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第142話 女王の死
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――――チュン!
朝の空気を弾くような鳥の声に目が覚める。飛び起きた拍子にドクンと心臓が跳ねて、どうしてこんななんの変哲もない音に驚いてしまったのかと不思議な心地になった。
隣に横たわるルシウスを確認して、自然と顔がほころぶ。
コイツなりに反省しているのだろうな。いつもなら行為が終わってすぐ自室に帰るのに、今日は朝まで一緒にいてくれた。それどころか胸の中に閉じ込めて出してくれなかったから、また後処理もせず一緒に眠ってしまった。
「よっと」
肩を抱くルシウスの腕を退けて上体を起こす。その瞬間、どろりと胎内を流れ落ちる感触に僕は凍りついた。それはそのまま内股を滑り落ちてシーツに消えていく。
恐る恐る手で触れて確認すると、覚えのありすぎる粘着質な白濁が僕の手を無情に濡らす。
「あ……あ……?」
嘘だ。
そんなわけない。だってルシウス、昨日もゴム、してくれたのに。
ベッド際のゴミ箱を覗き込んで、二度と触れないはずだったそれを拾い上げる。先端を丁寧に伸ばして……改めて、絶望した。
昨日、ルシウスと使ったゴム……穴、空いてる…………。
「なん、で……? いや、どうしよ……」
身じろぐとまたどろりと零れ落ちてびくついた。
避妊、失敗している。僕の中に、ルシウスの精液が入っちゃってる。
お腹に手をあてて息を荒くする。
ダメだ、何をしたらいいのかわからない。いや、こうなったらもう手遅れなのだ……必ず受精するとは限らないけど、でも……もし、こんな異国でルシウスの子を身ごもってしまったら…………。
涙が滲んでくる。己の愚かさが今さらになってドッと背中にのしかかった。
妊娠したら僕はすべてを失うことになる。こわい。
こんなこと、祈りたくないのに……命はすべて平等なのに……それでも、指を組んで願ってしまう。
頼むから僕を妊娠させないでください、神様。
嗚咽を漏らしているとルシウスが飛び起きる。すぐに両手を握って顔を覗き込んできた。
「ど、どうした!?」
「赤ちゃん、できちゃうかもしれない……」
「え」
「ああ……」
ルシウスは何も言えない。言えるわけない。
すべてを失うのは、コイツも同じなんだ……。
もう何日経ったのか……感覚がなくてわからない。あれから食欲も湧かず、まるで元気が出なかった。
早く生理が来て安心したいんだけど、もう来ていてもおかしくないような気もする……。正式に日数を数えると絶望するから知らんふりをしていた。
「ウッ」
それでも現実は牙を剥いて襲いかかってくる。口を抑えて洗面台に走り、ほとんどない胃の中の内容物をすべてシンクにぶちまけた。
…………五人も産んでいるんだ。もう、自分でもわかっている…………。
泣きじゃくりながら口元を洗う。そこへコンコンと、控えめなノックの音がした。
侍女の人だ。よろよろと扉に向かう。
「…………はい」
「昼食をお持ちしました、ベル様」
リリイさん。マナトさんが最後に朝食を持ってきたあの日からは、彼女が僕の食事を運んでくれている。
もう昼になっていたんだ。カーテンを閉め切っているから時間感覚もない。部屋を明るくすらしない僕を咎めるように、リリイさんは眉を顰める。
「しっかりと召し上がってくださいね」
「でも……食欲が……」
食べる気になんてなれない。むしろこのまま断食して死んでしまいたい。
リリイさんが落ち窪んだ僕の目元を見ている。支えるように両腕を差し出されて、思わず縋り付いてしまった。
「どうしよう……僕……」
「…………検査、しましょう」
彼女はなぜだかすべてわかっている風だった。凛々しく唇を引き締める強い女性の表情に、僕は少しだけ勇気づけられた。
検査の結果が出て、僕は部屋で一人沈んでいた。窓の外に広がる異国の風景はあまりに眩くて、僕をより暗いほうへ、孤独の影へと落としていくようだった。
――――光が、遠い。
ガチャッ
ノックもなしに扉が開く。僕は顔を上げる気力もなくて黙っていた。来客者は弾んだ声で、僕にとっての死刑宣告を放つ。
「ご懐妊、おめでとうございます」
目線だけをわずかに上げた。肩まで流れる黒髪。やっぱりな。それだけ確認して、すぐにまた己の膝に視線を戻した。
「堕ろしますか?」
「それは……ダメです」
何も話せる気はしなかったのに……僕の声が勝手にそれを否定していた。
堕ろす。至極当然の選択だ。もしその手助けを彼、マナトさんがしてくれるのなら、僕は素知らぬ顔をして祖国に帰ることができる。僕の家族と……今まで通り、幸せに暮らせるのだ。
それでも堕ろすことなど考えられない。だって、命なんだ。すでにこの世に存在して、僕のお腹の中で、生きている……。
「産むのですね。それではご出産まで、今後一切のお世話は私どもがいたします。もちろん他言いたしませんのでご安心を。ああでも、ルシウス様にだけは……お伝えした方がよろしいですかね」
それだけ言うとマナトさんがあっさりと部屋を出て行く。
ルシウス……あれから何度も部屋に来たけど、鍵をかけて面会すら拒否した。だって今さら話し合ったって何も解決しやしない。ルシウスの口から飛び出す言葉がなんであろうと僕を深く傷つけるもののような気がして、怖かった。だけどそれももう限界だ。
バタバタと足音が近づいてきて、先ほどマナトさんが勝手に鍵を開けた扉が開く。
血相を変えたルシウスが、目の前で荒く呼吸をして、いる。
「俺、お前を守るよ!!」
手を取られた。ああやっぱり、と思った。コイツは馬鹿だから目の前の僕しか見えていないのだ。
ユーリにアタックされてそのまま付き合ってしまったのも、僕のいない時に侍女らと楽しんだのも一緒。結局コイツの行動原理なんてそんなものなのだ。
「俺、お前が大事なんだ。俺との子どもを産んでくれるなら、俺、俺もここに残って――――」
「ルシウスは国に帰って」
遮るようにしてポツリと呟く。信じられないものを見るような顔でルシウスは僕を凝視した。
何度も、いろんなパターンを考えた。これからのこと。僕はどうするべきなのか。だけれど僕にはルシウスと人生を共にする未来は選べなかった。
だってそれは、僕の大好きな親友、ユーリを悲しませることになる…………。
「子どもは僕一人で産むから、ルシウスはユーリのところに帰ってよ」
「ユーリなら、わ、わかってくれるよ」
「そういう問題じゃない」
この期に及んで、ユーリに事情説明でもする気なのか。それで二人の関係を許してもらおうと? どこまで人の気持ちに疎いのだろう。
ルシウスには失望することが多すぎた。それなのに、肉体関係だけ楽しもうと軽はずみな行為をしていた僕が、馬鹿だった。なんの覚悟もないのに、やっぱりあんなこと……するべきじゃなかった。
「まだ間に合うよ、お前は」
泣き腫らして痛みすら感じる目を細めて、笑ってみせる。ルシウスはハアハアと泣きそうな息遣いになっている。泣きたいのはこっちのほうだ。ばかやろう。
僕はルシウスを選ばない。まずはこの子を産まなければ。そんな、呪いのような使命感に蝕まれていた。
まだ胎動があるはずもないお腹をそっと撫でる。するとルシウスがそれを咎めるように僕の手を取った。
「ベルも、こっちでコッソリ産んでから帰ればいいだろ……!?」
時間が、止まったようだった。ルシウスが泣いている。一体どうして泣いているのかわからない。自分が選ばれなかったから? 僕と同じように、この子の命を諦められないから?
だけどこの子を産み落として、ジャオのもとに戻れというのは、あまりに、あまりに、身勝手だ…………。
「子どもはどうするんだよ!?!?」
気付いたら叫んでいた。僕の剣幕にルシウスが一歩退がる。
「僕と、お前の、子どもだよ……? トルテと同じように、きっと、可愛い……僕にとって、かけがえのない……」
思考より前に言葉が溢れていく。ジャオと子どものこと思い出して胸が張り裂けそうだった。僕にはもうそんな資格もないのに。家族を捨てる決断をした、僕には……。
「僕はもうジャオのもとには帰れない」
自分に言い聞かせるためにそう言った。ルシウスはグッと胸を抑えて歯を食いしばる。そして強い眼差しで僕を見返した。
これ以上どんなひどい言葉を言うつもりだ。やめろ。やめてくれ。ルシウスに喋らせないように僕は声を張り上げる。
「お前は帰るんだよ!! 早く!!」
「……ッ」
苦しい。僕は今、人生で築いてきたものすべてと決別しようとしている。
これからどんなふうに生きていくのかなんてまったくわからない。だけど、こうするしかないんだ。
子どもの命は奪えない。だから産む。家族を裏切る僕は、もう、家族には逢えない……。
「僕は死んだって、ジャオに、伝えておいて……」
震える声で告げる。ルシウスはそんな僕に腕を伸ばしかけて、グッともう片方の手で押さえ付けていた。
彼も今までの自分の無責任を痛感したのだろう。覚悟もないのに、手を差し伸べてはいけない。そうだ、それでいいんだ。
「ごめん」と消え入りそうな声で残して、ルシウスは部屋を出て行った。
朝の空気を弾くような鳥の声に目が覚める。飛び起きた拍子にドクンと心臓が跳ねて、どうしてこんななんの変哲もない音に驚いてしまったのかと不思議な心地になった。
隣に横たわるルシウスを確認して、自然と顔がほころぶ。
コイツなりに反省しているのだろうな。いつもなら行為が終わってすぐ自室に帰るのに、今日は朝まで一緒にいてくれた。それどころか胸の中に閉じ込めて出してくれなかったから、また後処理もせず一緒に眠ってしまった。
「よっと」
肩を抱くルシウスの腕を退けて上体を起こす。その瞬間、どろりと胎内を流れ落ちる感触に僕は凍りついた。それはそのまま内股を滑り落ちてシーツに消えていく。
恐る恐る手で触れて確認すると、覚えのありすぎる粘着質な白濁が僕の手を無情に濡らす。
「あ……あ……?」
嘘だ。
そんなわけない。だってルシウス、昨日もゴム、してくれたのに。
ベッド際のゴミ箱を覗き込んで、二度と触れないはずだったそれを拾い上げる。先端を丁寧に伸ばして……改めて、絶望した。
昨日、ルシウスと使ったゴム……穴、空いてる…………。
「なん、で……? いや、どうしよ……」
身じろぐとまたどろりと零れ落ちてびくついた。
避妊、失敗している。僕の中に、ルシウスの精液が入っちゃってる。
お腹に手をあてて息を荒くする。
ダメだ、何をしたらいいのかわからない。いや、こうなったらもう手遅れなのだ……必ず受精するとは限らないけど、でも……もし、こんな異国でルシウスの子を身ごもってしまったら…………。
涙が滲んでくる。己の愚かさが今さらになってドッと背中にのしかかった。
妊娠したら僕はすべてを失うことになる。こわい。
こんなこと、祈りたくないのに……命はすべて平等なのに……それでも、指を組んで願ってしまう。
頼むから僕を妊娠させないでください、神様。
嗚咽を漏らしているとルシウスが飛び起きる。すぐに両手を握って顔を覗き込んできた。
「ど、どうした!?」
「赤ちゃん、できちゃうかもしれない……」
「え」
「ああ……」
ルシウスは何も言えない。言えるわけない。
すべてを失うのは、コイツも同じなんだ……。
もう何日経ったのか……感覚がなくてわからない。あれから食欲も湧かず、まるで元気が出なかった。
早く生理が来て安心したいんだけど、もう来ていてもおかしくないような気もする……。正式に日数を数えると絶望するから知らんふりをしていた。
「ウッ」
それでも現実は牙を剥いて襲いかかってくる。口を抑えて洗面台に走り、ほとんどない胃の中の内容物をすべてシンクにぶちまけた。
…………五人も産んでいるんだ。もう、自分でもわかっている…………。
泣きじゃくりながら口元を洗う。そこへコンコンと、控えめなノックの音がした。
侍女の人だ。よろよろと扉に向かう。
「…………はい」
「昼食をお持ちしました、ベル様」
リリイさん。マナトさんが最後に朝食を持ってきたあの日からは、彼女が僕の食事を運んでくれている。
もう昼になっていたんだ。カーテンを閉め切っているから時間感覚もない。部屋を明るくすらしない僕を咎めるように、リリイさんは眉を顰める。
「しっかりと召し上がってくださいね」
「でも……食欲が……」
食べる気になんてなれない。むしろこのまま断食して死んでしまいたい。
リリイさんが落ち窪んだ僕の目元を見ている。支えるように両腕を差し出されて、思わず縋り付いてしまった。
「どうしよう……僕……」
「…………検査、しましょう」
彼女はなぜだかすべてわかっている風だった。凛々しく唇を引き締める強い女性の表情に、僕は少しだけ勇気づけられた。
検査の結果が出て、僕は部屋で一人沈んでいた。窓の外に広がる異国の風景はあまりに眩くて、僕をより暗いほうへ、孤独の影へと落としていくようだった。
――――光が、遠い。
ガチャッ
ノックもなしに扉が開く。僕は顔を上げる気力もなくて黙っていた。来客者は弾んだ声で、僕にとっての死刑宣告を放つ。
「ご懐妊、おめでとうございます」
目線だけをわずかに上げた。肩まで流れる黒髪。やっぱりな。それだけ確認して、すぐにまた己の膝に視線を戻した。
「堕ろしますか?」
「それは……ダメです」
何も話せる気はしなかったのに……僕の声が勝手にそれを否定していた。
堕ろす。至極当然の選択だ。もしその手助けを彼、マナトさんがしてくれるのなら、僕は素知らぬ顔をして祖国に帰ることができる。僕の家族と……今まで通り、幸せに暮らせるのだ。
それでも堕ろすことなど考えられない。だって、命なんだ。すでにこの世に存在して、僕のお腹の中で、生きている……。
「産むのですね。それではご出産まで、今後一切のお世話は私どもがいたします。もちろん他言いたしませんのでご安心を。ああでも、ルシウス様にだけは……お伝えした方がよろしいですかね」
それだけ言うとマナトさんがあっさりと部屋を出て行く。
ルシウス……あれから何度も部屋に来たけど、鍵をかけて面会すら拒否した。だって今さら話し合ったって何も解決しやしない。ルシウスの口から飛び出す言葉がなんであろうと僕を深く傷つけるもののような気がして、怖かった。だけどそれももう限界だ。
バタバタと足音が近づいてきて、先ほどマナトさんが勝手に鍵を開けた扉が開く。
血相を変えたルシウスが、目の前で荒く呼吸をして、いる。
「俺、お前を守るよ!!」
手を取られた。ああやっぱり、と思った。コイツは馬鹿だから目の前の僕しか見えていないのだ。
ユーリにアタックされてそのまま付き合ってしまったのも、僕のいない時に侍女らと楽しんだのも一緒。結局コイツの行動原理なんてそんなものなのだ。
「俺、お前が大事なんだ。俺との子どもを産んでくれるなら、俺、俺もここに残って――――」
「ルシウスは国に帰って」
遮るようにしてポツリと呟く。信じられないものを見るような顔でルシウスは僕を凝視した。
何度も、いろんなパターンを考えた。これからのこと。僕はどうするべきなのか。だけれど僕にはルシウスと人生を共にする未来は選べなかった。
だってそれは、僕の大好きな親友、ユーリを悲しませることになる…………。
「子どもは僕一人で産むから、ルシウスはユーリのところに帰ってよ」
「ユーリなら、わ、わかってくれるよ」
「そういう問題じゃない」
この期に及んで、ユーリに事情説明でもする気なのか。それで二人の関係を許してもらおうと? どこまで人の気持ちに疎いのだろう。
ルシウスには失望することが多すぎた。それなのに、肉体関係だけ楽しもうと軽はずみな行為をしていた僕が、馬鹿だった。なんの覚悟もないのに、やっぱりあんなこと……するべきじゃなかった。
「まだ間に合うよ、お前は」
泣き腫らして痛みすら感じる目を細めて、笑ってみせる。ルシウスはハアハアと泣きそうな息遣いになっている。泣きたいのはこっちのほうだ。ばかやろう。
僕はルシウスを選ばない。まずはこの子を産まなければ。そんな、呪いのような使命感に蝕まれていた。
まだ胎動があるはずもないお腹をそっと撫でる。するとルシウスがそれを咎めるように僕の手を取った。
「ベルも、こっちでコッソリ産んでから帰ればいいだろ……!?」
時間が、止まったようだった。ルシウスが泣いている。一体どうして泣いているのかわからない。自分が選ばれなかったから? 僕と同じように、この子の命を諦められないから?
だけどこの子を産み落として、ジャオのもとに戻れというのは、あまりに、あまりに、身勝手だ…………。
「子どもはどうするんだよ!?!?」
気付いたら叫んでいた。僕の剣幕にルシウスが一歩退がる。
「僕と、お前の、子どもだよ……? トルテと同じように、きっと、可愛い……僕にとって、かけがえのない……」
思考より前に言葉が溢れていく。ジャオと子どものこと思い出して胸が張り裂けそうだった。僕にはもうそんな資格もないのに。家族を捨てる決断をした、僕には……。
「僕はもうジャオのもとには帰れない」
自分に言い聞かせるためにそう言った。ルシウスはグッと胸を抑えて歯を食いしばる。そして強い眼差しで僕を見返した。
これ以上どんなひどい言葉を言うつもりだ。やめろ。やめてくれ。ルシウスに喋らせないように僕は声を張り上げる。
「お前は帰るんだよ!! 早く!!」
「……ッ」
苦しい。僕は今、人生で築いてきたものすべてと決別しようとしている。
これからどんなふうに生きていくのかなんてまったくわからない。だけど、こうするしかないんだ。
子どもの命は奪えない。だから産む。家族を裏切る僕は、もう、家族には逢えない……。
「僕は死んだって、ジャオに、伝えておいて……」
震える声で告げる。ルシウスはそんな僕に腕を伸ばしかけて、グッともう片方の手で押さえ付けていた。
彼も今までの自分の無責任を痛感したのだろう。覚悟もないのに、手を差し伸べてはいけない。そうだ、それでいいんだ。
「ごめん」と消え入りそうな声で残して、ルシウスは部屋を出て行った。
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