闇夜の姫は、破壊王子に溺愛される。

カヨワイさつき

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シヴァーディーとミリ

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自分が思っていたよりかなり、皆に
心配をかけてしまったようだった。
来賓も数名混じっての晩餐会だったらしいが
予定していた時間より、少し遅れて
開始したものの、俺の事が気になっていたらしく
受け答えもそぞろだったらしい。
デザートが好評だった晩餐会は、
事情はふせながら明日に繰り越すことを伝え
1時間ちょっとで晩餐会は
お開きになってしまったそうだ。

晩餐会が終わり2時間半が経過していた。

シヴァーディーとミリは、相変わらず
睨み合いをしていた。
「シヴァーディーどうしたんだ?」
「いぇ…この子……。複数の魔法に
見慣れない…何か……。」
「確かに俺もそれは気にはなるが、
今、落ち着いたとこだったんだ。」
「……。」
ミリは自分の事を言われているのは
理解しているが、特に何を言う事もなく
始終静かだった。
ミリの魔法に関しては独学だそうで、
使い方がいまいちわからないそうだ。
国王と王妃が退席したあと、
シヴァーディーが残り、まだ話があるようで
部屋に残っていた。

グゥー。
「「……。」」
「あー、昼食も食べ損ねたしさすがに、
俺もお腹がすいたな。」
近くを通っていた、使用人に食事を
3人分持ってくるように命じた。
しばらくすると、食事が運び込まれ
食べる事にした。
「わ、私……。」
「どしたんだ?」
「ま、魔術師様と、王子様…私は
平民…。同じところで、ご飯ってたしか、
身分が違うから一緒食べたら
ダメだったはず…。」
「めんどい。」
「堅い事言わなくていいよ、ヴィル様は、
身分で人を見ないし、私なんてスラム
出身の魔術師よ。」
「お腹のむしを、2回もならしたんだから、
ミリ、しっかり食え。」
「……。」
「今更場所変えたら他の使用人に、
余計な迷惑かかるぞ。」
「さっ、ミリちゃん嫌いなものなければ、
冷めないうちに、一緒に食べましょう。」
「は、はい。」
しばらく、無言で食事を食べていた。

「なんだか、ミリちゃん懐かしく感じるわ。」
「わ、私も魔術師様から懐かしさを感じます。」
ヴィルは、そんな2人を静かに見守っていた。
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