【完結・R18】28歳の俺は異世界で保育士の仕事引き受けましたが、何やらおかしな事になりそうです。

カヨワイさつき

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第一章 2人の約束

42、いい朝

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あたたかな温もり、柔らかな日差しが
キラキラと煌きながら俺の
まぶたに当たっているのを感じた。
心地の良い微睡みのなかでの
いつもの部屋、いつもの香り。
それだけでホッとするのに、今日は
なんだか背中がポカポカする。
たくましい腕、大きな手のひら、
スリスリし、手の大きさを比べた後
恋人繋ぎしてみた。
帰ってきたんだ、としみじみ思ってしまった。
ナオクルさんの部屋なのに、
まるで自分の場所みたいになっている。
この世界に来た頃、ナオクルさんの
部屋に居続けることで迷惑をかけてるのが
嫌で、お城にいる事を知った俺は
お城の使用人として働きたいと言ったら
断られたから、町で働きたいとか、
町の宿屋さんに行くって言った時の
ナオクルさんの顔は、悲壮感というか
なんだろ?俺がかなり酷い暴言を
吐いたかのように、罪悪感を感じる
表情?どういえばいいのかわからない、
なんとも言えない表情をされたのだった。
そこから、目まぐるしい毎日で
甘々?超激甘生活が続いた。
いつのまにか、ソリトル伯爵の義理の息子に
なったし、アベリアちゃんは俺の子どもに
なったし、1番の驚きはナオクルさんの
こ、婚約者になっていたことだ。

やたらと高級な服装に着飾らされたと
思ったら、スポットライト?
リストン国王や、神子様たち、
その並びに、アベリアちゃんを抱っこした俺、
ベールを付けた俺は、100人以上居そうな
大広間の壇上にいたのだ。
呆然としていたら、されるがままで
ナオクルさんに引き寄せられながら、
口付けをされていたのだ。
その後は驚きの連続だった。
    **
「おはよう、カズミ。」
「おはようございます。ナオクルさん。」
「……。」
あれ?返事がない?
そう思い振り返ると、何かを
言いたげにしていた。
「ナオクルさん?」
「……違う。」
「……。」
あっ、わかったけど素直じゃない俺は
「"ワニ"さん。」
「んぐっ、違う。」
「……ぶふっ、ナオ、可愛い。」
「……!!」
昔は、俺によく言ってた言葉、
す"なお"になれって言いながら
言い"くる"めてくる、ナオクル。
今ではほとんど言わないよなぁ……。
「カズミは、ほとんど顔にでるのに
意地っ張りで、変なところで負けず嫌い、
そして恥ずかしがり屋で、可愛くて愛しい
…私だけのカズミ。」
ゴホッ。
な、なんだか、前より激甘。
"ワニ"って呼んだから、いじわるされたのか?
俺は激甘のダメージをかなり受けたよ?
激甘あずきに、練乳と生クリーム、
更に色々なかき氷の蜜やら、ハチミツ、
あとなんだろ?とにかく甘いもの
かけ過ぎたかき氷ってかんじ。

「……お、お互い、おかえりなさいと
ただいま、だね。」
「ああ。」
「印を…付けたい。」
「……。」
ずーっと昔、俺が"僕"だった時にも
言われた言葉だった。
「……印って、具体的にどういう物なの?」
ナオクルさんが、ポツポツと説明してくれた。
自分の伴侶、又は半身の契約。
基本交わりながら口付けし印を付ける
契約をするらしい。
基本手の甲に印を付ける事が多かったらしい。
もちろん、見えない場所に印を付ける事も可能。
印がある者を危険な行為、又は
穢そうとした場合、各国ごとの決まりを無視し、
印の主となる者が伴侶を守る為、
相手側を罰する事が出来る。

ナオクルさんに印をつけてもらった場合、
ナオクルさんの方が寿命は長いので、
その寿命と同じ長さになるらしい。
寿命が長い者、力が強い者と
一心共同体となり、万が一どちらかが
亡くなれば、同じ時に亡くなったりする。
基本は印を付ける側が主となり、
印が付けられた者が主に生命を
委ねる事が多い。
稀に逆もあるらしい。
細かな契約設定も出来るので、
お互い本来の寿命の長さで
生きる事も可能である、との事。
「印の契約かぁ……。」
「私はカズミ以外と添い遂げる気はない。」
「……ナオ。」
長年待ってもらいながらも、即答
出来ずにいるズルイ俺。
……怖いのだ。
ナオは、俺に印を付けたらなんでも
俺の事に構い、他の事や自分の事を
疎かにしそうになるのが怖いんだ。
しかも、それに対して俺が喜びを感じ
優越感や色々、のめり込みそうで怖い。
「…ごめん、返事まだ待ってもらってもいい?」
「……死ぬ間際とかは嫌だぞ。」
「……そこまでは、待たせないよ。」
「……。」
「なるべく早く、するね。チュッ、チュッ。」
お詫びを兼ねて俺はナオクルさんの
顔に何度か口付けをした。
「……。」
ナオクルさんは一瞬固まり、顔が赤くなり
先程からツンツンと主張してきた。
ナオクルさんの下の方にある、
とある硬くて大きいものが、俺の下半身を
突っついてきていた。
「カズミ、したい。だからしよう。」
「イイ朝デスネ。」
俺はギューとナオクルさんに
抱きしめられたまま、動けなくなってしまった。

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