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【番外編】ドキドキバレンタインデート大作戦!!おしまい
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顔を真っ赤にした二人からいっぱい撫でてもらって、お返しに食べさせてもらって、おまけに頬にキスまでしてもらっちゃって。
今日は、俺が二人をドキドキさせるんだ! って意気込んでたのに……結局いつも通り、俺ばっかりがドキドキさせられちゃってる気がするな。
……いや、でも、まだだ、まだチャンスはある。だって俺にはカミナが教えてくれたロマンチックな場所と、みんなと協力して作ったプレゼントがあるんだから!
「わぁー! 見てっサトルちゃん! スゴいよ!」
気合いを入れ直していた俺の耳に弾んだ声が届く。
長い指が示す窓の外には、まだ昼だというのに真っ赤な夕焼けが広がっていて。薄いピンクに染まった雲の中を泳ぐように、黒い鳥の群れが優雅に羽ばたいている。
「綺麗だね……」
「ああ……しかし不思議な地域だな。さっきまでの青空が嘘みたいだ」
「青空、夕焼け、夜空って順番でグラデーションみたいに空の色が変わるってホントだったんだね」
淡いオレンジ色に染まる二人の表情は、なんだか新鮮で……今までは大抵俺しか感じてなかった、初めて見るものに対しての驚きや感動を共有出来ているのが嬉しくて、つい、景色よりも二人の顔を交互に見つめてしまっていたんだ。
「えへへーどうしたの? 嬉しそうな顔で俺達ばっかり見ちゃってさ」
「とても嬉しいのだが……そんなにキラキラした瞳で見つめられると、照れてしまうな」
「その……初めてだなって思ってさ。俺が知らなくて、二人が知ってることはいっぱいあったけど……三人で知ることはなかったから」
龍の神様で、俺よりずっとずっと長生きの二人が、俺よりたくさんのことを知っているのは当たり前で。それは、仕方のないことなんだって、一緒に知れることなんて、何かを体験出来る機会なんてないんだろうなって思っていたから。
「嬉しいんだ。とっても」
目に映る二人の目尻が下がって、頬が綻んで、温かい二色の腕の中に閉じ込められる。
「俺達にだって、まだまだいーっぱい知らないことはあるよ?」
「これからも三人で一緒に知っていこうな」
耳元で、そう優しく囁かれ、胸があふれそうなくらいにいっぱいになってしまった。
◇
扉を開いた先に広がった景色は、思わずまばたきを忘れてしまうほどで、びっくりし過ぎちゃうと言葉って出なくなるんだなって、頭の片隅でぼんやりとそう思ったんだ。
濃く深い群青色の夜空には、粉砂糖をまぶしたような星々が、足元には一面に白い光を帯びた花畑が広がっていて。その奥には幹はもちろん、枝も葉っぱの一枚一枚でさえ真っ白な大木がそびえ立っている。
「想像以上にスゴい場所を教えてもらっちゃったね……」
「次にカミナが来た時には、うちの子達にお礼の握り飯を多めに握っておいてもらわないとな……」
「ホントに聞いてた通りのロマンチックな場所だね……」
「「ロマンチック?」」
綺麗に重なった高めの声と低めの声に、ぽーっとしていた頭の中が急にシャキッとする。
しまった! プレゼントのことは知られてるけど、ロマンチックな場所で二人に愛の言葉をって作戦自体はまだバレてないんだった!
「あー……俺、もっと近くであの木を見たいな! なんとかお花を踏まないように行けないかな?」
「そうだねー折角だもん! 近くで見たいよね」
「少し遠回りになるが、あの小高い丘を通って行けばいいんじゃないか?」
うんうんと頷くソウの赤い尻尾に軽々と抱き上げられ、筋肉質の腕の中へとすっぽり俺の身体が収まる。
俺の白い髪をすくように撫でてから、太い指先が示した先には花畑を沿うように盛り上がった丘があった。そこを上って下っていくと丁度、大樹の近くへ辿り着けそうだ。
二人と手を繋ぎ、きらめく星空や花畑を眺めながらのんびり歩く。
ただそれだけで、こんなにも心がふわふわするなんて……二人のお嫁さんになってから二人が俺にくれるものは、キラキラして、楽しくて、美味しくて、ドキドキして……そんな嬉しくて泣いちゃいそうなものばかりで。だから……
「セイ、ソウ……聞いて欲しいことがあるんだ」
俺達を見守るように、俺に勇気をくれるように照らしてくれる白い木の下で、赤と青の包みをカミナが貸してくれた掌サイズの黒雲から取り出す。役目を果たしたのか、ぽんっと音を立てて空気に溶けるように消えてしまった。
二人は目配せしてから頷くと、静かに俺の言葉を待ってくれている。
「俺……二人のことが、セイとソウのことが大好きだ。もっと、今以上に二人にとっていいお嫁さんになれるように頑張るから、だから……」
思わず俯いてしまいそうな、臆病な自分に渇を入れ四つの瞳を見上げる。
あの、夕焼けの中で約束したからかな? 心臓のドキドキは止まらないのに、不思議と落ち着いていて、
「俺と……ずっと一緒に居て下さい! ……愛してるよ、セイ、ソウ」
ちゃんと俺の気持ちをそのまま言葉にして、二人に伝えることが出来たんだ。
二人に差し出した包みごと、俺の身体が勢いよく抱き締められる。
ポロポロと雫が俺の肩にこぼれ落ちて、ぐすぐすと鼻をすする音に混じって。ドキドキと俺が今日一番聞きたかった二人の温かい音が聞こえて。
「愛してるよサトルちゃん……俺達、ずっと一緒だからね」
「サトル、愛してる……君を絶対に離さない。俺達の側でずっと笑っていてくれ」
星空よりも綺麗な金色に見つめられながら、とびきり甘い愛の言葉のお返しを、大好きな二人からもらってしまったんだ。
その後三人で食べたガトーショコラは、甘い味は、幸せの味のはずなのに。二人の目から、蛇口が壊れたみたいに涙が止まらなくなってしまって。俺にまでうつっちゃって。
嬉しい涙はしょっぱくないんだってことを初めて知ったんだ。
今日は、俺が二人をドキドキさせるんだ! って意気込んでたのに……結局いつも通り、俺ばっかりがドキドキさせられちゃってる気がするな。
……いや、でも、まだだ、まだチャンスはある。だって俺にはカミナが教えてくれたロマンチックな場所と、みんなと協力して作ったプレゼントがあるんだから!
「わぁー! 見てっサトルちゃん! スゴいよ!」
気合いを入れ直していた俺の耳に弾んだ声が届く。
長い指が示す窓の外には、まだ昼だというのに真っ赤な夕焼けが広がっていて。薄いピンクに染まった雲の中を泳ぐように、黒い鳥の群れが優雅に羽ばたいている。
「綺麗だね……」
「ああ……しかし不思議な地域だな。さっきまでの青空が嘘みたいだ」
「青空、夕焼け、夜空って順番でグラデーションみたいに空の色が変わるってホントだったんだね」
淡いオレンジ色に染まる二人の表情は、なんだか新鮮で……今までは大抵俺しか感じてなかった、初めて見るものに対しての驚きや感動を共有出来ているのが嬉しくて、つい、景色よりも二人の顔を交互に見つめてしまっていたんだ。
「えへへーどうしたの? 嬉しそうな顔で俺達ばっかり見ちゃってさ」
「とても嬉しいのだが……そんなにキラキラした瞳で見つめられると、照れてしまうな」
「その……初めてだなって思ってさ。俺が知らなくて、二人が知ってることはいっぱいあったけど……三人で知ることはなかったから」
龍の神様で、俺よりずっとずっと長生きの二人が、俺よりたくさんのことを知っているのは当たり前で。それは、仕方のないことなんだって、一緒に知れることなんて、何かを体験出来る機会なんてないんだろうなって思っていたから。
「嬉しいんだ。とっても」
目に映る二人の目尻が下がって、頬が綻んで、温かい二色の腕の中に閉じ込められる。
「俺達にだって、まだまだいーっぱい知らないことはあるよ?」
「これからも三人で一緒に知っていこうな」
耳元で、そう優しく囁かれ、胸があふれそうなくらいにいっぱいになってしまった。
◇
扉を開いた先に広がった景色は、思わずまばたきを忘れてしまうほどで、びっくりし過ぎちゃうと言葉って出なくなるんだなって、頭の片隅でぼんやりとそう思ったんだ。
濃く深い群青色の夜空には、粉砂糖をまぶしたような星々が、足元には一面に白い光を帯びた花畑が広がっていて。その奥には幹はもちろん、枝も葉っぱの一枚一枚でさえ真っ白な大木がそびえ立っている。
「想像以上にスゴい場所を教えてもらっちゃったね……」
「次にカミナが来た時には、うちの子達にお礼の握り飯を多めに握っておいてもらわないとな……」
「ホントに聞いてた通りのロマンチックな場所だね……」
「「ロマンチック?」」
綺麗に重なった高めの声と低めの声に、ぽーっとしていた頭の中が急にシャキッとする。
しまった! プレゼントのことは知られてるけど、ロマンチックな場所で二人に愛の言葉をって作戦自体はまだバレてないんだった!
「あー……俺、もっと近くであの木を見たいな! なんとかお花を踏まないように行けないかな?」
「そうだねー折角だもん! 近くで見たいよね」
「少し遠回りになるが、あの小高い丘を通って行けばいいんじゃないか?」
うんうんと頷くソウの赤い尻尾に軽々と抱き上げられ、筋肉質の腕の中へとすっぽり俺の身体が収まる。
俺の白い髪をすくように撫でてから、太い指先が示した先には花畑を沿うように盛り上がった丘があった。そこを上って下っていくと丁度、大樹の近くへ辿り着けそうだ。
二人と手を繋ぎ、きらめく星空や花畑を眺めながらのんびり歩く。
ただそれだけで、こんなにも心がふわふわするなんて……二人のお嫁さんになってから二人が俺にくれるものは、キラキラして、楽しくて、美味しくて、ドキドキして……そんな嬉しくて泣いちゃいそうなものばかりで。だから……
「セイ、ソウ……聞いて欲しいことがあるんだ」
俺達を見守るように、俺に勇気をくれるように照らしてくれる白い木の下で、赤と青の包みをカミナが貸してくれた掌サイズの黒雲から取り出す。役目を果たしたのか、ぽんっと音を立てて空気に溶けるように消えてしまった。
二人は目配せしてから頷くと、静かに俺の言葉を待ってくれている。
「俺……二人のことが、セイとソウのことが大好きだ。もっと、今以上に二人にとっていいお嫁さんになれるように頑張るから、だから……」
思わず俯いてしまいそうな、臆病な自分に渇を入れ四つの瞳を見上げる。
あの、夕焼けの中で約束したからかな? 心臓のドキドキは止まらないのに、不思議と落ち着いていて、
「俺と……ずっと一緒に居て下さい! ……愛してるよ、セイ、ソウ」
ちゃんと俺の気持ちをそのまま言葉にして、二人に伝えることが出来たんだ。
二人に差し出した包みごと、俺の身体が勢いよく抱き締められる。
ポロポロと雫が俺の肩にこぼれ落ちて、ぐすぐすと鼻をすする音に混じって。ドキドキと俺が今日一番聞きたかった二人の温かい音が聞こえて。
「愛してるよサトルちゃん……俺達、ずっと一緒だからね」
「サトル、愛してる……君を絶対に離さない。俺達の側でずっと笑っていてくれ」
星空よりも綺麗な金色に見つめられながら、とびきり甘い愛の言葉のお返しを、大好きな二人からもらってしまったんだ。
その後三人で食べたガトーショコラは、甘い味は、幸せの味のはずなのに。二人の目から、蛇口が壊れたみたいに涙が止まらなくなってしまって。俺にまでうつっちゃって。
嬉しい涙はしょっぱくないんだってことを初めて知ったんだ。
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