専念して。私達二人で戦うよ」
だがジャニスは、自分を止めるように前に出されたウィッカーの右手を掴むと、有無を言わさぬ強い目をウィッカーに向けた。
光源爆裂弾を魔封塵で消した事は助けられた。
だが、この凶悪な能力を持つ皇帝を相手に、ジャニスを前に出す事は躊躇われた。
霊魔力があれば正面から戦える。
だが皇帝が時を止めれば、魔力も何もないのだ。防ぐ事も躱す事もできない。
ジャニスを護る方法が無いのだ。
ジャニスを前に出したくはなかった。
だが視線を交わしたウィッカーは、ジャニスの決意の強さを感じ、分かった、と一言だけ口にした。
「くるぞ!油断するなよ!」
空中に浮かぶ皇帝の殺気を感じ取り、ウィッカーは魔空の枝を握り締めて、ジャニスの前に出た。
その体からは青い光の魔力が滲み出ていた。そう、魔力と霊気を合わせた霊魔力である。
「うん!」
ジャニスはローブの内ポケットから茶色の革袋を取り出すと、皇帝を睨み付けた。
いつどんな魔法が来ても迎撃できるように、皇帝からは目を離さない。
ジャニスの覚悟は本物だった。皇帝の上級魔法からも逃げようとしないで、前に進み出る。
魔封塵の力は本物だが、光源爆裂弾の前に飛び出して投げつけるという事は、並の精神力ではない。
魔空の枝を突きつけ皇帝と睨み合うウィッカー。
いかなる魔法も全て自分が消し去ってみせる。その覚悟を持ってウィッカーの隣に立つジャニス。
「フッ・・・愚かな」
深紅のローブから取り出した砂時計を逆さにする。
上に溜まった砂が下に落ちた瞬間、ウィッカーとジャニスの目に映る景色が色を失い、二人は体の動かし方を忘れたかのように、一切の動きを止めた・・・いや、止めさせられた。
「クックック・・・これが余の魔道具、砂時計だ」
脚に纏う風を解いて、地上へと落下する。
着地の瞬間に強い風を発し、衝撃を弱めて降り立った。
皇帝が上空から姿を消しても、ウィッカーとジャニスの顔は上を向いたままだった。
それは皇帝の動きが見えていない、認識できていないからだ。
「ウィッカーよ、貴様は余の能力に気付いたのかもしれんな。だが、気付いたところでどうしようもないのが砂時計の力だ。なぜだか分かるか?」
皇帝は右手に冷気の魔力を集中させると、手の平に鋭い氷の槍を作りだした。
そしてウィッカーに狙いを付けると、大きく口を開けて叫んだ。
「止まった時の中で動けるのは、余一人だけだからだーーーーーッツ!」
撃ち放った氷の槍はウィッカーの胸を貫き、後ろの壁に突き刺さった。
停止した時の中ではウィッカーは倒れない。胸に風穴を空けられても眉一つ動かさない。
しかしそれは時間が止まっているからである。時が動き出せば・・・・・
「タイムリミットだ」
不敵に笑う皇帝。
「・・・うっ・・・がぁ・・・っ!?」
ウィッカーの瞳に色が戻ったその時、突然の激痛が胸を襲い、脳に突き刺さった。
胸から噴水のように吹き出す真っ赤な鮮血、喉の奥からせり上がってきた血を吐き出し、ウィッカーは自分の体の状態を理解した。
こ・・・これは・・・!?
む、胸を、やられた・・・のか?い、息が・・・・・・
「ウィッカーーーーーッツ!」
ジャニスの悲鳴が耳に届く。
「ジャ・・・ニ、ス・・・・・」
硬い動きで首を回す。二人の目が合った。
・・・ジャ、ニス・・・逃げ、ろ・・・・・・・
唇を動かしそれだけを伝えると、ウィッカーの膝から力が抜けて正面から倒れた。
0
あなたにおすすめの小説
俺! 神獣達のママ(♂)なんです!
青山喜太
ファンタジー
時は、勇者歴2102年。
世界を巻き込む世界大戦から生き延びた、国々の一つアトランタでとある事件が起きた。
王都アトスがたったの一夜、いや正確に言えば10分で崩壊したのである。
その犯人は5体の神獣。
そして破壊の限りを尽くした神獣達はついにはアトス屈指の魔法使いレメンスラーの転移魔法によって散り散りに飛ばされたのである。
一件落着かと思えたこの事件。
だが、そんな中、叫ぶ男が1人。
「ふざけんなぁぁぁあ!!」
王都を見渡せる丘の上でそう叫んでいた彼は、そう何を隠そう──。
神獣達のママ(男)であった……。
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
正しい聖女さまのつくりかた
みるくてぃー
ファンタジー
王家で育てられた(自称)平民少女が、学園で起こすハチャメチャ学園(ラブ?)コメディ。
同じ年の第二王女をはじめ、優しい兄姉(第一王女と王子)に見守られながら成長していく。
一般常識が一切通用しない少女に友人達は振り回されてばかり、「アリスちゃんメイドを目指すのになぜダンスや淑女教育が必要なの!?」
そこには人知れず王妃と王女達によるとある計画が進められていた!
果たしてアリスは無事に立派なメイドになれるのか!? たぶん無理かなぁ……。
聖女シリーズ第一弾「正しい聖女さまのつくりかた」
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
【完結】奪われたものを取り戻せ!〜転生王子の奪還〜
伽羅
ファンタジー
事故で死んだはずの僕は、気がついたら異世界に転生していた。
しかも王子だって!?
けれど5歳になる頃、宰相の謀反にあい、両親は殺され、僕自身も傷を負い、命からがら逃げ出した。
助けてくれた騎士団長達と共に生き延びて奪還の機会をうかがうが…。
以前、投稿していた作品を加筆修正しています。
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる