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★【新婚旅行編】九日目:寒くて、寂しくて、足りなくて
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「バ、アル……」
いまだに身体は気怠さが支配してしまっていて上手く動かせない。ようやく愛しい彼の名を呼べた時だった。
「あ……」
長い腕が優しく俺を仰向けにしてくれた。俺が願うまでもなく、すぐさま彼が覆い被さってきてくれる。肩で息をしながら、俺に額を寄せてきてくれて。
「アオイ……お疲れのところ、申し訳ございません……ですが、どうか引き続きお付き合いのほどを」
「早く……」
「はい?」
「早く、俺のことぎゅってして……? バアルので、いっぱいにして……? まだ足りないの……寒いよ……寂しいよ……」
「アオイ……っ」
感極まった声だった。勢いよくのしかかるように抱き締めてきてくれた弾力のある重みが愛おしい。温かい。俺の大好きな彼の、ハーブの匂いがする。
「ん……あったかい……嬉しい、バアル……」
「申し訳ございません……寂しい思いをさせてしまっていたのですね……」
「あ、あっ……バアル……」
甘やかすような口づけを交わしてくれながら、彼はもう自分でお手伝いも出来ない俺の足を持ち上げてくれた。
器用に、そして的確に、昂ったままの雄の先端を、俺の尻穴へと擦り付けてきてくれる。それだけでもう、言葉に出来ない喜びが、心地よさが頭の芯を痺れさせていく。
早くも強請るように腰を揺らしてしまっていた。俺だけを映してくれている緑の瞳が嬉しそうに微笑んでいる。大きな手のひらが頬を優しく撫でてくれた。
「もう大丈夫……すぐに奥まで満たして差し上げます……今一度、お身体を楽にしていて下さいね……」
「うん……バアル……好き……」
お返事代わりに深く口づけてもらえていた。またゆっくりと満たしてもらえていた。
夢中で舌と舌とを擦り合わせていた最中、なんの抵抗もなく、寧ろ俺が引き入れているかのようにすんなりと入ってきてくれた熱。太くて長い彼のものが俺の腹の中にピタリと収まっている。
口づけは俺を褒めてくれているような、労ってくれているような優しく触れてくれるだけのものに変わっていた。
もっと彼とくっつきたい。上手く力の入らない指を動かせば察してくれたのか、俺の腕を丁重に持ち上げてくれた。バアルの首に抱きつけるようにしてくれた。
俺からもバアルを抱き締めることが出来た。胸の内であふれんばかりに広がっている喜びが増していく。自然と口角が上がっていくのが分かる。視線が交わって、またバアルは俺を深く求めてくれた。
抱き締め合いながら、口づけ合いながら、一つになれたように動き始めた俺達と一緒にまたベッドが軋み始める。また俺は彼がくれる優しくも激しい心地よさに溺れていた。
自然と開けていた視界はまだ薄暗かった。シャンデリアの淡い灯りのお陰で、全く見えないってことはなかったけれども。
全身が温かくて少し弾力のある柔らかさに包まれている。目の前には鍛え抜かれた筋肉によって盛り上がった胸板が。その白い素肌には俺が唯一付けることが出来たキスマークが見えた。
「バ、アル……」
「おや、目が覚めてしまわれましたか……」
しなやかな指先が目元を優しく撫でてくれる。頬にかかっていた髪を耳へとかけてくれてから、微笑む唇が慈しむように額へと口づけてくれた。バアルが寝室の窓へと視線を向ける。
「まだ、ゆっくりと眠っていらして大丈夫ですよ。夜も明けておりません故」
柔らかな眼差しに釣られて俺も視線を向けていた。窓の外は、まだ黒の絵の具で塗り潰したかのように暗い。正確な時間は分からないが、彼が言っていたようにまだ夜明けは遠そうだ。
いまだに身体は気怠さが支配してしまっていて上手く動かせない。ようやく愛しい彼の名を呼べた時だった。
「あ……」
長い腕が優しく俺を仰向けにしてくれた。俺が願うまでもなく、すぐさま彼が覆い被さってきてくれる。肩で息をしながら、俺に額を寄せてきてくれて。
「アオイ……お疲れのところ、申し訳ございません……ですが、どうか引き続きお付き合いのほどを」
「早く……」
「はい?」
「早く、俺のことぎゅってして……? バアルので、いっぱいにして……? まだ足りないの……寒いよ……寂しいよ……」
「アオイ……っ」
感極まった声だった。勢いよくのしかかるように抱き締めてきてくれた弾力のある重みが愛おしい。温かい。俺の大好きな彼の、ハーブの匂いがする。
「ん……あったかい……嬉しい、バアル……」
「申し訳ございません……寂しい思いをさせてしまっていたのですね……」
「あ、あっ……バアル……」
甘やかすような口づけを交わしてくれながら、彼はもう自分でお手伝いも出来ない俺の足を持ち上げてくれた。
器用に、そして的確に、昂ったままの雄の先端を、俺の尻穴へと擦り付けてきてくれる。それだけでもう、言葉に出来ない喜びが、心地よさが頭の芯を痺れさせていく。
早くも強請るように腰を揺らしてしまっていた。俺だけを映してくれている緑の瞳が嬉しそうに微笑んでいる。大きな手のひらが頬を優しく撫でてくれた。
「もう大丈夫……すぐに奥まで満たして差し上げます……今一度、お身体を楽にしていて下さいね……」
「うん……バアル……好き……」
お返事代わりに深く口づけてもらえていた。またゆっくりと満たしてもらえていた。
夢中で舌と舌とを擦り合わせていた最中、なんの抵抗もなく、寧ろ俺が引き入れているかのようにすんなりと入ってきてくれた熱。太くて長い彼のものが俺の腹の中にピタリと収まっている。
口づけは俺を褒めてくれているような、労ってくれているような優しく触れてくれるだけのものに変わっていた。
もっと彼とくっつきたい。上手く力の入らない指を動かせば察してくれたのか、俺の腕を丁重に持ち上げてくれた。バアルの首に抱きつけるようにしてくれた。
俺からもバアルを抱き締めることが出来た。胸の内であふれんばかりに広がっている喜びが増していく。自然と口角が上がっていくのが分かる。視線が交わって、またバアルは俺を深く求めてくれた。
抱き締め合いながら、口づけ合いながら、一つになれたように動き始めた俺達と一緒にまたベッドが軋み始める。また俺は彼がくれる優しくも激しい心地よさに溺れていた。
自然と開けていた視界はまだ薄暗かった。シャンデリアの淡い灯りのお陰で、全く見えないってことはなかったけれども。
全身が温かくて少し弾力のある柔らかさに包まれている。目の前には鍛え抜かれた筋肉によって盛り上がった胸板が。その白い素肌には俺が唯一付けることが出来たキスマークが見えた。
「バ、アル……」
「おや、目が覚めてしまわれましたか……」
しなやかな指先が目元を優しく撫でてくれる。頬にかかっていた髪を耳へとかけてくれてから、微笑む唇が慈しむように額へと口づけてくれた。バアルが寝室の窓へと視線を向ける。
「まだ、ゆっくりと眠っていらして大丈夫ですよ。夜も明けておりません故」
柔らかな眼差しに釣られて俺も視線を向けていた。窓の外は、まだ黒の絵の具で塗り潰したかのように暗い。正確な時間は分からないが、彼が言っていたようにまだ夜明けは遠そうだ。
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