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第6章 時の揺り籠
6-7 リリの夢のような日常(挿絵有り)
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今日もぬくぬくのお布団の中で、目が覚めた。
場所は司さんのお部屋。司さんとクーシュの寝息が聞こえるので、2人はまだ眠っているのだろう。安らかな寝息と温かいお布団に包まれていると、もう一回眠りたくなる。
お布団から頭だけを出して周りを見渡す。
まだお部屋の中は暗いので、お日様が登っていない時間だと思う。お部屋に置いてある時計というものを見ると、朝の5時。いつもよりもちょっと早く起きちゃったようだ。
司さんを起こさないようにお布団から抜け出る。
ちょっとずつ肌寒くなってきた。そう言えば、昨日司さんがもうすぐ冬がくるって言ってた。ウルの森で暮らしていた時も、しばらく暑い日が続いた後は寒い日が続くようになる。冬っていうのは寒い日が続くようになるってことなんだと思う。
でも、司さんのお家は凄いから大丈夫。森に居た時みたいに大きい木の下に穴を掘らなくても、冷たい風は入ってこないし、お風呂やお布団は温かいし、暖房っていう凄いものもある。お父さんとお母さんの新しいお家も暖房を置いてもらって、いつも温かだ。司さんは本当にすごい。
静かにお部屋を出ると、丸いフワフワに出会った。
ハムダマのお父さんだ。司さんのお部屋にご飯を取りに来たみたい。ハムダマのお母さんはお腹に赤ちゃんがいるみたいで、しばらく会ってない。子供たちはまだ寝ているのかな?
あいさつをして、聞いてみる。みんな元気みたい。よかった。
廊下を歩いて食堂に向かう。
良い匂いに惹かれたともいう。どんどん匂いが強くなる。中を覗いてみると橙花さんがご飯を作っていた。こっそりと近づいたつもりだったけど、すぐに私に気づいて笑ってくれた。いつも朝ご飯は7時なので、まだご飯を食べることはできない。でも、良い匂い……。
私の考えていることがわかったのか、橙花さんが焼いたお肉を少し分けてくれた。ぺろりと平らげる。今日も橙花さんのご飯はおいしい。後は、朝ご飯まで我慢だ。遅れちゃったけど、橙花さんにあいさつをして食堂を後にする。
廊下で箱を持った蒼花さんと偶然会った。
あいさつをしてお話を聞くと、蒼花さんはプラントエリアに箱を運ぶ途中らしい。いつもは司さんと行くけど、折角なのでプラントエリアまで連れて行ってもらうことにする。エレベーターっていうフワフワする床は私じゃ動かせないから。
扉が開くと、土の匂いが広がる。お家の中のお庭、プラントエリア。ここは、大樹様とお父さんたちと友達が住んでいる場所。私たちが来たことに気づいて、大きな気配が近づいてくる。私のお母さんだ。お父さんはまだ寝ているのかな?
お母さんの首元に頭を擦り付ける。お父さんとお母さんと、ウルのみんなも一緒に暮らせる日が来るなんて嬉しい。司さんのおかげだ。たくさん、たくさんのありがとうを言おう。
蒼花さんと別れて、お母さんと一緒に大樹様の元へ。
大樹様に今日の様子を伺うと、今日も元気いっぱいな気持ちが帰ってきた。よかった。前に枯れてしまった大樹様を見た時は、胸の奥が張り裂けそうな気持ちになったけど、今は近くで元気な気持ちを伝えてくれるのが嬉しい。
大樹様の近くには、友達のプラちゃんたちがいる。
あいさつをしようとしたら、あっという間に囲まれた。うん、今日もみんな元気だね。ミニプラちゃんたちもおはよう。え? お肉はどんな味かって? おいしいよ。え? 自分たちもお肉が食べてみたい? じゃ、橙花さんに伝えておくね。今度、一緒に食べようね。
後はマッドチャリオットのチャーさんたちだけど、姿が見えないから奥の森にいるのかもしれない。でも、用が無ければチャーさんたちには自分から近づいちゃダメ。無事に赤ちゃんが生まれるまではね。
いつの間にか、結構な時間が過ぎていた。
そろそろ司さんとお散歩の時間かも? 急いで司さんのお部屋に戻ろうと思う。あ、丁度蒼花さんの用事も終わったみたい。蒼花さん、お願いします。
お部屋に戻ると、司さんが起きていた。
私の姿を見るなり、ちょっと変な顔。あ、そう言えば、起こさないようにこっそり抜け出したんだった。起きたら私がいなくなってたからびっくりした? 心配をかけて、ごめんなさい。怒ってない? 私が無事なら大丈夫? よかった。でも反省。司さんに迷惑をかけちゃダメだ。
私が反省してシュンとしてると、司さんが頭を撫でてくれた。気持ちいい。何度も、何度も撫でてもらっているけど、いつも尻尾がパタパタと勝手に動いちゃう。幸せだ。
クーシュは寝てる。まだ赤ちゃんだからしょうがないけど、1日の半分以上は司さんのお布団で寝ているのはどうなのかな? ご飯の時間には絶対に起きるけどね。
横を見れば、時計は6時を少し過ぎたところ。司さんの準備もできたみたい。これから一緒にお散歩へ行くんだ。今日はどこへ行こうかな?
こうして、私の新しい1日は始まる。さぁ、今日も元気に頑張ろう。
リリのファンアートを、ひろかさんから頂きました。ありがとうございます。
場所は司さんのお部屋。司さんとクーシュの寝息が聞こえるので、2人はまだ眠っているのだろう。安らかな寝息と温かいお布団に包まれていると、もう一回眠りたくなる。
お布団から頭だけを出して周りを見渡す。
まだお部屋の中は暗いので、お日様が登っていない時間だと思う。お部屋に置いてある時計というものを見ると、朝の5時。いつもよりもちょっと早く起きちゃったようだ。
司さんを起こさないようにお布団から抜け出る。
ちょっとずつ肌寒くなってきた。そう言えば、昨日司さんがもうすぐ冬がくるって言ってた。ウルの森で暮らしていた時も、しばらく暑い日が続いた後は寒い日が続くようになる。冬っていうのは寒い日が続くようになるってことなんだと思う。
でも、司さんのお家は凄いから大丈夫。森に居た時みたいに大きい木の下に穴を掘らなくても、冷たい風は入ってこないし、お風呂やお布団は温かいし、暖房っていう凄いものもある。お父さんとお母さんの新しいお家も暖房を置いてもらって、いつも温かだ。司さんは本当にすごい。
静かにお部屋を出ると、丸いフワフワに出会った。
ハムダマのお父さんだ。司さんのお部屋にご飯を取りに来たみたい。ハムダマのお母さんはお腹に赤ちゃんがいるみたいで、しばらく会ってない。子供たちはまだ寝ているのかな?
あいさつをして、聞いてみる。みんな元気みたい。よかった。
廊下を歩いて食堂に向かう。
良い匂いに惹かれたともいう。どんどん匂いが強くなる。中を覗いてみると橙花さんがご飯を作っていた。こっそりと近づいたつもりだったけど、すぐに私に気づいて笑ってくれた。いつも朝ご飯は7時なので、まだご飯を食べることはできない。でも、良い匂い……。
私の考えていることがわかったのか、橙花さんが焼いたお肉を少し分けてくれた。ぺろりと平らげる。今日も橙花さんのご飯はおいしい。後は、朝ご飯まで我慢だ。遅れちゃったけど、橙花さんにあいさつをして食堂を後にする。
廊下で箱を持った蒼花さんと偶然会った。
あいさつをしてお話を聞くと、蒼花さんはプラントエリアに箱を運ぶ途中らしい。いつもは司さんと行くけど、折角なのでプラントエリアまで連れて行ってもらうことにする。エレベーターっていうフワフワする床は私じゃ動かせないから。
扉が開くと、土の匂いが広がる。お家の中のお庭、プラントエリア。ここは、大樹様とお父さんたちと友達が住んでいる場所。私たちが来たことに気づいて、大きな気配が近づいてくる。私のお母さんだ。お父さんはまだ寝ているのかな?
お母さんの首元に頭を擦り付ける。お父さんとお母さんと、ウルのみんなも一緒に暮らせる日が来るなんて嬉しい。司さんのおかげだ。たくさん、たくさんのありがとうを言おう。
蒼花さんと別れて、お母さんと一緒に大樹様の元へ。
大樹様に今日の様子を伺うと、今日も元気いっぱいな気持ちが帰ってきた。よかった。前に枯れてしまった大樹様を見た時は、胸の奥が張り裂けそうな気持ちになったけど、今は近くで元気な気持ちを伝えてくれるのが嬉しい。
大樹様の近くには、友達のプラちゃんたちがいる。
あいさつをしようとしたら、あっという間に囲まれた。うん、今日もみんな元気だね。ミニプラちゃんたちもおはよう。え? お肉はどんな味かって? おいしいよ。え? 自分たちもお肉が食べてみたい? じゃ、橙花さんに伝えておくね。今度、一緒に食べようね。
後はマッドチャリオットのチャーさんたちだけど、姿が見えないから奥の森にいるのかもしれない。でも、用が無ければチャーさんたちには自分から近づいちゃダメ。無事に赤ちゃんが生まれるまではね。
いつの間にか、結構な時間が過ぎていた。
そろそろ司さんとお散歩の時間かも? 急いで司さんのお部屋に戻ろうと思う。あ、丁度蒼花さんの用事も終わったみたい。蒼花さん、お願いします。
お部屋に戻ると、司さんが起きていた。
私の姿を見るなり、ちょっと変な顔。あ、そう言えば、起こさないようにこっそり抜け出したんだった。起きたら私がいなくなってたからびっくりした? 心配をかけて、ごめんなさい。怒ってない? 私が無事なら大丈夫? よかった。でも反省。司さんに迷惑をかけちゃダメだ。
私が反省してシュンとしてると、司さんが頭を撫でてくれた。気持ちいい。何度も、何度も撫でてもらっているけど、いつも尻尾がパタパタと勝手に動いちゃう。幸せだ。
クーシュは寝てる。まだ赤ちゃんだからしょうがないけど、1日の半分以上は司さんのお布団で寝ているのはどうなのかな? ご飯の時間には絶対に起きるけどね。
横を見れば、時計は6時を少し過ぎたところ。司さんの準備もできたみたい。これから一緒にお散歩へ行くんだ。今日はどこへ行こうかな?
こうして、私の新しい1日は始まる。さぁ、今日も元気に頑張ろう。
リリのファンアートを、ひろかさんから頂きました。ありがとうございます。
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