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6、目覚め
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薄暗い部屋。
遅刻すると思い起き上がると、なんだか身体が重だるく感じてしまった。
寝過ごして夜になってしまったの?
あれ?
柔らかい?
ベンチで寝ていたはず?
そして、たぶんおっきい人…足の大きな人。
立派な靴を履いた人に……地面に押さえつけられて…アレ?
手首と足首がピリピリする。
公園で寝てたから捕まった?
そういえば、ホームレスをおそったり、おやじ狩り……。見た目はオヤジではないにしても、私の髪が短いからしょっちゅう"ぼうず"とか"お兄ちゃん"とか言われていた。
美容室どころか散髪屋さんや床屋さんすら行ったことはなかった。
自分で適当に切っていた。
今は3月でまだまだ寒いので、横は耳が隠れるくらいで後ろが肩に着くか付かないぐらいの長さ。
夏場はもう少し短くなるが、慣れたもので自分で髪を切るのが少し上達したかもしれない。
何度か失敗した時は、頭にタオルや布を巻いて誤魔化した。
清掃のバイトも個人店のお店も帽子があるから、髪型は気にならない。
制服があるのはありがたいと思った。
「……。」
おもいに浸(ひた)っていたけど、ここは明らかにあの公園ではない。
ベンチも見当たらないし、部屋の中である。
ベッド、洋風のお部屋?
私のお布団と全然ちがう。
安アパートの隣人が引っ越しする時、あいさつにきたんだけど……。
「君も引越し…するの?」
「い、いえ。買う余裕がなくて……。」
「じゃあさ、押し付けてしまうんだけど家具とか布団とか処分しようと思ってたやつ、もらってくれない?」
処分代がかかるからといって、小さなクーラーボックスや布団、3段ボックス、簡易テーブルと椅子が私の家財道具になった。
「ホントにいいんですか?」
「あ、あぁ、押し付けてしまって悪いな。子ども1人でいつもお留守番えらいな。」
「いえ、私もう……。」
年齢を言うと驚いていた。
いつもお留守番してる小学生だと思われていた。
17歳なのに小学生の"男の子"に間違えられていた。
母は、薄々夜のお仕事とわかっていたらしい。
母に捨てられて数年、温かな柔らかな布団で寝れた。
気の毒に思われたのか、明らかに新しい物も複数あったけど、お礼を言う前に引っ越してしまった。
花の香りがする石鹸やシャンプー、あの人に会えたらお礼がいいたいな。
「……柔らかい。」
「……うぐっ。」
「!!!」
わずかに空いてるドア近くに大きな人影があった。
人がいた事に気づかず、大きな人影の声に驚いてしまった。
ダレ?と思った時、地面に落ちた私の手足を拘束され捕まってしまった事が頭の中に入ってきた。
コワイ、どうせまた……。
「「………。」」
「か、身体…具合はどうだ!!」
「……。」
もう大丈夫、もう大丈夫だからそんな大きな声出さないで。お願いだから……。
私を拘束した人の声、これからどうなるのかと恐怖していた。
喉がヒリヒリするほど乾いたかのように声が出なかった。
それに対しリアムは目の前にいる小柄な美少女に優しく接しようとするものの焦ってしまい、つい大きな声になってしまっていた。
まだ名も知らぬ美少女をみていると自然と気持ちが穏やかになるとはいえ、緩んでしまった自分の頬に気付き表情を引き締めた。
薄暗い部屋ではリアムの表情はあまり見えないものの、声の大きさや強めの言葉尻から怒っているように聞こえるのだった。
実際にリアムの声かけに茉莉(まり)は、ベットの上で起き上がったもののビクッと大きく跳ね上がった身体は、バランスをくずしたのかベットに戻ったのだった。
遅刻すると思い起き上がると、なんだか身体が重だるく感じてしまった。
寝過ごして夜になってしまったの?
あれ?
柔らかい?
ベンチで寝ていたはず?
そして、たぶんおっきい人…足の大きな人。
立派な靴を履いた人に……地面に押さえつけられて…アレ?
手首と足首がピリピリする。
公園で寝てたから捕まった?
そういえば、ホームレスをおそったり、おやじ狩り……。見た目はオヤジではないにしても、私の髪が短いからしょっちゅう"ぼうず"とか"お兄ちゃん"とか言われていた。
美容室どころか散髪屋さんや床屋さんすら行ったことはなかった。
自分で適当に切っていた。
今は3月でまだまだ寒いので、横は耳が隠れるくらいで後ろが肩に着くか付かないぐらいの長さ。
夏場はもう少し短くなるが、慣れたもので自分で髪を切るのが少し上達したかもしれない。
何度か失敗した時は、頭にタオルや布を巻いて誤魔化した。
清掃のバイトも個人店のお店も帽子があるから、髪型は気にならない。
制服があるのはありがたいと思った。
「……。」
おもいに浸(ひた)っていたけど、ここは明らかにあの公園ではない。
ベンチも見当たらないし、部屋の中である。
ベッド、洋風のお部屋?
私のお布団と全然ちがう。
安アパートの隣人が引っ越しする時、あいさつにきたんだけど……。
「君も引越し…するの?」
「い、いえ。買う余裕がなくて……。」
「じゃあさ、押し付けてしまうんだけど家具とか布団とか処分しようと思ってたやつ、もらってくれない?」
処分代がかかるからといって、小さなクーラーボックスや布団、3段ボックス、簡易テーブルと椅子が私の家財道具になった。
「ホントにいいんですか?」
「あ、あぁ、押し付けてしまって悪いな。子ども1人でいつもお留守番えらいな。」
「いえ、私もう……。」
年齢を言うと驚いていた。
いつもお留守番してる小学生だと思われていた。
17歳なのに小学生の"男の子"に間違えられていた。
母は、薄々夜のお仕事とわかっていたらしい。
母に捨てられて数年、温かな柔らかな布団で寝れた。
気の毒に思われたのか、明らかに新しい物も複数あったけど、お礼を言う前に引っ越してしまった。
花の香りがする石鹸やシャンプー、あの人に会えたらお礼がいいたいな。
「……柔らかい。」
「……うぐっ。」
「!!!」
わずかに空いてるドア近くに大きな人影があった。
人がいた事に気づかず、大きな人影の声に驚いてしまった。
ダレ?と思った時、地面に落ちた私の手足を拘束され捕まってしまった事が頭の中に入ってきた。
コワイ、どうせまた……。
「「………。」」
「か、身体…具合はどうだ!!」
「……。」
もう大丈夫、もう大丈夫だからそんな大きな声出さないで。お願いだから……。
私を拘束した人の声、これからどうなるのかと恐怖していた。
喉がヒリヒリするほど乾いたかのように声が出なかった。
それに対しリアムは目の前にいる小柄な美少女に優しく接しようとするものの焦ってしまい、つい大きな声になってしまっていた。
まだ名も知らぬ美少女をみていると自然と気持ちが穏やかになるとはいえ、緩んでしまった自分の頬に気付き表情を引き締めた。
薄暗い部屋ではリアムの表情はあまり見えないものの、声の大きさや強めの言葉尻から怒っているように聞こえるのだった。
実際にリアムの声かけに茉莉(まり)は、ベットの上で起き上がったもののビクッと大きく跳ね上がった身体は、バランスをくずしたのかベットに戻ったのだった。
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