【R18・完結】ショウドウ⁈異世界にさらわれちゃったよー!お兄さんは静かに眠りたい。

カヨワイさつき

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マコトは驚いた

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*マコト目線~

用事を済ませ帰宅したご当主
シューガー・ソリトル伯爵と
護衛のプーちゃん?!
キオナからはプーちゃんとしか聞いて
なかったが、まさか…この顔は……。

チャベツ物語1のゲームでは、モブ
扱いだったけど……。
もしかして、2では攻略キャラなのか?

プーエル・ベアラ・リストンは
確か王弟の第三子だったはず。
大きな身体で、筋肉質というか
筋肉ダルマ。
モブの割にはやたらと目立つから
気にはなっていたなあ。
たくましい筋肉、俺にも筋肉
分けて欲しいよ。

「明後日には、カナップに向けて
行く予定だから、準備を整えといてくれ。」
「はい。」
「シューガー伯爵は明日もお出かけで
なんだか毎日大変ですね。」
「いやいや、大変ではあるがやり甲斐がある
仕事だし、人々の役に立ってるって直で
感じれるから、嬉しい仕事でも、あるんだよ。」
「そうなんですね。領主様のお仕事が
よくわかりませんが、やり甲斐ある
お仕事っていいですね。」
「よくわからないってか、まあ、そうだろうね。
そうだ。明日君たちは、何をして過ごすんだ?」
「特に何も…。」
「よければ、少し朝が早いけど、一緒に
仕事見学してみるかい?」
「はい、ぜひ。」
       ・
           ・
           ・
…昨夜の自分の言葉を撤回したい。
出会った頃、盗賊に襲われ傷ついた
雄馬さんを癒したら、懐かれた。
張り切る雄馬さん。
カポン、カポン、カポン……。
と普段はのんびりと走る雄馬さんは
カポカポカポカポカポカポカポ……。
彼なりに早く走っているようだ。

かなりの早朝?深夜?時間で表すなら
3時過ぎに馬車で移動した。
当然起きれなかった俺は、なぜか
ご当主のシューガー様、キオナは、
プーちゃんことプーエルさんに
お姫様抱っこされ馬車に乗ったらしい。

ガタガタ道を数時間走らせていた。
生暖かいぷにぷにに揺られながらも
あまりの気持ち悪さに目覚め、途中で
無理矢理休憩をとり、空っぽの胃から
~(自粛・うふふ)~
再び嫌々馬車に乗り込み、伯爵から
頂いた馬車酔いに効くらしい薬草を
カムカムしていた。
味はミントガム、食感は噛みきれないグミ
って感じだ。効くような効かないような……。
でも、好意は素直に受けとりました。
伯爵、貴重な品ありがとうございます。

この薬草、ミグ草といい綺麗な水辺に
生える薬草で、直径10㎝弱の
ハート型の肉厚な葉っぱだそうです。
瘴気によりつい最近まで大地や水、
空気までが汚染されていた為に
雑草並みに生えていた薬草まで、高騰
していたらしい。

俺たちが浄化の神子として1年が経つ今
少しずつ浄化はしているものの、絶滅
仕掛けの動植物がいるそうだ。
生態系が崩れた森の多くは、魔獣が
増え続け、村や町が襲われた。
家畜や農作物に大ダメージを受け
それらを捨てざるを得ない人々が
冒険者ギルドに押しかけ、仕事を
取り合い、見向きしないかった
薬草までもが乱獲……。
…一つ狂えば多くが狂った。

村や町に残った動けない身体の不自由な
人々の為、備蓄倉庫の食材や薬を
必要な者に直接届け、現状をなんとか
しようとしている領主、それがこの
シューガー・ソリトル伯爵だった。
お腹タプタプの彼、実は21歳だった。

本日一番の驚きだった。
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