俺最強と思ってる主人公が異世界でハーレムを作りながら最強を目指す!

白神 白夜

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故郷帰り

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朝目が覚める。
目線を横に向けると、レーネが俺の隣に座っている。

「おはよう」

「やっと目が覚めたか」

どうやら、周が目覚めるのを、ずっと待っていたらしい。

「待たせてたか?」

「好きでこうしてたのじゃ。それに、いつもよりは早いから良い」

「そうか」

普段、どれだけ起きるのが遅いと思われているのかかが、この発言で分かる。

「それで、今日はどうするんだ?」

「行きたい場所があるので、ついてきて欲しいのじゃが良いか?」

「全然いいぞ?」

「行っておくが、恐らく一日では帰ってこれんが大丈夫か?」

「問題ないけど、そんな遠出するのか?」

と言っても、距離の問題なら、レーネにはテレポートがあるから、違うだろうが。

「恐らく、時間がかかるのでな」

あえてなのか、本題を濁すレーネ。
この期に及んで、まだ言えないことがあるのか?
少し疑問を抱きつつも、レーネの事を信頼しているので、そこまで不安は無かった。

「今ある予定は、レーネで最後だから、いくらでも付き合ってやるよ!」

「それはありがたいな!なら、とっとと支度してくれ」

「すいません.......」

起きるのが遅かったのを、少し根に持っているのか、準備を急かすレーネ。
急いで支度をする。

「待たせたな!」

「では、早速行くぞ!」

そう言って、周の手を掴みテレポートする。
気づけば、周は全く知らない所にいた。

「それで、ここはどこなんだ?」

「妾のダンジョンじゃ」

「あぁ~」

ついつい、納得する周。
話には聞いていたが、実際に来てみると、あまり釈然としない。

「それで、わざわざ何をしに来たんだ?」

「それは、歩きながら説明する」

そう言って、レーネは歩き出す。
つられて、周も着いて行く。
そして、レーネは周が追いついたことを確認し、話し始める。

「妾も、本来ならこんな所には帰ってきたくなかったのじゃ」

「じゃあ、なんで来たんだ?」

少し言葉に詰まるが、再び口を開くレーネ。

「今後も、妾達は熾烈な戦いの中に置かれることになる.......」

「根拠はあるのか?」

「妾じゃ.......」

一瞬、言葉が入ってこない。
だが、レーネはこんな時に冗談を言うやつではない。

「詳しくいいか?」

「妾は、今となっては裏切り者なのじゃ。そんな奴を、野放しにしておくと思うか?」

「なるほどな、今後も刺客が送られてくるってことだな」

「そういう事じゃ.......」

ここで、周の中に素朴な疑問が生まれる。

「そもそも、なんでレーネは、モンスター側を裏切ったんだ?」

「それはな、周に出会ったからじゃ」

「ん?」

全く意味が分からない。
急に、頭が悪くなったのか?
と周は思う。

「周に出会う前、妾はモンスター側に飽き飽きしておった。じゃから、自分のダンジョンを捨てて、放浪しておったのじゃ。だが、そんな時に周に出会った」

周の頭の中には、自然と出会った時のことが思い浮かんでくる。

「そして、これまで無敗だった妾を、そ奴は、軽々と斥けて見せたのじゃ」

「まぁ、あの時は、いっぱいいっぱいだったけどな」

「そんな時、妾は思ったのじゃ。子奴なら、妾の人生を変えてくれるのではないかとな.......」

「そんな理由だったのか」

「じゃから、妾は一生周に着いて行くと決めたのじゃ」

レーネの話が終わり、少しの沈黙が場を包む。
その沈黙を、周が破る。

「それで、結局は何をしに来たんだ?」

「今後、ずっと周に頼る訳にも行かないじゃろ?」

「俺は別にいいけどな?」

「妾が良くないんじゃ!だがら、妾の戦力アップの為に帰ってきたのじゃ」

「答えになってないだろ!」

毎回、回りくどい答え方をするので、とうとう周が痺れを切らす。

「まぁ、着けば分かる。黙って着いて来い」

結局、答えを濁されてしまう。
そんなこんなで、話している間にダンジョンの最上階に到達する。
因みに、道中にはもちろんモンスターが居るが、レーネが居るおかげか、一切襲われずに最上階に到達出来た。
結局、今から何が起こるのか、まだ周には明かされていないが、レーネはかなり気合を入れているようだ。
周も、それなりに気合を入れる。
まだまだ、レーネには謎が多いようだが、今は目の前の問題に取り組もうと思う、周であった。
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