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1063 憎悪に満ちた叫び
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「ば、馬鹿な・・・この俺の拳を・・・」
殺してしまうかもしれない・・・それは分かっていた。自分の拳はそれほど危険なんだ。
だがそれでも帝国の人間として、そしてデューク・サリバンとして生きていくのならば、ここまで自分の心を揺さぶる存在を、このままにしてはおけない。
だから黒い光の拳を振るった。
しかしその瞬間、アラタが首から下げている樹の欠片が輝きだし、緑色の風が吹き出したのだ。
そして風は、黒い光を放つデュークの拳を止めた。
それはデューク・サリバンにとって、想像だにできない事だった。
この拳一つで生き抜いてきた。皇帝の最側近に抜擢され、師団長というくくりにあっても、自分は特別視された存在だった。
この拳で今の立場を築き上げたという自信。
それは村戸修一を、皇帝の最側近デューク・サリバンとして確立してきたものだった。
その拳を止められたという事実は、デューク・サリバンの思考を奪い、アラタがもう一度言葉を伝えるために、十分な時間を作り出した。
「村戸さん・・・この風がなにか、分かりますか?」
呆然としているが、アラタがかけた言葉は聞こえているのだろう。
突き出した拳をゆっくり下げると、その黒い瞳をアラタに向けた。
「これは、弥生さんの風です・・・弥生さんは200年前に亡くなりましたが、弥生さんの心は残ってるんです。こうしても今も俺を護ってくれました」
「なっ!?弥生が・・・亡くなった・・・だと?」
大きく狼狽える修一を見て、アラタは修一が過去の戦争を知らないのだと悟った。
無理もなかった。
カエストゥスと帝国の戦争の歴史は、現代にはほとんど語り継がれていない。
戦勝国の帝国と言えども、城は落とされ、当時の皇帝ローランド・ライアンも、実質的にはウィッカー・バリオスとタジーム・ハメイドに敗北したに等しい。
帝国が勝ったのは、タジーム・ハメイドが暴走し、自滅したからに他ならない。
それを大陸最強の軍事国家として恥じた帝国は、バッタ以降の歴史は簡略化し、内容も帝国が圧勝したかのように後世とへ伝えてきた。
今となっては、真実は皇帝と極一部の限られた人減しか知らない。
村戸修一も改竄された歴史しか知らなかった。
「う・・・嘘だ・・・弥生が200年も前に亡くなっただなんて、そんなバカな話しがあるか!だったらなぜお前がそれを知っている!お前も俺と同じ日本から来ただろう!なぜ弥生だけが200年も昔に転移すると言うんだ!」
「転移した時代が違ったんです!俺と村戸さんだってそうでしょ!?俺はこの世界に来てまだ2年ですけど、村戸さんは10年以上経ってるんじゃないんですか!?」
「ぐっ!・・・」
認めたくはなかったが、直感でアラタの言う事が的を得ていると感じ取った。
実際に目の前のアラタは、体付きは逞しくなったが、見た目の年齢は最後に日本で見た時から、ほとんど変わっていない。
自分とアラタの外見の差が、転移した時代の違いを証拠として物語っていた。
つまり、もう認めるしかないのだ。
新庄弥生は200年前に転移して、すでに亡くなっていると。
だが・・・・・
「う・・・ウォォォォォォォォォーーーーーーーーーッツ!そんなはずはない!弥生が亡くなるなんてそんなバカな話しがあってたまるかァァァァァーーーーーーーーーーッツ!」
頭では理解できても、心が受け入れを拒否した。
突如激高し叫び声を上げた修一に、アラタは気圧されそうになった。
アラタの知っている村戸修一は、強く優しく、そして強面の外見からはあまり想像できないが、理知的で落ち着いた男だったからだ。
だが今の修一はどうだ?
さっきまでの、冷徹だが淡々とした印象から一転して、感情にまかせて喚き散らしている。
ここまで我を忘れる程、村戸修一にとって新庄弥生とは大切な存在だったのだろうか。
「村戸さん・・・やっぱり、弥生さんの事・・・・・」
険しい表情で歯を噛み締め、ブルブルと震える修一を見て、アラタは日本にいた時、もしかしたらと思っていた事が当たっていたと確信した。
「村戸さん・・・」
両手で頭を抱え込み、認めたくない現実を頭から追い出そうと、必死にもがく修一にもう一度言葉をかけた。
修一は荒い息を吐きながらも、ゆっくりと視線をアラタに向け、そして二人の黒い瞳が交差した。
「やっぱり、弥生さんの事、好きだったんですね」
村戸修一の黒い瞳が、驚いたように一瞬大きく見開かれ、そしてスっと細められた。
村戸さんが分かりやすいわけではない。
だけど毎日のように三人一緒にシフトに入っていれば、気が付かないはずがない。
弥生さんが重い物を運ぼうとすると必ず代わるし、何かの作業で弥生さんの手や服が汚れたりすると、タオルを渡してくる。
一つ一つは友人関係では普通の事だろうし、特別な事ではないと思う。
村戸さんも軽口をたたいて、冗談めかしながらやっていたけれど、俺には村戸さんが弥生さんに、特別な感情を持っているようにしか見えなかった。
だっていつもそうだったんだから。弥生さんに何かあると、いつも村戸さんが助けていた。
それはつまり、それだけずっと弥生さんを見てたって事だから。
「村戸さん・・・俺も弥生さんの話しを聞いた時は、本当に辛かったです。でも、弥生さんは幸せだったんです。自分の置かれた環境を受け入れて、沢山の人に支えられて・・・家庭も持って、子供を育てて、店を持って・・・一生懸命自分の人生を生きたんです。村戸さん・・・村戸さんはどうですか?その黒い光、なんだかすごく嫌な感じがします。村戸さんは俺なんかが想像もできないくらい、大変な思いをしたのかもしれません。でも今の自分を弥生さんに見せられますか!?胸を張って弥生さんに顔向けできますか!?」
一度口にしたら、堰を切ったように言葉が止まらなくなり、アラタは修一への想いをぶつけていた。
弥生へ特別な気持ちを持つ修一に、弥生が結婚して子供を産んでいた事を告げるのは、一瞬ためらわれた。
だが弥生が懸命に生きた人生は、全て伝えておきたかった。修一には知っておいてほしかった。
アラタにとって弥生はかけがえのない恩人であり、修一にとって弥生は忘れられない想い人なのだから。
「・・・お前に・・・何が分かる?」
村戸修一の口から、これまでで一番低く、そして冷たい声が発せられた。
「村戸、さん・・・」
俯いていて話しを聞いていた村戸修一が顔を上げる。
「新・・・お前に、俺が今日まで・・・今日までどんな思いで生きてきたのか・・・お前に分かるのか?」
底の見えない深く暗い沼のような黒い瞳、そこに見えるのは悲しみと絶望・・・そして怒りだった。
いったいどんな生き方をすれば、こんな目ができるのだろうか。
「俺の味わった地獄がお前に分かってたまるかァァァァァーーーーーーーーーッツ!」
憎悪に満ちた絶叫が響き渡る
そして村戸修一の体から、空をも闇に染める程の、強大な黒い光が放出された
殺してしまうかもしれない・・・それは分かっていた。自分の拳はそれほど危険なんだ。
だがそれでも帝国の人間として、そしてデューク・サリバンとして生きていくのならば、ここまで自分の心を揺さぶる存在を、このままにしてはおけない。
だから黒い光の拳を振るった。
しかしその瞬間、アラタが首から下げている樹の欠片が輝きだし、緑色の風が吹き出したのだ。
そして風は、黒い光を放つデュークの拳を止めた。
それはデューク・サリバンにとって、想像だにできない事だった。
この拳一つで生き抜いてきた。皇帝の最側近に抜擢され、師団長というくくりにあっても、自分は特別視された存在だった。
この拳で今の立場を築き上げたという自信。
それは村戸修一を、皇帝の最側近デューク・サリバンとして確立してきたものだった。
その拳を止められたという事実は、デューク・サリバンの思考を奪い、アラタがもう一度言葉を伝えるために、十分な時間を作り出した。
「村戸さん・・・この風がなにか、分かりますか?」
呆然としているが、アラタがかけた言葉は聞こえているのだろう。
突き出した拳をゆっくり下げると、その黒い瞳をアラタに向けた。
「これは、弥生さんの風です・・・弥生さんは200年前に亡くなりましたが、弥生さんの心は残ってるんです。こうしても今も俺を護ってくれました」
「なっ!?弥生が・・・亡くなった・・・だと?」
大きく狼狽える修一を見て、アラタは修一が過去の戦争を知らないのだと悟った。
無理もなかった。
カエストゥスと帝国の戦争の歴史は、現代にはほとんど語り継がれていない。
戦勝国の帝国と言えども、城は落とされ、当時の皇帝ローランド・ライアンも、実質的にはウィッカー・バリオスとタジーム・ハメイドに敗北したに等しい。
帝国が勝ったのは、タジーム・ハメイドが暴走し、自滅したからに他ならない。
それを大陸最強の軍事国家として恥じた帝国は、バッタ以降の歴史は簡略化し、内容も帝国が圧勝したかのように後世とへ伝えてきた。
今となっては、真実は皇帝と極一部の限られた人減しか知らない。
村戸修一も改竄された歴史しか知らなかった。
「う・・・嘘だ・・・弥生が200年も前に亡くなっただなんて、そんなバカな話しがあるか!だったらなぜお前がそれを知っている!お前も俺と同じ日本から来ただろう!なぜ弥生だけが200年も昔に転移すると言うんだ!」
「転移した時代が違ったんです!俺と村戸さんだってそうでしょ!?俺はこの世界に来てまだ2年ですけど、村戸さんは10年以上経ってるんじゃないんですか!?」
「ぐっ!・・・」
認めたくはなかったが、直感でアラタの言う事が的を得ていると感じ取った。
実際に目の前のアラタは、体付きは逞しくなったが、見た目の年齢は最後に日本で見た時から、ほとんど変わっていない。
自分とアラタの外見の差が、転移した時代の違いを証拠として物語っていた。
つまり、もう認めるしかないのだ。
新庄弥生は200年前に転移して、すでに亡くなっていると。
だが・・・・・
「う・・・ウォォォォォォォォォーーーーーーーーーッツ!そんなはずはない!弥生が亡くなるなんてそんなバカな話しがあってたまるかァァァァァーーーーーーーーーーッツ!」
頭では理解できても、心が受け入れを拒否した。
突如激高し叫び声を上げた修一に、アラタは気圧されそうになった。
アラタの知っている村戸修一は、強く優しく、そして強面の外見からはあまり想像できないが、理知的で落ち着いた男だったからだ。
だが今の修一はどうだ?
さっきまでの、冷徹だが淡々とした印象から一転して、感情にまかせて喚き散らしている。
ここまで我を忘れる程、村戸修一にとって新庄弥生とは大切な存在だったのだろうか。
「村戸さん・・・やっぱり、弥生さんの事・・・・・」
険しい表情で歯を噛み締め、ブルブルと震える修一を見て、アラタは日本にいた時、もしかしたらと思っていた事が当たっていたと確信した。
「村戸さん・・・」
両手で頭を抱え込み、認めたくない現実を頭から追い出そうと、必死にもがく修一にもう一度言葉をかけた。
修一は荒い息を吐きながらも、ゆっくりと視線をアラタに向け、そして二人の黒い瞳が交差した。
「やっぱり、弥生さんの事、好きだったんですね」
村戸修一の黒い瞳が、驚いたように一瞬大きく見開かれ、そしてスっと細められた。
村戸さんが分かりやすいわけではない。
だけど毎日のように三人一緒にシフトに入っていれば、気が付かないはずがない。
弥生さんが重い物を運ぼうとすると必ず代わるし、何かの作業で弥生さんの手や服が汚れたりすると、タオルを渡してくる。
一つ一つは友人関係では普通の事だろうし、特別な事ではないと思う。
村戸さんも軽口をたたいて、冗談めかしながらやっていたけれど、俺には村戸さんが弥生さんに、特別な感情を持っているようにしか見えなかった。
だっていつもそうだったんだから。弥生さんに何かあると、いつも村戸さんが助けていた。
それはつまり、それだけずっと弥生さんを見てたって事だから。
「村戸さん・・・俺も弥生さんの話しを聞いた時は、本当に辛かったです。でも、弥生さんは幸せだったんです。自分の置かれた環境を受け入れて、沢山の人に支えられて・・・家庭も持って、子供を育てて、店を持って・・・一生懸命自分の人生を生きたんです。村戸さん・・・村戸さんはどうですか?その黒い光、なんだかすごく嫌な感じがします。村戸さんは俺なんかが想像もできないくらい、大変な思いをしたのかもしれません。でも今の自分を弥生さんに見せられますか!?胸を張って弥生さんに顔向けできますか!?」
一度口にしたら、堰を切ったように言葉が止まらなくなり、アラタは修一への想いをぶつけていた。
弥生へ特別な気持ちを持つ修一に、弥生が結婚して子供を産んでいた事を告げるのは、一瞬ためらわれた。
だが弥生が懸命に生きた人生は、全て伝えておきたかった。修一には知っておいてほしかった。
アラタにとって弥生はかけがえのない恩人であり、修一にとって弥生は忘れられない想い人なのだから。
「・・・お前に・・・何が分かる?」
村戸修一の口から、これまでで一番低く、そして冷たい声が発せられた。
「村戸、さん・・・」
俯いていて話しを聞いていた村戸修一が顔を上げる。
「新・・・お前に、俺が今日まで・・・今日までどんな思いで生きてきたのか・・・お前に分かるのか?」
底の見えない深く暗い沼のような黒い瞳、そこに見えるのは悲しみと絶望・・・そして怒りだった。
いったいどんな生き方をすれば、こんな目ができるのだろうか。
「俺の味わった地獄がお前に分かってたまるかァァァァァーーーーーーーーーッツ!」
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