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第一章 運命がずれた瞬間
1.約束のあとに
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デートの待ち合わせ場所に向かう途中、晴菜は康介から届いた短いメッセージを見て足を止めた。有楽町駅のホームで立ち尽くしたまま、スマホの画面をじっと見つめる。康介からのメッセージは、短く、そっけないものだった。
《ごめん、仕事入った。また今度でもいい?》
その一文を何度か読み返し、晴菜は小さく息を吐いた。胸の奥に、ちりちりと小さな苛立ちが泡のように浮かんでくる。康介の言う『仕事』が何を指すのか、晴菜にはもう聞かなくても分かっていた。きっとまた、ライブのリハーサルか、仲間との打ち合わせだ。音楽を理由にしたドタキャンは、この二年間で数えきれないほど経験している。
「……また今度、ね」
晴菜は小さくつぶやき、唇の端に自嘲気味な笑みを浮かべた。
前回も聞いた『今度』。それが『今日』だったはずなのに――
悲しさや怒りよりも、虚しさが胸を満たしていく。次々と電車が滑り込んでくるホームの雑踏を背に、晴菜はスマホをショルダーバッグに押し込み、立ち尽くした。
約束していたデートは、康介のバンドの活動にいつも後回しだった。彼の夢を応援したい気持ちは本物だった。けれど、こうやって何度も置き去りにされるたび、心のどこかで何かが擦り切れていくのを感じていた。
ざぁっと強い風が頬を打つ。乗る予定だった電車が目の前に滑り込んでくるが、康介にドタキャンされた今、その必要もない。晴菜はふっと視線を落とし、人の波に逆らうように踵を返した。
改札でICカードをかざすと、晴菜の心とは裏腹に軽快な音が鳴った。大きくため息を吐いて天を仰ぐと、初夏の澄んだ高い空が視界に映り込む。
――せっかく……新しいヒール、おろしたのに。
先週、『BARギャレットの開店五周年のボーナス』だ、と、店長の松本から手渡された寸志。それを持って胸を躍らせながら新しいヒールを買いに行っていた昨日の自分が道化のように思え、晴菜はまたひとつ大きなため息を吐いた。
「……」
まっすぐ帰る気にもなれず、晴菜はふらりと足を動かした。特に目的もなく、晴菜は歩き慣れた銀座の街中をゆっくりと彷徨い始めた。
「今日、別に休み取らなくてもよかったな……」
勤め始めて四年になるBARギャレットは、店長と晴菜、それから昨年の冬に入ってきた後輩の山口・今井の四人で回している。康介から今日なら行けそうと連絡を受け、急遽シフトを調整してもらって休みを取ったのに。
靄つく感情を持て余しながら、晴菜はふらふらと歩みを進める。ふと顔を上げると、見慣れた緑のロゴが入ったカップを手にしたスーツ姿の男性とすれ違った。正面のガラス越しに店内を覗くと、どのテーブルにもノートパソコンや本、会話に没頭する人々の姿が見える。
――ここなら、少し落ち着けるかも。
自動ドアが開くと、濃厚なコーヒーの香りとポップなBGMが晴菜を迎えた。カウンターには若いバリスタたちがテキパキと動き、ショーケースには色とりどりのペストリーが並んでいる。
晴菜は「アイスラテ、グランデで」と注文し、受け取りカウンターで店内用のプラスチックカップを受け取る。窓際の席に腰を下ろすと、外の陽射しがテーブルの上をやわらかく照らす。
汗をかいたグラスのストローに手を伸ばし、中身をくるりと攪拌する。カフェラテのミルクが溶け、淡いベージュ色に濁り始めた。その柔らかな色と反比例するように、自分の心も重く淀んでいく気がした。
――付き合って、二年になるのに。そんなにデートに行ったこと、ないなぁ……
康介と出会ったのは、三年前の音楽フェスだった。大学時代の友人に誘われて行った会場で、彼のバンドのパフォーマンスに目を奪われた。ステージ上の康介は、ギターを弾きながら歌う姿がまるで光を放つようだった。
その音楽フェスの後、偶然にも康介が勤め先のBARギャレットに来店。音楽を語る彼の情熱は、晴菜の退屈な世界に鮮やかな色を添えた。何度か言葉を交わすうちに康介に口説かれ、晴菜はそれを了承した。
交際が始まってからも、彼の夢を追いかける姿勢に心を動かされた。だが、時間が経つにつれ、その情熱が晴菜を置き去りにする理由に変わっていった。康介の生活は不規則で、約束はしばしば彼の『音楽の都合』で反故にされた。金銭感覚も合わず、散財する彼が『今は夢に投資する時期』と笑いながら言うたび、晴菜の胸には小さな違和感が積み重なった。
カラン、と、カップの中の氷が音を立てる。じわじわと薄まっていくカフェラテをぼんやりと見つめていると、スマホが小さく震えた。
画面には――『福寿酒屋』の文字。電話に出ると、声の主は京都に住む叔母の華子だった。
「叔母さん、こんにちは。どうしたの?」
『いきなりごめんなぁ』
華子の声は、いつもより少し弾んでいた。何かを勧められる予感が、した。
『実はな、お見合いの話があるんよ。興味あらへん?』
晴菜の父方の祖母は、京都の呉服屋の娘だった。その呉服屋は三兄妹の長男である父の兄が継ぎ、真ん中の華子は老舗の酒屋に嫁いで、晴菜の父は上京して商社勤めをしている。祖母が一昨年亡くなった後も、華子は何かと晴菜を気にかけ、こうやって時折連絡をくれていた。
「お見合い?」
『そうそう。うちが取引してる老舗の酒蔵さんのね、二番目の息子さんやねん。今は副社長してはるのよ。真面目にお家の仕事、よう手伝うてはるん。イケメンやのにええ子やで~。確か今年で二十九歳やったかな。晴菜ちゃんのひとつ上やわ』
電話口の華子が力説する声が耳朶を打つ。目を輝かせながら店頭の受話器を耳に当てている叔母の姿が容易に想像でき、晴菜は心の中で苦笑した。
「ありがとう、叔母さん。でも、私……今、お付き合いしてる人がいるから」
そう口にしながら、胸の奥がざらつく感触があった。康介との未来を思い描くたびに、いつも何か引っかかるものがあるからだ。金銭感覚も、時間の使い方も、価値観の細かなずれもある。彼の夢を追いかける姿は眩しかったけれど、晴菜はいつも影に立たされているような気がしていた。
それに、一年前に康介と引き合わせた晴菜の両親は、康介のことを「夢追い人で頼りない」と遠回しに評していた。晴菜自身も、彼とのすれ違いが積み重なるたび、自分のこれまでの生き方と、彼の奔放な生き方の間に溝があることを薄々感じていた。
『そうなん?』
「うん。だから、悪いけど……」
『ほな、写真だけでも見てみぃひん? イケメンやし、目の保養にはなるで~』
断る晴菜に華子は食い下がってくる。どうやら諦めが悪いらしい。晴菜は軽くため息をつくと、少し間を置いて答えた。
「……じゃあ……写真だけ、ね」
『ほんまに? ほなら、郵便で釣書ごと送るさかい。今スマホ教室に通っててな、写真の送り方習ってるねん。あん子の写真、スマホのカメラで撮ってそれでも送るわ。あっ、チャレンジしてみるけどな、もしできひんかったらごめんなぁ』
華子の声が嬉しそうに弾む。晴菜は電話を切り、スマホを目の前のテーブルに放り出した。
――今の私が……二十代前半だったら。
もっと若いころだったら、彼の夢や生き方に自分も合わせていけるかもしれないと思えただろう。けれど、三十路が目前に迫る今、康介と共に歩む未来が見えないことに焦りを感じているのも、紛れもない事実だった。
不意に、テーブルの上のスマホが振動した。きっと叔母が写真を送ってきてくれたのだろう。気は進まないが、写真を見ても乗り気になれないと返事をすれば、叔母も諦めてくれるだろうか。
そう考えた晴菜がスマホに手を伸ばそうとしたその瞬間、店の外を通り過ぎる二人組が目に入った。
――康……介?
彼の隣には、見覚えのない女性。いや、メイクが薄いだけで、見覚えはあるような気がする。康介のバンドの、キーボーディスト。
彼女は左手の甲を嬉しそうに眺め、康介はそんな彼女の肩を抱き寄せて笑っていた。陽の光を受けた、約束された幸福を思わせる淡い青のジュエリーショップの紙袋が、きらりと輝いた。
ガラス越しに、康介と目が――合った。視線が、確かに絡み合った。
康介は一瞬だけ驚いたように目を見開いたが、そのままふいと視線を逸らした。その瞬間、晴菜の耳から世界の音が遠のいた。
康介の笑顔が、女性の楽しげな仕草が、スローモーションのように脳裏に焼き付いた。心臓が早鐘を打ち、胸の奥で何かが砕ける音がした。
「――っ!」
晴菜は無意識に椅子を乱暴に引き、テーブルの上のアイスラテをそのままに店を飛び出した。
初夏のぬるい風が頬を打つ。雑踏の中を、どこへ向かうともなく歩き続ける。
康介の笑顔が、女性の手元で光る何かが、頭の中でぐるぐると繰り返される。
晴菜はその日、夜通しスマホを握りしめたまま、通知を待った。
けれど、康介からの連絡は――それきり、一度もなかった。
《ごめん、仕事入った。また今度でもいい?》
その一文を何度か読み返し、晴菜は小さく息を吐いた。胸の奥に、ちりちりと小さな苛立ちが泡のように浮かんでくる。康介の言う『仕事』が何を指すのか、晴菜にはもう聞かなくても分かっていた。きっとまた、ライブのリハーサルか、仲間との打ち合わせだ。音楽を理由にしたドタキャンは、この二年間で数えきれないほど経験している。
「……また今度、ね」
晴菜は小さくつぶやき、唇の端に自嘲気味な笑みを浮かべた。
前回も聞いた『今度』。それが『今日』だったはずなのに――
悲しさや怒りよりも、虚しさが胸を満たしていく。次々と電車が滑り込んでくるホームの雑踏を背に、晴菜はスマホをショルダーバッグに押し込み、立ち尽くした。
約束していたデートは、康介のバンドの活動にいつも後回しだった。彼の夢を応援したい気持ちは本物だった。けれど、こうやって何度も置き去りにされるたび、心のどこかで何かが擦り切れていくのを感じていた。
ざぁっと強い風が頬を打つ。乗る予定だった電車が目の前に滑り込んでくるが、康介にドタキャンされた今、その必要もない。晴菜はふっと視線を落とし、人の波に逆らうように踵を返した。
改札でICカードをかざすと、晴菜の心とは裏腹に軽快な音が鳴った。大きくため息を吐いて天を仰ぐと、初夏の澄んだ高い空が視界に映り込む。
――せっかく……新しいヒール、おろしたのに。
先週、『BARギャレットの開店五周年のボーナス』だ、と、店長の松本から手渡された寸志。それを持って胸を躍らせながら新しいヒールを買いに行っていた昨日の自分が道化のように思え、晴菜はまたひとつ大きなため息を吐いた。
「……」
まっすぐ帰る気にもなれず、晴菜はふらりと足を動かした。特に目的もなく、晴菜は歩き慣れた銀座の街中をゆっくりと彷徨い始めた。
「今日、別に休み取らなくてもよかったな……」
勤め始めて四年になるBARギャレットは、店長と晴菜、それから昨年の冬に入ってきた後輩の山口・今井の四人で回している。康介から今日なら行けそうと連絡を受け、急遽シフトを調整してもらって休みを取ったのに。
靄つく感情を持て余しながら、晴菜はふらふらと歩みを進める。ふと顔を上げると、見慣れた緑のロゴが入ったカップを手にしたスーツ姿の男性とすれ違った。正面のガラス越しに店内を覗くと、どのテーブルにもノートパソコンや本、会話に没頭する人々の姿が見える。
――ここなら、少し落ち着けるかも。
自動ドアが開くと、濃厚なコーヒーの香りとポップなBGMが晴菜を迎えた。カウンターには若いバリスタたちがテキパキと動き、ショーケースには色とりどりのペストリーが並んでいる。
晴菜は「アイスラテ、グランデで」と注文し、受け取りカウンターで店内用のプラスチックカップを受け取る。窓際の席に腰を下ろすと、外の陽射しがテーブルの上をやわらかく照らす。
汗をかいたグラスのストローに手を伸ばし、中身をくるりと攪拌する。カフェラテのミルクが溶け、淡いベージュ色に濁り始めた。その柔らかな色と反比例するように、自分の心も重く淀んでいく気がした。
――付き合って、二年になるのに。そんなにデートに行ったこと、ないなぁ……
康介と出会ったのは、三年前の音楽フェスだった。大学時代の友人に誘われて行った会場で、彼のバンドのパフォーマンスに目を奪われた。ステージ上の康介は、ギターを弾きながら歌う姿がまるで光を放つようだった。
その音楽フェスの後、偶然にも康介が勤め先のBARギャレットに来店。音楽を語る彼の情熱は、晴菜の退屈な世界に鮮やかな色を添えた。何度か言葉を交わすうちに康介に口説かれ、晴菜はそれを了承した。
交際が始まってからも、彼の夢を追いかける姿勢に心を動かされた。だが、時間が経つにつれ、その情熱が晴菜を置き去りにする理由に変わっていった。康介の生活は不規則で、約束はしばしば彼の『音楽の都合』で反故にされた。金銭感覚も合わず、散財する彼が『今は夢に投資する時期』と笑いながら言うたび、晴菜の胸には小さな違和感が積み重なった。
カラン、と、カップの中の氷が音を立てる。じわじわと薄まっていくカフェラテをぼんやりと見つめていると、スマホが小さく震えた。
画面には――『福寿酒屋』の文字。電話に出ると、声の主は京都に住む叔母の華子だった。
「叔母さん、こんにちは。どうしたの?」
『いきなりごめんなぁ』
華子の声は、いつもより少し弾んでいた。何かを勧められる予感が、した。
『実はな、お見合いの話があるんよ。興味あらへん?』
晴菜の父方の祖母は、京都の呉服屋の娘だった。その呉服屋は三兄妹の長男である父の兄が継ぎ、真ん中の華子は老舗の酒屋に嫁いで、晴菜の父は上京して商社勤めをしている。祖母が一昨年亡くなった後も、華子は何かと晴菜を気にかけ、こうやって時折連絡をくれていた。
「お見合い?」
『そうそう。うちが取引してる老舗の酒蔵さんのね、二番目の息子さんやねん。今は副社長してはるのよ。真面目にお家の仕事、よう手伝うてはるん。イケメンやのにええ子やで~。確か今年で二十九歳やったかな。晴菜ちゃんのひとつ上やわ』
電話口の華子が力説する声が耳朶を打つ。目を輝かせながら店頭の受話器を耳に当てている叔母の姿が容易に想像でき、晴菜は心の中で苦笑した。
「ありがとう、叔母さん。でも、私……今、お付き合いしてる人がいるから」
そう口にしながら、胸の奥がざらつく感触があった。康介との未来を思い描くたびに、いつも何か引っかかるものがあるからだ。金銭感覚も、時間の使い方も、価値観の細かなずれもある。彼の夢を追いかける姿は眩しかったけれど、晴菜はいつも影に立たされているような気がしていた。
それに、一年前に康介と引き合わせた晴菜の両親は、康介のことを「夢追い人で頼りない」と遠回しに評していた。晴菜自身も、彼とのすれ違いが積み重なるたび、自分のこれまでの生き方と、彼の奔放な生き方の間に溝があることを薄々感じていた。
『そうなん?』
「うん。だから、悪いけど……」
『ほな、写真だけでも見てみぃひん? イケメンやし、目の保養にはなるで~』
断る晴菜に華子は食い下がってくる。どうやら諦めが悪いらしい。晴菜は軽くため息をつくと、少し間を置いて答えた。
「……じゃあ……写真だけ、ね」
『ほんまに? ほなら、郵便で釣書ごと送るさかい。今スマホ教室に通っててな、写真の送り方習ってるねん。あん子の写真、スマホのカメラで撮ってそれでも送るわ。あっ、チャレンジしてみるけどな、もしできひんかったらごめんなぁ』
華子の声が嬉しそうに弾む。晴菜は電話を切り、スマホを目の前のテーブルに放り出した。
――今の私が……二十代前半だったら。
もっと若いころだったら、彼の夢や生き方に自分も合わせていけるかもしれないと思えただろう。けれど、三十路が目前に迫る今、康介と共に歩む未来が見えないことに焦りを感じているのも、紛れもない事実だった。
不意に、テーブルの上のスマホが振動した。きっと叔母が写真を送ってきてくれたのだろう。気は進まないが、写真を見ても乗り気になれないと返事をすれば、叔母も諦めてくれるだろうか。
そう考えた晴菜がスマホに手を伸ばそうとしたその瞬間、店の外を通り過ぎる二人組が目に入った。
――康……介?
彼の隣には、見覚えのない女性。いや、メイクが薄いだけで、見覚えはあるような気がする。康介のバンドの、キーボーディスト。
彼女は左手の甲を嬉しそうに眺め、康介はそんな彼女の肩を抱き寄せて笑っていた。陽の光を受けた、約束された幸福を思わせる淡い青のジュエリーショップの紙袋が、きらりと輝いた。
ガラス越しに、康介と目が――合った。視線が、確かに絡み合った。
康介は一瞬だけ驚いたように目を見開いたが、そのままふいと視線を逸らした。その瞬間、晴菜の耳から世界の音が遠のいた。
康介の笑顔が、女性の楽しげな仕草が、スローモーションのように脳裏に焼き付いた。心臓が早鐘を打ち、胸の奥で何かが砕ける音がした。
「――っ!」
晴菜は無意識に椅子を乱暴に引き、テーブルの上のアイスラテをそのままに店を飛び出した。
初夏のぬるい風が頬を打つ。雑踏の中を、どこへ向かうともなく歩き続ける。
康介の笑顔が、女性の手元で光る何かが、頭の中でぐるぐると繰り返される。
晴菜はその日、夜通しスマホを握りしめたまま、通知を待った。
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