神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!

カヨワイさつき

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プロローグ

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私には、誰にも言えない秘密があるんです。
実は異世界出身で、たぶん転生者なんです。
このセリフは、ずっと誰にも言えなかった。
もう何度目かの、記憶の夢の中に見知らぬ人。
髪の毛がボサボサで今にも臭ってきそうな
男性?が立っていた。
ドサッ!!
目の前で、倒れた!!大丈夫ですか?!

ビックリしたものの、助けようとしたら
触れる瞬間に"ピコンッ"とアイコンが出てきた。

→助ける。
→逃げる。
→戦う。
→踏ん付ける。
→突っつく。
→おまけをもらう。

はっ?えっ?
な、何?この選択技、おかしくない?
上から順に読んでみよう…。
「助ける…?」
「おおおおおお。優しいお方ダァー。」
「……!!」
な、なんなの?
ガバッと、いきなり起き上がった男性から
コロコロコロと、光る玉が転がってきた。

「あなたは、こんなにもみすぼらしい
姿をした、美貌の僕に優しく接してくれる
超いい人だ。君の魂は、僕のせいで……。
僕がミスりまくったせいなのに……。
君の魂は、ツルツルピカピカで僕のように
かなり美しい。」
「……。」
はっ?

「そんな優しい君に、超美しい僕からの
贈り物です。」
「えっ?知らない人からのプレゼントは
いりませんし、優しいとか美しい?…
…何もしてないので…そろそろ失礼します?!」
「失礼しないで。お願いだから、ねっ。」
パサッっと音がなりそうな長いまつ毛が、
片方だけ瞬きした。
いや…ウインクしたように見えた。

「では、お選び下さい、この玉の中で
お一つ…あれっ?足りない…あれっ?」
男性の手のひらに色違いの、光る玉が……。
あれ?これってさっき、私の足元に
転がってきたよね?
3㎝位の光る紫色の玉。
「おおっ。もう選ばれていたんですね。
今度こそ、幸せになれるオマケをつけました。
では、最終調整に……あっ、虫だ。」

パチンッ。

「あっ。」
「あっ?」
虫を叩こうとした男性の手のひらから
いくつもの玉がこぼれ落ちていった。
その瞬間、私が手渡そうとした紫色の
玉までこぼれ落ちそうになっていた。
とっさに、両手を出し玉が落ちないようにした。
すると他の玉も私の手のひらにこぼれ落ち、
数個落としてしまったけど、ほとんど
キャッチ出来た事に、ホッとしたものの
男性は、驚いていた。
「ど、どうしたんですか?はい、落ちずに
すんだものです、早く、受け取って下さい。」

まだ、足元にいくつか転がっていたので、
落とさずに済んだものを手渡したあと、
また拾っあげるつもりだった。
「…結果オーライ…。度重なるミス続きだし
…これくらい…平気…うん、大丈夫…きっと…。」

「早くして下さい。拾えないじゃないですか?」
「……。」
男性は、何かを呟いていた。
「はい。手続き完了です。」
「はっ!何の…手続き……。」
ぐらっとしたあと、グニャリと景色が
揺らいだあと、暗闇に包まれてしまった。

『今度こそお幸せに。どうか…ご無事で。』
薄れる意識の中で、たしかに声が聞こえた。

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