1,284 / 1,560
1283 塵は風に消えて
しおりを挟む
アゲハに強く手を引かれた事で、両手をついて地面に倒れこむ形になったが、俺はすぐさま起き上がった。なぜなら手を引かれたその時、アゲハの鬼気迫る表情をこの目で見たからだ。そして察した、何かの脅威から俺を護るための行動だったのだと。
そして立ち上がった俺は、目の前の光景に愕然とした。
死んだと思ったはずのジャロン・リピネッツが立ち上がっていたのだ。
なんだと・・・!?こいつ、あの状態で生きていたのか!?
いや、生きていたとしても、あれで立てるものなのか!?くそっ、油断した!
だが俺の焦りや困惑を他所に、アゲハは真正面から向かって行った。そして左拳でジャロンの顔面を打ち抜いた。
立ったとは言え、ジャロンが満身創痍だった事は否めない。意識も朦朧(もうろう)としているはずだ。
まともに戦える状態ではないはず。だからアゲハの拳も防御などできるはずもなく、まともにくらう事になったのだ。
よし!やはりジャロンは反応もできていない!今度こそ勝っ・・・!?
「ッ!アゲハーーーーーーーーーーッツ!」
アゲハの左拳で殴り飛ばされたジャロン・リピネッツは、受け身すらとれずに頭から地面に叩きつけられた。だが俺が勝利を確信したその時、アゲハの腹部にはあの古びたナイフが深々と突き刺さっていた。
「あ・・・う、ぐぅぅ・・・・!」
刺された腹部、左の脇腹を押さえながらアゲハはその場に崩れ落ちた。
出血と共に傷口から黒い煙が上がり始める。
ジャロン・リピネッツの武器、呪いの刃は触れた物を腐らせる。
体力型のアゲハは、数々の厳しい修行を経験してきた。帝国では師団長に上り詰めるために、数多(あまた)の強敵とも戦ってきた。生傷の絶えない日々、大怪我を負った事も何度もある。
だがその全てを乗り越えて来たアゲハは、苦痛に耐える強い精神を持った戦士である。
しかし体を腐らせられる事は初めてだった。
健康な肉体がじわじわと腐敗させられていく。殴る、蹴る、斬る、そのどれとも種類の違う苦痛。
襲って来る強烈な吐き気、体の内側から発せられる耐え難い程の不快な臭い、そして傷口が熱を帯びて肉が焼け始めた時、アゲハは絶叫した。
「う、ぐぅ・・・あぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーッツ!」
「アゲハーーーーーーーーッツ!」
まずい!
駆け寄った俺はそれを見て絶句した。刺された腹部が黒と緑を混ぜたような色に変色し、腐った生物のような臭いを発しながら、黒い煙を上げていた。
「ア、アゲハ・・・くっ!」
どうする!?俺になにかできる事は、いや、情けないが青魔法使いの俺にはどうする事もできない。
クアルトだ!クインズベリー最高の白魔法使いのクアルトなら助けられるはずだ!一刻も早くクアルトの元へ!
「ハァッ!ゼェッ!うぐ、がぁ・・・あぐぁぁぁぁーーーーーーーッツ!」
「アゲハ!頑張れ!すぐにクアルトのところへ連れて行く!だから耐えろ!頑張れ!」
魔法使いの俺でも、女一人を背負うくらいはできる。
絶叫し苦痛に顔を歪めるアゲハの体を起こし、背負おうとして左脇腹のナイフに目が行った。
これは・・・どうする?抜いた方がいいか?いや、しかしナイフを抜いて出血が酷くなっては・・・
だがこのナイフからは嫌なものしか感じない。このナイフがアゲハを苦しめる原因なんだ。
このナイフは触れた物を腐らせる。だったら刺したままでは、アゲハの状態も加速して悪くなるのではないか?
「・・・悪いなアゲハ、痛むと思うし、失血でもっと具合が悪くなるかもしれない。だがコレは抜くぞ」
耳元で語り掛けた。
アゲハは聞こえているのかいないのか・・・分からないが、微かに頷いたようにも見える。
「いくぞ」
そう声をかけて、一息に呪いの刃を抜き取った。
「ッ!・・・うぁぁぁぁぁぁーーーーーーーッツ!」
「こんな物!」
そのまま呪いの刃を地面に投げ捨てると、俺は右手に持つ炎の杖を振り上げ、力いっぱいに叩きつけた!
粉々に砕けた刃からはドス黒い煙が立ち昇り、そして蒸発するような音を立てながら、砕けた刃の欠片は地面に溶けて消えて行った。
「ハァッ!ハァッ!・・・なんておぞましい武器だ。こんな物、世の中にあっちゃいけねぇ・・・」
呪いの刃の消滅を確認した俺は、自分のローブの袖を破り、アゲハの腹にきつく巻き付けた。
気休めかもしれないが、持ち合わせの傷薬も塗ってみた。だがあまり効果があったようには見えない。
「・・・アゲハ、行くぞ。大丈夫だ、絶対に助かるから安心しろ」
「・・・・・う・・・」
聞こえてはいるみたいだ。だがもうまともに話せないか・・・容態はかなり悪い。
急がなくては・・・・・
アゲハ、俺が絶対に助けるからな。
しっかりとアゲハを背負い、クインズベリー軍の拠点を目指し、一歩足を踏み出したその時だった。
「・・・む、だ、だ・・・・・そいつは、もう・・・たすから、ない・・・・・」
ッ!?
背中に届いた声に振り返り、言葉を失った。
「そい、つは・・・腐り、落ちて・・・醜く・・・死ぬ、んだ・・・・」
「・・・て、てめぇ・・・」
ジャロン・リピネッツだった。
今度こそ死んだと思ったこの男が、またしても立ち上がっていたのだ。
しかし顔の骨は砕かれ陥没し、目、耳、鼻、口、あらゆる処から血を流している。
首の骨も折れているのか、頭がガクリと真横に折れ曲がっている。
なぜこの状態で立てる?これでまだ生きているというのか?
執念・・・いや、そんな言葉で片づけられる程のあまいものではない。
ジャロン・リピネッツから感じるものは、もはや異常なまでの狂気しかない。
「一人、では・・・死なん・・・アゲハ・・・お前も、道連れに・・・・・」
「死ぬのはお前だけだぁーーーーーーーーッツ!」
これ以上は聞くに堪えない!
俺は炎の杖を差し向け、全力の炎を撃ち放った!
燃え盛る業火はジャロン・リピネッツの体を飲み込み、悲鳴さえ上げる間を与えずに焼き尽くした。
後に残ったものは人型の黒い炭。
それもグラリと倒れると砂のようにボロボロに崩れ、そして塵となって風に消えて行った。
「アゲハは死なさねぇよ、あの世へはてめぇ一人で行け」
そして立ち上がった俺は、目の前の光景に愕然とした。
死んだと思ったはずのジャロン・リピネッツが立ち上がっていたのだ。
なんだと・・・!?こいつ、あの状態で生きていたのか!?
いや、生きていたとしても、あれで立てるものなのか!?くそっ、油断した!
だが俺の焦りや困惑を他所に、アゲハは真正面から向かって行った。そして左拳でジャロンの顔面を打ち抜いた。
立ったとは言え、ジャロンが満身創痍だった事は否めない。意識も朦朧(もうろう)としているはずだ。
まともに戦える状態ではないはず。だからアゲハの拳も防御などできるはずもなく、まともにくらう事になったのだ。
よし!やはりジャロンは反応もできていない!今度こそ勝っ・・・!?
「ッ!アゲハーーーーーーーーーーッツ!」
アゲハの左拳で殴り飛ばされたジャロン・リピネッツは、受け身すらとれずに頭から地面に叩きつけられた。だが俺が勝利を確信したその時、アゲハの腹部にはあの古びたナイフが深々と突き刺さっていた。
「あ・・・う、ぐぅぅ・・・・!」
刺された腹部、左の脇腹を押さえながらアゲハはその場に崩れ落ちた。
出血と共に傷口から黒い煙が上がり始める。
ジャロン・リピネッツの武器、呪いの刃は触れた物を腐らせる。
体力型のアゲハは、数々の厳しい修行を経験してきた。帝国では師団長に上り詰めるために、数多(あまた)の強敵とも戦ってきた。生傷の絶えない日々、大怪我を負った事も何度もある。
だがその全てを乗り越えて来たアゲハは、苦痛に耐える強い精神を持った戦士である。
しかし体を腐らせられる事は初めてだった。
健康な肉体がじわじわと腐敗させられていく。殴る、蹴る、斬る、そのどれとも種類の違う苦痛。
襲って来る強烈な吐き気、体の内側から発せられる耐え難い程の不快な臭い、そして傷口が熱を帯びて肉が焼け始めた時、アゲハは絶叫した。
「う、ぐぅ・・・あぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーッツ!」
「アゲハーーーーーーーーッツ!」
まずい!
駆け寄った俺はそれを見て絶句した。刺された腹部が黒と緑を混ぜたような色に変色し、腐った生物のような臭いを発しながら、黒い煙を上げていた。
「ア、アゲハ・・・くっ!」
どうする!?俺になにかできる事は、いや、情けないが青魔法使いの俺にはどうする事もできない。
クアルトだ!クインズベリー最高の白魔法使いのクアルトなら助けられるはずだ!一刻も早くクアルトの元へ!
「ハァッ!ゼェッ!うぐ、がぁ・・・あぐぁぁぁぁーーーーーーーッツ!」
「アゲハ!頑張れ!すぐにクアルトのところへ連れて行く!だから耐えろ!頑張れ!」
魔法使いの俺でも、女一人を背負うくらいはできる。
絶叫し苦痛に顔を歪めるアゲハの体を起こし、背負おうとして左脇腹のナイフに目が行った。
これは・・・どうする?抜いた方がいいか?いや、しかしナイフを抜いて出血が酷くなっては・・・
だがこのナイフからは嫌なものしか感じない。このナイフがアゲハを苦しめる原因なんだ。
このナイフは触れた物を腐らせる。だったら刺したままでは、アゲハの状態も加速して悪くなるのではないか?
「・・・悪いなアゲハ、痛むと思うし、失血でもっと具合が悪くなるかもしれない。だがコレは抜くぞ」
耳元で語り掛けた。
アゲハは聞こえているのかいないのか・・・分からないが、微かに頷いたようにも見える。
「いくぞ」
そう声をかけて、一息に呪いの刃を抜き取った。
「ッ!・・・うぁぁぁぁぁぁーーーーーーーッツ!」
「こんな物!」
そのまま呪いの刃を地面に投げ捨てると、俺は右手に持つ炎の杖を振り上げ、力いっぱいに叩きつけた!
粉々に砕けた刃からはドス黒い煙が立ち昇り、そして蒸発するような音を立てながら、砕けた刃の欠片は地面に溶けて消えて行った。
「ハァッ!ハァッ!・・・なんておぞましい武器だ。こんな物、世の中にあっちゃいけねぇ・・・」
呪いの刃の消滅を確認した俺は、自分のローブの袖を破り、アゲハの腹にきつく巻き付けた。
気休めかもしれないが、持ち合わせの傷薬も塗ってみた。だがあまり効果があったようには見えない。
「・・・アゲハ、行くぞ。大丈夫だ、絶対に助かるから安心しろ」
「・・・・・う・・・」
聞こえてはいるみたいだ。だがもうまともに話せないか・・・容態はかなり悪い。
急がなくては・・・・・
アゲハ、俺が絶対に助けるからな。
しっかりとアゲハを背負い、クインズベリー軍の拠点を目指し、一歩足を踏み出したその時だった。
「・・・む、だ、だ・・・・・そいつは、もう・・・たすから、ない・・・・・」
ッ!?
背中に届いた声に振り返り、言葉を失った。
「そい、つは・・・腐り、落ちて・・・醜く・・・死ぬ、んだ・・・・」
「・・・て、てめぇ・・・」
ジャロン・リピネッツだった。
今度こそ死んだと思ったこの男が、またしても立ち上がっていたのだ。
しかし顔の骨は砕かれ陥没し、目、耳、鼻、口、あらゆる処から血を流している。
首の骨も折れているのか、頭がガクリと真横に折れ曲がっている。
なぜこの状態で立てる?これでまだ生きているというのか?
執念・・・いや、そんな言葉で片づけられる程のあまいものではない。
ジャロン・リピネッツから感じるものは、もはや異常なまでの狂気しかない。
「一人、では・・・死なん・・・アゲハ・・・お前も、道連れに・・・・・」
「死ぬのはお前だけだぁーーーーーーーーッツ!」
これ以上は聞くに堪えない!
俺は炎の杖を差し向け、全力の炎を撃ち放った!
燃え盛る業火はジャロン・リピネッツの体を飲み込み、悲鳴さえ上げる間を与えずに焼き尽くした。
後に残ったものは人型の黒い炭。
それもグラリと倒れると砂のようにボロボロに崩れ、そして塵となって風に消えて行った。
「アゲハは死なさねぇよ、あの世へはてめぇ一人で行け」
0
あなたにおすすめの小説
俺! 神獣達のママ(♂)なんです!
青山喜太
ファンタジー
時は、勇者歴2102年。
世界を巻き込む世界大戦から生き延びた、国々の一つアトランタでとある事件が起きた。
王都アトスがたったの一夜、いや正確に言えば10分で崩壊したのである。
その犯人は5体の神獣。
そして破壊の限りを尽くした神獣達はついにはアトス屈指の魔法使いレメンスラーの転移魔法によって散り散りに飛ばされたのである。
一件落着かと思えたこの事件。
だが、そんな中、叫ぶ男が1人。
「ふざけんなぁぁぁあ!!」
王都を見渡せる丘の上でそう叫んでいた彼は、そう何を隠そう──。
神獣達のママ(男)であった……。
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
正しい聖女さまのつくりかた
みるくてぃー
ファンタジー
王家で育てられた(自称)平民少女が、学園で起こすハチャメチャ学園(ラブ?)コメディ。
同じ年の第二王女をはじめ、優しい兄姉(第一王女と王子)に見守られながら成長していく。
一般常識が一切通用しない少女に友人達は振り回されてばかり、「アリスちゃんメイドを目指すのになぜダンスや淑女教育が必要なの!?」
そこには人知れず王妃と王女達によるとある計画が進められていた!
果たしてアリスは無事に立派なメイドになれるのか!? たぶん無理かなぁ……。
聖女シリーズ第一弾「正しい聖女さまのつくりかた」
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~
於田縫紀
ファンタジー
図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。
その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる