15 / 18
14、雨降り
しおりを挟む
オザーム王太子殿下との久々のデートは、
マリー(中身はキオナ)と庶民デートをした。
ホットチョコのオネェさんのお店や
色とりどりの雑多な中のお店、食べ物や
服などが並ぶ様子は、それだけで心が躍った。
王族と高位貴族、影がついてるものの
2人っきりで肩のチカラを抜いたデートは
お互いの色に似たタイピンと髪飾りを
オザーム王太子殿下が購入し、そして
付けあったのだった。
照れていると、小雨が降り出したのだった。
「うわっ……あっ。」
あっ、ここは可愛く"きゃ!"降ってきたわ
とか言うべきだったと、後悔した時には
遅かった。
「マリー、大丈夫か?普段のすましたマリーも
いいけど、庶民っぽいマリーも最高だな!」
そう言ったオザーム王太子殿下は
イタズラが成功した様な表情をした。
雨が降ってきたことにより、あわただしく
店じまいする人たちをモノ珍しく見てしまった。
あちらこちらへと目移りをしながらマリーは、
足元の注意がおそろかになり、何もない
地面に引っかかって躓(つまず)き
そうになってしまった。
そんなマリー(中身はキオナ)を抱きとめて
くれたのはもちろんオザーム王太子殿下だった。
マリーはオザーム王太子殿下の胸に
突っ込む形になってしまったのだ。
「大丈夫か?」
「あ、ありがとう、ございます?」
「マリーはたまにとんでもなく…こ……、
こんなにも可愛いことするんだな。」
オザーム王太子殿下?"こ"の後、明らかに
違うこと言おうとしたでしょう?
こ、子どもっぽい?
柔らかな微笑みのオザーム王太子殿下は
庶民服を着ていてもかっこよかった。
あと、その胸板は厚く中身は男である
キオナはちょっぴり悔しくて、
抱きしめられていたのだが、厚い胸板を
ぐっと押してみた。
ググッ……押して、みる。
ググッぐっ…グギっ!
「……イッ!!」
「マリー……???」
力いっぱい押していたのだけれど、
マリー(中身はキオナ)の手首から
グギっとひねってしまったような
音が聞こえてきた。
離れないし、痛い。
痛みに耐えた顔をしていることは自覚している。
見上げてみても、オザーム王太子殿下は
離れてはくれなかった。
手首が痛い。
チカラ差を感じ地味にショックを受け
なぜか目が潤んだ気がした。
ちゅ。
「……かわいい。」
「!!!」
くちびるに、マリーのくちびる?!
感触は、俺?いやいや中身は俺(キオナ)だから
身体は、マリー?!
**キオナは混乱してます。**
……しばらくお待ち下さい……
マリー(中身はキオナ)のくちびるに
オザーム王太子殿下は、口付けたのだった。
影はもちろん、小雨が降ってきたからか
人の出は少なくなったものの、周りの人や
店の人たちからの生温かい視線や
はやしたてたような口笛の音が聞こえてきた。
ようやくマリーは、厚い胸板から
解放されたのだった。
「マリー、君は私の婚約者であり大切な人だ。
君が私を避けようとも、私は君をもう
逃がすつもりはない。意識してもらわないと
何も始まらないから…成人後、特例を
使ってもいいと思ってる。考えといてほしい。」
俺は…マリー中身はキオナってか俺は、
恥ずかしさからこの国のオザーム王太子殿下を
じとりとにらんでしまった。
「また、口付けたくなるような顔してるよ。」
そう言ってオザーム王太子殿下は
イタズラっぽい表情を浮かべた。
その言葉に、マリー(中身はキオナ)は
頬や耳に手を当てなくてもカァーと
熱くなるのを感じた。
少し強くなった雨にも、顔と耳が熱く
ふわふわしながら帰宅したのだった。
別れ際の、手の甲に口付けにすら
顔どころか身体が熱くなった気がした。
屋台のお菓子や、いつのまに購入したのか
可愛い花もプレゼントしてくれたのだった。
使用人たちにも、お菓子お土産があった。
それらを見つめながら、今日言われた言葉を
思い出しては、熱くなるマリー(中身はキオナ)
だった。
翌日、マリー(中身はキオナ)は熱を出し
学園を休んだのだった。
マリー(中身はキオナ)と庶民デートをした。
ホットチョコのオネェさんのお店や
色とりどりの雑多な中のお店、食べ物や
服などが並ぶ様子は、それだけで心が躍った。
王族と高位貴族、影がついてるものの
2人っきりで肩のチカラを抜いたデートは
お互いの色に似たタイピンと髪飾りを
オザーム王太子殿下が購入し、そして
付けあったのだった。
照れていると、小雨が降り出したのだった。
「うわっ……あっ。」
あっ、ここは可愛く"きゃ!"降ってきたわ
とか言うべきだったと、後悔した時には
遅かった。
「マリー、大丈夫か?普段のすましたマリーも
いいけど、庶民っぽいマリーも最高だな!」
そう言ったオザーム王太子殿下は
イタズラが成功した様な表情をした。
雨が降ってきたことにより、あわただしく
店じまいする人たちをモノ珍しく見てしまった。
あちらこちらへと目移りをしながらマリーは、
足元の注意がおそろかになり、何もない
地面に引っかかって躓(つまず)き
そうになってしまった。
そんなマリー(中身はキオナ)を抱きとめて
くれたのはもちろんオザーム王太子殿下だった。
マリーはオザーム王太子殿下の胸に
突っ込む形になってしまったのだ。
「大丈夫か?」
「あ、ありがとう、ございます?」
「マリーはたまにとんでもなく…こ……、
こんなにも可愛いことするんだな。」
オザーム王太子殿下?"こ"の後、明らかに
違うこと言おうとしたでしょう?
こ、子どもっぽい?
柔らかな微笑みのオザーム王太子殿下は
庶民服を着ていてもかっこよかった。
あと、その胸板は厚く中身は男である
キオナはちょっぴり悔しくて、
抱きしめられていたのだが、厚い胸板を
ぐっと押してみた。
ググッ……押して、みる。
ググッぐっ…グギっ!
「……イッ!!」
「マリー……???」
力いっぱい押していたのだけれど、
マリー(中身はキオナ)の手首から
グギっとひねってしまったような
音が聞こえてきた。
離れないし、痛い。
痛みに耐えた顔をしていることは自覚している。
見上げてみても、オザーム王太子殿下は
離れてはくれなかった。
手首が痛い。
チカラ差を感じ地味にショックを受け
なぜか目が潤んだ気がした。
ちゅ。
「……かわいい。」
「!!!」
くちびるに、マリーのくちびる?!
感触は、俺?いやいや中身は俺(キオナ)だから
身体は、マリー?!
**キオナは混乱してます。**
……しばらくお待ち下さい……
マリー(中身はキオナ)のくちびるに
オザーム王太子殿下は、口付けたのだった。
影はもちろん、小雨が降ってきたからか
人の出は少なくなったものの、周りの人や
店の人たちからの生温かい視線や
はやしたてたような口笛の音が聞こえてきた。
ようやくマリーは、厚い胸板から
解放されたのだった。
「マリー、君は私の婚約者であり大切な人だ。
君が私を避けようとも、私は君をもう
逃がすつもりはない。意識してもらわないと
何も始まらないから…成人後、特例を
使ってもいいと思ってる。考えといてほしい。」
俺は…マリー中身はキオナってか俺は、
恥ずかしさからこの国のオザーム王太子殿下を
じとりとにらんでしまった。
「また、口付けたくなるような顔してるよ。」
そう言ってオザーム王太子殿下は
イタズラっぽい表情を浮かべた。
その言葉に、マリー(中身はキオナ)は
頬や耳に手を当てなくてもカァーと
熱くなるのを感じた。
少し強くなった雨にも、顔と耳が熱く
ふわふわしながら帰宅したのだった。
別れ際の、手の甲に口付けにすら
顔どころか身体が熱くなった気がした。
屋台のお菓子や、いつのまに購入したのか
可愛い花もプレゼントしてくれたのだった。
使用人たちにも、お菓子お土産があった。
それらを見つめながら、今日言われた言葉を
思い出しては、熱くなるマリー(中身はキオナ)
だった。
翌日、マリー(中身はキオナ)は熱を出し
学園を休んだのだった。
0
あなたにおすすめの小説
【1話完結】あなたの恋人は毎夜わたしのベッドで寝てますよ。
ariya
ファンタジー
ソフィア・ラテットは、婚約者アレックスから疎まれていた。
彼の傍らには、いつも愛らしい恋人リリアンヌ。
婚約者の立場として注意しても、アレックスは聞く耳を持たない。
そして迎えた学園卒業パーティー。
ソフィアは公衆の面前で婚約破棄を言い渡される。
ガッツポーズを決めるリリアンヌ。
そのままアレックスに飛び込むかと思いきや――
彼女が抱きついた先は、ソフィアだった。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる