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19.いただきます
いただきます④
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槙野は気にしていないようだが、美冬はなんとなく何か言うこともはばかられ、手持ち無沙汰になり綾奈にもらった紙袋の中身を見てみることにした。
袋の中にはオフホワイトのニットのワンピースらしきものが見える。
「どうした?」
「綾奈さんからのお祝いなの。すごく可愛いニットのワンピース。私が喜ぶのは分かるけど、祐輔が喜ぶってどういうことかしら? ニット好き?」
「俺が喜ぶ? いや……特にそういう性癖はないがな。萌え袖とかは可愛いとは思うけど、喜ぶってところまでは行かないしな。ミニ丈とかそういうことじゃないのか?」
「ああ……丈が短いとかね……」
そういうことはあるのかも、と美冬は袋から出してみた。首元はタートル。胸元が大きく開いているというわけでもないらしい。
大きなボタンで首の後ろで留めるようになっているのが可愛いデザインだ。
そしてふと美冬は気づく。
──これ……着たら背中がすごく開いてない?
背中が大きく開いていて、首の後ろでボタンで留めるデザイン。ボタンを外せば、ぱらりと脱げてしまうだろう。
それに背中、というより腰の下ギリギリのラインまで開いている気がする。さらに横から胸が見えるのではないだろうか?
もちろん丈も短い。
「これ……外には着ていけないわ」
「は?」
急にぼそりと呟いた美冬に運転席の槙野が驚いた声を上げる。
美冬は大体のデザインを見ればそれが着た時どういう状態になるか想像がつくのだ。
これは……。
真っ赤になってしまった。
「祐輔の言う通りよ。丈も短いし、背中が開きすぎてるの。お尻……隠れるかなあ……」
「すぐ帰るから着て見せろ」
「えー、恥ずかしいよー」
「それがいいんだろうが! それにプレゼントを着ないのは申し訳ないだろう」
先ほどまで驚くほどの安全運転だったくせに、急に車の性能を引き出そうとするのはどういうことか。
(やっぱりこの車スピード出るんじゃん!)
槙野の運動神経がいいことも認めるが、なんとなくいわゆるスピード違反とか言うやつではないのだろうか?
とにかく美冬としてはお巡りさんに見つからないことを祈るばかりだった。
マンションに到着したら追い立てられるように寝室のクローゼットで着替えさせられる。
槙野など自身が着替えるより美冬を先に着替えさせたくて仕方ないようだ。美冬をぐいぐいとクローゼットに押しやる。
「もー、何よー」
「いいから着てみろって」
美冬がウォークインクローゼットで袋から服を取り出し、広げてみるとやはり背中は相当開いている。
スカート丈は膝上10センチくらいなので短すぎるということはないが、それでも長くはない。
しかも袖などなくて、デザインとしてはエプロンに非常に類似しているが、素材がニットでいかにも洋服然としているのが妙に隠微さを醸し出しているような気がする。
背中が大きく開いているので、下着をつけていては逆にばっちり紐が見えてしまっておかしいことになりそうだ。
──ブラは外した方がいいかな。
袋の中にはオフホワイトのニットのワンピースらしきものが見える。
「どうした?」
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「ああ……丈が短いとかね……」
そういうことはあるのかも、と美冬は袋から出してみた。首元はタートル。胸元が大きく開いているというわけでもないらしい。
大きなボタンで首の後ろで留めるようになっているのが可愛いデザインだ。
そしてふと美冬は気づく。
──これ……着たら背中がすごく開いてない?
背中が大きく開いていて、首の後ろでボタンで留めるデザイン。ボタンを外せば、ぱらりと脱げてしまうだろう。
それに背中、というより腰の下ギリギリのラインまで開いている気がする。さらに横から胸が見えるのではないだろうか?
もちろん丈も短い。
「これ……外には着ていけないわ」
「は?」
急にぼそりと呟いた美冬に運転席の槙野が驚いた声を上げる。
美冬は大体のデザインを見ればそれが着た時どういう状態になるか想像がつくのだ。
これは……。
真っ赤になってしまった。
「祐輔の言う通りよ。丈も短いし、背中が開きすぎてるの。お尻……隠れるかなあ……」
「すぐ帰るから着て見せろ」
「えー、恥ずかしいよー」
「それがいいんだろうが! それにプレゼントを着ないのは申し訳ないだろう」
先ほどまで驚くほどの安全運転だったくせに、急に車の性能を引き出そうとするのはどういうことか。
(やっぱりこの車スピード出るんじゃん!)
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とにかく美冬としてはお巡りさんに見つからないことを祈るばかりだった。
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「もー、何よー」
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しかも袖などなくて、デザインとしてはエプロンに非常に類似しているが、素材がニットでいかにも洋服然としているのが妙に隠微さを醸し出しているような気がする。
背中が大きく開いているので、下着をつけていては逆にばっちり紐が見えてしまっておかしいことになりそうだ。
──ブラは外した方がいいかな。
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