1 / 9
プロローグ
しおりを挟む
私には、誰にも言えない秘密があるんです。
実は異世界出身で、たぶん転生者なんです。
このセリフは、ずっと誰にも言えなかった。
もう何度目かの、記憶の夢の中に見知らぬ人。
髪の毛がボサボサで今にも臭ってきそうな
男性?が立っていた。
ドサッ!!
目の前で、倒れた!!大丈夫ですか?!
ビックリしたものの、助けようとしたら
触れる瞬間に"ピコンッ"とアイコンが出てきた。
→助ける。
→逃げる。
→戦う。
→踏ん付ける。
→突っつく。
→おまけをもらう。
はっ?えっ?
な、何?この選択技、おかしくない?
上から順に読んでみよう…。
「助ける…?」
「おおおおおお。優しいお方ダァー。」
「……!!」
な、なんなの?
ガバッと、いきなり起き上がった男性から
コロコロコロと、光る玉が転がってきた。
「あなたは、こんなにもみすぼらしい
姿をした、美貌の僕に優しく接してくれる
超いい人だ。君の魂は、僕のせいで……。
僕がミスりまくったせいなのに……。
君の魂は、ツルツルピカピカで僕のように
かなり美しい。」
「……。」
はっ?
「そんな優しい君に、超美しい僕からの
贈り物です。」
「えっ?知らない人からのプレゼントは
いりませんし、優しいとか美しい?…
…何もしてないので…そろそろ失礼します?!」
「失礼しないで。お願いだから、ねっ。」
パサッっと音がなりそうな長いまつ毛が、
片方だけ瞬きした。
いや…ウインクしたように見えた。
「では、お選び下さい、この玉の中で
お一つ…あれっ?足りない…あれっ?」
男性の手のひらに色違いの、光る玉が……。
あれ?これってさっき、私の足元に
転がってきたよね?
3㎝位の光る紫色の玉。
「おおっ。もう選ばれていたんですね。
今度こそ、幸せになれるオマケをつけました。
では、最終調整に……あっ、虫だ。」
パチンッ。
「あっ。」
「あっ?」
虫を叩こうとした男性の手のひらから
いくつもの玉がこぼれ落ちていった。
その瞬間、私が手渡そうとした紫色の
玉までこぼれ落ちそうになっていた。
とっさに、両手を出し玉が落ちないようにした。
すると他の玉も私の手のひらにこぼれ落ち、
数個落としてしまったけど、ほとんど
キャッチ出来た事に、ホッとしたものの
男性は、驚いていた。
「ど、どうしたんですか?はい、落ちずに
すんだものです、早く、受け取って下さい。」
まだ、足元にいくつか転がっていたので、
落とさずに済んだものを手渡したあと、
また拾っあげるつもりだった。
「…結果オーライ…。度重なるミス続きだし
…これくらい…平気…うん、大丈夫…きっと…。」
「早くして下さい。拾えないじゃないですか?」
「……。」
男性は、何かを呟いていた。
「はい。手続き完了です。」
「はっ!何の…手続き……。」
ぐらっとしたあと、グニャリと景色が
揺らいだあと、暗闇に包まれてしまった。
『今度こそお幸せに。どうか…ご無事で。』
薄れる意識の中で、たしかに声が聞こえた。
実は異世界出身で、たぶん転生者なんです。
このセリフは、ずっと誰にも言えなかった。
もう何度目かの、記憶の夢の中に見知らぬ人。
髪の毛がボサボサで今にも臭ってきそうな
男性?が立っていた。
ドサッ!!
目の前で、倒れた!!大丈夫ですか?!
ビックリしたものの、助けようとしたら
触れる瞬間に"ピコンッ"とアイコンが出てきた。
→助ける。
→逃げる。
→戦う。
→踏ん付ける。
→突っつく。
→おまけをもらう。
はっ?えっ?
な、何?この選択技、おかしくない?
上から順に読んでみよう…。
「助ける…?」
「おおおおおお。優しいお方ダァー。」
「……!!」
な、なんなの?
ガバッと、いきなり起き上がった男性から
コロコロコロと、光る玉が転がってきた。
「あなたは、こんなにもみすぼらしい
姿をした、美貌の僕に優しく接してくれる
超いい人だ。君の魂は、僕のせいで……。
僕がミスりまくったせいなのに……。
君の魂は、ツルツルピカピカで僕のように
かなり美しい。」
「……。」
はっ?
「そんな優しい君に、超美しい僕からの
贈り物です。」
「えっ?知らない人からのプレゼントは
いりませんし、優しいとか美しい?…
…何もしてないので…そろそろ失礼します?!」
「失礼しないで。お願いだから、ねっ。」
パサッっと音がなりそうな長いまつ毛が、
片方だけ瞬きした。
いや…ウインクしたように見えた。
「では、お選び下さい、この玉の中で
お一つ…あれっ?足りない…あれっ?」
男性の手のひらに色違いの、光る玉が……。
あれ?これってさっき、私の足元に
転がってきたよね?
3㎝位の光る紫色の玉。
「おおっ。もう選ばれていたんですね。
今度こそ、幸せになれるオマケをつけました。
では、最終調整に……あっ、虫だ。」
パチンッ。
「あっ。」
「あっ?」
虫を叩こうとした男性の手のひらから
いくつもの玉がこぼれ落ちていった。
その瞬間、私が手渡そうとした紫色の
玉までこぼれ落ちそうになっていた。
とっさに、両手を出し玉が落ちないようにした。
すると他の玉も私の手のひらにこぼれ落ち、
数個落としてしまったけど、ほとんど
キャッチ出来た事に、ホッとしたものの
男性は、驚いていた。
「ど、どうしたんですか?はい、落ちずに
すんだものです、早く、受け取って下さい。」
まだ、足元にいくつか転がっていたので、
落とさずに済んだものを手渡したあと、
また拾っあげるつもりだった。
「…結果オーライ…。度重なるミス続きだし
…これくらい…平気…うん、大丈夫…きっと…。」
「早くして下さい。拾えないじゃないですか?」
「……。」
男性は、何かを呟いていた。
「はい。手続き完了です。」
「はっ!何の…手続き……。」
ぐらっとしたあと、グニャリと景色が
揺らいだあと、暗闇に包まれてしまった。
『今度こそお幸せに。どうか…ご無事で。』
薄れる意識の中で、たしかに声が聞こえた。
172
あなたにおすすめの小説
捨てられた騎士団長と相思相愛です
京月
恋愛
3年前、当時帝国騎士団で最強の呼び声が上がっていた「帝国の美剣」ことマクトリーラ伯爵家令息サラド・マクトリーラ様に私ルルロ侯爵令嬢ミルネ・ルルロは恋をした。しかし、サラド様には婚約者がおり、私の恋は叶うことは無いと知る。ある日、とある戦場でサラド様は全身を火傷する大怪我を負ってしまった。命に別状はないもののその火傷が残る顔を見て誰もが彼を割け、婚約者は彼を化け物と呼んで人里離れた山で療養と言う名の隔離、そのまま婚約を破棄した。そのチャンスを私は逃さなかった。「サラド様!私と婚約しましょう!!火傷?心配いりません!私回復魔法の博士号を取得してますから!!」
醜さを理由に毒を盛られたけど、何だか綺麗になってない?
京月
恋愛
エリーナは生まれつき体に無数の痣があった。
顔にまで広がった痣のせいで周囲から醜いと蔑まれる日々。
貴族令嬢のため婚約をしたが、婚約者から笑顔を向けられたことなど一度もなかった。
「君はあまりにも醜い。僕の幸せのために死んでくれ」
毒を盛られ、体中に走る激痛。
痛みが引いた後起きてみると…。
「あれ?私綺麗になってない?」
※前編、中編、後編の3話完結
作成済み。
婚約を破棄して妹と結婚?実は私もう結婚してるんです。
京月
恋愛
グレーテルは平凡だ。しかし妹は本当に同じ血が流れているのかと疑いが出るほど美人で有名だった。ある日婚約者から一言「俺はお前との婚約を破棄してお前の妹と結婚する」→「ごめんなさい、実は私もう結婚しているんです」
知りませんでした?私再婚して公爵夫人になりました。
京月
恋愛
学生時代、家の事情で士爵に嫁がされたコリン。
他国への訪問で伯爵を射止めた幼馴染のミーザが帰ってきた。
「コリン、士爵も大変よね。領地なんてもらえないし、貴族も名前だけ」
「あらミーザ、知りませんでした?私再婚して公爵夫人になったのよ」
「え?」
知らない男に婚約破棄を言い渡された私~マジで誰だよ!?~
京月
恋愛
それは突然だった。ルーゼス学園の卒業式でいきなり目の前に現れた一人の学生。隣には派手な格好をした女性を侍らしている。「マリー・アーカルテ、君とは婚約破棄だ」→「マジで誰!?」
神託を聞けた姉が聖女に選ばれました。私、女神様自体を見ることが出来るんですけど… (21話完結 作成済み)
京月
恋愛
両親がいない私達姉妹。
生きていくために身を粉にして働く妹マリン。
家事を全て妹の私に押し付けて、村の男の子たちと遊ぶ姉シーナ。
ある日、ゼラス教の大司祭様が我が家を訪ねてきて神託が聞けるかと質問してきた。
姉「あ、私聞けた!これから雨が降るって!!」
司祭「雨が降ってきた……!間違いない!彼女こそが聖女だ!!」
妹「…(このふわふわ浮いている女性誰だろう?)」
※本日を持ちまして完結とさせていただきます。
更新が出来ない日があったり、時間が不定期など様々なご迷惑をおかけいたしましたが、この作品を読んでくださった皆様には感謝しかございません。
ありがとうございました。
じゃない方の私が何故かヤンデレ騎士団長に囚われたのですが
カレイ
恋愛
天使な妹。それに纏わりつく金魚のフンがこの私。
両親も妹にしか関心がなく兄からも無視される毎日だけれど、私は別に自分を慕ってくれる妹がいればそれで良かった。
でもある時、私に嫉妬する兄や婚約者に嵌められて、婚約破棄された上、実家を追い出されてしまう。しかしそのことを聞きつけた騎士団長が何故か私の前に現れた。
「ずっと好きでした、もう我慢しません!あぁ、貴方の匂いだけで私は……」
そうして、何故か最強騎士団長に囚われました。
王子に買われた妹と隣国に売られた私
京月
恋愛
スペード王国の公爵家の娘であるリリア・ジョーカーは三歳下の妹ユリ・ジョーカーと私の婚約者であり幼馴染でもあるサリウス・スペードといつも一緒に遊んでいた。
サリウスはリリアに好意があり大きくなったらリリアと結婚すると言っており、ユリもいつも姉さま大好きとリリアを慕っていた。
リリアが十八歳になったある日スペード王国で反乱がおきその首謀者として父と母が処刑されてしまう。姉妹は王様のいる玉座の間で手を後ろに縛られたまま床に頭をつけ王様からそして処刑を言い渡された。
それに異議を唱えながら玉座の間に入って来たのはサリウスだった。
サリウスは王様に向かい上奏する。
「父上、どうか"ユリ・ジョーカー"の処刑を取りやめにし俺に身柄をくださいませんか」
リリアはユリが不敵に笑っているのが見えた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる