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【981 拭い切れない陰】
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「ぐ、ぬおぉぉぉぉッツ!」
強烈な風だった。頭が、腕が、足が、まるで風に締め上げられて、引っ張られているようだ。
全身に力をいれ、腰を落として足を踏みしめる。
魔力を放出して、上空の闇の渦が引き寄せる風に抵抗しているが、そろそろ限界だ。
さっき、ここまで飛んで来たウィッカーが吹き飛ばされた。
ヤツが生きていた事には驚かされた。あの傷でどうやって命をつないだのか分からんが、しぶといヤツだ。
そしてこの状況を作り出した張本人タジーム・ハメイドも、たった今弟のマルコと一緒にあの闇の渦に呑み込まれていった。
これで戦うべき者はいなくなった。この戦争は帝国の勝ちと言っていいだろう。
だが、まだ問題が残っている。
果たして余は、ここから生きて帰れるだろうか。
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーッツ!」
喉を引き裂かれたような絶叫に顔を向けると、城壁にしがみついていたベンが、とうとう耐え切れなくなり空へと吸い込まれていくところだった。
目を見開き、大口を開けて必死に助けを求めている。
両の手足を振り回して、地上を掴もうともがいているが、虚しく空を切るだけだった。
「ごうでいィィィィィィィイイイーーーーーーーーーーーッツ!だずげでぐだざいィイィィイィィィイーーーーーーーーーッツ!」
恐怖に顔を引きつらせて、口から唾を飛ばして叫ぶベンを、余はただ見ていた。
目が合っても全く動こうとしない余に、ベンは絶望を感じたのか、涙を流して助けを懇願する。
だが余とてこの強風の中では、自分の体勢を維持するだけで精一杯だ。
それにだ、ベンよ。
「余は皇帝だ。帝国の民ならば助ける義務もある。だが貴様は帝国民ではない。亡命を求められているが、まだ余は承認しておらん。つまりだベン、貴様はまだカエストゥスの人間という事だ。余が助ける義務はない」
「ごうでいぃぃぃぃぃーーーーーいやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーッツ!」
恥も外聞もなく、ただ生にしがみつく一心で振り絞った声が余にぶつけられるが、余が何かを感じる事はなかった。
ベンよ、余を薄情だと思うか?裏切り者だと思うか?確かに貴様の幻覚の魔道具には助けられた。
貴様は余に取り入って、帝国での地位を確立させたかったのだろう?
帝国が無事に勝利していたのなら、貴様にもある程度の地位を与え、重用する事も考えていただろう。だが今は、生きて帰れるかどうかの瀬戸際だ。
そこでなぜ余が、危険を冒してまで貴様を助けねばならんのだ?
カエストゥスを裏切った貴様を、今度は余が裏切った。それだけの事よ。
「さらばだベン、貴様はこの皇帝のために、なかなか役に立ったぞ」
余に手を伸ばしながら、闇の渦に呑み込まれていくベンを見届けた。
まるで底の見えない沼に沈み込んでいくような、恐ろしくもおぞましい光景だった。
なにより、ベンを喰らう闇の渦が、まるで嗤っているように歪んで見える事が恐怖だった。
そう、認めたくはない。認めたくはないが、余はこの黒渦に恐怖していたのだ。
とても魔法とは思えない得体の知れない存在に。
人の力では、到底制御できないだろう闇に。
そしてベンが喰われた。
ならば次は?今この場で、闇の渦が狙うものは・・・・・
余だ
「ぐッ・・・オォォォォォォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーッツ!」
振り絞る、というのはまさにこういう事をいうのだろう。
指の先から、腹の底の底から、頭のてっぺんから、体中全ての魔力を集めて全身から解き放った!
体に纏わりついていた闇の風が弾き飛び、体が自由になった一瞬、余はこれを逃さなかった。
この瞬間を逃せば、再び闇の風に捕まるのは明白だ。
余は残りの魔力をかき集め、足に風を纏いすぐさま飛び上がった。
鼻からぬるりとした、粘着質のある液体が流れて来る。頭も強く痛んだ。
余の魔力もすでに限界を超えていた。飛ぶのに足りない魔力は、命を削って補った。
ここまで追い込まれるとは思わなかったが、ここまでしなければあそこから脱出はできなかっただろう。
カエストゥス領を出るまで、とても生きた心地がしなかった。
おそらく一瞬でも足を止めれば、その瞬間に闇は余を捕まえただろう。
闇はどこまでも余を見ている、隙あらばと狙っている、ずっとそれを感じていたからこそ、余は全てを振り絞って飛び続けた。
どのくらい飛び続けたかは分からない。
だが、とうとう気力だけではどうにもならないところまできた。そして襲ってきた強烈な寒気に死を感じた時、余の意識は切れて地上へと落下した。
それからの事はあまり記憶にないが、命が残ったのは幸いだった。
おそらくあそこで意識が切れたのは、人間の生存本能のようなものだろう。
これ以上は本当に死ぬ、そのギリギリの境目で、意識が強制的に切断されたんだ。
そしてしばらく後に目覚めると、帝国を目指して歩いた。
幸いにもカエストゥス領は抜けていたから、闇の渦に捕まる事は無かった。だが死ぬ寸前まで体を酷使したせいか、しばらくの間うまく魔力を練る事ができず、歩くしかなかった。
意識は朦朧とし、何度も途切れては覚醒を繰り返した。我ながらよく生きていたと思う。
そして数日歩き続けて、ようやく帝国へたどり着いた時、帰って来たという安心感からか、余はとうとう力尽きて倒れた。
倒れていた余は、帝国に残っていた兵達によって解放された。
かなり危険な状態だったらしく、余は十日も眠りについていたらしい。
目覚めてから、カエストゥスに偵察の兵を送った。
あれからあの国がどうなったのか、確認しておく必要がある。
黒渦が消えて無くなっていればよい。だがそうでないのならば、あの国は諦めざるをえないだろう。
そして、最初に送った兵達は帰って来なかった。
次に送った兵達も帰って来なかった。
三度目に送った兵達も帰って来なければ、あの国はもはや闇の渦に侵されたと考えなければならないだろう。そう考えていた時、一人の兵が帰って来た。
酷く怯え、憔悴しているその兵から、何があったのか報告を受けたが、それは予想だにしないものだった。
日中はなにも変わったところは無く、無人となったカエストゥスの首都バンテージを歩いた。
しかし陽が暮れた時それは現れた。
突如背中に感じた不気味な気配に振り返ると、背後に広がる無限の闇が突然渦巻き出し、仲間の兵を呑み込んだと言うのだ。
仲間達が食われる中、ただ一人廃屋に飛び込み身を隠したその兵士は、朝まで震えていたという。
本来であれば、何を世迷言をと、その兵を罰していただろう。
だが余は見ているのだ。カエストゥスの空に広がったあの闇の渦を。
結局余は、帝国の復興を最優先するという名目で、カエストゥスを事実上放棄する決定を下した。
帝国の支配下ではあるが、あの闇にはとても手を出す事ができない。
この戦争で莫大な費用と甚大な被害を被ったが、あの闇が残っている以上どうしようもないのだ。
この戦争は帝国の勝利という形で幕を下ろしたが、それで得る物は何もなかった。
結果として、ただただ血を流しただけの結末に、帝国の貴族連中から余を紛糾する声も上がったが、依然として余を支持する国民の声は多く、余は皇帝として即位し続けた。
当然だろう。誰も余の変わりはできんのだ。
そして月日は流れた。
カエストゥスの闇はゆっくりと時間をかけて大陸全土に広がっていき、この帝国をも覆ってしまった。
陽が落ちたら現れる闇の化け物は、あの黒渦だ。
黒魔法使い達が攻撃魔法をしかけてみたが無駄だった。
闇とはどこにでも存在しうるもの。火だろうが氷だろうが魔法でどうにかなるものではない。
闇と対を成すものは光・・・
もし・・・過程の話しだが、もしも光の力を魔法にできたのならば、あの闇に対抗できるかもしれない。
かつて余が戦ったカエストゥスの魔法使い、ウィッカー・・・・・
あの男が最後に見せたあの力は、余も初めて見るものだった。
今思うと、あれは光だったのではないだろうか。
ウィッカー、ブレンダン、ジャニスの知識と実力ならば、新魔法を作る事は不可能ではないだろう。
あの時の魔法が光魔法だったとしたら、ヤツらはこうなる事態を考慮して、備えていたという事になるのではないだろうか。
ヤツらはあの黒渦を、一番間近で見てきたはずだ。
あれは人がどうにかできるものではない。できるはずがない。
だがヤツらはあの闇と戦う覚悟をしていたという事か・・・・・・・
帝国はあの闇と戦う事はしない。勝てるはずがないのだから。
夜は外に出てはならないという事は、もはや大陸中の常識として定着している。
不自由にはなったが、それを受け入れ、闇と共存するしかないのだ。
余の判断は間違ってはいない
だが、今も闇を見るたび思い出す。あの日の恐怖を・・・・・
そしてこの恐怖を克服できる日は永遠に来ないだろう
自らがあの闇と戦い打ち勝たなければ・・・・・
あの者達は余と違い、あの闇と戦おうとしていたのだろう
戦争には勝利した
だが余の心が晴れる事はなく、決して拭い切れない陰が一つ残った
強烈な風だった。頭が、腕が、足が、まるで風に締め上げられて、引っ張られているようだ。
全身に力をいれ、腰を落として足を踏みしめる。
魔力を放出して、上空の闇の渦が引き寄せる風に抵抗しているが、そろそろ限界だ。
さっき、ここまで飛んで来たウィッカーが吹き飛ばされた。
ヤツが生きていた事には驚かされた。あの傷でどうやって命をつないだのか分からんが、しぶといヤツだ。
そしてこの状況を作り出した張本人タジーム・ハメイドも、たった今弟のマルコと一緒にあの闇の渦に呑み込まれていった。
これで戦うべき者はいなくなった。この戦争は帝国の勝ちと言っていいだろう。
だが、まだ問題が残っている。
果たして余は、ここから生きて帰れるだろうか。
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーッツ!」
喉を引き裂かれたような絶叫に顔を向けると、城壁にしがみついていたベンが、とうとう耐え切れなくなり空へと吸い込まれていくところだった。
目を見開き、大口を開けて必死に助けを求めている。
両の手足を振り回して、地上を掴もうともがいているが、虚しく空を切るだけだった。
「ごうでいィィィィィィィイイイーーーーーーーーーーーッツ!だずげでぐだざいィイィィイィィィイーーーーーーーーーッツ!」
恐怖に顔を引きつらせて、口から唾を飛ばして叫ぶベンを、余はただ見ていた。
目が合っても全く動こうとしない余に、ベンは絶望を感じたのか、涙を流して助けを懇願する。
だが余とてこの強風の中では、自分の体勢を維持するだけで精一杯だ。
それにだ、ベンよ。
「余は皇帝だ。帝国の民ならば助ける義務もある。だが貴様は帝国民ではない。亡命を求められているが、まだ余は承認しておらん。つまりだベン、貴様はまだカエストゥスの人間という事だ。余が助ける義務はない」
「ごうでいぃぃぃぃぃーーーーーいやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーッツ!」
恥も外聞もなく、ただ生にしがみつく一心で振り絞った声が余にぶつけられるが、余が何かを感じる事はなかった。
ベンよ、余を薄情だと思うか?裏切り者だと思うか?確かに貴様の幻覚の魔道具には助けられた。
貴様は余に取り入って、帝国での地位を確立させたかったのだろう?
帝国が無事に勝利していたのなら、貴様にもある程度の地位を与え、重用する事も考えていただろう。だが今は、生きて帰れるかどうかの瀬戸際だ。
そこでなぜ余が、危険を冒してまで貴様を助けねばならんのだ?
カエストゥスを裏切った貴様を、今度は余が裏切った。それだけの事よ。
「さらばだベン、貴様はこの皇帝のために、なかなか役に立ったぞ」
余に手を伸ばしながら、闇の渦に呑み込まれていくベンを見届けた。
まるで底の見えない沼に沈み込んでいくような、恐ろしくもおぞましい光景だった。
なにより、ベンを喰らう闇の渦が、まるで嗤っているように歪んで見える事が恐怖だった。
そう、認めたくはない。認めたくはないが、余はこの黒渦に恐怖していたのだ。
とても魔法とは思えない得体の知れない存在に。
人の力では、到底制御できないだろう闇に。
そしてベンが喰われた。
ならば次は?今この場で、闇の渦が狙うものは・・・・・
余だ
「ぐッ・・・オォォォォォォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーッツ!」
振り絞る、というのはまさにこういう事をいうのだろう。
指の先から、腹の底の底から、頭のてっぺんから、体中全ての魔力を集めて全身から解き放った!
体に纏わりついていた闇の風が弾き飛び、体が自由になった一瞬、余はこれを逃さなかった。
この瞬間を逃せば、再び闇の風に捕まるのは明白だ。
余は残りの魔力をかき集め、足に風を纏いすぐさま飛び上がった。
鼻からぬるりとした、粘着質のある液体が流れて来る。頭も強く痛んだ。
余の魔力もすでに限界を超えていた。飛ぶのに足りない魔力は、命を削って補った。
ここまで追い込まれるとは思わなかったが、ここまでしなければあそこから脱出はできなかっただろう。
カエストゥス領を出るまで、とても生きた心地がしなかった。
おそらく一瞬でも足を止めれば、その瞬間に闇は余を捕まえただろう。
闇はどこまでも余を見ている、隙あらばと狙っている、ずっとそれを感じていたからこそ、余は全てを振り絞って飛び続けた。
どのくらい飛び続けたかは分からない。
だが、とうとう気力だけではどうにもならないところまできた。そして襲ってきた強烈な寒気に死を感じた時、余の意識は切れて地上へと落下した。
それからの事はあまり記憶にないが、命が残ったのは幸いだった。
おそらくあそこで意識が切れたのは、人間の生存本能のようなものだろう。
これ以上は本当に死ぬ、そのギリギリの境目で、意識が強制的に切断されたんだ。
そしてしばらく後に目覚めると、帝国を目指して歩いた。
幸いにもカエストゥス領は抜けていたから、闇の渦に捕まる事は無かった。だが死ぬ寸前まで体を酷使したせいか、しばらくの間うまく魔力を練る事ができず、歩くしかなかった。
意識は朦朧とし、何度も途切れては覚醒を繰り返した。我ながらよく生きていたと思う。
そして数日歩き続けて、ようやく帝国へたどり着いた時、帰って来たという安心感からか、余はとうとう力尽きて倒れた。
倒れていた余は、帝国に残っていた兵達によって解放された。
かなり危険な状態だったらしく、余は十日も眠りについていたらしい。
目覚めてから、カエストゥスに偵察の兵を送った。
あれからあの国がどうなったのか、確認しておく必要がある。
黒渦が消えて無くなっていればよい。だがそうでないのならば、あの国は諦めざるをえないだろう。
そして、最初に送った兵達は帰って来なかった。
次に送った兵達も帰って来なかった。
三度目に送った兵達も帰って来なければ、あの国はもはや闇の渦に侵されたと考えなければならないだろう。そう考えていた時、一人の兵が帰って来た。
酷く怯え、憔悴しているその兵から、何があったのか報告を受けたが、それは予想だにしないものだった。
日中はなにも変わったところは無く、無人となったカエストゥスの首都バンテージを歩いた。
しかし陽が暮れた時それは現れた。
突如背中に感じた不気味な気配に振り返ると、背後に広がる無限の闇が突然渦巻き出し、仲間の兵を呑み込んだと言うのだ。
仲間達が食われる中、ただ一人廃屋に飛び込み身を隠したその兵士は、朝まで震えていたという。
本来であれば、何を世迷言をと、その兵を罰していただろう。
だが余は見ているのだ。カエストゥスの空に広がったあの闇の渦を。
結局余は、帝国の復興を最優先するという名目で、カエストゥスを事実上放棄する決定を下した。
帝国の支配下ではあるが、あの闇にはとても手を出す事ができない。
この戦争で莫大な費用と甚大な被害を被ったが、あの闇が残っている以上どうしようもないのだ。
この戦争は帝国の勝利という形で幕を下ろしたが、それで得る物は何もなかった。
結果として、ただただ血を流しただけの結末に、帝国の貴族連中から余を紛糾する声も上がったが、依然として余を支持する国民の声は多く、余は皇帝として即位し続けた。
当然だろう。誰も余の変わりはできんのだ。
そして月日は流れた。
カエストゥスの闇はゆっくりと時間をかけて大陸全土に広がっていき、この帝国をも覆ってしまった。
陽が落ちたら現れる闇の化け物は、あの黒渦だ。
黒魔法使い達が攻撃魔法をしかけてみたが無駄だった。
闇とはどこにでも存在しうるもの。火だろうが氷だろうが魔法でどうにかなるものではない。
闇と対を成すものは光・・・
もし・・・過程の話しだが、もしも光の力を魔法にできたのならば、あの闇に対抗できるかもしれない。
かつて余が戦ったカエストゥスの魔法使い、ウィッカー・・・・・
あの男が最後に見せたあの力は、余も初めて見るものだった。
今思うと、あれは光だったのではないだろうか。
ウィッカー、ブレンダン、ジャニスの知識と実力ならば、新魔法を作る事は不可能ではないだろう。
あの時の魔法が光魔法だったとしたら、ヤツらはこうなる事態を考慮して、備えていたという事になるのではないだろうか。
ヤツらはあの黒渦を、一番間近で見てきたはずだ。
あれは人がどうにかできるものではない。できるはずがない。
だがヤツらはあの闇と戦う覚悟をしていたという事か・・・・・・・
帝国はあの闇と戦う事はしない。勝てるはずがないのだから。
夜は外に出てはならないという事は、もはや大陸中の常識として定着している。
不自由にはなったが、それを受け入れ、闇と共存するしかないのだ。
余の判断は間違ってはいない
だが、今も闇を見るたび思い出す。あの日の恐怖を・・・・・
そしてこの恐怖を克服できる日は永遠に来ないだろう
自らがあの闇と戦い打ち勝たなければ・・・・・
あの者達は余と違い、あの闇と戦おうとしていたのだろう
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