65 / 69
第二章 婚姻に向けて
61、マコトの契約
しおりを挟む
マコトの頭の上に落ちてきた
ジャンガリアンハムスターにコウモリの
羽を付けたような生き物。
その生き物は故意に作られた生き物だった。
この世界での新種。
愛玩、奴隷、様々な目的で作られた生き物達が、
何者かによって運ばれる途中、アネクラという
蜘蛛の足を持つ魔物に襲われ、全ての
生き物がグルグル巻きにされて放置されていたのだ。
奇跡的に、この子はやせ細ったのか、
グルグル巻きの糸からも逃れ
檻の隙間から運良く、マコトの頭の上に
落ちてきたのだった。
頭に落ちてきたのが、鳥のフンだと
勘違いしたマコトは、自分の頭に
洗浄魔法をかけようとしたが、
ナオクルにとめられ、ある意味助かった
生き物だった。
瀕死状態に洗浄魔法をかけてしまったら、
それこそ、大変な事になるとこだった。
何を食べるか分からず衰弱していく
生き物に従魔契約をしたら成功したみたいだった。
魔力を糧に、毛艶も良くなり木の実の
種や果実を好んで食べていた。
「ハムスターみたいだね。」
「うん。ホントもふもふで可愛いし、
ハムコって名前にしたんだ。」
「ハムコ……。」
「あっ、カズミさん、ネーミングセンスないって
言いたげな顔してる。」
「エッ、そ、そんな事は……。」
「あはは。動揺しすぎ。俺自身
ネーミングセンスないって思うし、これは
親の遺伝かも。俺の名前も最悪な
付け方されたからね、俺の親も
ネーミングセンスゼロだよ。」
マコト様は、マコト=岡真琴(おかまこと)
"オカマ、コト"と名前の事でいじられ
昔っからいじめられていたそうだ。
そして、アニメやゲームにのめり込んでいったらしい。
「ジャンガリアンハムスターのハムと
コウモリのコで、ハムコだよ。
ハムコ最高に可愛いなぁ。テイムでこんなにも
可愛い子と意思疎通できるなんて、
すっごく幸せだぁぁ。」
「あっ、名前もう一つ候補あったんだけど
思い出したからやめたんだ。
ジャンガリアンのジャとコウモリのコで、
ジャコと迷ったけど、肉料理がうまい
料理長と同じ名前だからねー。」
「(あはは)可愛い。大きくなるかなぁ?」
たしかに、アヤワ料理長と肉料理が得意の
ジャー・コッテン料理長いるもんね。
「最初はハムコにセーブしながら魔力を
あげていたんだけど、最近はますます
食欲旺盛でかなり食べてるから、わりと
大きくなりそうだよ。」
「将来どんな子になるかなぁ?
楽しみですね。」
「ほんと、美形のイケメンの人型に
なったら嬉しいけどね。」
「人型なら、自分より小さめで可愛い系が
いいかも……。」
「うわぁぁぁ、カズミさん、それ、
理想と現実のズレっていうやつ?」
「あはは。」
確かにナオクルさんは、美形の顔立ちに
身体もアレも、すごく大きくて立派だった。
「あはっ。赤い顔してカズミさん、
何を想像したんだろうねぇ、ハームコ。」
「キュキュ~。」
花の種を食べていたハムコは、マコト様に
高い高いされ、焦った様に種を抱きしめる
仕草にキュンキュンしてしまった。
「癒し系のハムコちゃんだねぇー。」
「ホント、俺のハムコ最高!!」
シュッ。
「カズミ、俺のカズミの方が可愛い!!」
「な、な、ナオ?!」
後ろからいきなり抱きしめられ、
浮遊感に驚いた。
先程の小さくて可愛い系の話を
聞かれずにすんで良かったと
ホッとしたカズミであった。
ナオクルはお城に仕事の書類を
取りに行ったり、色々な面倒事を
片付けてきたらしい。
マコトはニヤニヤしながら、
こちらを見ていたが、
ナオクルのお姫様抱っこでカズミは
マコトの部屋を後にした。
「小さくて可愛い系が好きなのか?」
ポソっと呟かれた言葉に動揺したカズミは
隠し事が出来ず、洗いざらい話すはめになり、
気持ちいいお仕置もされたのだった。
ジャンガリアンハムスターにコウモリの
羽を付けたような生き物。
その生き物は故意に作られた生き物だった。
この世界での新種。
愛玩、奴隷、様々な目的で作られた生き物達が、
何者かによって運ばれる途中、アネクラという
蜘蛛の足を持つ魔物に襲われ、全ての
生き物がグルグル巻きにされて放置されていたのだ。
奇跡的に、この子はやせ細ったのか、
グルグル巻きの糸からも逃れ
檻の隙間から運良く、マコトの頭の上に
落ちてきたのだった。
頭に落ちてきたのが、鳥のフンだと
勘違いしたマコトは、自分の頭に
洗浄魔法をかけようとしたが、
ナオクルにとめられ、ある意味助かった
生き物だった。
瀕死状態に洗浄魔法をかけてしまったら、
それこそ、大変な事になるとこだった。
何を食べるか分からず衰弱していく
生き物に従魔契約をしたら成功したみたいだった。
魔力を糧に、毛艶も良くなり木の実の
種や果実を好んで食べていた。
「ハムスターみたいだね。」
「うん。ホントもふもふで可愛いし、
ハムコって名前にしたんだ。」
「ハムコ……。」
「あっ、カズミさん、ネーミングセンスないって
言いたげな顔してる。」
「エッ、そ、そんな事は……。」
「あはは。動揺しすぎ。俺自身
ネーミングセンスないって思うし、これは
親の遺伝かも。俺の名前も最悪な
付け方されたからね、俺の親も
ネーミングセンスゼロだよ。」
マコト様は、マコト=岡真琴(おかまこと)
"オカマ、コト"と名前の事でいじられ
昔っからいじめられていたそうだ。
そして、アニメやゲームにのめり込んでいったらしい。
「ジャンガリアンハムスターのハムと
コウモリのコで、ハムコだよ。
ハムコ最高に可愛いなぁ。テイムでこんなにも
可愛い子と意思疎通できるなんて、
すっごく幸せだぁぁ。」
「あっ、名前もう一つ候補あったんだけど
思い出したからやめたんだ。
ジャンガリアンのジャとコウモリのコで、
ジャコと迷ったけど、肉料理がうまい
料理長と同じ名前だからねー。」
「(あはは)可愛い。大きくなるかなぁ?」
たしかに、アヤワ料理長と肉料理が得意の
ジャー・コッテン料理長いるもんね。
「最初はハムコにセーブしながら魔力を
あげていたんだけど、最近はますます
食欲旺盛でかなり食べてるから、わりと
大きくなりそうだよ。」
「将来どんな子になるかなぁ?
楽しみですね。」
「ほんと、美形のイケメンの人型に
なったら嬉しいけどね。」
「人型なら、自分より小さめで可愛い系が
いいかも……。」
「うわぁぁぁ、カズミさん、それ、
理想と現実のズレっていうやつ?」
「あはは。」
確かにナオクルさんは、美形の顔立ちに
身体もアレも、すごく大きくて立派だった。
「あはっ。赤い顔してカズミさん、
何を想像したんだろうねぇ、ハームコ。」
「キュキュ~。」
花の種を食べていたハムコは、マコト様に
高い高いされ、焦った様に種を抱きしめる
仕草にキュンキュンしてしまった。
「癒し系のハムコちゃんだねぇー。」
「ホント、俺のハムコ最高!!」
シュッ。
「カズミ、俺のカズミの方が可愛い!!」
「な、な、ナオ?!」
後ろからいきなり抱きしめられ、
浮遊感に驚いた。
先程の小さくて可愛い系の話を
聞かれずにすんで良かったと
ホッとしたカズミであった。
ナオクルはお城に仕事の書類を
取りに行ったり、色々な面倒事を
片付けてきたらしい。
マコトはニヤニヤしながら、
こちらを見ていたが、
ナオクルのお姫様抱っこでカズミは
マコトの部屋を後にした。
「小さくて可愛い系が好きなのか?」
ポソっと呟かれた言葉に動揺したカズミは
隠し事が出来ず、洗いざらい話すはめになり、
気持ちいいお仕置もされたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
執着騎士団長と、筋肉中毒の治癒師
マンスーン
BL
現代日本から異世界へ転生した治癒師のレオには、誰にも言えない秘密がある。
それは「定期的に極上の筋肉に触れて生命力を摂取しないと、魔力欠乏で死んでしまう」という特異体質であること!
命をつなぐため、そして何より己のフェティシズムを満たすため、レオがターゲットに選んだのは「氷の騎士団長」と恐れられる英雄ガドリエル。
「あぁっ、すごい……硬いですガドリエル様ッ!(大胸筋が)」
「……っ、治療中にそんな熱っぽい声を出すなッ」
生きるために必死で揉みしだくレオを、ガドリエルは「これほど俺の身を案じてくれるとは」と都合よく勘違い
触られたいムッツリ攻め×触りたい変態受け
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました
ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載
竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜
レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」
魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。
彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。
異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる
ヨドミ
BL
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。
アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。
異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。
【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。
αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。
負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。
「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。
庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。
※Rシーンには♡マークをつけます。
俺以外美形なバンドメンバー、なぜか全員俺のことが好き
toki
BL
美形揃いのバンドメンバーの中で唯一平凡な主人公・神崎。しかし突然メンバー全員から告白されてしまった!
※美形×平凡、総受けものです。激重美形バンドマン3人に平凡くんが愛されまくるお話。
pixiv/ムーンライトノベルズでも同タイトルで投稿しています。
もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿
感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_
Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109
素敵な表紙お借りしました!
https://www.pixiv.net/artworks/100148872
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる