熱砂の過保護なプリンスの秘宝(R18)

カヨワイさつき

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騎士団

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「ターカ、食事をすませたら薬湯に浸かろう。
また、魔力をそそいでやる。」
「…はい。」
えっ…!!本当にいいのか?
いやいや、ダメだろう。
今度は、ちゃんと意識があるし、私には
堪えれないほどの性欲の塊となっている。
み、未婚だろうか?
見た目はまだ、幼い美少女と言う感じの
顔に、白い吸いつきたくなる様な大きな胸、
腰も、お尻も……。ダメだ。
確実に襲いそうだ。

食事の間も、私は失敗してしまった。
せっかくの貴重な時間、ターカとの楽しい
はずの食事時間に、会話を弾ませるどころか
難しい顔をして食べていたのだろう。
また、ボヤけているようで、カラトリーを
ぎこちなく扱い、時折何もない所に
フォークを刺す時もあった。
「お、美味しいですね。こ、こんなに
蕩けるような美味しいお肉、何のお肉か
わからないけど、すごく美味しいです。」
「そうか。それは、良かった。料理人達が
喜ぶよ。」
「あっ…はい。」
「視界は、まだぼやけているのか?」
「あっ…ご、ごめんなさい。」
そう言いながら、カラトリーを置いてしまった
彼女は、俯いてしまった。
しまったと思った時には、遅かった。
ゴホッ。
私に長年勤めてくれているジィ…執事長の
アルコンと、メイド長のミーザは、
冷たい眼差して私を見てきた。
視線が刺さるとは、このことか?
貴族の探り合いも疲れるが、2人の
お説教による疲労度や視線での威力の
度合いは、執事長のアルコンと、
メイド長のミーザがランク違いに上だ。
この2人には、小さい時から頭が上がらない。
5歳の節目から支えてくれる2人。

15歳成人前に政略的に婚約したものの
顔合わせの段階?あるいは噂を
聞いたからか、会う前から泣いていたらしい。
彼女の顔を覚える間もなく…
ほぼ話さないまま婚約破棄した。
それからはさらに、騎士団に
のめり込み寮で寝泊りし、成人時に
建てた家にはほぼ帰らなかった。

俺は、腹違いの4番目。
1番目と2番目は正妻の兄と、姉がいる。
3番目は、側室が産んだ兄。
そして4番目の私は、2人目の側室から
産まれた。母は私が幼い頃に亡くなり、
ほぼ数人の乳母に育てられた。
弟と妹は8人はいるはず。
王族は、正妻(夫)と、側室は2人まで
娶ることが出来る。
病弱な長男でさえ、ほぼ政略結婚だが
1人の正妻に2人の側室がいる。
この国は、男女区別なく王権はある。
2番目の子ども、長女は、正妻(夫)1人
側室2人、多数の愛人がいる。
次男は、正妻はいないが2人の側室、
多数の愛人がいる。

私は祖父に似たのか、幼い頃から顔が
イカツク可愛げのない子どもだった。
乳母もコロコロ変わったらしい。
私が笑っても、余計まわりを
怖がらせてしまっていた自覚はある。
笑うのを早々に諦め、無表情に徹した。
多少のイジメにあいながら、弱いもの
イジメを辞めさせようと、自分自身
驚くほどのめり込み、身体を鍛え上げた結果、
国王軍の一部を任せられるくらい、
のし上がったのだった。

死に番、4番目の子ども。先駆け。
1番死に近い真紅の奇抜隊。
俺をあざけ笑う者は俺を揶揄(やゆ)
するように、騎馬隊を奇抜隊と呼んでいた。

精鋭揃いの100人足らずの騎馬隊の
軍事筆頭、1番人数が多い真紅の騎馬隊。
濃茶(こいちゃ)真紅(しんく)
深碧(しんぺき)濃黄 (こきき) 
青藍(せいらん)

「地」「火」「土」「金」「水」「風」
6つの魔法にちなんだ精鋭をまとめた筆頭。
その中でも、水魔法を使える騎馬隊は
たったの5人だった。
青藍(せいらん)騎士団は主に水魔法と
風魔法を使う騎士団だ。
他にも、闇や光などもあるがその者たちは
神殿などにいる。
騎士団は、「地」「火」「土」「金」
「水」「風」6つの属性のうち2~3属性
持つ者もいるが、1番強い属性の
騎馬隊に振り分けている。
「地」は「識」知識と大地の意味を持っている。

奇抜隊。
国を守ってるはずなのに嘲笑われる存在。
私のせいで貴族、平民、身分を問わず
能力がある者、男女区別なく受け入れている
所も、貴族の一部から嫌がらせを受けている
要因になっていた。

こんな嫌われ者の俺に好かれても、
目が見えるようになれば……。
彼女も私から離れるだろう。
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