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1043 正面から決着を
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「こ、こいつ、いったいなんだ?どんどん速くなっている・・・」
バドゥ・バックの心に、小さくない焦燥感が沸き出て来た。
この世界に闇が存在する限り、バドゥ・バックの使う力に底は無い。
無限の供給源となる闇をその身に宿しているバドゥ・バックにとって、持久戦は望むべきところだった。
いかに身体能力が優れていても、体力というものはいずれ底を尽く。その時こそ黒い煙弾によって、このゴールド騎士を仕留める事ができるのだ。
だからこそバドゥ・バックは、万に一つも自分の懐に入り込めないように、厚過ぎるくらいに黒い煙の弾幕を張っていたのだ。
だがここに来て、レイマートがどんどん加速していった。
体力型ではないバドゥ・バックでは、眼で追う事さえ難しい速さになっていった。
無限の闇にものを言わせて、一瞬たりとも止める事なく黒い煙弾を撃ち続けた。
レイマートを完全に捉える事はできなかったが、それでもノータイムで撃てるという利点が、レイマートとの身体能力の差を埋めていた。
だがバドゥ・バックが気付かないうちに、レイマートのスピードは少しづつ上がっていった。
「へっ、どうした?間隔が空いてきたぞ?」
レイマートが加速する度に、向かって来る黒い煙弾との距離が開いてくる。
その距離はレイマートに、余裕という形になって表れてきた。
そして煙弾を撃つために向ける腕さえ、レイマートのスピードに追いつかなくなってきた時、バドゥ・バックは気が付いた。
「くっ、まさか、私をハメたのか!?・・・こ、コケにしおってぇぇぇぇぇッツ!」
このまま長期戦の構えで臨んでいれば、バドゥ・バックの勝機は十分にあった。
だが熱くなりやすい気性が、勝負の際で判断を誤らせた。
自分への道を閉ざすように撃っていた黒い煙弾。壁の如き厚い弾幕に侵入できる隙間は無かった。
だが激情した事で力の配分に狂いが生じた。
レイマートを狙いながら、自分を護る弾幕を作っていたが、怒りの対象であるレイマートに大半の力を向けて撃ってしまったのだ。
その結果、自分の身を護っていた弾幕に穴ができる。
それはごく僅かな穴だった。力の配分を誤ったとはいえ、バドゥ・バックは常に撃ち続けているのだ。穴ができたとしても、それをカバーできるだけの弾幕はすぐに張り巡らされる。
致命的なミスではない。
そう致命的と呼ぶほどではないのだ。ただし、それは敵が並の相手だった場合である。
煙玉一発分の穴さえあれば突破できる。
そう言ってのけたレイマートを相手に、これは取り返しがつかないミスだった。
なぜならバドゥ・バックが戦っている相手は、ゴールド騎士レイマート・ハイランド。
騎士の頂点と言われるゴールド騎士を相手に、冷静でいられなかった事は、大き過ぎる代償を払う事になった。
「そこだ」
何発もの黒い煙弾が差し迫ってくる中、レイマートの青い目は、バドゥ・バックまでの道筋を見抜いた。
腰を深く落とすと、頭を煙弾がかすめて行く。
低い姿勢のまま地面を強く蹴り、左側の煙弾が薄い場所へと飛び込む!
「くっ!き、貴様!」
迷いない動きで自分に向かってくるレイマートに、バドゥ・バックは慌てて黒い煙弾を撃つ。
だがすでに崩れ始めている弾幕の層を、作り直す事はできなかった。
「ぐ、ぬおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーー!」
持てる力を振り絞り煙弾を撃ち続けるバドゥ・バック。
だが青い髪のゴールド騎士には、一発分の穴・・・それだけあれば十分だった。
「・・・とったぞ」
向かってくる全ての煙弾を躱し、レイマートはバドゥ・バックの背後を取った。
「ッ・・・!?」
動きが全く見えなかった。
懐に入られたと思った瞬間には、もうレイマートの姿はそこには無く、背後を取られていた。
これまでは体が付いていかなくても、目で追う事はできていた。
だが今この時、バドゥ・バックはレイマートを完全に見失ったのだ。
背中に浴びせられる冷たく静かな声に、バドゥ・バックは微動だにする事が出来なかった。
一言も発する事ができず、ただ背中に突き刺さるような殺気を、黙って受け続けるしかなかった。
皮肉な事に蛇使いのバドゥ・バックが、まさに蛇に睨まれた蛙の状態に陥ったのだ。
「ユ、ユーン!やれ!こいつを食ってしまえッ!」
追い詰められたバドゥ・バックは、傍らに立つ白い大蛇ユーンに命令を下した。
自分一人では、レイマートに勝てない事は理解した。
だが自分には88匹の大蛇が付いている。そしてこの白い大蛇ユーンは、サローンと同じく特別な蛇だった。
ユーンを仕掛ければ、この窮地を脱する事ができる!
だが・・・・・
「・・・おい、どうしたよ?可愛い息子は反抗期か?」
「ユ、ユーン!?どうした!?私はやれと言っているんだぞ?早くこいつを食え!潰せ!殺すんだ!」
蛇使いバドゥ・バックの命令は絶対である。
これまで一匹たりとも例外なく従っていた。
だが今、なぜだか分からないが白い大蛇ユーンは、ピクリとも動かずその赤い目でジッと己の主人を見つめていた。
「ユーン!どうした!?なぜ動かない!?なぜ私の命令をきかないんだ!?な、ぜ・・・!?」
バドゥ・バックは驚愕した。
なぜなら見上げる白い大蛇ユーンが、血のように真っ赤な舌をチロチロと出しながら、ニタリと笑ったからだ。
「・・・ユ、ユー・・・ン?」
なんだ?
いったいなぜユーンは、そんな目で自分を見下ろして嗤っているんだ?
「ユーン・・・わ、私は・・・・・」
「おい、いつまで俺に背中向けてるつもりだ?このままぶっ殺してもいいんだぞ?」
突然自分の言う事をきかなくなったユーン。
訳が分からず一歩近づこうとしたが、背後からレイマートの声が届き足を止めた。
「俺がなんでこのままてめぇを殺さねぇか分かるか?てめぇのようなプライドだけは高いクソ野郎は、正面からキッチリ倒さねぇと負けを認めねぇからだ。オラ、決着つけようぜ。こいよ」
レイマートの指摘は当たっていた。
蛇使いバドゥ・バックは、帝国に七つある師団長の席を得る事はできなかった。だが蛇と意思の疎通ができる特異な能力を買われ、師団長にも意見ができる独立した地位を得ていた。
自分の力が認められて特別な地位を得た事が、バドゥ・バックを過剰なまでの自信家とさせてしまっていた。
「・・・ぐっ、ウォォォォォォォォーーーーーーーッツ!」
バドゥ・バックは叫んだ。
接近戦では勝てない。だからこそ距離を取って戦っていたのだ。
追い詰められて、大蛇ユーンにも攻撃をさせようとしたが、なぜか命令に従わない。
もう、こうなってしまってはやるしかない。
闇の瘴気を漲らせた右手を握り締めて、後ろを振り返る!
最後にバドゥ・バックが選んだのは闇の拳だった。
破れかぶれと言うしかないだろうが、ここからの逆転は他に手がなかった。
闇の拳で頭を叩き潰す!シンプルにそれだけでいいのだ!
これが入れば自分の勝、ち・・・だ・・・・・
それは鋭い獅子の前足になぞらえて、こう呼ばれていた。
「レオンクロー」
バドゥ・バックの闇の拳が、レイマートの髪にほんの僅かに触れたその次の瞬間。
光り輝く闘気を漲らせたレイマートの右手が、バドゥ・バックを頭から真っ二つに引き裂いた。
バドゥ・バックの心に、小さくない焦燥感が沸き出て来た。
この世界に闇が存在する限り、バドゥ・バックの使う力に底は無い。
無限の供給源となる闇をその身に宿しているバドゥ・バックにとって、持久戦は望むべきところだった。
いかに身体能力が優れていても、体力というものはいずれ底を尽く。その時こそ黒い煙弾によって、このゴールド騎士を仕留める事ができるのだ。
だからこそバドゥ・バックは、万に一つも自分の懐に入り込めないように、厚過ぎるくらいに黒い煙の弾幕を張っていたのだ。
だがここに来て、レイマートがどんどん加速していった。
体力型ではないバドゥ・バックでは、眼で追う事さえ難しい速さになっていった。
無限の闇にものを言わせて、一瞬たりとも止める事なく黒い煙弾を撃ち続けた。
レイマートを完全に捉える事はできなかったが、それでもノータイムで撃てるという利点が、レイマートとの身体能力の差を埋めていた。
だがバドゥ・バックが気付かないうちに、レイマートのスピードは少しづつ上がっていった。
「へっ、どうした?間隔が空いてきたぞ?」
レイマートが加速する度に、向かって来る黒い煙弾との距離が開いてくる。
その距離はレイマートに、余裕という形になって表れてきた。
そして煙弾を撃つために向ける腕さえ、レイマートのスピードに追いつかなくなってきた時、バドゥ・バックは気が付いた。
「くっ、まさか、私をハメたのか!?・・・こ、コケにしおってぇぇぇぇぇッツ!」
このまま長期戦の構えで臨んでいれば、バドゥ・バックの勝機は十分にあった。
だが熱くなりやすい気性が、勝負の際で判断を誤らせた。
自分への道を閉ざすように撃っていた黒い煙弾。壁の如き厚い弾幕に侵入できる隙間は無かった。
だが激情した事で力の配分に狂いが生じた。
レイマートを狙いながら、自分を護る弾幕を作っていたが、怒りの対象であるレイマートに大半の力を向けて撃ってしまったのだ。
その結果、自分の身を護っていた弾幕に穴ができる。
それはごく僅かな穴だった。力の配分を誤ったとはいえ、バドゥ・バックは常に撃ち続けているのだ。穴ができたとしても、それをカバーできるだけの弾幕はすぐに張り巡らされる。
致命的なミスではない。
そう致命的と呼ぶほどではないのだ。ただし、それは敵が並の相手だった場合である。
煙玉一発分の穴さえあれば突破できる。
そう言ってのけたレイマートを相手に、これは取り返しがつかないミスだった。
なぜならバドゥ・バックが戦っている相手は、ゴールド騎士レイマート・ハイランド。
騎士の頂点と言われるゴールド騎士を相手に、冷静でいられなかった事は、大き過ぎる代償を払う事になった。
「そこだ」
何発もの黒い煙弾が差し迫ってくる中、レイマートの青い目は、バドゥ・バックまでの道筋を見抜いた。
腰を深く落とすと、頭を煙弾がかすめて行く。
低い姿勢のまま地面を強く蹴り、左側の煙弾が薄い場所へと飛び込む!
「くっ!き、貴様!」
迷いない動きで自分に向かってくるレイマートに、バドゥ・バックは慌てて黒い煙弾を撃つ。
だがすでに崩れ始めている弾幕の層を、作り直す事はできなかった。
「ぐ、ぬおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーー!」
持てる力を振り絞り煙弾を撃ち続けるバドゥ・バック。
だが青い髪のゴールド騎士には、一発分の穴・・・それだけあれば十分だった。
「・・・とったぞ」
向かってくる全ての煙弾を躱し、レイマートはバドゥ・バックの背後を取った。
「ッ・・・!?」
動きが全く見えなかった。
懐に入られたと思った瞬間には、もうレイマートの姿はそこには無く、背後を取られていた。
これまでは体が付いていかなくても、目で追う事はできていた。
だが今この時、バドゥ・バックはレイマートを完全に見失ったのだ。
背中に浴びせられる冷たく静かな声に、バドゥ・バックは微動だにする事が出来なかった。
一言も発する事ができず、ただ背中に突き刺さるような殺気を、黙って受け続けるしかなかった。
皮肉な事に蛇使いのバドゥ・バックが、まさに蛇に睨まれた蛙の状態に陥ったのだ。
「ユ、ユーン!やれ!こいつを食ってしまえッ!」
追い詰められたバドゥ・バックは、傍らに立つ白い大蛇ユーンに命令を下した。
自分一人では、レイマートに勝てない事は理解した。
だが自分には88匹の大蛇が付いている。そしてこの白い大蛇ユーンは、サローンと同じく特別な蛇だった。
ユーンを仕掛ければ、この窮地を脱する事ができる!
だが・・・・・
「・・・おい、どうしたよ?可愛い息子は反抗期か?」
「ユ、ユーン!?どうした!?私はやれと言っているんだぞ?早くこいつを食え!潰せ!殺すんだ!」
蛇使いバドゥ・バックの命令は絶対である。
これまで一匹たりとも例外なく従っていた。
だが今、なぜだか分からないが白い大蛇ユーンは、ピクリとも動かずその赤い目でジッと己の主人を見つめていた。
「ユーン!どうした!?なぜ動かない!?なぜ私の命令をきかないんだ!?な、ぜ・・・!?」
バドゥ・バックは驚愕した。
なぜなら見上げる白い大蛇ユーンが、血のように真っ赤な舌をチロチロと出しながら、ニタリと笑ったからだ。
「・・・ユ、ユー・・・ン?」
なんだ?
いったいなぜユーンは、そんな目で自分を見下ろして嗤っているんだ?
「ユーン・・・わ、私は・・・・・」
「おい、いつまで俺に背中向けてるつもりだ?このままぶっ殺してもいいんだぞ?」
突然自分の言う事をきかなくなったユーン。
訳が分からず一歩近づこうとしたが、背後からレイマートの声が届き足を止めた。
「俺がなんでこのままてめぇを殺さねぇか分かるか?てめぇのようなプライドだけは高いクソ野郎は、正面からキッチリ倒さねぇと負けを認めねぇからだ。オラ、決着つけようぜ。こいよ」
レイマートの指摘は当たっていた。
蛇使いバドゥ・バックは、帝国に七つある師団長の席を得る事はできなかった。だが蛇と意思の疎通ができる特異な能力を買われ、師団長にも意見ができる独立した地位を得ていた。
自分の力が認められて特別な地位を得た事が、バドゥ・バックを過剰なまでの自信家とさせてしまっていた。
「・・・ぐっ、ウォォォォォォォォーーーーーーーッツ!」
バドゥ・バックは叫んだ。
接近戦では勝てない。だからこそ距離を取って戦っていたのだ。
追い詰められて、大蛇ユーンにも攻撃をさせようとしたが、なぜか命令に従わない。
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最後にバドゥ・バックが選んだのは闇の拳だった。
破れかぶれと言うしかないだろうが、ここからの逆転は他に手がなかった。
闇の拳で頭を叩き潰す!シンプルにそれだけでいいのだ!
これが入れば自分の勝、ち・・・だ・・・・・
それは鋭い獅子の前足になぞらえて、こう呼ばれていた。
「レオンクロー」
バドゥ・バックの闇の拳が、レイマートの髪にほんの僅かに触れたその次の瞬間。
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