熱砂の過保護なプリンスの秘宝(R18)

カヨワイさつき

文字の大きさ
5 / 14

遠くから…。

しおりを挟む
「…なんて言っていいか、わかりませんが
…それでも、いいでしょうか。」
「ああ、構わない。ターカが太陽の女神や、
他の神々だとしても、信じるよ。」
す、すごい事言ってないか?
この人…天然タラしなのか?
いや、女性なら喜ぶのか…?
ボヤける視界で、じーっと見つめていた。
身体は自分より大きく、顔も整っているだろう。
仕草や、声も落ち着いていて…ここにいても
いいんだと、錯覚してしまいそうになる。

「…ありがとうございます。私は日本という
国にいました。そして、いつの間にか…
倒れてしまい気づいたら、この国にいました。」
「…そうか。そうだったんだ。大変だっんだね。」

そういうディザード・マリアム・エーマは
ニホンという国を、頭の中で一生懸命
探し出していた。
この私が知らない国。
たしかに奇妙な服だったし、サイズも
合わない服。
ディザードは、ターカが何者かに
襲われたのかとも思いはじめてしまった。
無理矢理襲われ、服を脱がされたのか…?
ま、まさか、乱暴な事をされたのでは?
酷い日焼けは、砂漠の熱だとしても、
殺す気で、あんな場所に放置したのか?
ディザードは、中から込み上げる怒りで
いっぱいいっぱいになっていた。

「う、うそは言ってない。そんな…怖い
…お、怒ってますよね?ご迷惑を
おかけしました。この場所も知らないけど…
ご、ごめんなさい。近くの町か何か…
教えて下さい……。」
これ以上滞在しては、迷惑をかけてしまうと
思ったターカは、ある程度、町や貨幣など
教えてもらってから独り立ちしようと考え始めた。

一方ディザードは、怖がらせるつもりは
なかった。しかもターカは、涙を浮かべていた。
泣かせてしまった。
知らない国からきた、ターカ。
数多くの女性と出会ったが、こんな子は
初めてだった。
これは、運命なのか?
冷静にならなければならない、色々考えると
そろそろ相手を見つけなければならない。
地位やお金めあてなら、いくらでもいる。
だが、ターカはなんだかちがう。
戸惑っている中に、恥じらい、時折
強がる姿が、たまらなく可愛いと思った。

ターカという人物を、俺はどうしたいのか?
他の女性に抱いたことがない感情もある。
答えは、ほぼ決まっている。
だから、こんな機会はもうないはずだし、
運命なんだ。もう、手放せない。
あとは、ターカの気持ちとそれを
尋ねる勇気とタイミングだ。
焦りは禁物だ、だが、頃合いがイマイチ
わからない。いつ?
今だっ!ってピンっとくるのか?
来なかったら、それに、話したとして、
ターカに、嫌われたら…立ち直れるだろうか?
な、何か、気の利いた話を……。

「二、ニホン、すまない、勉強不足で
それがどこかわからないが、そばに…
いや、ここでゆっくり暮らして欲しい。」
「…やはり。」
「んっ?どしたんだ?」
次の言葉に、ディザードは驚いた。
「ここは、別の世界なんですよね?」
はっ?別の世界?
やはり彼女は、女神?
神々の国の住人なのか?
ふくよかで、触り心地がよすぎる胸、
なめらかで、吸いつきたくなる白い肌。
たかなる俺のモノを早く、挿れたくなる
聖なる領域。
治療の為とは言え、薬湯に一緒に
浸かりながら、魔力を注ぐ間俺は、
性欲と戦っていた。
最後まで挿れなかったが、意識のない
女性を無断で犯すなんて恥さらしはできない。
今度こそ、許可をもらってからだ。

「ターカ、食事をすませたら薬湯に浸かろう。
また、魔力をそそいでやる。」
「…はい。」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】番としか子供が産まれない世界で

さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。 何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。 そんなニーナが番に出会うまで 4話完結 出会えたところで話は終わってます。

「愛想がなく可愛くない」と捨てられた私、最強の竜騎士に拾われる。「その美しさに僕だけが狂わされたい」と、愛の重さでベッドから下ろしてくれない

唯崎りいち
恋愛
夜会の最中、王子に「愛想がなくて可愛くない」と婚約破棄された無表情令嬢。 だが彼女の美しさに一目惚れした隣国最強の竜騎士に連れ去られ、 「君はもう僕のものだ」 と毎晩愛の重さでベッドから下ろしてくれない生活が始まる——。

中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています

浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】 ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!? 激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。 目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。 もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。 セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。 戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。 けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。 「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの? これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、 ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。 ※小説家になろうにも掲載中です。

贖罪の花嫁はいつわりの婚姻に溺れる

マチバリ
恋愛
 貴族令嬢エステルは姉の婚約者を誘惑したという冤罪で修道院に行くことになっていたが、突然ある男の花嫁になり子供を産めと命令されてしまう。夫となる男は稀有な魔力と尊い血統を持ちながらも辺境の屋敷で孤独に暮らす魔法使いアンデリック。  数奇な運命で結婚する事になった二人が呪いをとくように幸せになる物語。 書籍化作業にあたり本編を非公開にしました。

婚約破棄したら食べられました(物理)

かぜかおる
恋愛
人族のリサは竜種のアレンに出会った時からいい匂いがするから食べたいと言われ続けている。 婚約者もいるから無理と言い続けるも、アレンもしつこく食べたいと言ってくる。 そんな日々が日常と化していたある日 リサは婚約者から婚約破棄を突きつけられる グロは無し

イケメンエリートは愛妻の下僕になりたがる(イケメンエリートシリーズ第四弾)

便葉
恋愛
国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC” 謎多き噂の飛び交う外資系一流企業 日本内外のイケメンエリートが 集まる男のみの会社 そのイケメンエリート軍団のキャップ的存在 唯一の既婚者、中山トオルの意外なお話 中山加恋(20歳) 二十歳でトオルの妻になる 何不自由ない新婚生活だが若さゆえ好奇心旺盛 中山トオル(32歳) 17歳の加恋に一目ぼれ 加恋の二十歳の誕生日に強引に結婚する 加恋を愛し過ぎるあまりたまに壊れる 会社では群を抜くほどの超エリートが、 愛してやまない加恋ちゃんに 振り回されたり落ち込まされたり… そんなイケメンエリートの ちょっと切なくて笑えるお話

最強魔術師の歪んだ初恋

黒瀬るい
恋愛
伯爵家の養子であるアリスは親戚のおじさまが大好きだ。 けれどアリスに妹が産まれ、アリスは虐げれるようになる。そのまま成長したアリスは、男爵家のおじさんの元に嫁ぐことになるが、初夜で破瓜の血が流れず……?

男嫌いな王女と、帰ってきた筆頭魔術師様の『執着的指導』 ~魔道具は大人の玩具じゃありません~

花虎
恋愛
魔術大国カリューノスの現国王の末っ子である第一王女エレノアは、その見た目から妖精姫と呼ばれ、可愛がられていた。  だが、10歳の頃男の家庭教師に誘拐されかけたことをきっかけに大人の男嫌いとなってしまう。そんなエレノアの遊び相手として送り込まれた美少女がいた。……けれどその正体は、兄王子の親友だった。  エレノアは彼を気に入り、嫌がるのもかまわずいたずらまがいにちょっかいをかけていた。けれど、いつの間にか彼はエレノアの前から去り、エレノアも誘拐の恐ろしい記憶を封印すると共に少年を忘れていく。  そんなエレノアの前に、可愛がっていた男の子が八年越しに大人になって再び現れた。 「やっと、あなたに復讐できる」 歪んだ復讐心と執着で魔道具を使ってエレノアに快楽責めを仕掛けてくる美形の宮廷魔術師リアン。  彼の真意は一体どこにあるのか……わからないままエレノアは彼に惹かれていく。 過去の出来事で男嫌いとなり引きこもりになってしまった王女(18)×王女に執着するヤンデレ天才宮廷魔術師(21)のラブコメです。 ※ムーンライトノベルにも掲載しております。

処理中です...