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31 シエラ、できることを見つける
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それからはあっという間だった。
マティアスが持って来た裏帳簿が証拠となり、ひと月もしないうちにオルフレイン伯爵は失脚した。国を乱すような企ての罪は重く、オルフレイン伯爵は今、貴族牢に留置され裁判を待っている。
アルフレッドはマティアスと共に不眠不休で働き、裁判の準備を整えている。
その間、シエラも覚悟を決めていた。
突然プロポーズされて、愛し愛されていると思ったが、それは嘘だった。その嘘ももう終わるときが近づいているのだ。
夜、シエラはリオンの部屋を訪ねた。
「リオン、聞いて。もうすぐお家に帰ろうと思うの」
「ここがお家だよね?」
「ここじゃなくて、ハウエル領のお家のこと。リオンはもうすっかり元気になって、お薬を飲まなくてよくなったでしょう? お医者様もハウエル領に戻っても大丈夫だろうとおっしゃっていたわ」
「でも、姉さまとお別れしたくない。お義兄さまともいっしょにいたいよ」
リオンがしょんぼりと眉を下げた。リオンはアルフレッドによく懐いている。大人の事情で引き離すのが忍びなくて、シエラの胸が痛んだ。
「お父様もお母様も、本当はリオンと一緒に暮らしたいのをずーっと我慢していたのよ。リオンはお父様とお母様も好きでしょう? それに、私も一緒よ」
「そうなの?」
「ええ。それでね、お父様とお母様をびっくりさせたいの。その方が喜んでくれると思うのよね。だから、お義兄さまには内緒。お義兄さまからお父様やお母様に伝わるといけないから、帰ることは私とリオンだけの秘密よ」
「わかった。ひみつにする」
リオンと約束をして寝かしつける。
部屋に戻ると、イブがついてきた。悲しげに眉を寄せている。
「お嬢様……」
「そんな顔しないで。リオンも元気になったことだし、これからは私もハウエル領のために働きたいわね」
イブや他の使用人たちは、シエラとアルフレッドの仲がギクシャクしていることに気が付いている。テッド以外は本当の理由を知らず、静かな夫婦喧嘩が続いているものだと思っているようだ。
テッドは何か言いたげにシエラを見てくることが多い。時折何かを言おうとしてくるが、シエラはいつも適当に話をそらしていた。
やがて、馬車の音が聞こえてきた。アルフレッドは毎日くたびれて帰ってくる。少しは休んだほうがいいと伝えたこともあるのだが、アルフレッドは駆り立てられるように動き続けていた。
「おかえりなさい」
「シエラ。ただいま」
出迎えるとアルフレッドは疲れた顔を嬉しそうにほころばせた。なぜ嬉しそうにするのか理解できなくて、シエラは顔をそらす。
こんな調子だから、旦那様が奥様を怒らせたらしい、と使用人たちには思われている。
しかし今日はアルフレッドの顔色に驚いて視線を戻した。
「アル、休んだ方がいいわ。今にも倒れそうなひどい顔色よ」
「休んでいられないんだ」
「それでも休んで。今日は書斎に行くのは止めましょう? 部屋に行ってて。温かいお茶を淹れてくるから」
目配せすると、テッドはシエラの意図を汲んで頷いた。書斎で仕事を始めてしまわないよう、しっかり見張っていてくれるだろう。
急いでお茶を淹れ、テッドと見張りを交代した。アルフレッドがお茶を飲み、一緒に用意したクッキーを食べるのを見て、ようやく少し安心する。
「お茶のおかわりはいかが? 飲んだら早く寝た方がいいわ」
「ようやくオルフレインを法で裁けるんだ。できるだけのことをしておきたい」
アルフレッドは「はぁ」とため息を吐いた。目標に向かって意欲的に働き、充実した疲れを感じているのとは違うように見えた。
その理由はシエラにも想像がつく。
オルフレイン伯爵には二重帳簿による不正会計と、隠し集めていたものの内容から国家反逆罪未遂の疑い、そして劇場での殺人未遂の疑いがかけられているに過ぎない。
これだけでも十分な大罪ではあるのだが、アルフレッドの母に手をかけ、幼い子供に罪をなすりつけたことには言及されていない。その件についての証拠は結局見つかっていないのだ。
(何でもいいからオルフレイン伯爵を断罪できればいい、というわけではなかったはずだわ)
だからだろうか、アルフレッドの顔はもうずっと晴れないままだ。
シエラもモヤモヤしているが、これ以上どうすればいいのか分かるはずもない。
「……あら? 指、怪我したの?」
「ん? ああ、ペーパーナイフで少し切っただけだよ」
「小さい傷って地味に痛いでしょう? 見せて」
消毒して薬を塗ろうとアルフレッドの手を取る。するとその手を握り返されて、驚いたシエラは視線を上げた。
アルフレッドがシエラを見ている。こうして見つめ合うのは何日ぶりだろう。
「す……、あ、いや、大丈夫だ。もう塞がってる」
「そう」
今、「好きだよ」と言おうとして止めた。
少し前まであんなに言われていたのに、アルフレッドはもう、その言葉を口にしない。シエラが嫌がったからだ。
(そもそも、もう私に嘘をつく必要なんてないものね)
アルフレッドはゆっくりとシエラから手を離した。
「明日も城に行く。今日より遅くなるかも」
「それならなおのこと、今日はもう寝ないとね」
「もう少しだ。もう少ししたら落ち着くから、そうしたら話をしよう。それまで待ってて」
「……ええ、分かったわ」
離婚に向けての話し合いだろう。
『婚約及び結婚に関する契約書』に離婚時についても定められていたのはこのためだった。
それでなくてもアルフレッドのことだ。離婚となってもシエラに悪いようにしないことだけは分かっている。
シエラはそっとお腹に手を当てた。
幸いと言うべきか、子供は授かっていない。だから後腐れなく終わることができる。
何も心配なことなどないはずだ。
*
翌日、ベルーフィア公爵邸にマティアスが訪ねてきた。
アルフレッドが出勤した後だったので、代わりにシエラが応接室に顔を出した。
「申し訳ございません、マティアス様。夫はもう出てしまって」
「まいったな。少々急ぎだったのですが……」
アルフレッドの協力を得て父親を告発したマティアスだが、だからと言って四六時中一緒に動いているわけではない。お互い元々の仕事をこなしながら裁判の準備も進めているのだ。
諦めて帰ろうとしたマティアスだったが、シエラを見て足を止めた。
「浮かないお顔ですね。何があなたを悲しませるのでしょう?」
「いえ、そんな」
焦って表情を取り繕うが、手遅れだったようだ。マティアスが話を聞く姿勢に入ってしまっている。
シエラは微笑もうとして失敗した顔で、首を横に振る。
「本当に、お聞かせするようなことはないのです」
アルフレッドの本当の目的はシエラから勝手に伝えられるものではない。すべてが落ち着いた後のことを考えると憂鬱だ、などということも言えるはずがない。
どうやって話を切り上げようかと考えていると、マティアスが唐突に言った。
「ご側室様の……ベルーフィア公爵の母君の、離宮での火事のこと、知っています」
シエラはぱっと顔を上げた。
「公爵が放火したのだと結論づけられたことも、その罪が父になすりつけられたものだということも」
「ど、どうして、それを」
「当時の私は剣を振り回すのが楽しいだけの子供でしたからね。父は何も分からないと思っていたようで」
興奮していたせいもあってか、自慢げに話していたらしい。
「その罪も追及できればよかったのですが。劇場での件で私以外に危機が及んだと知って、もう待っていられないと判断してしまいました」
「いえ、そんな。マティアス様には感謝しています。オルフレイン伯爵はマティアス様やルビーさんの実のお父様なのに……」
「実の父だからこそ、どうしても許せなかったのです」
マティアスが「そうだ」と声を上げる。
「もしよろしければ、我が家へいらっしゃいませんか?」
「えっ?」
「私では気付かなかった証拠がまだ我が家に残されているかもしれません。そう思ってベルーフィア公爵をお誘いに来たのですが」
「私が見て分かるようなものでもないと思います。夫が戻ったら、一緒に伺ってもよろしいでしょうか?」
「実は、今日しか私の時間が取れそうになくて。明日以降、しばらく領地に滞在します。戻ってくるのは裁判前日の夜になりそうで」
今日を逃せば、オルフレイン伯爵邸で証拠を探す機会は巡ってこないようだ。
「ただし、公爵の秘密にも関わることです。こちらの使用人には伝えない方がいいでしょうね。どうですか?」
誰にも言わずに、オルフレイン伯爵邸へ出かける。少し気が引けるが、行きたいと思った。
アルフレッドの望みを叶えるためにシエラはここにいるのだ。彼の役に立たないならば意味がない。
(ルビーさんのご自宅でもあるんだし、お友達の家に訪問するようなものよね)
マティアスは顔を上げたシエラの視線に込められた意味を正しく理解して、頷いた。
「そうと決まればさっそく参りましょう。先に出て大通りで待ってます。少し時間をおいてから出てきてください」
マティアスを見送り、「友人と約束していたので出かけてくる。すぐそこの猫の目通りだから、ひとりで大丈夫」と嘘をついて、家を出た。
マティアスが持って来た裏帳簿が証拠となり、ひと月もしないうちにオルフレイン伯爵は失脚した。国を乱すような企ての罪は重く、オルフレイン伯爵は今、貴族牢に留置され裁判を待っている。
アルフレッドはマティアスと共に不眠不休で働き、裁判の準備を整えている。
その間、シエラも覚悟を決めていた。
突然プロポーズされて、愛し愛されていると思ったが、それは嘘だった。その嘘ももう終わるときが近づいているのだ。
夜、シエラはリオンの部屋を訪ねた。
「リオン、聞いて。もうすぐお家に帰ろうと思うの」
「ここがお家だよね?」
「ここじゃなくて、ハウエル領のお家のこと。リオンはもうすっかり元気になって、お薬を飲まなくてよくなったでしょう? お医者様もハウエル領に戻っても大丈夫だろうとおっしゃっていたわ」
「でも、姉さまとお別れしたくない。お義兄さまともいっしょにいたいよ」
リオンがしょんぼりと眉を下げた。リオンはアルフレッドによく懐いている。大人の事情で引き離すのが忍びなくて、シエラの胸が痛んだ。
「お父様もお母様も、本当はリオンと一緒に暮らしたいのをずーっと我慢していたのよ。リオンはお父様とお母様も好きでしょう? それに、私も一緒よ」
「そうなの?」
「ええ。それでね、お父様とお母様をびっくりさせたいの。その方が喜んでくれると思うのよね。だから、お義兄さまには内緒。お義兄さまからお父様やお母様に伝わるといけないから、帰ることは私とリオンだけの秘密よ」
「わかった。ひみつにする」
リオンと約束をして寝かしつける。
部屋に戻ると、イブがついてきた。悲しげに眉を寄せている。
「お嬢様……」
「そんな顔しないで。リオンも元気になったことだし、これからは私もハウエル領のために働きたいわね」
イブや他の使用人たちは、シエラとアルフレッドの仲がギクシャクしていることに気が付いている。テッド以外は本当の理由を知らず、静かな夫婦喧嘩が続いているものだと思っているようだ。
テッドは何か言いたげにシエラを見てくることが多い。時折何かを言おうとしてくるが、シエラはいつも適当に話をそらしていた。
やがて、馬車の音が聞こえてきた。アルフレッドは毎日くたびれて帰ってくる。少しは休んだほうがいいと伝えたこともあるのだが、アルフレッドは駆り立てられるように動き続けていた。
「おかえりなさい」
「シエラ。ただいま」
出迎えるとアルフレッドは疲れた顔を嬉しそうにほころばせた。なぜ嬉しそうにするのか理解できなくて、シエラは顔をそらす。
こんな調子だから、旦那様が奥様を怒らせたらしい、と使用人たちには思われている。
しかし今日はアルフレッドの顔色に驚いて視線を戻した。
「アル、休んだ方がいいわ。今にも倒れそうなひどい顔色よ」
「休んでいられないんだ」
「それでも休んで。今日は書斎に行くのは止めましょう? 部屋に行ってて。温かいお茶を淹れてくるから」
目配せすると、テッドはシエラの意図を汲んで頷いた。書斎で仕事を始めてしまわないよう、しっかり見張っていてくれるだろう。
急いでお茶を淹れ、テッドと見張りを交代した。アルフレッドがお茶を飲み、一緒に用意したクッキーを食べるのを見て、ようやく少し安心する。
「お茶のおかわりはいかが? 飲んだら早く寝た方がいいわ」
「ようやくオルフレインを法で裁けるんだ。できるだけのことをしておきたい」
アルフレッドは「はぁ」とため息を吐いた。目標に向かって意欲的に働き、充実した疲れを感じているのとは違うように見えた。
その理由はシエラにも想像がつく。
オルフレイン伯爵には二重帳簿による不正会計と、隠し集めていたものの内容から国家反逆罪未遂の疑い、そして劇場での殺人未遂の疑いがかけられているに過ぎない。
これだけでも十分な大罪ではあるのだが、アルフレッドの母に手をかけ、幼い子供に罪をなすりつけたことには言及されていない。その件についての証拠は結局見つかっていないのだ。
(何でもいいからオルフレイン伯爵を断罪できればいい、というわけではなかったはずだわ)
だからだろうか、アルフレッドの顔はもうずっと晴れないままだ。
シエラもモヤモヤしているが、これ以上どうすればいいのか分かるはずもない。
「……あら? 指、怪我したの?」
「ん? ああ、ペーパーナイフで少し切っただけだよ」
「小さい傷って地味に痛いでしょう? 見せて」
消毒して薬を塗ろうとアルフレッドの手を取る。するとその手を握り返されて、驚いたシエラは視線を上げた。
アルフレッドがシエラを見ている。こうして見つめ合うのは何日ぶりだろう。
「す……、あ、いや、大丈夫だ。もう塞がってる」
「そう」
今、「好きだよ」と言おうとして止めた。
少し前まであんなに言われていたのに、アルフレッドはもう、その言葉を口にしない。シエラが嫌がったからだ。
(そもそも、もう私に嘘をつく必要なんてないものね)
アルフレッドはゆっくりとシエラから手を離した。
「明日も城に行く。今日より遅くなるかも」
「それならなおのこと、今日はもう寝ないとね」
「もう少しだ。もう少ししたら落ち着くから、そうしたら話をしよう。それまで待ってて」
「……ええ、分かったわ」
離婚に向けての話し合いだろう。
『婚約及び結婚に関する契約書』に離婚時についても定められていたのはこのためだった。
それでなくてもアルフレッドのことだ。離婚となってもシエラに悪いようにしないことだけは分かっている。
シエラはそっとお腹に手を当てた。
幸いと言うべきか、子供は授かっていない。だから後腐れなく終わることができる。
何も心配なことなどないはずだ。
*
翌日、ベルーフィア公爵邸にマティアスが訪ねてきた。
アルフレッドが出勤した後だったので、代わりにシエラが応接室に顔を出した。
「申し訳ございません、マティアス様。夫はもう出てしまって」
「まいったな。少々急ぎだったのですが……」
アルフレッドの協力を得て父親を告発したマティアスだが、だからと言って四六時中一緒に動いているわけではない。お互い元々の仕事をこなしながら裁判の準備も進めているのだ。
諦めて帰ろうとしたマティアスだったが、シエラを見て足を止めた。
「浮かないお顔ですね。何があなたを悲しませるのでしょう?」
「いえ、そんな」
焦って表情を取り繕うが、手遅れだったようだ。マティアスが話を聞く姿勢に入ってしまっている。
シエラは微笑もうとして失敗した顔で、首を横に振る。
「本当に、お聞かせするようなことはないのです」
アルフレッドの本当の目的はシエラから勝手に伝えられるものではない。すべてが落ち着いた後のことを考えると憂鬱だ、などということも言えるはずがない。
どうやって話を切り上げようかと考えていると、マティアスが唐突に言った。
「ご側室様の……ベルーフィア公爵の母君の、離宮での火事のこと、知っています」
シエラはぱっと顔を上げた。
「公爵が放火したのだと結論づけられたことも、その罪が父になすりつけられたものだということも」
「ど、どうして、それを」
「当時の私は剣を振り回すのが楽しいだけの子供でしたからね。父は何も分からないと思っていたようで」
興奮していたせいもあってか、自慢げに話していたらしい。
「その罪も追及できればよかったのですが。劇場での件で私以外に危機が及んだと知って、もう待っていられないと判断してしまいました」
「いえ、そんな。マティアス様には感謝しています。オルフレイン伯爵はマティアス様やルビーさんの実のお父様なのに……」
「実の父だからこそ、どうしても許せなかったのです」
マティアスが「そうだ」と声を上げる。
「もしよろしければ、我が家へいらっしゃいませんか?」
「えっ?」
「私では気付かなかった証拠がまだ我が家に残されているかもしれません。そう思ってベルーフィア公爵をお誘いに来たのですが」
「私が見て分かるようなものでもないと思います。夫が戻ったら、一緒に伺ってもよろしいでしょうか?」
「実は、今日しか私の時間が取れそうになくて。明日以降、しばらく領地に滞在します。戻ってくるのは裁判前日の夜になりそうで」
今日を逃せば、オルフレイン伯爵邸で証拠を探す機会は巡ってこないようだ。
「ただし、公爵の秘密にも関わることです。こちらの使用人には伝えない方がいいでしょうね。どうですか?」
誰にも言わずに、オルフレイン伯爵邸へ出かける。少し気が引けるが、行きたいと思った。
アルフレッドの望みを叶えるためにシエラはここにいるのだ。彼の役に立たないならば意味がない。
(ルビーさんのご自宅でもあるんだし、お友達の家に訪問するようなものよね)
マティアスは顔を上げたシエラの視線に込められた意味を正しく理解して、頷いた。
「そうと決まればさっそく参りましょう。先に出て大通りで待ってます。少し時間をおいてから出てきてください」
マティアスを見送り、「友人と約束していたので出かけてくる。すぐそこの猫の目通りだから、ひとりで大丈夫」と嘘をついて、家を出た。
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