【R18・完結】ショウドウ⁈異世界にさらわれちゃったよー!お兄さんは静かに眠りたい。

カヨワイさつき

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カナップ

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ほぼ1日がかりで王都から戻ったヒューゴと
リーム、リームの転移で、それぞれの
愛しい者が待つカナップ家に戻った。

目を覚ましたはずのハルトは、額に
汗をかきヒューゴの名前を呼びながら
うなされていた。

「ハ、ハルト、大丈夫か?どこか
苦しいのか?」
「ヒュー…。ハア、ハア、ハア…。」
「ハルト、俺はここに居るぞ。」
荒い息づかいをしながら涙を流すハルト。

「い、医者…医者を…。」
やっと医者を、呼ぶことを思い出した
ヒューゴが叫ぶのと同時に、ドアの
ノック音がした。

コンコン。
入って来たのは、ヒューゴが小さい頃から
姿が変わらないエルフ族の医者だった。
「久しいの、クソガキ。」
「クソジジイ、まだ生きてたんだな。
早く、早く俺のハルトを見てくれ、
やましい気持ちを起こしたら、
ぶった斬るからな。」
「相変わらず、不憫なクソガキだな。
私の可愛い患者は…。おっ?これはこれは…。」
エルフ族の医者は、ハルトを一目みると
嬉しそうにした。
「こら、このエロクソジジイ。」
「クソガキ、落ち着け。可愛い私の患者が
痛みに耐えてるんだ。ここは、励ましあい
いつもの様に、愛情と魔力を打ち込め。」
「……なっ、何を。」
「かわりに俺がしてもいいが、魔力…。
こやつは可愛い顔だが、人族なのか?神?
神族に近いな……。」
「何を、ごちゃごちゃ言ってるんだ、
早く、早く治療をしてくれ。」
「バカモン。オイこら、クソガキ。
お前がしでかしたんだろうが。愛しい者を
放置して、愛情が不足し苦しんでるんだ。
毎日ヤッてそうに見えたが、案外
抜けてるんだな。」
「……ま、まさか。」
「片親からの供給がとまり、母体のみの
愛情と魔力などだけで、赤ん坊が
寂しさや不安…多少母体の感情がモロに
出るんだが混乱を起こしてる。早く
ぶっ込んでやれ。ちゃんと安心させてやれ。」 
「……だ、だが…。」
「母体の痛み、出産状態だが、これは
落ちかけてるんだ…赤ん坊が消えかけてる。
早くしろ。俺は、侯爵たちと、話をしとく。」

年齢不詳のエルフ、医者は立ち去った。

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