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細マッチョな先輩と恋人同士になった件(ソレイユルート)
★ 背筋に走る喜び
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もっと気持ちよくしてあげたい。気持ちよくなって欲しい。その気持ちはソレイユも一緒だったんだろうか。
「ん、ぅ……」
キスに関しては、俺の好きにさせてくれていた。だから、その代わりってことなのか。
不意に腰を撫でてきた手つきが妖しい。頭を撫でてくれる時のように褒めてくれているようでもなく、かといって甘やかしてくれているようでもない。
触れてくれているようで触れてくれていないような。お陰でそわそわしてしまう。もっと触れて欲しいって自然と期待してしまって。
ああ、ダメだ……このままじゃあ、いつもと変わらない。されるがままになってしまう。可愛がられてしまう。その事自体は嬉しい。元々、そういうつもりだったのだし。でも、今はまだその時じゃあ。
案の定、大きな手のひらは次の段階へと、太腿を撫で始めだした。最初は外側を、でもすぐに内側へとそのしなやかな指先を滑らせ始めている。
そして、更に奥まったところへと。股の付け根の方をスウェットパンツ越しに撫でてこようとして。
していたその手に手を重ねた。口づけたまま、彼の手を止めるように手を取ればオレンジの瞳が不思議そうに俺を見つめてきた。
「ん……?」
ソレイユも俺からのキスを受け入れてくれたまま、一音に疑問を滲ませてきた。
擦り合わせていた舌先を、もう一度触れ合わせてから、一度口を離した。俺の意思を伝えるべく。
「……今は、俺の番……だよね?」
可愛い。驚いたように目を丸くしている表情は何だかいつもの彼よりも幼く見える。ただでさえ騒がしくなっている胸の辺りが、ますます落ち着かなくなってしまう。
「……だから、今だけは……もう少し、俺の好きにさせて?」
伝えたいことだけ伝えてから、俺は吸い寄せられるように彼の唇を塞いでしまっていた。
幸いなことに、ソレイユが否を訴えることはなかった。
むしろ、さっきと同じように、いやそれ以上に協力的な姿勢を見せてくれた。お願いするよりも先に、薄く口を開いてくれたんだ。
そのお誘いを俺は有り難く受け取った。柔らかな温もりの合間に差し入れるように舌先で舐めれば、またご協力を。ソレイユの方から舌を伸ばしてきてくれた。
でも、そこから先は俺の自由にさせてくれるよう。俺が擦り寄せるまでは何もしなかった。そっと擦り合わせてみても悩ましげな吐息を漏らすだけ。ホントに俺の好きにしていいらしい。
俺が主導権を握れている。あのソレイユから。いつもだったら、キスしてもらえただけで腑抜けにされてしまうってのに。
その事実は、喜びは、俺にとっては目眩がするよう。あまりもの多幸感は頭の芯を甘く痺れさせるだけでなく、ぞくぞくと背筋を走っていってしまう。
自分で宣言したクセに、都合のいい夢でも見ているような錯覚を覚えてしまう。けれども、気持ちの方は正直で、さらなる欲が込み上げてきてしまっていた。
ソレイユがどこまでを許してくれるのか、試してみたくなってしまっていたんだ。
「ん、ぁ……ソレイユ……触っても、いい?」
それでも、肝心なところでヘタれてしまう俺は予防線を張ってしまっていた。
有無を言わさず手を出すのではなく、彼に許可を求めようとしてしまっていたんだ。今のこの状況下でならば、ほぼ100%了承がもらえるであろうと期待しながら。
「ん、ぅ……」
キスに関しては、俺の好きにさせてくれていた。だから、その代わりってことなのか。
不意に腰を撫でてきた手つきが妖しい。頭を撫でてくれる時のように褒めてくれているようでもなく、かといって甘やかしてくれているようでもない。
触れてくれているようで触れてくれていないような。お陰でそわそわしてしまう。もっと触れて欲しいって自然と期待してしまって。
ああ、ダメだ……このままじゃあ、いつもと変わらない。されるがままになってしまう。可愛がられてしまう。その事自体は嬉しい。元々、そういうつもりだったのだし。でも、今はまだその時じゃあ。
案の定、大きな手のひらは次の段階へと、太腿を撫で始めだした。最初は外側を、でもすぐに内側へとそのしなやかな指先を滑らせ始めている。
そして、更に奥まったところへと。股の付け根の方をスウェットパンツ越しに撫でてこようとして。
していたその手に手を重ねた。口づけたまま、彼の手を止めるように手を取ればオレンジの瞳が不思議そうに俺を見つめてきた。
「ん……?」
ソレイユも俺からのキスを受け入れてくれたまま、一音に疑問を滲ませてきた。
擦り合わせていた舌先を、もう一度触れ合わせてから、一度口を離した。俺の意思を伝えるべく。
「……今は、俺の番……だよね?」
可愛い。驚いたように目を丸くしている表情は何だかいつもの彼よりも幼く見える。ただでさえ騒がしくなっている胸の辺りが、ますます落ち着かなくなってしまう。
「……だから、今だけは……もう少し、俺の好きにさせて?」
伝えたいことだけ伝えてから、俺は吸い寄せられるように彼の唇を塞いでしまっていた。
幸いなことに、ソレイユが否を訴えることはなかった。
むしろ、さっきと同じように、いやそれ以上に協力的な姿勢を見せてくれた。お願いするよりも先に、薄く口を開いてくれたんだ。
そのお誘いを俺は有り難く受け取った。柔らかな温もりの合間に差し入れるように舌先で舐めれば、またご協力を。ソレイユの方から舌を伸ばしてきてくれた。
でも、そこから先は俺の自由にさせてくれるよう。俺が擦り寄せるまでは何もしなかった。そっと擦り合わせてみても悩ましげな吐息を漏らすだけ。ホントに俺の好きにしていいらしい。
俺が主導権を握れている。あのソレイユから。いつもだったら、キスしてもらえただけで腑抜けにされてしまうってのに。
その事実は、喜びは、俺にとっては目眩がするよう。あまりもの多幸感は頭の芯を甘く痺れさせるだけでなく、ぞくぞくと背筋を走っていってしまう。
自分で宣言したクセに、都合のいい夢でも見ているような錯覚を覚えてしまう。けれども、気持ちの方は正直で、さらなる欲が込み上げてきてしまっていた。
ソレイユがどこまでを許してくれるのか、試してみたくなってしまっていたんだ。
「ん、ぁ……ソレイユ……触っても、いい?」
それでも、肝心なところでヘタれてしまう俺は予防線を張ってしまっていた。
有無を言わさず手を出すのではなく、彼に許可を求めようとしてしまっていたんだ。今のこの状況下でならば、ほぼ100%了承がもらえるであろうと期待しながら。
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~お知らせ~
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