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32 シエラ、証拠を探す
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オルフレイン伯爵邸は広くて豪奢だった。比較的新しいベルーフィア公爵邸とは対照的な、古くて歴史のある色合いと雰囲気だ。
ルビーがいるかと期待していたが、彼女は外出中らしい。使用人たちも思ったより少ない。
「どうぞ、遠慮なく探してください」
言葉の通り、納戸や書斎など、普通なら他家の人間が出入りできない部屋にも入れてもらった。
しかし、二人がかりで探してもそれらしきものは見つからない。
「父は大雑把なところのある人間ですから、ちょっとした何かを残している可能性は高いと思ったのですが」
「とはいえ十五年も前のことですからね」
そもそも何が証拠になるか検討がつかないので、どこをどう探したらいいのかも分からない。
何かあったとしてもとっくの昔に破棄されているか、そうでなければアルフレッドが見つけていただろう。
半ば諦めかけた気持ちを奮い立たせて次の部屋へ向かう。オルフレイン伯爵の私室だ。
しばらく使われていないせいか空気が籠もっていた。窓を開けて換気をしたら寒くなったので、マティアスが暖炉に火を入れた。それからめぼしいところを探し始める。
「あ」
少しして、マティアスが短い声を上げた。
シエラが振り向くと、マティアスは机の側でノートをめくっていた。
「これ、もしかしたら証拠になるかもしれません」
「えっ。何ですか?」
「当時の日記……だと思います。 離宮に行ったことも書かれている」
離れたところで本棚を見ていたシエラもノートを見ようと、マティアスの元に駆け寄る。すると足首に何かが引っかかり、つんのめって転びそうになった。
「きゃっ」
「おっと」
マティアスがシエラの腕を掴み、難なく引き寄せる。おかげで床への激突は免れた。
「あ、ありが……」
お礼を言って姿勢を正そうとしたシエラだが、トン、と肩を押された。不安定な姿勢だったシエラは勢いのまま後ろに下がり、そこにあったベッドにぶつかり倒れてしまう。
シエラが起き上がろうとするより先に、マティアスも倒れ込んだ。
「だ、大丈夫ですか?」
シエラを助けたせいでマティアスも転んだのかと慌てる。しかしマティアスはゆったりとシエラに覆い被さってきた。
シエラを覆う上体を片腕で支え、日記を持っている方の腕は頭上に伸ばしている。
「これ、ほしいですか?」
「あの……マティアス様?」
指先で日記をつまむように持ち、ひらひらと見せびらかすように揺らしている。
からかわれていることに気がついたシエラが苦情を口にするよりも、マティアスの方が早かった。
「交換条件です。あなたはこれが欲しい。俺は、あなたが欲しいんです」
「わた……、私?」
「実はずっと好きだった、と言ったら、驚きますか?」
シエラの顔から、すっと表情が消えた。
「女官として働くあなたのことは時々見かけていました。それがいつの間にか、あなたの姿を探すようになっていった。でも、自分の気持ちに気付いた時にはあなたはベルーフィア公爵の妻に。もう少し気付くのが早ければと、何度後悔したか分かりません。こんな汚い手を使ってでも、あなたに振り向いてほしいと思っていて……」
「…………」
アルフレッドも似たようなことを言っていた。後になって、それがすべて嘘だったと分かったのだが。
「女官として働いているシエラが気になっていた」は、城に来たことのある人間なら誰でも同じことが言える。今にして思えば、つきやすい嘘だったのだと分かる。
(そうとも気付かず、すっかり騙されて……)
黙っているシエラを、マティアスは不思議そうな顔で見下ろしていた。
「もしかして、まったく響いてない?」
「どいていただけますか」
「あ、はい」
意外にもマティアスは大人しく引き下がった。証拠になるかもしれない日記、というノートはシエラの手の届かないところにある。
シエラはドレスを整え、マティアスに向き直った。
「そのような嘘をついていただかなくても結構です。目的は何でしょうか?」
「話が早い。もしや、こういったご経験がおありで?」
「お父上が逮捕されているのに恋愛なんてのんきなこと、おかしいと思っただけです」
マティアスがおもしろそうにシエラを見る。
「俺も男ですから。権力と富を得たいと思うのは当たり前のことです」
「ルビーさんをアルフレッド様と結婚させて、生まれた子の外戚になって権力を振るいたい、ということですか?」
「まぁそんなところですかね。父なんかより俺の方がうまくできるはずだ」
言葉は分かるのに、意味が分からない。戸惑うシエラに構わずマティアスは語り続けた。
「妹とベルーフィア公爵を結婚させるためには、あなたが邪魔なのは分かりますね? でもあなたを殺すのも目覚めが悪いかと考え直して」
「考え直して、って……もしかして劇場でのことは、あなたがやったんですか!?」
「そうですよ。ルビーも平民と付き合ってるみたいだからそいつを狙ってもよかったし、あなたに譲ったらそれはそれでいいかなと。で、思ったんです。あなたが俺の妻になればいい、って。そうしたら収まるところに収まる。あなたの悪いようにはしないから、お願いします」
ここで「お願いします」と言われて頷く人間がどこにいるのだろうか。シエラにチケットを譲ってくれたルビーの好意が、こんな風に踏みにじられていたなんて。
「あ、父の裁判が心配ですか? 大丈夫ですよ。あの男の能力ではもうこれ以上の権力は望めなかった。だから息子である俺が告発したんです。父の罪は父だけの罪として背負ってもらうのが、親としての最後の務めというものです。オルフレイン伯爵家としてもおとがめはあるでしょうが、その程度俺には何の障害にもならない。資産も個人的に他のところで貯めていたものがありますし、苦労はさせませんよ」
「そんなわけありません。もし私が密告すれば、あなたもオルフレイン伯爵と同じく国家反逆罪を疑われます。内乱の罪がどれほど重いものか、ご存じのはずです」
シエラの反論に、マティアスはおかしそうに笑った。
「証拠がないのに? それに、俺を密告なんてしたら、俺の妻であるあなたもただでは済みませんよ」
「私はあなたの妻ではないし、これから先もあなたの妻になることはありません」
「へぇ?」
隙なく微笑むマティアスの表情が、氷のように冷たく見えた。
ルビーの兄で、身内の罪も見逃すことなく告発した清廉潔白な騎士かと思っていたが、とんだ間違いだった。
この男は肉親ですら容赦なく排除する恐ろしい人間だ。
王子であるアルフレッドの子を通じて権力を得たいなら、子を設けた後のアルフレッドは邪魔な存在になるはず。
ルビーがアルフレッドの子を産んだ後、彼が無事でいられる保証があるのだろうか。
「そもそも、仮に私たちが別れることがあったとしても、アルフレッド様は自分で自分の新しい伴侶を選びます。私をどうこうしようが何の意味もありませんよ」
「……ベルーフィア公爵が少々哀れに思えてきたぞ」
マティアスの笑顔がほんの一瞬、崩れた気がした。その瞬間をついてシエラはマティアスに飛びかかる。
この男が何を考えていようが、この日記があれば、アルフレッドの望みが叶えられるのだ。
(私はこの日のためにアルと結婚したんだわ!)
油断しているマティアスに手を伸ばす。
もう少しで日記に届くと思った手はしかし、あっさりとマティアスに掴まれた。
「あなたをどうこうしても無意味かどうかは、やってみたら分かりますね。今日中に孕ませてあげましょう」
「ひっ」
あっという間にベッドに押し返される。
体重をかけてマティアスにのしかかられ、あまりの恐怖に無意識に悲鳴がこぼれる。
「いっ、いやぁ!」
「叫ぶならお好きなだけどうぞ。誰も助けには来ませんけど」
「ルビーさん! ルビーさん助けて!」
「ルビーはいないと言ったじゃないですか。戻ってきませんよ。絶縁して、この家から追い出しましたらら」
「えっ?」
唐突な言葉に固まるシエラのスカートがめくられる。何か決定的なことを聞いた気がするが、下着越しとはいえ無遠慮に触れてくる知らない体温に、すぐに恐怖が上回った。
「いやっ! たっ、助けてア……」
その先の言葉が出てこなかった。
(今日もお城で、帰りが遅くなるって……)
オルフレイン伯爵邸に行くことは使用人にも言わなかった。シエラがここにいることは誰にも知られていない。
それに、そもそもアルフレッドはシエラのことが好きではなかった。目的が果たされたら終わる婚姻関係だ。シエラが誰に何をされようが、もう気にしないかもしれない。
本当にひどい嘘だった。それでも、シエラはアルフレッドのことが好きなままだ。嘘だと分かっても嫌いにはなれなかった。
すべてが終わり、結婚している理由がなくなったとしても、アルフレッドと過ごした日々の思い出を胸に生きていけるだろう。
(だから平気よ、このくらい)
心まで明け渡すわけではない。いつか、油断したところで証拠を奪い取ってやる。
ぎゅっと目を閉じ覚悟を決めた、次の瞬間。
「シエラ!」
けたたましい音が響き渡る。
気がついたときには、シエラは世界一安心できる腕の中にいた。
ルビーがいるかと期待していたが、彼女は外出中らしい。使用人たちも思ったより少ない。
「どうぞ、遠慮なく探してください」
言葉の通り、納戸や書斎など、普通なら他家の人間が出入りできない部屋にも入れてもらった。
しかし、二人がかりで探してもそれらしきものは見つからない。
「父は大雑把なところのある人間ですから、ちょっとした何かを残している可能性は高いと思ったのですが」
「とはいえ十五年も前のことですからね」
そもそも何が証拠になるか検討がつかないので、どこをどう探したらいいのかも分からない。
何かあったとしてもとっくの昔に破棄されているか、そうでなければアルフレッドが見つけていただろう。
半ば諦めかけた気持ちを奮い立たせて次の部屋へ向かう。オルフレイン伯爵の私室だ。
しばらく使われていないせいか空気が籠もっていた。窓を開けて換気をしたら寒くなったので、マティアスが暖炉に火を入れた。それからめぼしいところを探し始める。
「あ」
少しして、マティアスが短い声を上げた。
シエラが振り向くと、マティアスは机の側でノートをめくっていた。
「これ、もしかしたら証拠になるかもしれません」
「えっ。何ですか?」
「当時の日記……だと思います。 離宮に行ったことも書かれている」
離れたところで本棚を見ていたシエラもノートを見ようと、マティアスの元に駆け寄る。すると足首に何かが引っかかり、つんのめって転びそうになった。
「きゃっ」
「おっと」
マティアスがシエラの腕を掴み、難なく引き寄せる。おかげで床への激突は免れた。
「あ、ありが……」
お礼を言って姿勢を正そうとしたシエラだが、トン、と肩を押された。不安定な姿勢だったシエラは勢いのまま後ろに下がり、そこにあったベッドにぶつかり倒れてしまう。
シエラが起き上がろうとするより先に、マティアスも倒れ込んだ。
「だ、大丈夫ですか?」
シエラを助けたせいでマティアスも転んだのかと慌てる。しかしマティアスはゆったりとシエラに覆い被さってきた。
シエラを覆う上体を片腕で支え、日記を持っている方の腕は頭上に伸ばしている。
「これ、ほしいですか?」
「あの……マティアス様?」
指先で日記をつまむように持ち、ひらひらと見せびらかすように揺らしている。
からかわれていることに気がついたシエラが苦情を口にするよりも、マティアスの方が早かった。
「交換条件です。あなたはこれが欲しい。俺は、あなたが欲しいんです」
「わた……、私?」
「実はずっと好きだった、と言ったら、驚きますか?」
シエラの顔から、すっと表情が消えた。
「女官として働くあなたのことは時々見かけていました。それがいつの間にか、あなたの姿を探すようになっていった。でも、自分の気持ちに気付いた時にはあなたはベルーフィア公爵の妻に。もう少し気付くのが早ければと、何度後悔したか分かりません。こんな汚い手を使ってでも、あなたに振り向いてほしいと思っていて……」
「…………」
アルフレッドも似たようなことを言っていた。後になって、それがすべて嘘だったと分かったのだが。
「女官として働いているシエラが気になっていた」は、城に来たことのある人間なら誰でも同じことが言える。今にして思えば、つきやすい嘘だったのだと分かる。
(そうとも気付かず、すっかり騙されて……)
黙っているシエラを、マティアスは不思議そうな顔で見下ろしていた。
「もしかして、まったく響いてない?」
「どいていただけますか」
「あ、はい」
意外にもマティアスは大人しく引き下がった。証拠になるかもしれない日記、というノートはシエラの手の届かないところにある。
シエラはドレスを整え、マティアスに向き直った。
「そのような嘘をついていただかなくても結構です。目的は何でしょうか?」
「話が早い。もしや、こういったご経験がおありで?」
「お父上が逮捕されているのに恋愛なんてのんきなこと、おかしいと思っただけです」
マティアスがおもしろそうにシエラを見る。
「俺も男ですから。権力と富を得たいと思うのは当たり前のことです」
「ルビーさんをアルフレッド様と結婚させて、生まれた子の外戚になって権力を振るいたい、ということですか?」
「まぁそんなところですかね。父なんかより俺の方がうまくできるはずだ」
言葉は分かるのに、意味が分からない。戸惑うシエラに構わずマティアスは語り続けた。
「妹とベルーフィア公爵を結婚させるためには、あなたが邪魔なのは分かりますね? でもあなたを殺すのも目覚めが悪いかと考え直して」
「考え直して、って……もしかして劇場でのことは、あなたがやったんですか!?」
「そうですよ。ルビーも平民と付き合ってるみたいだからそいつを狙ってもよかったし、あなたに譲ったらそれはそれでいいかなと。で、思ったんです。あなたが俺の妻になればいい、って。そうしたら収まるところに収まる。あなたの悪いようにはしないから、お願いします」
ここで「お願いします」と言われて頷く人間がどこにいるのだろうか。シエラにチケットを譲ってくれたルビーの好意が、こんな風に踏みにじられていたなんて。
「あ、父の裁判が心配ですか? 大丈夫ですよ。あの男の能力ではもうこれ以上の権力は望めなかった。だから息子である俺が告発したんです。父の罪は父だけの罪として背負ってもらうのが、親としての最後の務めというものです。オルフレイン伯爵家としてもおとがめはあるでしょうが、その程度俺には何の障害にもならない。資産も個人的に他のところで貯めていたものがありますし、苦労はさせませんよ」
「そんなわけありません。もし私が密告すれば、あなたもオルフレイン伯爵と同じく国家反逆罪を疑われます。内乱の罪がどれほど重いものか、ご存じのはずです」
シエラの反論に、マティアスはおかしそうに笑った。
「証拠がないのに? それに、俺を密告なんてしたら、俺の妻であるあなたもただでは済みませんよ」
「私はあなたの妻ではないし、これから先もあなたの妻になることはありません」
「へぇ?」
隙なく微笑むマティアスの表情が、氷のように冷たく見えた。
ルビーの兄で、身内の罪も見逃すことなく告発した清廉潔白な騎士かと思っていたが、とんだ間違いだった。
この男は肉親ですら容赦なく排除する恐ろしい人間だ。
王子であるアルフレッドの子を通じて権力を得たいなら、子を設けた後のアルフレッドは邪魔な存在になるはず。
ルビーがアルフレッドの子を産んだ後、彼が無事でいられる保証があるのだろうか。
「そもそも、仮に私たちが別れることがあったとしても、アルフレッド様は自分で自分の新しい伴侶を選びます。私をどうこうしようが何の意味もありませんよ」
「……ベルーフィア公爵が少々哀れに思えてきたぞ」
マティアスの笑顔がほんの一瞬、崩れた気がした。その瞬間をついてシエラはマティアスに飛びかかる。
この男が何を考えていようが、この日記があれば、アルフレッドの望みが叶えられるのだ。
(私はこの日のためにアルと結婚したんだわ!)
油断しているマティアスに手を伸ばす。
もう少しで日記に届くと思った手はしかし、あっさりとマティアスに掴まれた。
「あなたをどうこうしても無意味かどうかは、やってみたら分かりますね。今日中に孕ませてあげましょう」
「ひっ」
あっという間にベッドに押し返される。
体重をかけてマティアスにのしかかられ、あまりの恐怖に無意識に悲鳴がこぼれる。
「いっ、いやぁ!」
「叫ぶならお好きなだけどうぞ。誰も助けには来ませんけど」
「ルビーさん! ルビーさん助けて!」
「ルビーはいないと言ったじゃないですか。戻ってきませんよ。絶縁して、この家から追い出しましたらら」
「えっ?」
唐突な言葉に固まるシエラのスカートがめくられる。何か決定的なことを聞いた気がするが、下着越しとはいえ無遠慮に触れてくる知らない体温に、すぐに恐怖が上回った。
「いやっ! たっ、助けてア……」
その先の言葉が出てこなかった。
(今日もお城で、帰りが遅くなるって……)
オルフレイン伯爵邸に行くことは使用人にも言わなかった。シエラがここにいることは誰にも知られていない。
それに、そもそもアルフレッドはシエラのことが好きではなかった。目的が果たされたら終わる婚姻関係だ。シエラが誰に何をされようが、もう気にしないかもしれない。
本当にひどい嘘だった。それでも、シエラはアルフレッドのことが好きなままだ。嘘だと分かっても嫌いにはなれなかった。
すべてが終わり、結婚している理由がなくなったとしても、アルフレッドと過ごした日々の思い出を胸に生きていけるだろう。
(だから平気よ、このくらい)
心まで明け渡すわけではない。いつか、油断したところで証拠を奪い取ってやる。
ぎゅっと目を閉じ覚悟を決めた、次の瞬間。
「シエラ!」
けたたましい音が響き渡る。
気がついたときには、シエラは世界一安心できる腕の中にいた。
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