俺最強と思ってる主人公が異世界でハーレムを作りながら最強を目指す!

白神 白夜

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3人の刺客

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最上階に到達した俺達は、部屋の奥へと進んで行く。
本来、ボスが居るはずのこの部屋は、静けさに包まれていた。
だが、周は背後に敵の気配を感じる。
次の瞬間、何者かの蹴りが、周を襲う。

「くっ!」

間一髪でガードする周。
いくら周と言えど、視界外からの攻撃には、対応しかねる。

「誰だ?!」

周は問いかけるが、敵はその問いかけに応じず、今攻撃を喰らった逆側から、魔法が飛んでくる。

「おい、レーネ!ここは、お前のダンジョンなんだよな?」

「はぁ~」

周が質問すると、深く溜息をつくレーネ。

「お前達やめろ!」

次の瞬間、レーネが大声で叫ぶ。
その叫びは、少しの怒りを含んでいた。
その叫びと共に、攻撃はすっかりと止む。
それと同時に、攻撃の正体が俺達の前に正体を表す。

「レネット様!」

「心配致しておりました!」

「やっと御帰還されたのですね!」

3人の女が、レーネの前に忍者映画さながら、手と膝をつきレーネに頭を下げる。

「レーネ、どういう事なんだ?」

俺は、当然の疑問を投げかける。
だが、その質問は3人によって阻害される。

「レネット様に向かって、なんと御無礼な言葉遣い!?」

「この人間は、何者なんですか?!」

「喋るな、人間!」

レーネが、先程よりも怒り混じりに、怒鳴る。

「こいつは、客人じゃ。無礼がないようにせい!」

「ですが、レネット様.......」

「妾に、口答えするのか?」

「いえ.......」

どうやら、レーネには逆らえないようだ。
何とか、レーネのおかげで、襲われる心配はもう無いようだ。

「悪かったな、周」

「あぁ、俺は大丈夫だけど、流石に説明してもらっていいか?」

「はぁ~~~~」

再び、深い溜息をつくレーネ。
説明が面倒臭いのか、それとも嫌なのか、どちらの理由から来る溜息なのだろうか。

「まぁ、召使いのようなものだ。気にするな.......」

「おぉ、そうか.......」

気にするなと言われても、突き刺さるような視線が、周を襲い続ける。

「それよりも、レネット様!20年もどこで何を、なさっていたのですか?!」

「散歩に行くと言って、出かけたきり帰ってこないなんて!」

「我々に、一切の連絡もせずに!」

「20年?!」

「お前達は1度黙っていろ!」

「はい!」

レーネが、とてもイライラしているのが見て取れる。
触らぬ神に祟りなしとは言ったものの、触らないことには、話が進展しない。
止むを得ずに、話しかける周。

「レーネ、そろそろ、ここに来た理由を教えてくれないか?」

「仕方あるまいな」

やっと、ここまで渋っていた話を、する気になったのか、レーネは重たい口を開く。

「今日ここに来たのは、妾のランクアップの為じゃ」

「ランクアップ?」

ゲームで言うところの、限界突破みたいなものか?
当然の疑問が、周の脳裏をよぎる。

「モンスターの中にも、階級のようなものがあってな。それを、今日は上げに来たのじゃ」

「それを上げると、どうなるんだ?」

「ステータスが、大幅に強化されるのじゃ」

なるほどな。だからさっき、あんなことを言ってたのか。
納得が行く周。

「具体的には?」

「ダンジョンの最上階から、地下に行くエレベーターがあるんじゃ。その地下で、試練をクリア出来れば、晴れて階級アップというわけじゃ」

「なるほどな、それが難しいって訳だな」

「まぁ、簡単なら雑魚モンスターなんてものは、居ないはずだからな」

「確かに.......」

謎に、論破される。
無性に、敗北感を感じる周。

「だから、それを手伝って欲しいのじゃ」

「まぁ、いいけど?」

「なら、早速行くぞ」

そう言って、レーネは何かから逃げるように先を急ぎ、ダンジョン奥の壁に触れる。
すると、壁が開きエレベーターが出現する。
そして、乗れと言わんばかりに、目配せをしてくるレーネ。
周は、急いで乗り込む。
すると、周に続き召使い達が、遅れてエレベーターに乗ってくる。

「あっ、お前達も乗るんだ.......」

「黙れ人間!」

「お前など、何の役にも立たんぞ!」

「とっとと死ね!」

酷い言われようだ。
本当に、俺の扱いはどうなっているんだ?
だんだん、心が折れかけてくる。

「黙るのはお前達だ!」

レーネが、見たことも無いような形相で睨んでいる。
それを見た、召使い達は命の危機を感じたのか、即座に黙る。
そんなやり取りの中、エレベーターはどんどん下へと潜っていく。
レーネが難しいという程だ、相当のものなのだろう。
召使いとの関係も含め、周は少しの不安を抱きながらも、エレベーターは残酷にも、止まらないのだった。
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