不幸体質の私、トリップ先は○○ですか?!強面男性と童顔女性の物語。

カヨワイさつき

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俺は……。

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朝1番には、祈りを欠かさずしていた。
あとは、仕事の合間に俺は
毎日祈りを捧げていた。
気づけば、片手で食べれるような
食事がティーテーブルに用意されていた。

新鮮な果物に食べ物、ワイン、
いるかどうかわからない神に
今日もまた、祈りをささげていた。

「今も少女が目覚めてません。
早く目を覚まして俺にまた笑顔を
見せて欲しい。どうしたらいいんだ。」

「はいはい、いかついミーナちゃん、
今、私の友達に助けてもらってるんだから、
静かにして。邪魔。」
「やめろ、ちゃん付けは、やめてくれ。」

「あー。うるさい、気が散る。どっか行け。」
「出、出て行けって、ここ、ここは…
ここは客室で、俺の部屋じゃないが
お城で、少女に……。」

「あー、ウジウジウジウジ…いかついくせに
イジイジするなっ。」
「す、すまん。」

ピカっ。
突然の眩い光に、俺と長官は
目を瞑った。
光がおさまると、光と闇?
人の形をした発光した何かが
少女を取り囲み、少女から
少女にそっくりな"ひとがた"が現れた。

一瞬少女が、連れて行かれてしまう
と思ったが、長官は祈ってるのか
手を合わし頭を下げている。
確かに神々しいような気がする。
神なのか?
輪郭しかないが、光ってる。
5体?
朝の神、昼の神、晩の神だろうか?
あとの2体は、長官の友達か?

少女にそっくりな"ひとがた"の色が
透明だったが少し色がついた気がする。
音もなく、身体に吸い込まれるように
消えていった。

「ありがとうございます。」
長官は、膝をついて頭を下げていた。
慌てて俺も頭を下げた。
言葉は発しないが、うなづいてくれていた。
表情を読み取ろうとしたが、
光が強く読み取れなかった。

[もう、まもなく目覚める。]

中性的な声が頭に響いた。
「な、なんだ。」
俺はつい、驚いてしまいうろたえてしまった。

【毎日、祈りの様な脅迫とお供え
ありがとう。私たちからの祝福よ。】
彼女の身体がわずかに浮き上がり
光った。

『この者は浄化された。言葉も通じるはず。
あとは、任せる。困ったら、酒を供えろ。』

「あっ、ありがとうございます?」
浄化?何があったんだ。
この少女は、どういう事なんだ?

[覚悟あるなら、またちゃんと祈りなさい。]
俺の頭の中は、わからない事だらけだ。
だが名前すらわからない少女、神から
祝福を与えられた少女、どうなるんだ?
俺はいいが拒否されたら…怖い。

「ミーナちゃん、この子目を覚ますわ。」
「名前……。」
あっ、目を開けた。
綺麗な、澄みきった茶色い瞳。
可愛い、綺麗、過去は気になるが、
俺はこの子を守りたい。
何を話そうか。
とりあえず大丈夫かって声をかけてみようか?

えーと、俺の名前を聞いて、笑わないでくれよ。
「ミーナ・レジェン・カセンドラーだ。
身体は大丈夫か?」

少女は、俺の声に反応し見上げた。
茶色い澄んだ瞳。
なんなんだ、この胸のドキドキは、
血がすごい勢いで流れているのがわかるくらいだ。
何かの病気か?

「あっ。かっ…こ…こ、コホッ。いぃっ…
て…ん…し……。」
「「「「「……。」」」」」
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