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第9話 年齢
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私が18歳と言うと、びっくりされました。
小柄な身体つきなんだろうけど、
そういえば、身代わりしている、第2王子の
リマーユ様は、何歳なんだろ?
「すみません。あの、私がしている方の、
年齢は、何歳なんですか?」
アラン隊長と、ストルグ王子を見上げ、
聞くと、アラン隊長は、顔を背け、
口元を押さえてました。
また、私は、何か失敗したんだ。あっ。
今更、個人情報だし、私は、何も、
知らないままの方が、いいんだわ。
詳しくきいてしまったら、ダメだわ。
「申し訳ありませんでした。やっぱり、
何でもないです。すみません。」
「大丈夫だよ。リマーユは、14歳。
あと、数日後に、成人の儀があるんだ。」
個人情報、聞いてしまった。
ますます、逃げれない。
これ以上、事情聞いちゃったら、ダメな
パターンだわ。
お城の散歩は、いつのまにか終わり、
今は、人払いされた、ストルグ王子の
私室で、お茶をしています。
お花の香りがする、高そうなお茶です。
高級なお砂糖も、たっぷり入れて、
飲むと、幸せ。
はじめて飲む、高級なお茶に、高級な
お砂糖。お砂糖も、お花の形に、なっていて
とてもかわいい。
溶けていくお砂糖は、儚い感じがして、
なんだか、寂しくなりました。
私も、お花のお砂糖のように、
もうすぐ、なくなる。
いやいや、私が、こんな綺麗なお砂糖と
比べるなんて、お砂糖が、可哀想だわ。
「んっ?どしたんだい。私のかわいい、
リマーニに似た、かわいいチマリ。」
長っ。
ストルグ王子、息継ぎなしで、言ったよね?
すごいわ。
あっ。目が合っちゃった。目をそらし、
違う所を見ると、今度は、アラン隊長と、
目があいました。
恥ずかしくて、下を向いてしまいました。
「あの、お花の形のお砂糖が、綺麗で、
お茶に溶けてすぐ無くなるのが、
なんだか、さみしくて。つい。」
ストルグ王子は、にこっと笑うと、
机にあった、入れ物を持ってきました。
中を開けると、色々な、動物やお花の
形をした、お砂糖でした。
わぁ。すごく、綺麗。
「まだまだ、たくさんあるから。
おかわりしていいよ。」
たくさんあるから、おかわりしていいよ。
私もたくさんある、お代わりが、きく
身代わり。
楽しんではダメ。
慣れてはダメ。
みんな、優しいから、勘違いしそうに、
なるわ。ダメダメだわ。
なんだか、それ以上、お茶を飲む気に
なれませんでした。
「ありがとうございます。でも、もう、
いっぱいですから。すみません。」
「遠慮しなくて、いいよ。」
「遠慮はして……。」
「遠慮してるでしょ。はいどうぞ。」
ストルグ王子自ら、お茶を注いで
くれました。
すごく贅沢な事だわ。
しかも、色々な、綺麗な、お砂糖も、
たくさん目の前に、並べて
くれました。
小柄な身体つきなんだろうけど、
そういえば、身代わりしている、第2王子の
リマーユ様は、何歳なんだろ?
「すみません。あの、私がしている方の、
年齢は、何歳なんですか?」
アラン隊長と、ストルグ王子を見上げ、
聞くと、アラン隊長は、顔を背け、
口元を押さえてました。
また、私は、何か失敗したんだ。あっ。
今更、個人情報だし、私は、何も、
知らないままの方が、いいんだわ。
詳しくきいてしまったら、ダメだわ。
「申し訳ありませんでした。やっぱり、
何でもないです。すみません。」
「大丈夫だよ。リマーユは、14歳。
あと、数日後に、成人の儀があるんだ。」
個人情報、聞いてしまった。
ますます、逃げれない。
これ以上、事情聞いちゃったら、ダメな
パターンだわ。
お城の散歩は、いつのまにか終わり、
今は、人払いされた、ストルグ王子の
私室で、お茶をしています。
お花の香りがする、高そうなお茶です。
高級なお砂糖も、たっぷり入れて、
飲むと、幸せ。
はじめて飲む、高級なお茶に、高級な
お砂糖。お砂糖も、お花の形に、なっていて
とてもかわいい。
溶けていくお砂糖は、儚い感じがして、
なんだか、寂しくなりました。
私も、お花のお砂糖のように、
もうすぐ、なくなる。
いやいや、私が、こんな綺麗なお砂糖と
比べるなんて、お砂糖が、可哀想だわ。
「んっ?どしたんだい。私のかわいい、
リマーニに似た、かわいいチマリ。」
長っ。
ストルグ王子、息継ぎなしで、言ったよね?
すごいわ。
あっ。目が合っちゃった。目をそらし、
違う所を見ると、今度は、アラン隊長と、
目があいました。
恥ずかしくて、下を向いてしまいました。
「あの、お花の形のお砂糖が、綺麗で、
お茶に溶けてすぐ無くなるのが、
なんだか、さみしくて。つい。」
ストルグ王子は、にこっと笑うと、
机にあった、入れ物を持ってきました。
中を開けると、色々な、動物やお花の
形をした、お砂糖でした。
わぁ。すごく、綺麗。
「まだまだ、たくさんあるから。
おかわりしていいよ。」
たくさんあるから、おかわりしていいよ。
私もたくさんある、お代わりが、きく
身代わり。
楽しんではダメ。
慣れてはダメ。
みんな、優しいから、勘違いしそうに、
なるわ。ダメダメだわ。
なんだか、それ以上、お茶を飲む気に
なれませんでした。
「ありがとうございます。でも、もう、
いっぱいですから。すみません。」
「遠慮しなくて、いいよ。」
「遠慮はして……。」
「遠慮してるでしょ。はいどうぞ。」
ストルグ王子自ら、お茶を注いで
くれました。
すごく贅沢な事だわ。
しかも、色々な、綺麗な、お砂糖も、
たくさん目の前に、並べて
くれました。
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