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知らない部屋
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私は、あれ?痛みがない。
眠さはあるけど、私どうしたんだろう。
ふわふわした所で、誰かがずっと
そばにいてくれた気がする。
私が病気だろうが、つらいときでも
一人だったのに。
ここは、私一人じゃない。
誰かがいるところ?
?目を覚ますと、ぼやける視界に、
眩しい光が飛び込んできた。
わぁ、たくさんいる。
あれ?私、見下ろされてる?
手の感触に、やわらかなベッド?
大きな人、男性だわ。
山賊は、怖かったけど、この人は
もしかして、私を心配してくれてるの?
でも、また…。
あっ、あれ?話しかけてくれているわ。
日本語?あれ、通じてる?!
この男性、日本語喋ってる?!
あっ、早く返事しなきゃ…。
えっと、ど、どうしよう。挨拶が先?
ここにいる理由を、聞くのが先?
とりあえず、
「あっ、かっこいい…かも、ゴホッ、コホッ。
ダメだわ、喉が痛い。
あっでも、ちゃんとしなきゃ、
こっちには、かわいいっ。
て、天使かしら?かわいい女の子まで
いるわ。すごい、すごい。」
いい歳なのに、子どものように
はしゃいでしまったわ。反省。
どのくらい寝てたのかな?
あと…私これからどうなるんだろう?
まわりを見渡すと、驚いた表情を浮かべた
人がたくさんいた。
どうしたんだろう?
もしかして、また言葉に出して
しまったかな?あはは。
わからないから、とりあえず
無難に笑っとこうかな?
にこっ。
男性に笑顔を向けると、険しい顔を
そらされてしまった。
あっ……。やっぱり、辞めとけばよかった。
実際には、ゆりの声がかすれていた為、
まわりには、
「あっ。かっ…こ…こ、コホッ。いぃっ…
て…ん…し……。」
と聞こえていたらしい。
お水を差し出され、握らされた。
あったかい大きな手。
「ありがとうございます。」
あっああ、声がでにくいし、お水飲んだら
むせたし、私、ダメダメだわ。
絶対呆れられたわ。
男性の動きも止まったし、私
やらかしてしまった。
嫌わないでほしいのに。
天使が私の背中を、優しく撫でてくれているわ。
うれしい。今までの人生で一番
しあわせかもしれない。
自己紹介してないよね。
「ミーナ・レジェン・カセンドラーだ。
身体は大丈夫か?」
このかっこいい人の名前なんだ。
ミーナさん、女性的だけど、優しそうな
雰囲気にぴったりの名前だわ。
「私は、しら……。ユリ シライです。
よろしくお願いします。」
にっこり。
あれっ、また、顔をそむけられた……。
あっ、私の顔形なら当然嫌よね。
しばらく落ち込んでいたら、本物!!
リアルなメイドさんが、暖かそうな
スープを持って来てくれた。
美味しそうな匂い。
何のスープかな?
スプーンを持とうとしたけど、
なぜか力が入りにくく、スプーンを
落としてしまった。
「ご、ごめんなさい。」
怒られると思い構えてしまったけど、
何も怒らない。
手をグーパーしたけど、
やはり力が入りにくい。
スープ食べたかったな…。
ふて寝しよう。
男性がメイドから何かを受け取り、
私の身体を起こした。
ひゅっ。
「ご、ごめんなさい、ごめんなさい…。」
手を合わせたけど、男性は
表情を歪めて無言で、私をベッドに
座らせた。
眠さはあるけど、私どうしたんだろう。
ふわふわした所で、誰かがずっと
そばにいてくれた気がする。
私が病気だろうが、つらいときでも
一人だったのに。
ここは、私一人じゃない。
誰かがいるところ?
?目を覚ますと、ぼやける視界に、
眩しい光が飛び込んできた。
わぁ、たくさんいる。
あれ?私、見下ろされてる?
手の感触に、やわらかなベッド?
大きな人、男性だわ。
山賊は、怖かったけど、この人は
もしかして、私を心配してくれてるの?
でも、また…。
あっ、あれ?話しかけてくれているわ。
日本語?あれ、通じてる?!
この男性、日本語喋ってる?!
あっ、早く返事しなきゃ…。
えっと、ど、どうしよう。挨拶が先?
ここにいる理由を、聞くのが先?
とりあえず、
「あっ、かっこいい…かも、ゴホッ、コホッ。
ダメだわ、喉が痛い。
あっでも、ちゃんとしなきゃ、
こっちには、かわいいっ。
て、天使かしら?かわいい女の子まで
いるわ。すごい、すごい。」
いい歳なのに、子どものように
はしゃいでしまったわ。反省。
どのくらい寝てたのかな?
あと…私これからどうなるんだろう?
まわりを見渡すと、驚いた表情を浮かべた
人がたくさんいた。
どうしたんだろう?
もしかして、また言葉に出して
しまったかな?あはは。
わからないから、とりあえず
無難に笑っとこうかな?
にこっ。
男性に笑顔を向けると、険しい顔を
そらされてしまった。
あっ……。やっぱり、辞めとけばよかった。
実際には、ゆりの声がかすれていた為、
まわりには、
「あっ。かっ…こ…こ、コホッ。いぃっ…
て…ん…し……。」
と聞こえていたらしい。
お水を差し出され、握らされた。
あったかい大きな手。
「ありがとうございます。」
あっああ、声がでにくいし、お水飲んだら
むせたし、私、ダメダメだわ。
絶対呆れられたわ。
男性の動きも止まったし、私
やらかしてしまった。
嫌わないでほしいのに。
天使が私の背中を、優しく撫でてくれているわ。
うれしい。今までの人生で一番
しあわせかもしれない。
自己紹介してないよね。
「ミーナ・レジェン・カセンドラーだ。
身体は大丈夫か?」
このかっこいい人の名前なんだ。
ミーナさん、女性的だけど、優しそうな
雰囲気にぴったりの名前だわ。
「私は、しら……。ユリ シライです。
よろしくお願いします。」
にっこり。
あれっ、また、顔をそむけられた……。
あっ、私の顔形なら当然嫌よね。
しばらく落ち込んでいたら、本物!!
リアルなメイドさんが、暖かそうな
スープを持って来てくれた。
美味しそうな匂い。
何のスープかな?
スプーンを持とうとしたけど、
なぜか力が入りにくく、スプーンを
落としてしまった。
「ご、ごめんなさい。」
怒られると思い構えてしまったけど、
何も怒らない。
手をグーパーしたけど、
やはり力が入りにくい。
スープ食べたかったな…。
ふて寝しよう。
男性がメイドから何かを受け取り、
私の身体を起こした。
ひゅっ。
「ご、ごめんなさい、ごめんなさい…。」
手を合わせたけど、男性は
表情を歪めて無言で、私をベッドに
座らせた。
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