気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件~恋人ルート~

白井のわ

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マッチョな幼なじみと恋人同士になった件(ダンルート)

★ ダンもドキドキしてくれてたんだ

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 限界寸前だった俺の訴えにダンの指がピタリと止まる。目尻に浮かんでいた涙を舌先で拭われて、頬や首筋に触れるだけのキスをされた。

 ダンはおもむろにバスチェアに座ると自分の膝の上をぽんぽんと叩いた。促されるまま、おずおずと座ろうとすると腰を掴まれ阻まれる。

「前、向いて」

 大きな手から身体をゆっくりと反転させられる。向き合う形で座らされたからだ。気づいてしまった。逞しい太ももの間で反り立ち、脈打っている大きく男らしいものに。

 ……ダンも、ドキドキしてくれてたんだ……

 喜ぶ間もなく抱き寄せられて、触れ合ってしまった。くちゅり湿った音を立てて、彼の太い竿が俺のものに擦りつけられる。

「あうぅ……ダン、だ……ん、あ……ぁ、ひ、ぅあ……」

「っく、シュン……」

 下から突き上げる様に揺さぶられる度、俺達を乗せた椅子がガタガタと悲鳴を上げた。

 固くて大きいものに裏筋をグチュグチュ擦り上げられ、再び重い射精感が込み上げてくる。

「ごめ、ダン……俺、いっちゃ……もぉ、出ちゃう……っ……」

「分かった……はっ、は……一緒に、イこうぜ……」

 情けなく、半開きになっていた俺の口を、優しく微笑む唇が塞ぐ。

 角度を変えながら何度も交わし合う最中、分厚い手のひらが、擦れ合う俺達の先端を覆うようにそっと包み込んだ。

 お互いがこぼしたもので、ぐっしょり濡れそぼった敏感な部分。そこを、ぐりゅぐりゅと強めに撫で回されたもんだから、堪えられなかった。

「ん、ん……ふぁ……ん、んんぅっ……」

「っ……、んっ……ふ……」

 一気に頭の天辺まで駆け上った甘い痺れに、目の前がパチパチと白く明滅していく。

 広く頼もしい背中に縋りつきながら、宙を蹴るようにピンッと足を伸ばしながら、俺は燻り続けていた熱を勢いよくぶち撒けてしまっていた。

 ダンも、ほぼ同時に出来たんだと思う。重ね合っている唇からは、くぐもった艶っぽい吐息が。触れ合っている部分からは、力強い震えが伝わってきたんだ。

 互いのお腹周りをドロドロに汚してしまっても、互いに肩で息をしていても、止められなかった。熱を帯びた瞳で見つめられた瞬間、堪らなくなってしまったんだ。
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